JP6586027B2 - リニアモータおよび遮断装置 - Google Patents
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しかし、特許文献1に開示された技術では、部品加工時の寸法交差や組立時のばらつきに起因したギャップの偏りにより、可動子の永久磁石の磁化方向に対し磁気的な吸引力が働き、可動子に曲げやねじれのような変形が発生する。このような変形を抑制するため、可動子の曲げを矯正する部品や進行方向の途中で板を支持する部品が追加されるが、追加部品による可動子質量の増加や、追加部品自体の故障が信頼性を低下させるという課題がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、軽量で信頼性の高いリニアモータおよび遮断装置を提供することを目的とする。
駆動方向に沿って移動可能であるとともに、前記駆動方向に直交する方向に沿って円弧状に湾曲する複数の可動子と、複数の前記可動子を結合する連結部材とを有する可動子ユニットと、
各々が鉄心と巻線とを含む複数の固定子を有する固定子ユニットと、
を有することを特徴とする。
〈第1実施形態の構成〉
本発明の第1実施形態によるリニアモータ100の構成を、図1〜図5を参照し説明する。なお、図1はリニアモータ100の斜視図、図2は可動子ユニットの斜視図、図3は図1におけるI−I断面図、図4は図1におけるII−II断面図、図5は第1実施形態における磁束経路の説明図である。
上記構成において、固定子152,154,156の巻線160,170に三相交流電流を供給すると、前後方向に沿って可動子ユニット110が移動する。その際、永久磁石10,12の磁化方向に働く磁気的な吸引力が発生し、可動子120,130には、上下方向の応力が印加される。また、可動子120,130には、駆動方向(前後方向)にも、電磁力による応力が発生する。本実施形態における可動子120,130は、可動子を平板状にした構成(例えば上記特許文献1)と比較して、可動子の断面二次モーメントを大きくすることができる。従って、上下方向および前後方向等の応力による変形を抑制することができる。
また、空隙187,191が曲面状(円弧状)であるため、上下方向の投射面積が同一である平板状の可動子よりも、磁束が通過する面積を大きくすることができ、リニアモータ100の電磁力を大きくすることができる。
駆動方向(前後方向)に沿って移動可能であるとともに、駆動方向に直交する方向(左右方向)に沿って湾曲し、または折れ曲がっている複数の可動子(120,130)と、複数の可動子(120,130)を結合する連結部材(140)とを有する可動子ユニット(110)と、
各々が鉄心(180)と巻線(160,170)とを含む複数の固定子(152,154,156)を有する固定子ユニット(150)と、
を有することを特徴とする。
これにより、可動子(120,130)自体に変形を抑制する機能を付与することができ、可動子(120,130)の変形を抑制する支持部品や、可動子(120,130)の断面方向の剛性を強化する部品等を不要とし、あるいは簡素化することができる。
連結部材(140)は、複数の可動子(120,130)の駆動方向の端部を相互に結合するものであり、
鉄心(180)は、
可動子(120,130)の周囲を覆う周縁部(182)と、
周縁部(182)に結合され複数の可動子(120,130)の間を挿通する横断部(184)と、
を有することを特徴とする。
これにより、鉄心(180)における磁気抵抗を抑制しつつ適切な磁束を発生できる。
駆動方向(前後方向)に沿って、磁化方向が交互に異なるように一列または複数列に配列された複数の第1の永久磁石(10)を有する第1の可動子(120)と、
駆動方向(前後方向)に沿って、磁化方向が交互に異なるように一列または複数列に配列された複数の第2の永久磁石(12)を有する第2の可動子(130)と、
を有することを特徴とする。
これにより、固定子ユニット(150)と協働して、可動子ユニット(110)を高速に駆動することができる。
第1および第2の永久磁石(10,12)は、円弧状の断面形状に沿って円弧状に湾曲する
ことを特徴とする。
これにより、第1または第2の可動子(120,130)を薄く構成することができる。
周縁部(182)または横断部(184)から第1または第2の可動子(120,130)に向かって突出し、円弧状の断面形状に沿った形状の対向面(上部磁極部186,中下部磁極部190の下面、または中上部磁極部188,下部磁極部192の上面)を有し、対向面が第1または第2の可動子(120,130)に対向する複数の突出部(186,188,190,192)
をさらに有することを特徴とする。
これにより、複数の突出部(186,188,190,192)を可動子(120,130)に近接させることができる。
ことを特徴とする。
これにより、可動子(120,130)を適切に駆動させることができる。
次に、本発明の第2実施形態によるリニアモータ200の構成を、図6および図7を参照し説明する。なお、図6はリニアモータ200の斜視図、図7はそのIII−III断面図である。なお、図6、図7において、図1〜図5の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
さらに、本実施形態によれば、第1実施形態の内部巻線170に相当するものを省略できるため、第1実施形態のリニアモータ100よりも小型に構成することができる。また、巻線を2箇所の外部巻線260に集中させることができるため、製造コストを削減できるという効果も奏する。
次に、本発明の第3実施形態によるリニアモータ300の構成を、図8および図9を参照し説明する。なお、図8はリニアモータ300の斜視図、図9はそのIV−IV断面図である。なお、図8、図9において、図1〜図7の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
