JPH10236748A - エレベータの走行案内装置 - Google Patents

エレベータの走行案内装置

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JPH10236748A
JPH10236748A JP3913297A JP3913297A JPH10236748A JP H10236748 A JPH10236748 A JP H10236748A JP 3913297 A JP3913297 A JP 3913297A JP 3913297 A JP3913297 A JP 3913297A JP H10236748 A JPH10236748 A JP H10236748A
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JP
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elevator
guide device
guide rail
magnetic
magnetic pole
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JP3913297A
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Yutaka Hashiba
場 豊 橋
Norio Takahashi
橋 則 雄 高
Yukihiko Kazao
尾 幸 彦 風
Takayoshi Nakamura
村 隆 義 中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な磁力を確保しつつ比較的容易に製造で
きる安価な磁力発生機構を備えたエレベータの走行案内
装置の提供。 【解決手段】 昇降路に取り付けられたガイドレールに
沿って昇降移動する乗りかごに一端部が固着され、他端
部は磁気力によりガイドレールとの間に所定の空隙を保
持するよう構成された磁力発生機構を備え、磁力発生機
構は電磁石鉄心51aを共有する一対の励磁コイル51
bを有する一対の磁極部を備えると共に、磁極部はガイ
ドレール4Bに対向し、そのガイドレール4Bを通して
磁路が完結するエレベータの走行案内装置において、電
磁石鉄心51aを角形3の字の形状とし、鉄心の両磁極
部に励磁コイル51bを取り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路に取り付け
られたガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降
移動する乗りかごに一端部が固定され、多端部が磁気力
によりガイドレールとの間に所定の空隙を保持するよう
に構成された少なくとも1組の磁力発生機構とからなる
エレベータの走行案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの走行案内装置は、一
般に、昇降路に沿って設けられたガイドレールと、その
ガイドレールに沿って乗りかごが円滑に昇降移動できる
ように乗りかご側に設けられガイドレールを3方向から
押圧しつつ転動するロ一ラガイドとからなっていた。し
かしながら、ロ一ラガイドはガイドレールに継ぎ目等の
段差があった場合、ロ一ラガイドに機械的衝撃が生じ、
その衝撃が乗りかごにも伝達されて、乗客に振動や騒音
等の不快感を与えることがあった。そこでロ一ラガイド
に代え、磁気力を利用することにより、乗りかごをガイ
ドレールに対して非接触で案内するエレベータの走行案
内装置が提案されている。
【0003】乗りかご側に磁力発生機構を備えたエレベ
ータの走行案内装置は、たとえば特開昭60一3627
9号公報に開示されている。この公報のものは図18に
示すように構成されている。図18は乗りかご側に設け
られる磁力発生機構を乗降口側から見た図であって、乗
りかご1はロ一プ2に吊り下げられて昇降路3内を昇降
する。昇降路3内には乗りかご1の左右両側にガイドレ
ール4A,4Bが上下方向に走行するように設けられて
おり、それに対応して乗りかご1の上下左右にそれぞれ
磁力発生機構5が取付けられている。
【0004】各磁力発生機構5はガイドレール4A,4
Bの乗りかご1側に突出した3面すなわち先端面および
両側面に対向するように3個1組の電磁石51によって
構成される。図18は各箇所で3個1組の電磁石のう
ち、ガイドレール4A,4Bの先端面に対向する電磁石
51のみを示している。電磁石51は、ガイドレール4
A,4Bに対向する側を開放して磁極面としたコの字形
状の鉄心からなる電磁石鉄心51aと、その両脚部に巻
装された一対の励磁コイル51bとで構成されている。
【0005】この磁力発生機構5は、電磁石51を使用
した非接触磁気ガイドであり、乗りかご1の走行時、磁
力発生機構5とガイドレール4A,4Bとの間のギャッ
プGが、電磁石51の磁気力により常にほぼ一定になる
ように制御される。
