JPH0667052B2 - 磁気浮上装置 - Google Patents

磁気浮上装置

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JPH0667052B2
JPH0667052B2 JP33625687A JP33625687A JPH0667052B2 JP H0667052 B2 JPH0667052 B2 JP H0667052B2 JP 33625687 A JP33625687 A JP 33625687A JP 33625687 A JP33625687 A JP 33625687A JP H0667052 B2 JPH0667052 B2 JP H0667052B2
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magnetic
poles
magnetic pole
projecting
projecting poles
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JP33625687A
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Inventor
剛二 打越
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ナカミチ株式会社
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リニアモータと共働して移動体を浮上状態で
移動可能とする磁気浮上装置に関する。
(従来の技術) 従来、ガイドレールと移動体間で磁路を形成し、この間
に発生する吸引力を利用して所定の離間状態を保つ磁気
浮上装置を構成する場合、移動体がこの吸引力によって
ガイドレールから吊り下げられる構成とされていた。ま
た、この所定の離間状態を保つには、永久磁石と電磁石
により形成した前記磁路を通る磁束のうち、電磁石によ
り形成した磁束を増減して行うが、この電磁石が形成す
る磁路内に永久磁石自体が含まれる構成となっていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の磁気浮上装置にあっては、移動体を重力方向にお
いて前記離間状態に保つことは出来るが、重力方向及び
ガイドレール方向と直交する方向の移動を規制すること
は困難であり、従って重力方向に対する磁気浮上装置自
体の配置が制限されるものであった。
更に、透磁率の低い永久磁石自体が電磁石の磁路を構成
するため、電磁変換効率が低くなる欠点があった。
(問題点を解決するための手段) 磁性部材からなり、胴部を介した各端部にそれぞれ所定
の間隔を有する一対の突部極が形成され、この該一対の
突部極のうち一方の突部極どうしがそれぞれ互いに対向
して配置された略工字形状の第1と第2の磁極部材と、
この第1と第2の磁極部材の胴部にそれぞれ巻回された
第1と第2のコイルと、対向する前記一方の突部極間に
極性方向を同一にして平行に、且つN、Sの各磁極が前
記一方の突部極にそれぞれ接合するように配置された第
1と第2の永久磁石と、この第1の永久磁石とこれと接
合する各突部極を束ねる如く巻回された第3のコイル
と、この第2の永久磁石とこれと接合する各突部極を束
ねる如く巻回された第4のコイルとから構成される磁極
部を少なくとも1つ有する浮上体と、前記第1と第2の
磁極部材と前記第1と第2の永久磁石がなす面と垂直な
方向に沿って、且つ前記各突部極と所定の隙間を介して
前記浮上体を挟む如く互いに平行に配置された磁性部材
からなる一対のガイドレールとからなり、この一対のガ
イドレールと、これとそれぞれ対向する前記一対の突部
極間にそれぞれ形成される吸引力が互いに逆向きの分力
を有するように構成する。
(作用) 前記第1と第2のコイルに適当な電流を流すことによ
り、前記浮上体に各ガイドレールと直交する幅方向の移
動力が得られ、また前記第3と第4のコイルに適当な電
流を流すことにより、前記浮上体に前記幅方向及びガイ
ドレール方向とそれぞれ直交する方向の移動力が得られ
る。
更に、この場合、各コイルに電流を流すことによって形
成される磁束の磁路に、永久磁石自体が含まれることは
ない。
(実施例) 第1図は、本発明装置の一実施例を示す構成図で、第1
図(a)はその正面図、第1図(b)は上面図、第1図
(c)は左側面図、第1図(d)は右側面図、第1図
(e)は寸法図である。
図中、1、2は、略コ字状に形成された磁性部材からな
り、所定の距離を保って互いに平行に配置された一対の
ガイドレールである。このガイドレール1、2には突部
11、12と突部21、22がそれぞれ形成されており、突部11
21、及び突部11と22が互いに対向するように配置されて
いる。この一対のガイドレール間にあって、所定の浮上
状態を保つべく制御される浮上体3は、磁極部5、6と
非磁性の連結部材4とから形成されている。磁極部5に
