JPH0667247U - アンチスキッド装置のアクチュエータユニット配設構造 - Google Patents
アンチスキッド装置のアクチュエータユニット配設構造Info
- Publication number
- JPH0667247U JPH0667247U JP1520893U JP1520893U JPH0667247U JP H0667247 U JPH0667247 U JP H0667247U JP 1520893 U JP1520893 U JP 1520893U JP 1520893 U JP1520893 U JP 1520893U JP H0667247 U JPH0667247 U JP H0667247U
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- Japan
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- cowl
- front cowl
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクチュエータユニットの作動音が車室の乗
員にとって騒音にならないようにすると共に、同上アク
チュエータユニットの支持が強固になされるようにす
る。 【構成】 前後に配設されるエンジンルーム2と車室3
との間に、側面断面が箱形をなすフロントカウル4を設
ける。このフロントカウル4の前下方近傍に前輪懸架用
ストラットを支持するストラットハウジング12を設け
る。上記フロントカウル4の前面15と、ストラットハ
ウジング12の上面16とで挟まれた隅部空間17にア
クチュエータユニット18を配設する。このアクチュエ
ータユニット18を上記フロントカウル4とストラット
ハウジング12の少なくともいずれかに支持させる。
員にとって騒音にならないようにすると共に、同上アク
チュエータユニットの支持が強固になされるようにす
る。 【構成】 前後に配設されるエンジンルーム2と車室3
との間に、側面断面が箱形をなすフロントカウル4を設
ける。このフロントカウル4の前下方近傍に前輪懸架用
ストラットを支持するストラットハウジング12を設け
る。上記フロントカウル4の前面15と、ストラットハ
ウジング12の上面16とで挟まれた隅部空間17にア
クチュエータユニット18を配設する。このアクチュエ
ータユニット18を上記フロントカウル4とストラット
ハウジング12の少なくともいずれかに支持させる。
Description
【0001】
この考案は、自動車に搭載されるアンチスキッド装置のアクチュエータユニッ ト配設構造に関する。
【0002】
自動車の走行中に急制動をしたとき、車輪がロックされると、車体は横滑りし 易くなる。そこで、この横滑りを防止するため、従来からアンチスキッド装置が 設けられている。
【0003】 このアンチスキッド装置は、一般に、車速センサからの検出信号を演算処理す るコンピューターを備え、かつ、このコンピューターの出力信号に基づき、制動 用の油圧を調整して制動力を制御するアクチュエータユニットを備えている。
【0004】 上記アクチュエータユニットは、自動車の走行中、上記したようにコンピュー ターの出力信号を入力して、常に弁の切り替え作動を繰り返し行い、上記したよ うに制動用の油圧を調整する。
【0005】 上記構成において、従来、アクチュエータユニットがエンジンルームに収納さ れて、ダッシュパネルの前面側に支持されたものがある(実開平2‐93169 号公報)。
【0006】
ところで、ダッシュパネルは、通常、面積の広い単一の平板であるため、上記 従来構成のように、このダッシュパネルの前面側にアクチュエータユニットを支 持させると、その作動音が上記ダッシュパネルを容易に透過してその後面側の車 室に達し、これが乗員に対しての騒音になるという問題がある。
【0007】 また、上記アクチュエータユニットは油圧の調整弁であって重量物であるのに 対し、ダッシュパネルは上記したように面積の広い平板であって、十分の強度が 得にくいものである。このため、このダッシュパネルに対しアクチュエータユニ ットを支持させたとき、その支持強度が不足するおそれがある。
【0008】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、アクチュエータユ ニットの作動音が車室の乗員にとって騒音にならないようにすると共に、同上ア クチュエータユニットの支持が強固になされるようにすることを主目的とする。
【0009】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、前後に配設される エンジンルームと車室との間に、側面断面が箱形をなすフロントカウルを設け、 このフロントカウルの前下方近傍に前輪懸架用ストラットを支持するストラット ハウジングを設けた場合に、上記フロントカウルの前面と、ストラットハウジン グの上面とで挟まれた隅部空間にアクチュエータユニットを配設して、このアク チュエータユニットを上記フロントカウルとストラットハウジングの少なくとも いずれかに支持させた点にある。
【0010】
上記構成による作用は次の如くである。
【0011】 前後に配設されるエンジンルーム2と車室3との間に、側面断面が箱形をなす フロントカウル4を設け、このフロントカウル4の前下方近傍に前輪懸架用スト ラットを支持するストラットハウジング12を設けた場合に、上記フロントカウ ル4の前面15と、ストラットハウジング12の上面16とで挟まれた隅部空間 17にアクチュエータユニット18を配設してある。
【0012】 このため、車室3に直接的に向おうとするアクチュエータユニット18の作動 音23は、箱形断面のフロントカウル4によって効果的に遮音される。
【0013】 また、フロントカウル4は上記したように箱形断面であり、また、ストラット ハウジング12は前輪懸架用のストラットを支持するものであって、いずれも高 強度なものである。
【0014】 そして、これらフロントカウル4とストラットハウジング12の少なくともい ずれかに上記アクチュエータユニット18が支持されており、このため、このア クチュエータユニット18は十分強固に支持される。
【0015】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0016】 図中符号1は自動車の車体で、矢印Frはその前方を示している。なお、下記 する左右とは上記前方に向っての方向をいうものとする。
【0017】 2はエンジンルーム、3は車室で、これらエンジンルーム2と車室3は前後に 配設され、これらの間でその上部にフロントカウル4、下部にダッシュパネル5 が設けられている。
【0018】 上記フロントカウル4は左右に延びてその側面断面が箱形をなし、互いに溶接 されたアッパカウル7とロアカウル8とで構成されている。上記ダッシュパネル 5はその上端が上記ロアカウル8の下面に溶接され、下端側は車室3下面を形成 するフロアパネルの前端側に連結されている。
【0019】 上記エンジンルーム2の上端開口はフード9によって開閉自在に閉じられてい る。また、車室3の上部前面はフロントウィンド10によって閉じられている。
【0020】 上記フロントカウル4の前下方近傍で、ダッシュパネル5の前方近傍には左右 一対のストラットハウジング12が設けられ、これら各ストラットハウジング1 2は前輪懸架用ストラットの上端側を内有し、かつ、支持している。
【0021】 上記各ストラットハウジング12は左右各エプロン13の上部に一体成形され ると共に、ダッシュパネル5にも連結されて、十分に補強されている。
