JPH066705Y2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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Publication number
JPH066705Y2
JPH066705Y2 JP3220989U JP3220989U JPH066705Y2 JP H066705 Y2 JPH066705 Y2 JP H066705Y2 JP 3220989 U JP3220989 U JP 3220989U JP 3220989 U JP3220989 U JP 3220989U JP H066705 Y2 JPH066705 Y2 JP H066705Y2
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JP
Japan
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permanent magnet
magnet
yoke
magnet cover
cover
Prior art date
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Application number
JP3220989U
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JPH02122578U (ja
Inventor
進 青木
博行 大瀧
豊 大沢
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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  • Dc Machiner (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電装品用モータ等の電動機に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種電動機のなかには、ヨーク内周面に組み
込まれる永久磁石の内周面を筒状をしたマグネットカバ
ーで覆うようにして、永久磁石の破片やヨークから脱落
したものがロータに干渉することがないようにしたもの
が有る。この場合にマグネットカバーは、例えば、一端
縁をヨーク内周面に圧入状に挿入組込みして仮保持して
おき、そしてこの状態で他端側の開放するヨークとマグ
ネットカバーとのあいだから永久磁石を圧入組込みする
ことで組込まれるが、そうしたときに、マグネットカバ
ーの一端側がヨーク内周面に圧入すべく外径方向にフラ
ンジ状に折曲していることにより、永久磁石一端側の安
定支持はできるが、他端側は開放したままであるので永
久磁石の破片等がここから出てロータに干渉するという
問題が依然として残るものである。
そこで、マグネットカバー開放端部に硬化性の樹脂材を
流し込んで塞ぐことが試みられるが、樹脂材の面倒な流
し込み作業と共に該流し込んだ樹脂材が硬化するまでに
時間がかかり、どうしても作業性に劣るという問題があ
る。
これに対し、実開昭55−170870号公報に示す如
く、マグネットカバー開放端側から保護リングを挿入
し、該挿入した保護リングによって永久磁石の前記開放
端側面を塞ぐように構成したものを提唱し、これによっ
て、マグネットカバー開放端の変形応力が直接永久磁石
コーナー部に加わらないようにすると共に、マグネット
カバー開放端側を塞いで永久磁石の破片等がロータに干
渉しないようにすることができた。
ところで近時、電動機についても小型高出力化が強く要
求され、その対策の一つとして、永久磁石とロータとの
間隙を可及的に小さくすることが提唱される。この考え
をマグネットカバーを用いたものに応用したとき、マグ
ネットカバーの肉厚を薄くすれば、その分、永久磁石と
ロータとの間隙を小さくして小型高出力化が果たせるこ
とになる。しかるにマグネットカバーを薄くするほどマ
グネットカバー自体の強度が低下し、これによって、ヨ
ーク、マグネットカバーおよび保護リングとによって囲
繞形成される永久磁石組込み部内に封じ込まれた空気が
高温になるに従い熱膨張し、これによって永久磁石組込
み部の内圧が高くなってマグネットカバーが変形してし
まう惧れが生じ、これを考慮するとマグネットカバーを
薄くすることに自ずと制限を受けることになって、高出
力化の妨げになるという問題が有る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる電動機を提供することを目的として創
案されたものであって、マグネットカバーと、保護リン
グとを有する電動機であって、マグネットカバーは、ヨ
ーク内周面に組み込まれる永久磁石の内周面を覆う筒状
で、その軸方向一端側がヨーク内周面に圧着され、他端
側が径方向外側へ変形せしめた変形部であり、保護リン