おいて、永久磁石7、8は、所定の間隔をもって平行
に、且つ極性を揃えて配置され、更にこれ等の永久磁石
7、8のN極間、及びS極間には、それぞれ略工字形状
の磁性部材からなる磁極部材9、10がそれぞれ配設さ
れている。磁極部材9は、それぞれ対向して形成された
突部極91、92、及び突部極93、94と、コイル96を巻回した
胴部95とからなり、突部極92、94の側面がそれぞれ永久
磁石7、8のN極面と接合している。一方、磁極部材1
0の各突部極101〜104、コイル106を巻回した胴部105
同様に構成され、突部極101、103の側面がぞれぞれ永久
磁石7、8のS極面と接合している。また、永久磁石
7、及びこれと接合する各突部極92、101には、これ等を
束ねる如くコイル11が巻回され、永久磁石8、及びこ
れと接合する各突部極94、103には、これ等を束ねる如く
コイル12が巻回されている。
一方、磁極部6も同様に構成されるものであり、永久磁
石13、14は、所定の間隔をもって平行に、且つ極性
を揃えて配置され、更にこれ等の永久磁石13、14の
N極間、及びS極間には、それぞれ略工字形状の磁性部
材からなる磁極部材15、16がそれぞれ配設されてい
る。磁極部材15は、それぞれ対向して形成された突部
極151、152、及び突部極153、154と、コイル156を巻回し
た胴部155とからなり、突部極152、154の側面がそれぞれ
磁石13、14のN極面と接合している。一方、磁極部
材16の各突部極161〜164、コイル166を巻回した胴部1
65も同様に構成され、磁極部161、163の側面がぞれぞれ
磁石13、14のS極面と接合している。また、磁石1
3、及びこれと接合する各突部極152、151には、これ等
を束ねる如くコイル17が巻回され、磁石14、及びこ
れと接合する各突部極154、163には、これ等を束ねる如
くコイル18が巻回されている。また、各磁極部5、6
は、これ等に形成れた長孔51、61に連結部材4をそれぞ
れ嵌入し、この端部近傍に固定配置されることにより一
体とされ、浮上体3を形成している。
また、第1図(e)に示す如く、各ガイドレールの突部
間距離と各磁極部の磁極部材間の距離は等しくw1とし、
各ガイドレールの突部幅w2と各磁極部材の対向して形成
された突部極間の距離w4は、略等しく設定されている。
更に、各レール間距離w6と磁極部材の幅w5は、これ等の
間にギャップg1、g2が形成されるように設定されてい
る。
以上の如く構成された実施例装置において、その動作を
第1図〜第3図を参照しながら説明する。
第1図において、浮上体3がレール間の中央に位置し、
且つ各磁極部に巻回されたコイルに電流が流れていない
場合を想定すると、例えばガイドレール1の突部11と突
部極91、92間、ガイドレール1の突部12と突部極101、102
間、ガイドレール2の突部21と突部極93、94間、ガイド
レール2の突部22と突部極103、104間にはそれぞれ磁束
aが発生し、各間の吸引力は略同一となる。
同様に磁極部6の各磁極部材15、16のそれぞれの突
部極と各ガイドレール間においても同量の磁束aが形成
される。
この状態で磁極部5において、第2図(a)に示す方向
の磁束bを形成すべく各コイル96、106に電流を流すと、
各突部極91、92、101、102とこれ等に対応するガイドレー
ル1の各突部間に形成される磁束が増加して各間の吸引
力は強くなり、各突部極93、94、103、104とこれ等に対応
するガイドレール2の各突部間に形成される磁束が減少
して各間の吸引力が弱くなる。従って、この時浮上体3
は、各ガイドレール1、2に対して矢印A方向の移動力
を得る。
尚、この場合、浮上体3の矢印A方向への移動力が所望
のバランスを保つように、磁極部6に於いても各コイル
96、106に適当な電流を流し、各突部極とガイドレール間
の各吸引力を同様に変化させるものであるが、各吸引力
を変化させる原理は前記した磁極部5の原理と同様であ
るため説明を省略する。
また第2図(b)に示すように、形成される磁束bの方
向が第2図(a)の場合と逆になるように、各コイルに
流れる電流を設定することにより、浮上体3が各ガイド
レール1、2に対して矢印B方向の移動力を得ることは
明らかである。
第3図には、各レールに対して浮上体3を矢印C、D方
向に変化させるときに、磁極部5において形成される磁
束cの様子が示されている。
即ち、第3図(a)に示す方向の磁束cを形成すべく、
コイル11、12にそれぞれ所定の電流を流すと、各突
部極92、94、102、104とこれ等に対応する各ガイドレール
の突部間に形成される磁束が増加してこれ等の各間の吸
引力は強くなり、各突部極91、93、101、103とこれ等に対
応する各ガイドレールの突部間に形成される磁束が減少
してこれ等の各間の吸引力は弱くなる。従って、この時
浮上体3は、各ガイドレール1、2に対して矢印C方向
の移動力を得る。
尚、この場合、浮上体3の矢印C方向への移動力が所望