【0006】このような従来のエレベータの走行案内装
置における磁力発生機構5は、乗りかご1の左右両側面
の上下で計4箇所に設けられ、しかも1組の磁力発生機
構5は3個の電磁石51からなり、さらに各電磁石51
には2個の励磁コイル51bが設けられるので、エレベ
ータ1台の乗りかご1について見れば、全体として、1
2個の電磁石51と24個の励磁コイル51bを備える
ことになる。また電磁石51の両磁極は走行方向すなわ
ち上下方向に位置するように設けられるから、図示のよ
うに磁力発生機構5はガイドレール4A,4Bの長手方
向に大きな占有空間を占める。また磁力発生機構5は電
磁石51における一対の磁極がガイドレール4の長手方
向に存在するため、乗りかご1が傾斜した場合、各磁極
面とガイドレール4A,4Bとの間の間隙Gが不均一に
なり、磁力に不平衡を生じる。さらに、1つの磁力発生
機構5を構成する3個の電磁石51は、ともにガイドレ
ール4A,4Bとの間の間隙Gが均等であることが望ま
れるが、3個の電磁石51は乗りかご1への取付け時、
互いに独立して位置決めされるので、据付作業時は、各
電磁石51の磁極面とガイドレール4A,4Bとの間の
間隙Gの調整に時間を要し、組立精度の確保も容易でな
いという不都合があった。
【0007】これに対し、電磁石の必要数を少なくし、
走行案内装置の小型軽量化を図ることが考えられる。す
なわち、図19(正面図)、図20(平面図)、図21
(側面図)、および図22(磁路部平面図)に示すよう
に、ガイドレール4A,4Bの長手方向と直交するよう
に両磁極がほぼ水平に位置する構造の磁力発生機構5A
がそれである。磁力発生機構5Aは、1本のガイドレー
ルに対して上下で2個一対の励磁コイル51b,51b
を備えており、乗りかご1に対しねじ止め固定する固定
具52を備えている。各磁力発生機構5Aは、図20か
ら良く分かるように、ガイドレール4A,4Bの両側面
および先端面にそれぞれ対向する磁極面を形成し、角形
3の字形状をした電磁石鉄心51aと、その両側脚部に
巻装された励磁コイル51bとにより電磁石を構成して
いる。磁力発生機構5Aには、図22に示すように、各
側方脚すなわち各励磁コイルごとに1つの磁路Φ1 ,Φ
2が形成され、中央脚およびガイドレールは共通の磁路
を形成する。
【0008】磁力発生機構5Aは、一端部が固定具52
を介して乗りかご1に取付けられ、他端部は2個一対の
励磁コイル51b,51bによる実質的に1対の電磁石
を形成しており、ガイドレールとの間の反発力または吸
引力により、各磁極面とガイドレール4A,4Bとの各
対向面との間に所定の間隙Gを保持するよう構成され
る。磁力発生機構5Aによる磁路Φ1 ,Φ2 はガイドレ
ール4A,4Bの長手方向に対しほぼ直交する水平面内
に形成され、しかも別々の磁路Φ1 ,Φ2 に別々に発生
された磁束はガイドレール4A,4Bおよび電磁石鉄心
51aの中央脚の部分では合流する。
【0009】図19ないし図22に示した磁力発生機構
5Aによれば、各箇所において、ガイドレール4A,4
Bを磁路の一部とするように電磁石鉄心51aを共通に
した実質的に一対の電磁石を構成するので、1台の乗り
かご1に対し、上下左右計4箇所に合計8個の電磁石を
形成するだけでよく、図18を参照して説明した従来例
に比較して、電磁石個数の大幅削減が可能となり、全体
の小型軽量化を達成することができる。
【0010】しかし、角形3の字形状をした電磁石鉄心
51aの側方脚に別途作られた励磁コイル51bを挿入
する作業が困難であることから、従来は、電磁石鉄心5
1aにコイル導線を直接巻いて励磁コイル51bを形成
する方式や、コイル挿入作業を容易にするためにEの字
形状に形成した電磁石鉄心に予め成形した励磁コイル5
1bを挿入し、その後で電磁石鉄心51aの両側方脚の
磁極面が互いに対向する方向に両側方脚を互いに90度
ずつ折り曲げたり成形したりする方式によって電磁石5
1を製造しなければならなかった。そのため、従来の磁
力発生機構の製造には多大な労力と時間と費用を要して
いた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、必要な磁力を確保しつつ比較的容易に製造できる
磁力発生機構を備えたエレベータの走行案内装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、請求項1の発明は、昇降路に取り付けられた
ガイドレールに沿って昇降移動する乗りかごに一端部が
固着され、他端部は磁気力によりガイドレールとの間に
所定の空隙を保持するよう構成された磁力発生機構を備
え、磁力発生機構は電磁石鉄心を共有する一対の励磁コ
イルを有する一対の磁極部を備えると共に、磁極部はガ
イドレールに対向し、そのガイドレールを通して磁路が
完結するエレベータの走行案内装置において、電磁石鉄
心を角形3の字の形状とし、鉄心の両磁極部に励磁コイ
ルを取り付けたことを特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明は、昇降路に取り付けられ