グは、永久磁石の端縁側を塞ぐものであり、永久磁石間
に嵌入する突起部と、突起部を通って形成された溝状の
通気路とを有し、マグネットカバーの変形部により抜止
めされるものであることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によって、永久磁石のマグネ
ットカバー開放端側面を塞ぐための保護リングに形成し
た通気路によって永久磁石取付け部内の通気を積極的に
行うようにして、マグネットカバーを可及的に肉薄にで
きるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は電動機であるモータのヨーク、2はヨ
ーク内周面に周方向所定間隔を存して配される永久磁
石、3はヨーク1に回転自在に軸支されるロータであっ
て、これら部材装置は何れも従来通り構成されるもので
あり、また、4は筒状をしたマグネットカバーであっ
て、マグネットカバー4および永久磁石2の組込みは、
例えば一端部を図示するよう外径方向に向けてフランジ
状に折曲し、その先端縁をヨーク1の内周に圧入して仮
支持せしめた状態で、他端側の開放状態となったヨーク
1とマグネットカバー4との間から永久磁石2を圧入す
ることによって成される構成になっている。
5は樹脂材によって形成される保護リングであって、該
保護リング5は、上記マグネットカバー4の開放端側か
らヨーク1の内周面に挿入して、永久磁石2の開放端側
面に突き当て、該側を塞ぐものであるが、該保護カバー
5の内周面には、他端側、つまり開放端側ほど内径が大
きくなるようテーパ部5cが形成されている。そして、
前記挿入された保護カバー5は、テーパ部5cに面接触
状に当接すべくマグネットカバー4の開放端部をテーパ
状に変形せしめた変形部4aによって保護リング5のマ
グネットカバー開放端からの抜止めをして固定する構成
になっているが、この保護リング5にはさらに溝状の通
気路5aが形成されている。つまり、本実施例の保護リ
ング5には、永久磁石2との突き当て面側に、隣接永久
磁石2間の間隙に嵌入して位置決め作用を果たす突起部
5bが形成されているが、通気路5aは、この突起部5
bの内周先端を基端とし、マグネットカバー4が接触す
る内周面を通って、内周他端に至るよう細長状の凹溝に
よって形成されており、これによって、ヨーク1の内周
面、マグネットカバー4の外周面、そして保護リング5
によって囲繞形成される永久磁石組込み部の通気を行う
ようになっている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、永久
磁石2は、マグネットカバー4によって一端縁および内
周面が塞がれ、保護リング5によって他端縁が塞がれて
おり、しかも保護リング5は、マグネットカバー4の開
放端部を大径状に変形して、テーパ部5cに当接させる
ことで抜止め固定されることになる。この結果、永久磁
石2は、ヨーク1、マグネットカバー4、そして、保護
リング5によって囲繞形成される永久磁石組込み部に封
止状に内装され、これによって、永久磁石2の破片等が
前記永久磁石組込み部から飛び出してロータ3に干渉し
てしまうことを有効に回避できる。
しかも、マグネットカバー開放端側部の閉塞を、樹脂材
の充填ではなく、保護リング5を用いることによって行
っているため、該閉塞作業の作業性が大いに向上するこ
とになるが、さらにこの保護リング5には、溝状の通気
路5aが形成されていて、前記封止状になった永久磁石
組込み部の通気を行っている。この結果、永久磁石組込
み部の内圧が、取り込まれた空気の熱膨張によって高く
なってマグネットカバー4に作用することを確実に防止
でき、もって、マグネットカバー4を強度的に弱い肉薄
のものを採用したとしても、前記取り込まれた空気の熱
膨張によって変形してましうことを有効に回避でき、そ
の分、永久磁石2とロータ3との間隙を小さくでき、小
型高出力化に多いに寄与できることになる。
しかもこのものでは、溝状の通気路5aは、テーパ部5
cを存した保護リング5の内周面を通るようにして形成
されるので、直線状ではなく折曲状になってラビリンス
構造となり、これによって、開放端側から通気路5aを
通して永久磁石2が直接見えることがなく、このため、
永久磁石2の小さな破片が通気路5aを介して飛び出し
てくることを更に一段と防止しているという利点が有っ
て都合が良い。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであること
は勿論であって、マグネットカバーの開放端側を塞ぐた
めの保護リングに形成される溝状の通気路としては、永
久磁石組込み部の通気をするものであれば良く、例え
ば、第4図や第5図に示す第二、第三実施例のように通
気路5aがクランク状に穿設される孔溝として前記第一
実施例の場合と同様、ラビリンス構造とすることがで
き、この様にしても良い。
さらには、第6図に示す第四実施例の如く、溝状の通気
