JPH0667555A - 作像装置 - Google Patents

作像装置

Info

Publication number
JPH0667555A
JPH0667555A JP22139492A JP22139492A JPH0667555A JP H0667555 A JPH0667555 A JP H0667555A JP 22139492 A JP22139492 A JP 22139492A JP 22139492 A JP22139492 A JP 22139492A JP H0667555 A JPH0667555 A JP H0667555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
semiconductor layer
image forming
optical semiconductor
charged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22139492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Uchimoto
吉博 内本
Hirofumi Nakagawa
裕文 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUNIKO KK
Original Assignee
YUNIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUNIKO KK filed Critical YUNIKO KK
Priority to JP22139492A priority Critical patent/JPH0667555A/ja
Publication of JPH0667555A publication Critical patent/JPH0667555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子写真方式を使用した複写機,プリンタ装
置,あるいはファクシミリ装置における作像装置からの
オゾンやNOX等の有害物質の発生量を低減させること。 【構成】作像ローラ10は、金属製の芯金11,半導電
層12,光半導体層13,多孔性絶縁性被膜14とから
構成されている。露光部30によって作像ローラ10の
表面に露光すると、光半導体層13には導電状態の部分
が生成され、この部分が潜像ドラム30と対面する位置
まで回転すると、多孔性絶縁性被膜14の微小孔から放
電し、対面する潜像ドラム20の誘電体層22の表面に
帯電して潜像が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾンやNOX等の有害
物質の発生量が低減される電子写真方式を使用した複写
機,プリンタ装置,あるいはファクシミリ装置における
作像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を使用した複写機,
プリンタ装置,あるいはファクシミリ装置においては、
多数のコロナ帯電器が用いられている。例えば、帯電工
程においては、コロナ帯電器を用いて感光ドラム等の画
像形成部材の表面を均一な電位に帯電している。また、
転写工程においても、コロナ帯電器を用いて感光ドラム
上に形成されているトナー像を記録紙側に転写し、また
記録紙を感光ドラムから分離するためにも除電用のコロ
ナ帯電器が用いられている。
【0003】これらの帯電工程,転写工程,あるいは除
電工程で用いられているコロナ帯電器は、シールドケー
ス内に装着されているコロナワイヤに例えば6KV程度の
高電圧を印加し、この高電圧によってコロナワイヤの周
囲空間をイオン化し、電離作用によって生じた放電電荷
により感光ドラム等の画像形成部材の表面を一様に帯電
させるように構成されている。
【0004】しかし、このようなコロナ帯電器は、コロ
ナワイヤとシールドケースとの隙間が広いために、6KV
程度の高電圧を要するので、人体にとって有害なオゾ
ン,N OXが多量に発生するという問題があった。このオ
ゾン,NOXの発生量を低減するには、コロナ電圧を低く
する必要があり、そのために、ブラシ帯電方式やローラ
帯電方式のような接触帯電方式が提案されている。
【0005】ブラシ帯電方式は、構造が簡単にはなる
が、ブラシが倒れる問題や、クリーニングが完全にでき
ない問題や、放電制御が困難となる問題や、生成された
画像にブラシによる掃き目が生じるという問題等がある
ので、種々のローラー帯電方式が特開昭64−7336
4,特開昭64−73365,特開昭64−7336
7,特開平2−28669等において提案されている。
【0006】本出願人が特開平2−28669において
提案した放電装置を、図4に基づいて概説する。金属製
のベース電極部材91の外周面上に例えばカーボン粒子92
が含浸されている導電性ゴム層93を形成する。ゴム材料
中に多量のカーボン粒子92を含浸させると、カーボン粒
子は鎖状になって多数の導電路94を形成するものと考え
られる。この鎖状カーボン粒子の導電路94の一端はベー
ス電極部材91の表面に接触し、他端は導電性ゴム層93の
表面上に露出する。
【0007】従って、ゴム層93の表面にはカーボン粒子
の粒径である1μm以下程度の微小突起が多数形成され
ることになる。そして、前記ゴム層93の上に例えば厚さ
20μmの多孔性絶縁皮膜95を形成して放電体96を構成
する。この放電体96を、感光ローラ等の被帯電物97の表
面に当接させる。この被帯電物97は、アルミニウム製の
ベースドラム98上に感光層が形成されている。そして、
前記放電体96と被帯電物97との間に直流高電圧を印加す
る。
【0008】ゴム層93の表面に露出したカーボン粒子が
放電電極の放電先端部を構成するので、その近傍におい
て気中放電が生じ、発生した放電電荷が被帯電物97の方
向へ放出され、被帯電物97の表面を均一に帯電させる。
この場合、放電先端部の曲率を極めて大きくできるとと
もに、放電電極と被帯物との隙間を極めて微小な距離に
できるので、放電開始電圧を低くすることができる。よ
って、オゾンの発生は低減されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上述したよう
な帯電ローラ方式によれば、オゾンの発生を低減でき
る。しかし、更なる要求としての装置の構造のシンプル
化に関しては、十分に対応できるものではなかった。即
ち、被帯電部97の表面を帯電させる機構と帯電させた電
荷を露光によって潜像化する機構との二つの機構を要す
るので装置を十分にシンプルにするとはできなかったの
である。
【0010】本発明は、電極部材,半導電層,光半導体
層,あるいはその上に多孔性絶縁性被膜を形成した放電
体に直接露光して放電体の表面に放電しやすい状態を生
成し、対面する被帯電部材の表面に放電による潜像を生
成する装置を提供することを目的としているものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の作像装置におい
ては、電極部材,体積固有抵抗が104 〜1010Ω・cm
の半導電層,及び光半導体層を有する放電体と、この放
電体を絶縁状態で支持する支持部材と、前記電極部材に
放電電圧を印加する電源装置と、前記光半導体層の所望
の部分に露光する露光装置とを備え、前記光半導体層の
所望の部分に露光させることによって電荷を生成し、前
記電源装置からの電流供給により当該部分の前記光半導
体層の表面から放出される放電電荷によって被帯電部材
表面の所定の部分を帯電させるように構成した。
【0012】また、前記放電体の表面の少なくとも一部
に多孔性絶縁性被膜を設けてもよい。
【0013】
【作用】本発明によれば、電極部材1,比抵抗が104
〜1010Ω・cmの半導電層2,光半導体層3を有する放
電体5に、電源装置6による放電電圧を印加する。被帯
電部材7はベース電極8と誘電体層9とから構成されて
いる。即ち、前記放電体5と前記被帯電部材7とに放電
電圧が印加されるのである。
【0014】光半導体層の露光しない部分Aは、前記半
導電層と光半導体層が非導通状態となっているので、表
面は同一電荷に帯電する。前記光半導体層に露光する
と、露光した部分Bは導通状態となるので、露光した部
分の表面において気中放電が開始し、その部分から放電
電荷が放出される。この放電電荷によって、前記被帯電
部材7の誘電体層9の表面は帯電して潜像Cが形成され
るのである。
【0015】この潜像Cを現像部において、トナーを付
着させることによって現像し、転写・定着すると、電子
写真式の複写機やプリンタ装置が実現できる。なお、前
記放電体5の表面の少なくとも一部に多孔性絶縁性被膜
4を形成すると、放電電荷は孔の部分から放出される。
また、前記放電体5の表面が多孔性絶縁性被膜4で覆わ
れて、前記半導電層と光半導体層が露出しない。更に、
多孔性絶縁性被膜4の膜厚によって、放電電圧の制御が
容易になる。
【0016】前記光半導体層としては、被帯電体の極性
に合わせて、P型半導体もしくはN型半導体,又は積層
タイプもしくはバインダータイプの各種類から選定する
ことができる。図1,図4,図5,図6に、放電体の各
種の組み合わせの例を示す。図1における光半導体層3
は、CT材(電荷輸送材)層とCG材(電荷発生材)層
とが積層された積層タイプであって、表面には多孔性絶
縁性被膜4が形成されている。
【0017】図4における光半導体層3は、CT材層と
CG材層とが積層された積層タイプであって、表面には
多孔性絶縁性被膜4を備えていない。図5における光半
導体層3は、CT材の中にCG材が分散されたバインダ
ータイプであって、表面には多孔性絶縁性被膜4が形成
されている。図6における光半導体層3は、CT材の中
にCG材が分散されたバインダータイプであって、表面
には多孔性絶縁性被膜4を備えていない。
【0018】
【実施例】以下に本発明の作像装置の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図2において、10は作像ロー