次に、参考用の第4実施形態によるリニアモータ400の構成を、図10〜図12を参照し説明する。なお、図10はリニアモータ400の斜視図、図11は可動子ユニット410の斜視図、図12は図10におけるV−V断面図である。なお、図10〜図12において、図1〜図9の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
第1および第2の永久磁石(20,22)は、折線状の断面形状の各直線部分に沿った板状の形状を有する
ことを有することを特徴とする。
これにより、第1または第2の可動子(420,430)を薄く構成することができる。
周縁部(482)または横断部(484)から第1または第2の可動子(420,430)に向かって突出し、折線状の断面形状に沿った形状の対向面(上部磁極部486,中下部磁極部490の下面、または中上部磁極部488,下部磁極部492の上面)を有し、対向面が第1または第2の可動子(420,430)に対向する複数の突出部(486,488,490,492)
をさらに有することを特徴とする。
これにより、複数の突出部(486,488,490,492)を可動子(420,430)に近接させることができる。
ことを特徴とする。
これにより、可動子(420,430)を適切に駆動させることができる。
次に、本発明の第5実施形態による遮断装置700の構成を、図13に示す模式図を参照し説明する。
図13において、リニアモータ701は、前後方向に駆動される可動子ユニット710を有している。なお、リニアモータ701は、上記第1〜第4実施形態のリニアモータ100,200,300または400のうち何れかであり、可動子ユニット710は、上述した可動子ユニット110,210,410のうち何れかになる。遮断器702は、必要に応じて電路(図示せず)の開閉を行う装置である。可動子ユニット710と、遮断器702とは、連結機構704を介して直接的または間接的に連結されている。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
12,22 永久磁石(第2の永久磁石)
100,200,300,400 リニアモータ
110,210,410 可動子ユニット
150,250,350,450 固定子ユニット
120,420 可動子(第1の可動子)
130,430 可動子(第2の可動子)
122,132,422,432 枠体
140,240,440 連結部材
152,154,156,252,254,256,352,354,356,452,454,456 固定子
160,260,360 外部巻線(巻線)
170,370 内部巻線(巻線)
180,280,380,480 鉄心
182,282,382,482 矩形枠ヨーク部(周縁部)
184,284,384,484 横断ヨーク部(横断部)
186,286,386,486 上部磁極部(突出部)
188,388,488 中上部磁極部(突出部)
190,390,490 中下部磁極部(突出部)
187,191,287,291,387,391,487,491 空隙
192,292,392,492 下部磁極部(突出部)
288 中上部突起部(突出部)
290 中下部突起部(突出部)
700 遮断装置
701 リニアモータ
702 遮断器
704 連結機構
706 ダンパ
710 可動子ユニット
Claims (7)
- 駆動方向に沿って移動可能であるとともに、前記駆動方向に直交する方向に沿って円弧状に湾曲する複数の可動子と、複数の前記可動子を結合する連結部材とを有する可動子ユニットと、
各々が鉄心と巻線とを含む複数の固定子を有する固定子ユニットと、
を有することを特徴とするリニアモータ。 - 複数の前記可動子は、各々の凹んだ側の面を相互に対向させ、
前記連結部材は、複数の前記可動子の前記駆動方向の端部を相互に結合するものであり、
前記鉄心は、
前記可動子の周囲を覆う周縁部と、
前記周縁部に結合され複数の前記可動子の間を挿通する横断部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。 - 複数の前記可動子は、
前記駆動方向に沿って、磁化方向が交互に異なるように一列または複数列に配列された複数の第1の永久磁石を有する第1の可動子と、
前記駆動方向に沿って、磁化方向が交互に異なるように一列または複数列に配列された複数の第2の永久磁石を有する第2の可動子と、
を有することを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。 - 前記第1および第2の可動子は、前記駆動方向に直交する方向に沿った円弧状の断面形状を有し、
前記第1および第2の永久磁石は、前記円弧状の断面形状に沿って円弧状に湾曲する
ことを有することを特徴とする請求項3に記載のリニアモータ。 - 前記周縁部または前記横断部から前記第1または第2の可動子に向かって突出し、前記円弧状の断面形状に沿った形状の対向面を有し、前記対向面が前記第1または第2の可動子に対向する複数の突出部
をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のリニアモータ。 - 前記巻線は、複数の前記突出部に対して、磁化方向が同一となる磁束を発生させる
ことを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ。 - リニアモータと遮断器とを有し、
前記リニアモータは、
駆動方向に沿って移動可能であるとともに、前記駆動方向に直交する方向に沿って円弧状に湾曲する複数の可動子と、複数の前記可動子を結合する連結部材とを有する可動子ユニットと、
各々が鉄心と巻線とを含む複数の固定子を有する固定子ユニットと、
を有し、
前記遮断器は、前記リニアモータに駆動されることによって電路の開閉を行う
ことを特徴とする遮断装置。
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