JP5883516B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は開閉装置に係り、例えば、ガス遮断器等の遮断部の開閉操作を行う操作器が電動で動作されて高電圧電流を遮断するものに好適な開閉装置に関する。
一般に、変電所や開閉所に設けられる電力用の開閉装置は、電力系統の短絡事故時に電流を遮断する遮断器、電力系統の開閉を行う断路器、点検時などに高電圧導体を接地する接地開閉器を具備している。その開閉装置の1つである遮断器は、速やかに事故電流を遮断することにより、電力系統の事故の波及を防止する役割を持つため、より信頼性の高い装置の開発が要請されている。
このような遮断器を操作する操作器として、操作ばねに蓄勢したばね力を解放することにより操作力を得るようにしたばね操作器、或いは空気圧や油圧を利用して操作力を得るようにした空気圧操作器や油圧操作器が、従来から知られている。
そして、これら各操作器について言及すると、ばね操作器は低操作力、保守性、経済性に優れており、また、空気圧操作器は取扱いが容易であると共に高い操作力が得られ、更に、油圧操作器は低騒音で高い操作力が得られるという特徴がある。
ところが、ばね操作器による操作では、ばねの弾性力が必ずしも一定でないこと、ばねの位置決め精度が低いこと、更には、複雑で多くの部品から成り立つこと等から動作に対する信頼性について改善の余地がある。また、油圧や空気圧を利用する空気圧操作器や油圧操作器では、周囲の温度変化によっては作動流体が膨張したり、或いは密封用のパッキン等が破損することなどのより、作動流体が漏れるおそれがあり、更には、部品の1つでも不具合や故障があると全体が動作しなくなる可能性もあり、取り扱いが難しいと言う側面もある。
このような点を改善する方式として、電気の力により操作力を生み出す技術があり、この技術について記載されたものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1には、直線移動可能なコイルに電流を供給するアクチュエータ構造が記載され、固定された円筒形状の永久磁石から発生する磁界とコイルの電流密度による電子反発力を利用して、コイルに繋がる絶縁ロッドを直線運動させる遮断器が記載されている。
一方、特許文献2及び3には、永久磁石の両側に空隙を介して配置された磁極歯と、これらの磁極歯を連続につなぐコアと、複数の磁極歯に巻かれた電機子巻線を有する電機子と、磁極が交互になるように配置された永久磁石列とからなる駆動装置が記載されている。
更に、特許文献4には、遮断器の開閉接触子を動かす磁気式リニア駆動装置について記載され、給電可能な第1コイルを貫通し磁束によって通過される少なくとも1つの磁気空隙を有する第1鉄心と、第1永久磁石を有する可動接触子とを備え、前記第1永久磁石は、圧縮されたばね装置(補助装置)で支援されて第1終端位置から移動することが記載されている。
特許文献1:特表2007−523475号公報
特許文献2:特開2010−141978号公報
特許文献3:特開2010−239724号公報
特許文献4:特表200−520517号公報
ところで、高加速が要求される遮断器向けのアクチュエータにおいては、可動体の質量を低減する必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載されたアクチュエータ構造では、巻線が可動するアクチュエータとなっており、大電流を流すためには径の大きい巻線が必要になるため、巻線の質量が大きくなり、加速度性能が低下してしまう。その他、巻線自体が可動するため、可動体となる巻線に電流を供給する必要があり、配線の取り回しや耐久性に改善の余地がある。この様な種々観点から、特許文献1の信頼性には改善の余地がある。
また、特許文献2及び3に記載された内容は、そもそも遮断器に用いることを意図されているものではなく、高加速が要求される遮断器向けの操作器のために、可動体の質量を低減することは、全く考慮されていないものである。
更に、特許文献4に記載されている磁気式リニア駆動装置は、可動接極子に継鉄が取付けられている構造のため、可動部分の質量に継鉄の質量が加わり、応答性が低下し遮断時間が増大する恐れがある。また、可動接極子と第1鉄心の位置によって第1コイルに流す電流と可動接極子に働く推力の関係が変化し、推力の制御が難しくなると共に、可動接極子が移動する際に振動が発生してしまう。更に、継鉄が第1鉄心の空隙の縁に接している位置の場合と接していない位置の場合とでは、磁気回路の磁気抵抗が大きく変わるため、振動などの原因になる恐れがあり、信頼性に乏しいものとなる