ラ、20は潜像ドラム、30は露光部である。そして、
前記作像ローラ10は、電極部材としての金属製の芯金
11,半導電層12,光半導体層13,及びこの作像ロ
ーラ10の表面を覆う多孔性絶縁性被膜14とから構成
されている。更に、潜像消去用のイレーサランプ15と
クリーニング装置16を備えている。
【0019】前記潜像ドラム20は、アルミニウム製の
ベース電極21の表面に誘電体層22が形成されてい
る。また、トナーを供給する現像部23,転写部24,
クリーニング部25,被帯電体除電装置26も備えてい
る。前記露光部30は、レーザービームもしくはLED ア
レイ等によって露光する装置である。
【0020】そして、高圧直流電源40が、前記作像ロ
ーラ10の芯金11と前記潜像ドラム20のベース電極
21とに接続されている。前記作像ローラ10は回転す
る前記潜像ドラム20に従って回転する。
【0021】上記構成において、別途光学的に読み取っ
た原稿の画像から順次生成される一次元データもしくは
別途生成されたイメージ画像から順次生成される一次元
データに応じたパターンを、前記露光部30は、回転す
る前記作像ローラ10の表面に順次露光する。
【0022】露光のパターンに応じて、前記作像ローラ
10の光半導体層13には導電状態(電荷が移動可能な
状態)のパターンが生成される。この導電状態のパター
ンが前記潜像ドラム30と対面する位置まで回転する
と、前記パターンに応じて多孔性絶縁性被膜14の微小
孔から放電開始する。この放電によって対面する潜像ド
ラム20の誘電体層22の表面が帯電する。即ち、潜像
ドラム20の誘電体層22の表面には、前記露光された
パターンに応じた潜像が生成されるのである。
【0023】現像部23においては、前記潜像に反対電
荷のトナーを付着させて現像し、転写部24において
は、現像されたパターンのトナーを用紙Pに転写する。
用紙Pに転写されたトナーは加熱ローラ等によって定着
されて、複写もしくは印刷が完了するのである。
【0024】前記潜像ドラム20の表面は、転写後にク
リーニング装置25によってクリニングされ、被帯電体
除電装置26によって初期化状態になる。また、前記作
像ローラ10の表面にランプ15で一様な露光を与える
ことによって、光半導体層の状態を均一にする。
【0025】このようにして、露光パターンに応じた潜
像を潜像ドラム20に生成することが可能となるのであ
る。上記作像装置の等価回路図を示した図3において、
51は電源装置40、52は電極11、53は半導電層
12、54は露光によってスイッチ55がオンする光半
導体13、56は放電ギャップ、57は誘電体層22に
対応している。
【0026】上記露光位置は、前記作像ローラ10と潜
像ドラム20との対面部分と、対面部分から僅かに先だ
った位置との間の部分であれば良い。即ち、図2に破線
で示した露光装置31の位置でもよい。なお、前記多孔
性絶縁性被膜14がなくても放電して潜像ドラム20に
潜像を生成するすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の作像装置によれば、光半導体層
を備えた放電体に直接露光することによって放電しやす
い状態にし、対面する被帯電部材の表面との間で放電さ
せ、被帯電部材の表面を帯電させて潜像を生成すること
ができるので、電子写真式の複写機やプリンタ装置がシ
ンプルな構造になるとともに、低い電圧で帯電させるこ
とができるので、オゾンガスの発生を大幅に低減するこ
とができ、人体への悪影響を抑えることができるという
効果が得られるのである。また、放電体の表面を多孔性
絶縁性被膜で覆うことにより、前記半導電層と光半導体
層が露出しないので、放電体の耐久性が向上し、表面が
クリーニングされやすくなり、放電電圧の制御が容易に
なるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作像装置の原理を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例の作像装置を用いた電子写真装
置の要部の構造図である。
【図3】本発明の実施例の作像装置の等価回路図であ
る。
【図4】本発明の放電体の別の構成例を示す模式図であ
る。
【図5】本発明の放電体の別の構成例を示す模式図であ
る。
【図6】本発明の放電体の別の構成例を示す模式図であ
る。
【図7】従来例の帯電装置の原理を示す模式図である。
【符号の説明】
10 作像ローラ(放電体) 20 潜像ドラム(被帯電部材) 30 露光部 11 金属製の芯金(電極部材) 12 半導電層 13 光半導体層 14 多孔性絶縁性被膜 40 電源装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極部材,体積固有抵抗が104 〜1010
    Ω・cmの半導電層,及び光半導体層を有する放電体と、
    この放電体を絶縁状態で支持する支持部材と、前記電極
    部材に放電電圧を印加する電源装置と、前記光半導体層