路が形成される内周面から離間した保護リング5の外周
面の永久磁石2対向部に切欠き溝5dを形成しておけ
ば、保護リング5の装着時、この切欠き溝5dに永久磁
石2とヨーク1との接着に用いた接着剤6のリング装着
部にはみ出したものが切欠き溝5dに収容されることに
なって、保護リング5の挿入組込み時に、接着剤6が保
護リング5に押圧されて拡がって通気路を塞いでしまう
ことを有効に回避できるという利点が有る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
って、永久磁石は、ヨーク、マグネットカバー、そして
マグネットカバー他端側から挿入した保護リングによっ
て囲繞形成される永久磁石組込み部に封止状に内装さ
れ、しかも、保護リングは、マグネットカバー変形部に
よって抜止め支持されることになり、この結果、永久磁
石の封止的な組込みが簡単で、しかも該組込まれる永久
磁石の保護が確実に計れるうえ、万一、永久磁石が欠け
たとしても、その破片等が前記永久磁石組込み部から飛
び出してロータに干渉してしまうことを有効に回避でき
る。
さらに前記マグネットカバー他端側に挿入組込みされる
保護リングには、溝状の通気路が形成されていて、前記
封止状の永久磁石組込み部の通気を行うことになる。こ
の結果、永久磁石組込み部の内圧が、取り込まれた空気
の熱膨張で高くなってマグネットカバーに作用してしま
うことを確実に防止でき、もって、マグネットカバーを
強度的に弱い肉薄のものを採用しても、空気の熱膨張で
変形することがなく、その分、永久磁石とロータとの間
隙を小さくし得て、小型高出力化に多いに寄与できるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る電動機の実施例を示したものであ
って、第1図はヨークの断面図、第2図は保護リングの
斜視図、第3図はヨーク保護リング部の断面図、第4図
は第二実施例を示すヨーク保護リング部の断面図、第5
図は第三実施例を示すヨーク保護リング部の断面図、第
6図X,Yは第四実施例を示すヨーク保護リング部の組
付け状態を示す作用説明図である。 図中、1はヨーク、2は永久磁石、4はマグネットカバ
ー、4aは変形部、5は保護リング、5aは通気路、5
bはテーパ部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−56158(JP,A) 特開 昭56−56156(JP,A) 実開 昭59−141474(JP,U) 実開 昭58−156375(JP,U) 実開 昭52−89607(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットカバー(4)と、保護リング
    (5)とを有する電動機であって、 マグネットカバー(4)は、ヨーク(1)内周面に組み
    込まれる永久磁石(2)の内周面を覆う筒状で、その軸
    方向一端側がヨーク内周面に圧着され、他端側が径方向
    外側へ変形せしめた変形部(4a)であり、 保護リング(5)は、永久磁石(2)の端縁側を塞ぐも
    のであり、永久磁石(2)間に嵌入する突起部(5b)
    と、突起部(5b)を通って形成された溝状の通気路
    (5a)とを有し、マグネットカバー(4)の変形部
    (4a)により抜止めされるものである 電動機。
JP3220989U 1989-03-22 1989-03-22 電動機 Expired - Lifetime JPH066705Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3220989U JPH066705Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電動機

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JP3220989U JPH066705Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電動機

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Publication Number Publication Date
JPH02122578U JPH02122578U (ja) 1990-10-08
JPH066705Y2 true JPH066705Y2 (ja) 1994-02-16

Family

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JP3220989U Expired - Lifetime JPH066705Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電動機

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