JPH0667125B2 - 充電表示回路 - Google Patents

充電表示回路

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JPH0667125B2
JPH0667125B2 JP60264461A JP26446185A JPH0667125B2 JP H0667125 B2 JPH0667125 B2 JP H0667125B2 JP 60264461 A JP60264461 A JP 60264461A JP 26446185 A JP26446185 A JP 26446185A JP H0667125 B2 JPH0667125 B2 JP H0667125B2
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裕一 加藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 充電式の電気カミソリ等に備わっている蓄電池の充電度
合を表示するようになっている充電表示回路に関する。
〔背景技術〕
充電式の電気カミソリ等の機器(以下、充電式機器とい
う)では、蓄電池の充電度合が100%に達していないの
に、充電途中で誤ってコンセントから抜き去るなどし
て、蓄電池の充電を中止してしまうことが起こり得る。
これを繰り返すと、蓄電池の劣化が早くなり、蓄電池寿
命を短くしたり、残容量表示を備えたものでは、残容量
表示が正確に出来なくなったりする。
これを防ぐため、従来から、充電式機器には、蓄電池の
充電度合を表示するようになっている充電表示回路が備
わっていた。充電式機器に用いられている従来の充電表
示回路の一つに、第7図にみるように、蓄電池の充電度
合が約100%に達するまで(図中、Aの領域)、赤のLED
(発光ダイオード)を点灯し、100%に達した後(図
中、Bの領域)、緑のLEDを点灯するように作動して蓄
電池の充電完了表示を行うものがあった。
ところが、このものは、常に表示を見ていないと、充電
度合が100%に達したときがわからないうえに、常に表
示を見ていても、充電度合が100%に達するときの予測
すらできないので、充電度合が100%に達した後に充電
式機器をすぐに使いたいと思っても使うことができず、
不便であった。また、充電度合が100%に達したときに
充電電流はI1からI2に低下するが、充電容量のばらつき
による蓄電池の容量不足の防止および蓄電池の活性化の
ため、充電度合が100%に達した後も、わずかであるがI
2分だけ流し続け、蓄電池の充電を続ける必要がある。
したがって、コンセントから充電式機器を抜くなどして
充電を中止しないときには、蓄電池が過容量となってし
まう。しかも、残容量表示を備えた充電式機器で、残容
量表示方式として、蓄電池が定格100%容量充電された
ものと設定し、使用分を減算していく方式を用いたもの
では、残容量表示に誤差が生じるという問題があった。
以上のものとは別に、従来の充電表示回路として、第8
図にみるように、充電度合が100%に達する少し前、す
なわち、充電度合が約80%に達するまで(図中、Cの領
域)、赤のLEDを点灯し、充電度合が約80%に達した後
(図中、Dの領域)、充電電流をI3からI4へ低下させ、
赤のLEDと緑のLEDとの交互点滅に変えて、充電完了表示
を行うものがある。しかし、このものは、充電度合が10
0%に達したときの表示を行わないので、充電度合が100
%に達したかどうかがわからないという欠点があった。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑みて、この発明は、蓄電池の充電度合が
100%に達するときの時間予測ができ、残容量表示を備
えた充電式機器に応用した場合には、その残容量表示を
より正確にさせることができる充電表示回路を提供する
ことを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、蓄電池を充電
中、その蓄電池の充電度合を表示するようになっている
充電表示回路において、充電開始から蓄電池の充電度合
が設計上100%に達する前の設計上定められた充電度合
までの第1の領域と蓄電池が前記設計上定められた充電
度合に達してから設計上100%の充電度合に達するまで
の第2の領域と蓄電池が設計上100%の充電度合に達し
た後の第3の領域とでそれぞれ異なる表示を行うように
なっているとともに、第2の領域内でも蓄電池の充電度
合に応じて異なる表示を行うようになっている充電表示
回路であって、第1に、前記第1,第2,第3の領域でそれ
ぞれ異なる表示を行うことが、第1の領域で第1のラン
プのみを点灯させ、第2の領域で第2のランプと第1の
ランプとを交互に繰り返し点滅させ、第3の領域で第2
のランプのみを点灯させることによってなされるととも
に、前記第2の領域内で蓄電池の充電度合に応じて異な
る表示を行うことが、第2のランプが点灯してから第1
のランプが消灯するまでの時間を1周期とし、周期の長
さを変えずに、1周期内における第1のランプの点灯時
間に対する第2のランプの点灯時間の割合を100%の充
電度合に近づくにつれて大きくすることによってなされ
ることを特徴とし、第2に、前記第1,第2,第3の領域で
それぞれ異なる表示を行うことが、第1の領域で第1の
ランプのみを点灯させ、第2の領域で第2のランプと第