    の所望の部分に露光する露光装置とを備え、前記光半導
    体層の所望の部分に露光させることによって電荷を生成
    し、前記電源装置からの電流供給により当該部分の前記
    光半導体層の表面から放出される放電電荷によって被帯
    電部材表面の所定の部分を帯電させることを特徴とする
    作像装置。
  2. 【請求項2】電極部材,体積固有抵抗が104 〜1010
    Ω・cmの半導電層,光半導体層,及びこれらの表面の少
    なくとも一部に設けられた多孔性絶縁性被膜とを有する
    放電体と、この放電体を絶縁状態で支持する支持部材
    と、前記電極部材に放電電圧を印加する電源装置と、前
    記光半導体層の所望の部分に露光する露光装置とを備
    え、前記光半導体層の所望の部分に露光させることによ
    って電荷を生成し、前記電源装置からの電流供給により
    当該部分の前記光半導体層の表面から放出される放電電
    荷によって被帯電部材表面の所定の部分を帯電させるこ
    とを特徴とする作像装置。
JP22139492A 1992-08-20 1992-08-20 作像装置 Pending JPH0667555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22139492A JPH0667555A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 作像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22139492A JPH0667555A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 作像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0667555A true JPH0667555A (ja) 1994-03-11

Family

ID=16766080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22139492A Pending JPH0667555A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 作像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0667555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068987A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 キヤノン株式会社 電子写真用の導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068987A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 キヤノン株式会社 電子写真用の導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5895363A (ja) 電子写真装置用コロナ放電装置
US20070092288A1 (en) Electrophotographic image forming apparatus and developing method thereof
JPH0667555A (ja) 作像装置
JPH1195523A (ja) 画像形成装置
JPH04275569A (ja) 帯電装置
JPH10207222A (ja) 静電潜像の現像機構
JPH1097119A (ja) イオン発生装置及びこのイオン発生装置を備えた画像形成装置
JPH06222649A (ja) 帯電装置
JPH0746929Y2 (ja) 転写装置
JPH05119579A (ja) 電子写真装置の帯電装置
JP2896181B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP3715550B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JPS62168173A (ja) 帯電装置
JPH0820793B2 (ja) 導電ブラシ帯電装置
JPH0695478A (ja) 接触帯電装置
JP2004037600A (ja) 画像形成装置
JP4178487B2 (ja) 画像形成装置
JP2518826Y2 (ja) 電子写真式画像形成装置における帯電器
JPH04275570A (ja) 帯電装置
KR960029925A (ko) 전자 복사기
JPH049991A (ja) 画像形成装置
JPH0797247B2 (ja) 画像形成装置
JPH0527555A (ja) 帯電装置
JPH06258919A (ja) 電子写真印刷装置
JPH02173773A (ja) 画像形成方法および装置