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、操作器の質量の低減が図れて高加速操作が実現できることは勿論、信頼性の向上が図れる開閉装置を提供することにある。
本発明の開閉装置は、上記目的を達成するために、固定接触子及び該固定接触子に対して接触または開離する可動接触子からなる遮断部と、前記可動接触子が動作するための駆動力を発生させるリニアモータと、前記遮断部の固定接触子と可動接触子の接触または開離時における前記リニアモータの加速時または減速時、或いは加減速時に、該リニアモータに推力を補助する推力発生源とを備え、前記リニアモータは、永久磁石または磁性材を磁化方向を反転させつつ複数個並べて形成された可動子と、前記永久磁石または磁性材を上下から挟み込むように配置された第1の磁極歯及び第2の磁極歯、該第1の磁極歯と第2の磁極歯をつなぎ磁束の経路を形成する磁性体、前記第1の磁極歯と第2の磁極歯にそれぞれ配置された巻線から成る電機子とを備え、前記第1の磁極歯及び第2の磁極歯は、前記可動子若しくは電機子の進行方向に少なくとも2つ並設されていると共に、両者が前記磁性体で連結され、かつ、前記巻線からの磁束が通る少なくとも2つの異なる磁路が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、操作器の質量の低減が図れて高加速操作が実現できることは勿論、信頼性の向上が図れる効果がある。
本発明の開閉装置の実施例1である遮断器の閉極状態を示す断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である遮断器の開極状態を示す断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1に採用されるリニアモータの構成を示す斜視図である。 図2のリニアモータをY−Z平面で断面した状態を示す斜視図である。 図2に示したリニアモータの可動子を説明する図である。 本発明の開閉装置の実施例1に採用されるリニアモータの第1の磁束の経路と第2の磁束の経路を示す図2に相当する図である。 本発明の開閉装置の実施例1に採用されるリニアモータの第1の磁束の経路と第2の磁束の経路を示す図3に相当する図である。 図5を矢印P方向から見た図である。 図6を矢印Q方向から見た図である。 本発明の開閉装置に採用されるリニアモータの他の構成を示す斜視図である。 図9のリニアモータをY−Z平で断面して示す断面図である。 図9の構成にばねとフックを付加した例を示すニアモータの斜視図である。 図11に示したリニアモータをY−Z平面で断面して示す斜視図である。 本発明の開閉装置の実施例2である遮断器の閉極状態を示す断面図である。 本発明の開閉装置の実施例2である遮断器の開極状態を示す断面図である。 本発明の開閉装置に採用されるリニアモータの構成おいて、可動子間にばねを配置すると共に、ばねとフックを付加した例を示すリニアモータの斜視図である。 図14に示したリニアモータをY−Z平面で断面して示す斜視図である。 本発明の開閉装置に採用されるリニアモータの構成おいて、リニアモータの両側にばねを配置した例を示すリニアモータの斜視図である。 本発明の開閉装置の例である遮断器の動作パターンであり、ばねの推力特性を示す図である。 本発明の開閉装置に採用されるリニアモータの推力特性を示す図である。 図17(b)のばねの推力特性とリニアモータの推力特性を合わせた特性を示す図である。 図17(c)からばねを変位0までに圧縮するためのばねの推力とリニアモータの推力の関係を示す図である。 遮断器の時間と変位の関係の例を示す特性図である。 本発明に採用されるリニアモータとばねの推カパターン例であり、加速ばねとリニアモータを用いた推カパターンを示す図である。 本発明に採用される加速ばねと減速ばね及びリニアモータを用いた推カパターンを示す図である。 本発明に採用されるリニアモータにおいて加速初期に加速ばねを作用させた場合推カパターンを示す図である。 本発明に採用されるリニアモータの推力発生源として油圧シリンダを用いた遮断器の閉極状態を示す断面図である。 本発明に採用されるリニアモータの推力発生源として油圧シリンダを用いた遮断器の開極状態を示す断面図である。 図11に示した例において、フックを外す際の時間と変位の関係を示す特性図である。 図2に示したリニアモータの電機子をX−Y平面で断面して示す断面図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の開閉装置を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する