1のランプとを交互に繰り返し点滅させ、第3の領域で
第2のランプのみを点灯させることによってなされると
ともに、前記第2の領域内で蓄電池の充電度合に応じて
異なる表示を行うことが、第2のランプ点灯してから第
1のランプが消灯するまでの時間を1周期とし、1周期
内における第1のランプの点灯時間に対する第2のラン
プの点灯時間の割合を変えずに、周期の長さを100%の
充電度合に近づくにつれて短くすることによってなされ
ることを特徴とする。
以下にこれを、その一実施例を充電式電気カミソリに応
用した例をあらわす図面を参照しながら詳しく説明す
る。
第4図および第5図にみるように、この充電式電気カミ
ソリは、蓄電池と充電回路と充電表示回路1と残容量表
示2とを備えている。充電表示回路1は、A/Dコンバ
ータと演算制御回路と表示回路からなり、蓄電池の蓄電
池電圧をA/Dコンバータを通して演算制御回路に入力
し、表示回路の赤のLED(第1のランプ)3または緑のL
ED(第2のランプ)4を駆動するようになっている。赤
のLED3と緑のLED4は、赤のLED3が点灯すれば緑のLED4が
消え、緑のLED4が点灯すれば赤のLED3が消えるようにな
っている。
この充電表示回路1の動作をフローチャートで示すと、
第3図にみるようになる。まず、記号から説明する。V
は蓄電池電圧、Vthは蓄電池の設計上定められた充電度
合に対応する設計上定められた蓄電池電圧である。周期
の長さTは、緑のLEDが点灯してから赤のLEDが点灯した
後、これが消灯するまでの時間である。t0は、蓄電池の
充電度合(この実施例では、蓄電池電圧で判断してい
る)が設計上定められた充電度合に達してから設計上10
0%の充電度合になるまでの設計上の時間であり、約8
分程度に定める。tは、設計上定められた充電度合に達
してからタイマによってカウントした経過時間である。
nは、赤のLEDと緑のLEDの点滅比率(1周期内における
点灯時間の長さの割合)をn段階可変させるときの定数
であり、1<n≦t0/Tの範囲で設定する。TGは、緑の
LEDの1回の点灯時間を示す。
つぎに、充電時間に対する蓄電池電圧または充電電流を
あらわすグラフ(第2図)とあわせてフローチャートを
説明する。
スタートは、第5図において充電開始の信号が充電回路
に入った時より始まる。まず、赤のLEDのみが点灯し続
ける。つぎに、蓄電池電圧Vを検出し、Vthと比較す
る。V≧Vthとなったとき、周期の長さTを設定し、タ
イマによりtのカウントを始める。t≦(1/n)t0
あれば、緑のLEDをT×(1/n)点灯後、赤のLEDを周
期T経過まで点灯する。(1/n)t0<t≦(2/n)
t0であれば、緑のLEDをT×(2/n)点灯後、赤のLED
を周期T経過まで点灯する。さらに、(2/n)t0<t
≦(3/n)t0であれば、緑のLEDの点灯時間TGがT×
(3/n)になる。このように、tがt0に近づくにつれ
て1周期内における緑のLEDの点灯時間が赤のLEDの点灯
時間より長くなっていく。これをn回繰返して、t≧t0
になると、緑のLEDのみの点灯が続き、充電完了を示
す。なお、t≧t0となれば、すなわち、蓄電池の充電度
合が設計上100%に達すれば、充電電流をI5からI6に低
下させるように演算制御回路から充電回路へ信号を発す
るようになっている。以上に述べた赤のLED3および緑の
LED4の表示モードを示せば、第1図にみるようになる。
ここで、蓄電池電圧VがVthになるまで(充電開始から
蓄電池の充電度合が設計上100%に達する前の設計上定
められた充電度合まで)を第1の領域、t0間(蓄電池が
設計上定められた充電度合に達してから設計上100%の
充電度合に達するまで)を第2の領域、t≧t0となった
後(蓄電池が設計上100%の充電度合に達した後)を第
3の領域とすると、この充電表示回路は、第1の領域で
は赤のLEDのみが点灯し続け、第2の領域では赤のLEDと
緑のLEDとが交互に点滅を繰り返し、第3の領域では緑
のLEDのみが点灯し続けるというように、それぞれの領
域で異なる表示を行っている。しかも、第2の領域内で
は、一定の長さTの点滅周期で、1周期内における赤の
LED点灯時間に対する緑のLEDの点灯時間の割合が蓄電池
の充電度合が設計上100%に近づくにつれて大きくなっ
ている。すなわち、緑のLEDが長く点灯し始めたら蓄電
池の充電度合が100%に近づいているのである。この充
電表示回路は、以上のようになっているため、LEDをみ
れば、蓄電池の充電度合が設計上100%に達するときの
時間予測ができるのである。
つぎに、別の実施例を示す。第6図は、この実施例の表
示モードをあらわす波形図である。図にみるように、こ
の実施例では、第2の領域内で1周期内における赤のLE
Dの点灯時間に対する緑の点灯時間の割合を一定にし
て、周期の長さを蓄電池の充電度合が設計上100%に近
づくにつれて短くしている。このようになっても、前記
実施例と同様、LEDをみれば、蓄電池の充電度合が設計
上100%に達するときの時間予測ができるのである。
この発明にかかる充電表示回路は前記実施例に限定され
ない。この発明にかかる充電表示回路を応用する機器
は、充電式の電気カミソリに限らず、他の充電式の機器
へも応用が可能であることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