のバランスを保つように、磁極部6に於いても各コイル
17、18に適当な電流を流し、各突部極とガイドレー
ル間の各吸引力を同様に変化させるものであるが、各吸
引力を変化させる原理は前記した磁極部5の原理と同様
であるため説明を省略する。
また第3図(b)に示すように、形成される磁束cの方
向が第3図(a)の場合と逆になるように、各コイルに
流れる電流を設定するとにより、浮上体3が各ガイドレ
ール1、2に対して矢印D方向の移動力を得ることは明
らかである。
尚、各コイルに電流を供給する電流制御方法については
詳しく開示しないが、例えば、A、B方向において浮上
体3の位置制御を行う場合、ギャップg1、g2を検出する
ギャップセンサを設け、これ等の検出信号に基づいて各
ギャップが等しくなるように各コイル96、106、156、166
電流を供給する負帰還制御方法などが考えられる。また
C、D方向に於いても、例えば第1図(e)に示すギャ
ップg3、g4を検出するギャップセンサを設け、これ等の
検出信号に基づいて各ギャップが等しくなるように各コ
イル11、12、17、18に電流を供給する負帰還制
御方法が考えられる。このような浮上体3の浮上状態を
制御する電流制御方法は、公知技術で十分対応出来るも
のである。
第4図には本発明装置の別の実施例を示す。
同図に於いて、浮上体3の構成は、前記実施例と同じ構
成であるが、ガイドレール1′、2′は各突部極に対応
して4つの突部が形成されている。この構成によれば、
同図に示す方向の磁束cを形成すべく各コイル7、8に
電流を流すと、各突部極92、94、102、104とこれ等に対応
する各ガイドレールの突部間に形成される磁束が増加し
てこれ等の各間の吸引力は強くなり、各突部極91、93、10
1、103とこれ等に対応する各ガイドレールの突部間の形
成される磁束が減少してこれ等の各間の吸引力は弱くな
る。従って、この時浮上体3は、各ガイドレール1′、
2′に対して矢印D方向の移動力を得る。同様にしてC
方向の移動力を得るには、各電流の流れる方向を逆にす
ればよいことは明らかである。
尚、前記実施例の浮上体3は、2つの磁極部を有した
が、これに限定されるものではなく、1つ又は3以上の
磁極部を有してもよい。
以上の如く、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々の態様を取得るものである。
(発明の効果) 本考案装置によれば、一対のレールと平行な所定方向以
外において、浮上体の位置移動規制が可能となり、重力
方向に対する装置自体の配置が自由に設定出来る。
更に、電磁石の磁路に永久磁石が含まれないため、電磁
変換効率を高くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す構成図、第4図は
他の実施例を示す構成図、第2図、第3図は本発明の動
作説明に供する図である。 1、1′、2、2′…ガイドレール、3…浮上体、4…
連結部材、5、6…磁極部、7、8、13、14…永久
磁石、11、12、17、18、96、106、156、166…コイル、9、1
0、15、16…磁極部材、91〜94、101〜104、151〜15
4、161〜164…突部極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性部材からなり、胴部を介した各端部に
    それぞれ所定の間隔を有する一対の突部極が形成され、
    該一対の突部極のうち一方の突部極どうしがそれぞれ互
    いに対向して配置された略工字形状の第1と第2の磁極
    部材と、該第1と第2の磁極部材の胴部にそれぞれ巻回
    された第1と第2のコイルと、対向する前記一方の突部
    極間に極性方向を同一にして平行に、且つN、Sの各磁
    極が前記一方の突部極にそれぞれ接合するように配置さ
    れた第1と第2の永久磁石と、該第1の永久磁石とこれ
    と接合する各突部極を束ねる如く巻回された第3のコイ
    ルと、該第2の永久磁石とこれと接合する各突部極を束
    ねる如く巻回された第4のコイルとから構成される磁極
    部を少なくとも1つ有する浮上体と、 前記第1と第2の磁極部材と前記第1と第2の永久磁石
    がなす面と垂直な方向に沿って、且つ前記各突部極と所
    定の隙間を介して前記浮上体を挟む如く互いに平行に配
    置された磁性部材からなる一対のガイドレールとからな
    り、 該一対のガイドレールと、これとそれぞれ対向する前記
    一対の突部極間にそれぞれ形成される吸引力が互いに逆
    向きの分力を有するように構成したことを特徴とする磁
    気浮上装置。
JP33625687A 1987-12-28 1987-12-28 磁気浮上装置 Expired - Lifetime JPH0667052B2 (ja)

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