たガイドレールに沿って昇降移動する乗りかごに一端部
が固着され、他端部は磁気力によりガイドレールとの間
に所定の空隙を保持するよう構成された磁力発生機構を
備え、磁力発生機構は電磁石鉄心を共有する一対の励磁
コイルを有する一対の磁極部を備えると共に、磁極部は
ガイドレールに対向し、そのガイドレールを通して磁路
が完結するエレベータの走行案内装置において、電磁石
鉄心をEの字形状とし、電磁石鉄心の両側方脚部の先端
部を磁極部とし、その側方脚部に励磁コイルを取り付
け、ガイドレールの電磁石鉄心の磁極部に対向する部分
を磁極部に向かって突出する凸形状としたことを特徴と
するものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項2に記載のエレ
ベータの走行案内装置において、電磁石鉄心を薄い電気
鉄板を積層してなる積層鉄心としたことを特徴とするも
のである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1に記載のエレ
ベータの走行案内装置において、電磁石鉄心を薄い電気
鉄板を積層してなる積層鉄心として構成し、独立に構成
された積層鉄心型の磁極部を電磁石鉄心の側方脚の先端
部に止め金具を用いて取付け固定したことを特徴とする
ものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載のエレベータの走行案内装置において、角
形3の字形状またはEの字形状の電磁石鉄心の磁路中に
永久磁石を介挿したことを特徴とするものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかに記載のエレベータの走行案内装置がエレベータ
の乗り場から見てエレベータかごの左右に対をなして配
設され、各磁力発生機構と対応するガイドレールとの間
の前後方向の間隙を所定値に制御するための操作量を演
算し、かつ各磁力発生機構と対応するガイドレールとの
間の左右方向の間隙を所定値に制御するための操作量を
演算して前後方向の間隙を制御するための操作量に加算
し、さらにその加算値にバイアス量を加算し、最終的に
得られた加算値を対応する電流に変換して対応する両励
磁コイルにそれぞれ乗りかごの位置修正および振動制御
のために逆極性のものとして通流する制御手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれかに記載のエレベータの走行案内装置において、3
の字形状またはEの字形状の電磁石鉄心の、ガイドレー
ルの先端面に対向する中央脚に構成される磁極部に第三
の励磁コイルを巻装したことを特徴とするものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項7に記載のエレ
ベータの走行案内装置において、第三の励磁コイルに一
定のバイアス電流を流すことを特徴とするものである。
【0020】請求項9の発明は、請求項7に記載のエレ
ベータの走行案内装置において、第三の励磁コイルに流
す電流が、電磁石鉄心の磁極部とそれに対向するガイド
レールとの間のギャップの変化に応じて制御されること
を特徴とするものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項9に記載のエ
レベータの走行案内装置において、3つの励磁コイルの
うち、バイアス電流は第三の励磁コイルにのみ通流させ
ることを特徴とするものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項1に記載のエ
レベータの走行案内装置において、角形3の字形状の電
磁石鉄心の両側方脚先端部に結合されガイドレールの側
面に対向する両磁極部を別体の分割型のものとして構成
し、両磁極部を組み立てていない状態で各側方脚に励磁
コイルを装着した後、両磁極部を電磁石鉄心に取付け固
定して3の字形状の電磁石鉄心を完成させることを特徴
とするものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項11に記載の
エレベータの走行案内装置において、電磁石鉄心の分割
箇所が鉄心角部の対角線上に斜めに設定されていること
を特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるエレベータ
の走行案内装置の実施の形態を図1ないし図17を参照
して詳細に説明する。なお、図18ないし図22に示し
た従来のエレベータの走行案内装置と同一または対応す
る部品には同一の符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、請求項1に
対応する第1の実施の形態によるエレベータの走行案内
装置を示すものあって、ガイドレール4Bの長手方向に
ほぼ直交する方向の断面図である。
【0026】この実施の形態においては、角形3の字形
状をした電磁石鉄心51aの、ガイドレール4Bに対向
する両磁極部の直線部分に励磁コイル51bを装着する
構成とし、磁力発生機構5A全体は、図19の場合と同
様に、固定具52によって乗りかご1に固定される。こ
の磁力発生機構5Aの場合の磁路は実質的に図22の場
合と全く同様に形成され、得られる磁気特性も全く同一
である。励磁コイル51bを励磁することにより電磁石
鉄心51aの各磁極面がガイドレール4Bの各対向面と
の間に所定の間隙G1,G2,G3が形成される。
【0027】したがって、この実施の形態によれば、角
形3の字形状の電磁石鉄心51aの両磁極部に予め成形
した励磁コイル51bを装着する構成としたので、従来
技術とは異なり、励磁コイル51bを電磁石鉄心51a
に直接巻付ける方法や電磁石鉄心51aに励磁コイル5
1bを挿入してから電磁石鉄心51aの両磁極部を成形
して角形3の字形状にするというような手間が必要な
く、励磁コイル51bを電磁石鉄心51aに挿入するこ
とにより、磁力発生機構5Aを容易に完成させることが
できる。
【0028】このように、この実施の形態によれば、電
磁石鉄心に励磁コイルを挿入する作業が容易になり、磁
力発生機構5Aの製造に必要な労力、時間および費用を
減少させ、安価に製造することができる。
【0029】(第2の実施の形態)図2は請求項2に対
応する第2の実施の形態によるエレベータの走行案内装
置を示すものであって、ガイドレール4Bの長手方向に
ほぼ直交する方向の断面図である。
【0030】ここでは電磁石鉄心51aをEの字形状と
し、この電磁石鉄心51aの両側方脚はガイドレール4
Bの側面方向に向かうことなく、ガイドレール4Bと平
行に延びたままの形状をしている。それに対応して、ガ
イドレール4Bの先端部側面に電磁石鉄心51aの側方
脚に向かって突出する突出部41を形成している。それ
により、電磁石鉄心51aの両側方脚の先端部側面との
間に図1の場合と同等の間隙G2,G3を形成するよう
にする。
【0031】したがって、この実施の形態においても図
1の場合と実質的に同様の磁路を形成することができる
ので、磁力発生機構5Aとしての機能は全く変わること
がなく、その製造にあたっては、成形された励磁コイル
51bをEの字形状の電磁石鉄心51aの両側方脚の先
端側から容易に挿入することができる。
【0032】この実施の形態によれば、電磁石鉄心に励
磁コイルを挿入する作業が容易になり、磁力発生機構の
製造に必要な労力、時間および費用を減少させ、安価に
製造することができる。
【0033】(第3の実施の形態)図3ないし図6は請
求項3,4に対応する第3の実施の形態によるエレベー
タの走行案内装置を示すものであって、図3は請求項3
に対応する電磁石鉄心51cをEの字形状とした場合の
ガイドレールの長手方向にほぼ直交する方向の断面図、
図4は図3のA方向から見た図、図5は請求項4に対応
する電磁石鉄心51dを角形3の字形状とした場合のガ
イドレールの長手方向にほぼ直交する方向の断面図、図
6は図5のA方向から見た図である。
【0034】図3,4の実施の形態は、電磁石鉄心51
cをEの字形状の薄い磁性鉄板を積層して構成したのが
特徴であり、この電磁石鉄心51cに、予め成形された
励磁コイル51bを挿入することにより磁力発生機構5
Aを構成する。他は図2と同様である。
【0035】したがって、図2のものと同様の磁路が構
成され、磁力発生機構5Aとしての機能も同様である
が、エレベータの乗りかご1が昇降路3を走行し、ガイ
ドレール4Bの変形や乗りかご1の振動、励磁コイル5
1bの電流を制御することによって生じる磁束の変化で
電磁石鉄心51aの内部に生じ得る渦電流を、電磁石鉄
心51cが薄い磁性鉄板を積層して構成することにより
防止するものである。
【0036】このように、電磁石鉄心51cを薄い磁性
鉄板を積層して構成することによって、電磁石鉄心51
cの内部または表面で生じ得る渦電流損を低減すること
ができ、低損失の磁力発生機構5Aを構成するすること
ができる。
【0037】図5,6の実施の形態は、磁路の形態から
すれば、実質的に図1の実施の形態と同様であるが、こ
こでは電磁石鉄心が薄い磁性鉄板を積層して構成される
ことのほかに、Eの字形状の鉄心本体部51dとその先
端部に磁気的に結合しガイドレール4Bの側面に所定の
間隙を介して対向する磁極部を形成する付加鉄心部51
eとから結果的に角形3の字形状の電磁石鉄心を構成す
る。付加鉄心部51eは鉄心本体部51dに対し止め金
具51fによって取り付けられる。ガイドレール4Bは
図1のものとほとんど変わりがない。
【0038】この実施の形態によれば、Eの字形状の鉄
心本体部51dに、付加鉄心部51eを取り付ける前に
励磁コイル51bの挿入作業をすることができ、その後
で付加鉄心部51eを取り付けることにより、実質的に
角形3の字形状の電磁石鉄心を構成する。したがって、
渦電流損を低減しつつ、実施の形態1,2で述べたと同
様の作用・効果を達成することができる。
【0039】(第4の実施の形態)図7は請求項5に対
応する第4の実施の形態によるエレベータの走行案内装
置を示すものである。この実施の形態は図1の実施の形
態による磁力発生機構を基本とするもので、その特徴は
電磁石鉄心51aによって構成される磁路Φ1 およびΦ
2 の一部を永久磁石51gで構成し、励磁コイル51b
の起磁力に永久磁石51gの起磁力が加算されるように
したことにある。
【0040】この実施の形態によれば、各磁路Φ1 ,Φ
2 における励磁コイル51bの起磁力による発生磁束の
バイアス成分を、永久磁石51gの発生磁束でまかな
い、変動磁束分を励磁コイル51bの起磁力で発生させ
るようにする。これにより、励磁コイル51bの容量を
小さくしてその寸法を小さくし、励磁コイル51bに流
す電流を小さくし、それに伴ない電流調整装置の容量を
小さくすることができ、結果としてエレベータの走行案
内装置の小型軽量化を実現することができる。
【0041】(第5の実施の形態)図8は請求項6に対
応する第5の実施の形態によるエレベータの走行案内装
置における制御系のブロック図であり、図9は第5の実
施の形態を説明するための走行案内装置の平面図であ
る。
【0042】いま、図9に示すように、乗りかご1の左
右両側に磁力発生機構51A,51Bが設けられ、左側
の磁力発生機構51Aの電磁石鉄心51a1に励磁コイ
ル51b1,51b2が設けられ、右側の磁力発生機構
51Bの電磁石鉄心51a2に励磁コイル51b3,5
1b4が設けられているものとする。各励磁コイル51
b1,51b2,51b3,51b4はパワーアンプ1
2a,12b,12c,12dの出力によって励磁され
る。乗りかご1の左右方向をX方向とし、前後方向をY
方向として、乗りかご1のX方向の位置に対応する間隙
の目標値をS1、乗りかご1の左側および右側における
Y方向の位置に対応する間隙の目標値をS2,S3と
し、さらに各目標値に対応する乗りかご1の実際の間隙
の検出値をそれぞれG1,G21,G22とする。
【0043】図8の制御系は、乗りかご1の左右前後の
位置を正しく調整するために、各間隙偏差(S1−G
1,S21−G21,S22−G22)をゼロにするた
めの信号が制御装置11a,11b,11cにより演算
される。バイアス発生器13の出力と制御装置11aの
出力とが加算され、その和にさらに制御装置11bの出
力が加算されてパワーアンプ12aに入力される。バイ
アス発生器13の出力バイアス信号と制御装置11aの
出力との和から、位相反転回路14bを介して制御装置
11bの出力を減算してパワーアンプ12bに入力す
る。バイアス発生器13の出力から位相反転回路14a
を介して制御装置11aの出力を減算して得られた差と
制御装置11cの出力との和がパワーアンプ12cに入
力される。バイアス発生器13からのバイアス信号から
位相反転回路14aを介して制御装置11aの出力を減
算して得られた差から位相反転回路14cを介して制御
装置11cの出力を減算して得られた差がパワーアンプ
12dに入力される。
【0044】以上の回路構成によれば、間隙G21が減
少したときは、励磁コイル51b1に流れる電流を増加
させてコイル51b2に流れる電流を減少させ、磁力発
生機構5AのY方向の磁気吸引力のアンバランスによっ
て、間隙が変化した方向と逆方向の力を作用させ、結果
として間隙G21を一定に保つ。磁力発生機構5B側に
おいても全く同様に、乗りかご1はY方向に安定に支持
される。また、X方向の間隙G1が減少したときには、
コイル51b1,51b2に流れる電流が同量だけ増加
し、コイル51b3,51b4の電流が同量だけ減少す
るので、両磁力発生機構5A,5BのX方向の磁気吸引
力のアンバランスにより、乗りかご1は間隙G1の変化
の方向とは逆の方向の力を受け、結果として間隙G1は
一定に保たれる。この場合、コイル51b1と51b
2、およびコイル51b3と51b4の電流の増減は等
量であるので、Y方向の磁気吸引力にアンバランスが生
ずることはなく、乗りかご1は所定の位置に安定に保た
れる。
【0045】このように、実施の形態5によるエレベー
タの走行案内装置においては、乗りかご1を所定の前後
左右位置に非接触で安定に支持することができ、X方向
制御専用のパワーアンプを必要とせず、バイアス発生器
13も一つですむので、制御システムの簡略化が可能で
あり、結果として小型軽量化および低価格化を実現する
ことができる。
【0046】(第6の実施の形態)図10および図11
は請求項7から10に対応する第6の実施の形態による
エレベータの走行案内装置を示すものであり、図12は
請求項9,10に対応する第6の実施の形態によるエレ
ベータの走行案内装置の制御系ブロック図、図13は図
12の動作を説明するために示すエレベータの、ガイド
レールの長手方向から見た平面図である。
【0047】この実施の形態においては、角形3の字形
状の電磁石鉄心51a(図10)またはEの字形状の電
磁石鉄心51a(図11)の3つの磁極部の内、両側方
の磁極部(図10)または側方脚(図11)に取付けた
主励磁コイル51b1,51b2の他に、比較的短い中
央脚の磁極部に鉄心内のデッドスペースを利用して第三
の励磁コイルすなわち副励磁コイル51hを付加的に取
付ける構成とする。この第三の励磁コイル51hに流す
電流は、バイアス磁束に相当する一定電流、またはX方
向の間隙G1の制御電流のいずれかを流すようにする。
【0048】第三の励磁コイル51hに一定電流を流す
場合は、電磁石鉄心51aの磁路の一部に永久磁石51
gを挿入した第4の実施の形態と同様に、磁路のバイア
ス磁束成分を副励磁コイル51hで発生させるので、主
励磁コイル51b1,51b2の容量が小さくて済み、
結果として電磁石の小型軽量・低価格化、制御装置の低
容量化を実現することができる。
【0049】いま、図13に示すように、乗りかご1の
左右両側に磁力発生機構51A,51Bが設けられ、左
側の磁力発生機構51Aの電磁石鉄心51a1に主励磁
コイル51b1,51b2および副励磁コイル51h1
が設けられ、右側の磁力発生機構51Bの電磁石鉄心5
1a2に主励磁コイル51b3,51b4および副励磁
コイル51h2が設けられているものとする。
【0050】図12を参照して、主励磁コイル51b
1,51b2,51b3,51b4はそれぞれパワーア
ンプ12a,12b,12c,12dによって励磁さ
れ、副励磁コイル51h1,51h2はそれぞれパワー
アンプ12e,12fによって励磁される。
【0051】この実施の形態においては、乗りかご1の
X方向の位置すなわち間隙G1は制御装置11aの出力
のみによって制御され、左右両側でY方向の位置すなわ
ち間隙G21,G22は制御装置11b,11cの出力
によって制御される。制御装置11aの出力とバイアス
発生器13の出力とを加算した信号によりパワーアンプ
12eを副励磁コイル51h1が制御される。制御装置
11aの出力を位相反転回路14aを介して反転した信
号とバイアス発生器13の出力とを加算した信号により
パワーアンプ12fを副励磁コイル51h2が制御され
る。制御装置11bの出力によりパワーアンプ12aを
介して主励磁コイル51b1が制御される。制御装置1
1bの出力を位相反転回路14bを介して反転した信号
によりパワーアンプ12bを介して主励磁コイル51b
2が制御される。制御装置11cの出力によりパワーア
ンプ12cを介して主励磁コイル51b3が制御され
る。制御装置11cの出力を位相反転回路14cを介し
て反転した信号によりパワーアンプ12dを介して主励
磁コイル51b4が制御される。
【0052】Y方向間隙G21,G22が目標値S2
1,S22からずれると、その偏差に従って制御装置1
1b,11cの出力に変化を生じ、それぞれ偏差を無く
すように主励磁コイル51b1〜51b4の励磁電流を
制御し、各磁力発生機構51A,51Bにおける間隙の
磁気吸引力を制御して、乗りかご1をY方向の安定位置
に保持する。また、X方向間隙G1が目標値S1からず
れると、その偏差に従って制御装置11aの出力に変化
を生じ、偏差を無くすように副励磁コイル51h1,5
1h2の励磁電流を制御し、磁力発生機構51A,51
Bにおける間隙の磁気吸引力を制御して、乗りかご1を
X方向の安定位置に保持する。このように、第三の励磁
コイルすなわち副励磁コイル51h1,51h2を追加
することにより、X方向およびY方向の制御を独立して
行うことができ、制御上のX一Y制御系の干渉を無く
し、結果として制御装置が簡易になり、調整も簡単にな
る。
【0053】(第7の実施の形態)図14および図15
は請求項11に対応する第7の実施の形態によるエレベ
ータの走行案内装置を示す縦断面図である。
【0054】図14の走行案内装置においては、電磁石
鉄心51aのガイドレール4Bに対向する磁極部51j
を別部材として構成し、側方脚部に励磁コイル51bを
装着し、その後で磁極部51jを取付けボルト51kに
より側方脚部に取付けるものである。
【0055】図15は電磁石鉄心51aをヨーク部から
側方脚部に至る部分で直角に分割する構成とし、分割し
た状態で側方脚部に背面側から励磁コイル51bを装着
し、その後で側方脚部をヨーク部に取付けるものであ
る。
【0056】図16および図17は請求項12に対応す
る第7の実施の形態によるエレベータの走行案内装置を
示すものである。図16は電磁石鉄心51aを、側方脚
部と側方磁極部との間の境界部51mで斜めに切断して
構成したものであって、基本的には図14の電磁石鉄心
とほぼ等価であるが、図16の実施の形態の方が切断部
51mにおける磁気抵抗が少し小さくなり、磁束が通り
やすいという利点がある。この場合、分割された状態で
側方脚部に励磁コイル51bを装着し、その後で磁極部
51jを取付けボルト51kにより側方脚部に取付ける
ものである。
【0057】図17は電磁石鉄心51aを背面側のヨー
ク部と側方脚部との間の境界部51mで斜めに切断して
構成したものであって、基本的には図15の電磁石鉄心
とほぼ等価であるが、上記と同様に斜め切断の図17の
実施の形態の方が切断部における磁気抵抗が少し小さく
なるという利点がある。
【0058】なお、鉄心の切断位置と切断面はそれぞれ
図14、図15、図16および図17のほか、励磁コイ
ル51bの挿入が容易であればよく、どの位置、どのよ
うな断面形状であってよい。
【0059】このように、電磁石鉄心51aを適当な箇
所で分割し、励磁コィル51bを挿入取付けした後、ボ
ルト51kにより組立て固定することによつて、電磁石
ひいては走行案内装置の製造が容易で、製造時間および
コストを低減することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によるエレ
ベータの走行案内装置によれば、乗りかごに取付けられ
る走行案内装置の電磁石を容易に製造することができ、
製造時間および製造コストの低減を図り、また、制御装
置も簡略化することができ、調整も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの走行案内装置の第1
の実施の形態を示すガイドレールの縦断面図。
【図2】本発明によるエレベータの走行案内装置の第2
の実施の形態を示すガイドレールの縦断面図。
【図3】本発明によるエレベータの走行案内装置の第3
の実施の形態を示すガイドレールの縦断面図。
【図4】図3の走行案内装置を矢印Aの方向から見た側
面図。
【図5】本発明によるエレベータの走行案内装置の第4
の実施の形態を示すガイドレールの縦断面図。
【図6】図5の走行案内装置を矢印Aの方向から見た側
面図。
【図7】本発明によるエレベータの走行案内装置の第5
の実施の形態を示すガイドレールの縦断面図。
【図8】本発明によるエレベータの走行案内装置の第6
の実施の形態を示す制御系のブロック図。
【図9】本発明によるエレベータの走行案内装置の第6
の実施の形態を説明する平面図。
【図10】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
7の実施の形態を示す縦断面図。
【図11】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
8の実施の形態を示す縦断面図。
【図12】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
8の実施の形態を示す制御系のブロック図。
【図13】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
8の実施の形態を説明する平面図。
【図14】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
9の実施の形態を説明する平面図。
【図15】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
10の実施の形態を説明する平面図。
【図16】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
11の実施の形態を説明する平面図。
【図17】本発明によるエレベータの走行案内装置の第
11の実施の形態を説明する平面図。
【図18】従来のエレベータの走行案内装置を適用した
エレベータの正面図。
【図19】従来の他のエレベータの走行案内装置を適用
したエレベータの正面図。
【図20】図19の走行案内装置の平面図。
【図21】図19の走行案内装置の側面図。
【図22】図19の走行案内装置の磁路を説明する平面
図。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 ロープ 3 昇降路 4A,4B ガイドレール 5A,5B 磁力発生機構 11a,11b,11c 制御装置 51a 電磁石鉄心 51b 励磁コイル Φ1 ,Φ2 磁路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 村 隆 義 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路に取り付けられたガイドレールに沿
    って昇降移動する乗りかごに一端部が固着され、他端部
    は磁気力により前記ガイドレールとの間に所定の空隙を
    保持するよう構成された磁力発生機構を備え、前記磁力
    発生機構は電磁石鉄心を共有する一対の励磁コイルを有
    する一対の磁極部を備えると共に、前記磁極部は前記ガ
    イドレールに対向し、そのガイドレールを通して磁路が
    完結するエレベータの走行案内装置において、前記電磁
    石鉄心を角形3の字の形状とし、鉄心の両磁極部に前記
    励磁コイルを取り付けたことを特徴とするエレベータの
    走行案内装置。
  2. 【請求項2】昇降路に取り付けられたガイドレールに沿
    って昇降移動する乗りかごに一端部が固着され、他端部
    は磁気力により前記ガイドレールとの間に所定の空隙を
    保持するよう構成された磁力発生機構を備え、前記磁力