この発明にかかる充電表示回路は、以上にみてきたよう
になっているため、蓄電池の充電度合が100%に達する
ときの時間予測ができる。そのため、充電式機器がこれ
を備えていると、蓄電池が100%の充電度合に達してす
ぐに使えるようになる。しかも、蓄電池の充電度合が10
0%に達してすぐに充電を中止させることができるので
蓄電池が過容量になることも防げる。とくに、残容量表
示を備えた充電式機器に応用すれば、その残容量表示を
より正確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる充電表示回路の一実施例の表
示モードをあらわす波形図、第2図は同上の充電時間に
対する蓄電池電圧または充電電流の関係をあらわすグラ
フ、第3図は同上の動作を説明するフローチャート、第
4図はこの実施例を応用した充電式電気カミソリをあら
わす平面図、第5図はその回路図、第6図は別の実施例
の表示モードをあらわす波形図、第7図および第8図は
それぞれ従来の充電表示回路の充電時間に対する蓄電池
電圧または充電電流の関係をあらわすグラフである。 3……赤のLED(第1のランプ)、4……緑のLED(第2
のランプ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電池を充電中、その蓄電池の充電度合を
    表示するようになっている充電表示回路において、充電
    開始から蓄電池の充電度合が設計上100%に達する前の
    設計上定められた充電度合までの第1の領域と蓄電池が
    前記設計上定められた充電度合に達してから設計上100
    %の充電度合に達するまでの第2の領域と蓄電池が設計
    上100%の充電度合に達した後の第3の領域とでそれぞ
    れ異なる表示を行うようになっているとともに、第2の
    領域内でも蓄電池の充電度合に応じて異なる表示を行う
    ようになっている充電表示回路であって、前記第1,第2,
    第3の領域でそれぞれ異なる表示を行うことが、第1の
    領域で第1のランプのみを点灯させ、第2の領域で第2
    のランプと第1のランプとを交互に繰り返し点滅させ、
    第3の領域で第2のランプのみを点灯させることによっ
    てなされるとともに、前記第2の領域内で蓄電池の充電
    度合に応じて異なる表示を行うことが、第2のランプが
    点灯してから第1のランプが消灯するまでの時間を1周
    期とし、周期の長さを変えずに、1周期内における第1
    のランプの点灯時間に対する第2のランプの点灯時間の
    割合を100%の充電度合に近づくにつれて大きくするこ
    とによってなされることを特徴とする充電表示回路。
  2. 【請求項2】蓄電池を充電中、その蓄電池の充電度合を
    表示するようになっている充電表示回路において、充電
    開始から蓄電池の充電度合が設計上100%に達する前の
    設計上定められた充電度合までの第1の領域と蓄電池が
    前記設計上定められた充電度合に達してから設計上100
    %の充電度合に達するまでの第2の領域と蓄電池が設計
    上100%の充電度合に達した後の第3の領域とでそれぞ
    れ異なる表示を行うようになっているとともに、第2の
    領域内でも蓄電池の充電度合に応じて異なる表示を行う
    ようになっている充電表示回路であって、前記第1,第2,
    第3の領域でそれぞれ異なる表示を行うことが、第1の
    領域で第1のランプのみを点灯させ、第2の領域で第2
    のランプと第1のランプとを交互に繰り返し点滅させ、
    第3の領域で第2のランプのみを点灯させることによっ
    てなされるとともに、前記第2の領域内で蓄電池の充電
    度合に応じて異なる表示を行うことが、第2のランプが
    点灯してから第1のランプが消灯するまでの時間を1周
    期とし、1周期内における第1のランプの点灯時間に対
    する第2のランプの点灯時間の割合を変えずに、周期の
    長さを100%の充電度合に近づくにつれて短くすること
    によってなされることを特徴とする充電表示回路。
  3. 【請求項3】第3の領域で充電電流を低下させる信号を
    発するようになっている特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の充電表示回路。
  4. 【請求項4】第1の領域と第2の領域との境界が蓄電池
    電圧によって判断されるようになっていて、第2の領域
    と第3の領域との境界が、前記第1の領域と第2の領域
    との境界から一定時間経過したことによって判断される
    ようになっている特許請求の範囲第1項、第2項または
    第3項記載の充電表示回路。
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JP3666307B2 (ja) * 1999-06-30 2005-06-29 松下電器産業株式会社 二次電池の残量表示方法と二次電池の残量表示方法を備えた携帯型電子機器
TW201527945A (zh) * 2014-01-06 2015-07-16 Bungbungame Inc 具有電量通知功能之電子裝置

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