【0022】 上記フロントカウル4の右側前面15と、右側のストラットハウジング12の 上面16とで挟まれた隅部空間17は、エンジンルーム2において余剰空間とな っている。そこで、この余剰空間を利用するために、上記隅部空間17にアンチ スキッド装置を構成するアクチュエータユニット18が配設されている。このア クチュエータユニット18は左右一対のブラケット19,19とボルト20によ り上記ストラットハウジング12に着脱自在にねじ止めされ、これにより、スト ラットハウジング12に強固に支持されている。
【0023】 上記フロントカウル4の前面15において、アクチュエータユニット18に対 面する部分に凹所22が形成され、この凹所22に上記アクチュエータユニット 18の後部が嵌入されている。
【0024】 つまり、上記凹所22により、アクチュエータユニット18の配設空間が拡げ られ、換言すれば、フロントカウル4内の余剰空間の一部がアクチュエータユニ ット18の配設のために利用されている。
【0025】 上記実施例によると、車室3に直接的に向おうとするアクチュエータユニット 18の作動音23は、箱形断面のフロントカウル4によって効果的に遮音される 。また、同上アクチュエータユニット18から一旦下方に向った後、車室3に向 おうとする作動音23は、ストラットハウジング12とダッシュパネル5とを通 過することとなって、これも効果的に遮音される。よって、上記作動音23が車 室3の乗員にとって騒音になることは防止される。
【0026】 また、フロントカウル4は上記したように箱形断面であり、また、ストラット ハウジング12は前輪懸架用のストラットを支持するものであって、いずれも高 強度なものである。よって、上記ストラットハウジング12に支持されるアクチ ュエータユニット18は十分強固に支持されることとなる。
【0027】 更に、上記アクチュエータユニット18は油圧の調整弁であって重量物であっ て、ブラケット19,19によりストラットハウジング12の上方に支持される ため、フロントカウル4やストラットハウジング12における振動吸収用のマス ダンパとして働く。
【0028】 なお、以上は図示の例によるが、アクチュエータユニット18はフロントカウ ル4に支持させてもよい。
【0029】
この考案によれば、前後に配設されるエンジンルームと車室との間に、側面断 面が箱形をなすフロントカウルを設け、このフロントカウルの前下方近傍に前輪 懸架用ストラットを支持するストラットハウジングを設けた場合に、上記フロン トカウルの前面と、ストラットハウジングの上面とで挟まれた隅部空間にアクチ ュエータユニットを配設してある。
【0030】 このため、車室に直接的に向おうとするアクチュエータユニットの作動音は、 箱形断面のフロントカウルによって効果的に遮音される。よって、上記作動音が 車室の乗員にとって騒音になることは防止される。
【0031】 また、フロントカウルは上記したように箱形断面であり、また、ストラットハ ウジングは前輪懸架用のストラットを支持するものであって、いずれも高強度な ものである。
【0032】 そして、これらフロントカウルとストラットハウジングの少なくともいずれか に上記アクチュエータユニットが支持されたため、このアクチュエータユニット は十分強固に支持されることとなる。
【0033】 更に、上記アクチュエータユニットは油圧の調整弁であって重量物であるため 、フロントカウルやストラットハウジングにおける振動吸収用のマスダンパとし て利用できるという効果もある。
【図1】車体前部の側面断面図である。
【図2】車体前部の斜視図である。
1 車体 2 エンジンルーム 3 車室 4 フロントカウル 5 ダッシュパネル 12 ストラットハウジング 15 前面 16 上面 17 隅部空間 18 アクチュエータユニット 22 凹所 23 作動音
Claims (1)
- 【請求項1】 前後に配設されるエンジンルームと車室
との間に、側面断面が箱形をなすフロントカウルを設
け、このフロントカウルの前下方近傍に前輪懸架用スト
ラットを支持するストラットハウジングを設けた自動車
において、 上記フロントカウルの前面と、ストラットハウジングの
上面とで挟まれた隅部空間にアクチュエータユニットを
配設して、このアクチュエータユニットを上記フロント
カウルとストラットハウジングの少なくともいずれかに
支持させたアンチスキッド装置のアクチュエータユニッ
ト配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015208U JP2587209Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | アンチスキッド装置のアクチュエータユニット配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015208U JP2587209Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | アンチスキッド装置のアクチュエータユニット配設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667247U true JPH0667247U (ja) | 1994-09-22 |
JP2587209Y2 JP2587209Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=11882457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993015208U Expired - Fee Related JP2587209Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | アンチスキッド装置のアクチュエータユニット配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587209Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052526A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 自動二輪車のブレーキ配管構造及び自動二輪車 |
JP2010221727A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Suzuki Motor Corp | Absアクチュエータの取付構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0240631U (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1993015208U patent/JP2587209Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0240631U (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 |
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---|---|---|---|---|
JP2010052526A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 自動二輪車のブレーキ配管構造及び自動二輪車 |
JP2010221727A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Suzuki Motor Corp | Absアクチュエータの取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587209Y2 (ja) | 1998-12-16 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |