JP2000316271A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP2000316271A
JP2000316271A JP11120294A JP12029499A JP2000316271A JP 2000316271 A JP2000316271 A JP 2000316271A JP 11120294 A JP11120294 A JP 11120294A JP 12029499 A JP12029499 A JP 12029499A JP 2000316271 A JP2000316271 A JP 2000316271A
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JP
Japan
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armature
linear motor
blocks
magnetic
gap
Prior art date
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Application number
JP11120294A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Yoshida
哲也 吉田
Tadahiro Miyamoto
恭祐 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子コアブロック間を流れるスロット漏洩
磁束を低減して磁気飽和を抑制し、最大推力を増加させ
る。 【解決手段】 2次側部3と、2次側部3に空隙を介し
て対向する電機子2とをそなえ、2次側部3が、界磁ヨ
ーク11と、この界磁ヨーク11上に交互に極性が異な
るように隣り合わせに複数個並べて配置された界磁極1
2とで構成され、電機子2が、I字形状をした電機子コ
ア4を複数枚積層してなる電機子コアブロック5の長手
方向両端部に電機子巻線7を巻装して構成した電機子ブ
ロック8を、電機子ブロック8の長手方向がリニアモー
タ1のストローク方向に対して直角となる向きに複数個
連結して構成されているリニアモータ1において、各電
機子ブロック8間の結合部に、磁気的なギャップGを設
けるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機等のテーブ
ル送りに利用されるリニアモータに関するもので、特に
電機子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、永久磁石同期機形のリニ
アモータは、図4に示すように構成されている。図4に
おいて、1はリニアモータで、電機子2と、前記電機子
2に空隙を介して対向するように配置されている2つの
2次側部3とで構成されている。前記電機子2は、I字
形状をした電機子コア4を複数枚積層してなる電機子コ
アブロック5と、この電機子コアブロック5の長手方向
両端部のティース部6に巻装した電機子巻線7とからな
る電機子ブロック8を、電機子ブロック8の長手方向が
リニアモータ1のストローク方向に対して直角となる向
きに複数個連結して構成されている。前記電機子ブロッ
ク8相互の連結は、電機子コアブロック5の連結部の一
方の側面にアリ9を形成するとともに、他方の側面にア
リ溝10を形成し、隣り合う電機子ブロック8のアリ9
とアリ溝10を係合することにより行う。また、前記2
次側部3は、図示しない架台に垂直に固定された界磁ヨ
ーク11と、この界磁ヨーク11に交互に極性が異なる
ように隣り合わせに複数個等ピッチに並べて配置され
た、例えば永久磁石からなる界磁極12とで構成されて
いる。なお、図5において、13は前記ティース部6間
に形成されたスロット部である。このように構成された
リニアモータ1は、図5に示すように、電機子2と空隙
を介して対向するように配置された界磁極12によっ
て、それぞれの電機子コアブロック5を長手方向に貫通
する主磁束Φ1 が発生する。また、図示しない電源によ
り、電機子巻線7に交流電流が通電されると、電機子2
と界磁極12間に電磁力が発生し、電機子コア4の長手
方向と直角なストローク方向に直線運動を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
いわゆる磁束貫通形の電機子を有するリニアモータにお
いては、次のような問題点があった。すなわち、磁性体
材料で構成される電機子コアブロック5間の結合部は、
接触断面積が大きいため、電機子コアブロック8におけ
るスロット部13回りの部分の漏洩磁気抵抗が小さくな
っており、電機子巻線6に通電すると、図5に示すよう
に、電機子2に、いわゆるスロット漏洩磁束Φ2 の磁路
が形成されていた。このため、負荷電流を大きくして推
力をアップさせようとしても、前記スロット漏洩磁束Φ
2 も増加するため、電機子2における特に幅の狭いティ
ース部6の磁路の磁束密度が高くなり、最大負荷電流値
付近では、磁路の磁気飽和が発生して、最大推力が低下
するという問題が発生していた。本発明は、このような
問題点を解消するためになされたもので、スロット漏洩
磁束を低減して磁気飽和を抑制し、負荷電流に対する推
力の直線性を向上させて、最大推力を増加させることを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、2次側部と、前記2次側部に空隙を介し
て対向する電機子とをそなえ、前記2次側部が、界磁ヨ
ークと、この界磁ヨーク上に交互に極性が異なるように
隣り合わせに複数個並べて配置された界磁極とで構成さ
れ、前記電機子が、I字形状をした電機子コアを複数枚
積層してなる電機子コアブロックの長手方向両端部に電
機子巻線を巻装して構成した電機子ブロックを、電機子
ブロックの長手方向がリニアモータのストローク方向に