    発生機構は電磁石鉄心を共有する一対の励磁コイルを有
    する一対の磁極部を備えると共に、前記磁極部は前記ガ
    イドレールに対向し、そのガイドレールを通して磁路が
    完結するエレベータの走行案内装置において、前記電磁
    石鉄心をEの字形状とし、前記電磁石鉄心の両側方脚部
    の先端部を磁極部とし、その側方脚部に前記励磁コイル
    を取り付け、前記ガイドレールの前記電磁石鉄心の磁極
    部に対向する部分を磁極部に向かって突出する凸形状と
    したことを特徴とするエレベータの走行案内装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のエレベータの走行案内装
    置において、前記電磁石鉄心を薄い電気鉄板を積層して
    なる積層鉄心としたことを特徴とするエレベータの走行
    案内装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のエレベータの走行案内装
    置において、前記電磁石鉄心を薄い電気鉄板を積層して
    なる積層鉄心として構成し、独立に構成された積層鉄心
    型の磁極部を前記電磁石鉄心の側方脚の先端部に止め金
    具を用いて取付け固定したことを特徴とするエレベータ
    の走行案内装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のエレ
    ベータの走行案内装置において、角形3の字形状または
    Eの字形状の電磁石鉄心の磁路中に永久磁石を介挿した
    ことを特徴とするエレベータの走行案内装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のエレ
    ベータの走行案内装置がエレベータの乗り場から見てエ
    レベータかごの左右に対をなして配設され、前記各磁力
    発生機構と対応するガイドレールとの間の前後方向の間
    隙を所定値に制御するための操作量を演算し、かつ前記
    各磁力発生機構と対応するガイドレールとの間の左右方
    向の間隙を所定値に制御するための操作量を演算して前
    記前後方向の間隙を制御するための操作量に加算し、さ
    らにその加算値にバイアス量を加算し、最終的に得られ
    た加算値を対応する電流に変換して対応する両励磁コイ
    ルにそれぞれ乗りかごの位置修正および振動制御のため
    に逆極性のものとして通流する制御手段を備えたことを
    特徴とするエレベータの走行案内装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載のエレ
    ベータの走行案内装置において、3の字形状またはEの
    字形状の電磁石鉄心の、前記ガイドレールの先端面に対
    向する中央脚に構成される磁極部に第三の励磁コイルを
    巻装したことを特徴とするエレベータの走行案内装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のエレベータの走行案内装
    置において、前記第三の励磁コイルに一定のバイアス電
    流を流すことを特徴とするエレベータの走行案内装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載のエレベータの走行案内装
    置において、前記第三の励磁コイルに流す電流が、電磁
    石鉄心の磁極部とそれに対向するガイドレールとの間の
    ギャップの変化に応じて制御されることを特徴とするエ
    レベータの走行案内装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のエレベータの走行案内
    装置において、3つの励磁コイルのうち、バイアス電流
    は前記第三の励磁コイルにのみ通流させることを特徴と
    するエレベータの走行案内装置。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のエレベータの走行案内
    装置において、角形3の字形状の電磁石鉄心の両側方脚
    先端部に結合され前記ガイドレールの側面に対向する両
    磁極部を別体の分割型のものとして構成し、前記両磁極
    部を組み立てていない状態で前記各側方脚に励磁コイル
    を装着した後、前記両磁極部を前記電磁石鉄心に取付け
    固定して3の字形状の電磁石鉄心を完成させることを特
    徴とするエレベータの走行案内装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のエレベータの走行案
    内装置において、電磁石鉄心の分割箇所が鉄心角部の対
    角線上に斜めに設定されていることを特徴とするエレベ
    ータの走行案内装置。
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