対して直角となる向きに複数個連結して構成されている
リニアモータにおいて、前記各電機子ブロック間の結合
部に、磁気的なギャップを設けるようにしたものであ
る。これにより、電機子に流れるスロット漏洩磁束の磁
路の一部の磁気抵抗が大きくなり、スロット漏洩磁束が
低減する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示す平
断面図で、図2は図1における電機子部の拡大図であ
る。なお、図5および図6と同一または相当する部材は
同一符号を付し説明を省略する。本発明の基本的な構成
は、従来技術とほぼ同じであるが、各電機子ブロック8
間の結合部に空隙を形成して、磁気的なギャップを設け
るようにした点が、従来技術と異なっている。図1およ
び図2に示すように、磁気的なギャップGは、それぞれ
の電機子コアブロック5の中央側部に設けた凹部14に
よって形成したエアーギャップgで構成している。エア
ーギャップgを形成することによって、電機子ブロック
8間に磁気的なギャップGが生じ、スロット漏洩磁束Φ
2 の磁路の一部の磁気抵抗が大きくなり、漏洩磁束Φ2
が低減する。漏洩磁束Φ2 が低減することにより、電機
子磁路における磁気飽和が抑制され、図3に示すよう
に、本発明の電機子電流に対する推力特性Bが、従来の
推力特性Cよりも理想値Aに近づいてくる。これによ
り、負荷電流に対する推力特性の直線性が向上し、最大
推力が増加する。 [第2の実施例]図4は第2の実施例を示す電機子部の
拡大図である。第1の実施例が、磁気的なギャップG
を、電機子コアブロック5間に形成したエアータップg
で構成していたのに対して、この第2の実施例では、磁
気的なギャップGを、電機子コアブロック5間に介在さ
せた非磁性体部材15で構成している。非磁性体部材1
5としては、樹脂材、アルミニュウム材、あるいはステ
ンレス材などを用いる。また、前記非磁性体部材15
は、両側部にたとえばアリ9を形成し、電機子コアブロ
ック5に形成したアリ溝10に係合して電機子コアブロ
ック5と連結している。このようにすることにより、第
1の実施例と同様に、スロット漏洩磁束Φ2 が低減して
磁気飽和が抑制され、負荷電流に対する推力の直線性が
向上して、最大推力が増加する。なお、本発明は上記各
実施例の構成に限ることはなく、次のような構成にして
もよい。 (1) 電機子と2次側部は、いずれが固定側あるいは可動
側でも構わない。 (2) 永久磁石形のリニアモータだけでなく、電磁石形の
リニアモータでもよく、また、インダクション形のリニ
アモータや、リラクタンス形のリニアモータなど電機子
を有するものであればどのようなリニアモータでもよ
い。 (3) 2つの部材を係合連結するアリ9とアリ溝10は、
2つの部材のどちら側に設けてもよい。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
機子コアブロック間の結合部に磁気的なギャップを設
け、スロット漏洩磁束の磁路の一部の磁気抵抗を大きく
しているので、スロット漏洩磁束を低減することができ
る。したがって、電機子磁路における磁気飽和を抑制す
ることができ、負荷電流に対する推力特性の直線性を向
上させて、最大推力を増加することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すリニアモータの
平断面図である。
【図2】 図1における電機子部の拡大図である。
【図3】 電機子電流に対する推力特性を示すグラフで
ある。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す電機子部の拡大
図である。
【図5】 従来のリニアモータを示す平断面図である。
【図6】 図5における電機子部の拡大図である。
【符号の説明】
1 リニアモータ、 2 電機子、 3 2次側部、 4 電機子コア、 5 電機子コアブロック、 6 ティース部、 7 電機子巻線、 8 電機子ブロック、 9 アリ、 10 アリ溝、 11 界磁ヨーク、 12 界磁極、 13 スロット部、 14 凹部、 15 非磁性体部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次側部と、前記2次側部に空隙を介し
    て対向する電機子とをそなえ、 前記2次側部が、界磁ヨークと、この界磁ヨーク上に交
    互に極性が異なるように隣り合わせに複数個並べて配置
    された界磁極とで構成され、 前記電機子が、I字形状をした電機子コアを複数枚積層
    してなる電機子コアブロックの長手方向両端部に電機子
    巻線を巻装して構成した電機子ブロックを、電機子ブロ
    ックの長手方向がリニアモータのストローク方向に対し
    て直角となる向きに複数個連結して構成されているリニ
    アモータにおいて、 前記各電機子ブロック間の結合部に、磁気的なギャップ
    を設けたことを特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記磁気的なギャップを、それぞれの電
    機子コアブロックの中央部の側部に設けた凹部によって
    形成したエアーギャップで構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記磁気的なギャップを、前記各電機子
    ブロック間に介在させた非磁性体部材で構成したことを
    特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
JP11120294A 1999-04-27 1999-04-27 リニアモータ Pending JP2000316271A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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