図1(a)及び図1(b)に、本発明の開閉装置の実施例1であるガス遮断器を示す。図1(a)はガス遮断器の閉極状態、図1(b)はガス遮断器の開極状態である。
該図に示す如く、本実施例のガス遮断器は、事故電流を遮断するための遮断部(A)と、この遮断部(A)を操作するための操作部(B)とに大別される。
遮断部(A)は、内部にガス(例えば、SF6ガス、空気等)を充填させた密閉金属容器1内に、密閉金属容器1の端部に設けられた絶縁支持スペーサ2に支持された固定側接触子3と、この固定側接触子3と対向配置され、該固定側接触子3に対して接触(閉極)または開離(開極)する可動側接触子4と、この可動側接触子4の先端に設けられ、開極時に固定側接触子3と可動側接触子4の間に発生するアークに消弧性ガスを吹き付けて消弧するノズル5と、操作部(B)側に接続されると共に、可動側接触子4に接続される絶縁ロッド81を覆うように配置されている絶縁支持筒7と、可動側接触子4に接続され主回路の一部を構成する主回路導体となる高電圧導体8とから概略構成されている。
そして、遮断部(A)は、操作部(B)からの操作力を通じて可動側接触子4を移動させて電気的に開閉されることにより、電流の投入(閉極)及び遮断(開極)が行われるものである。また、高電圧導体8の周囲には、高電圧導体8に流れる電流を検出するための電流検出器として働く変流器51が設けられており、絶縁支持筒7内には、操作部(B)側に接続される絶縁ロッド81が配置されている。
一方、操作部(B)は、密閉金属容器1に隣接して設けられた操作器ケース61と、この操作器ケース61内に設置されたリニアモータ(操作器)100と、操作器ケース61内に設置され、遮断部(A)の固定側接触子3と可動側接触子4の接触または開離時におけるリニアモータ100の加速時または減速時、或いは加減速時に、該リニアモータ100に推力を補助する推力発生源であるばね90と、リニアモータ100の内部に配置され、該リニアモータ100の内部を直線稼動する可動子27と、この可動子27とばね90の一端がボルト等により固定されている可動部23とから概略構成されている。
そして、可動部23は、密閉金属容器1を気密に保ったまま駆動できる様に設けられる直線シール部62を通じて遮断部(A)の絶縁ロッド81に連結されている(直線シール部62は、絶縁ロッド81の動作(軸方向移動)は許容し、密閉金属容器1内の気密は保つものである)。この絶縁ロッド81は、可動電極6に連結されており、可動部23に固定されている可動子27を介してリニアモータ100及びリニアモータ100に推力を補助するばね90の動作を通じて遮断部(A)における可動電極6を動作させることが可能になる。
また、リニアモータ100にはアンプ71が接続され、そのアンプ71には制御ユニット72に接続されている。アンプ71は、制御ユニット72からの指令を受け、その指令に応じた電流をリニアモータ100に供給している。制御ユニット72には、変流器51で検出した電流値が入力され、この電流値に応じてリニアモータ100に供給する電流値がコントロールされ、可動子27及び可動部23を介して可動電極6の位置や速度をコントロールしている。
更に、上述した如く、操作器ケース61内にはばね90が配置されており、このばね90が、可動部23を介してリニアモータ100の可動子27と連結されていることから、可動電極6を動作させる際に、リニアモータ100の推力及びばね90の推力による力を供給することが可能になり、リニアモータ100の単独の推力の場合に比較して、リニアモータ100、アンプ71などの容量を小さくできる。また、リニアモータ100により位置や速度の制御が可能になり、従来のばね式操作器に比べると電流遮断の信頼性が向上する。
次に、リニアモータ100の構造について、図2乃至図8を用いて説明する。図2乃至図8のリニアモータ100は、3相駆動のリニアモータの一例である。なお、リニアモータ100は、3相駆動に限定されるわけではなく、例えば、2相駆動や4相以上の多相での構成も可能である。
該図に示す如く、リニアモータ100は、永久磁石21に対向する位置に巻線41を配置した電機子101が、永久磁石21の進行方向(Z方向)に3個配置されている。図3に示す如く、永久磁石21は、Z方向に複数並べられ、磁化方向25が交互になるように配置されている。また、永久磁石21を上下から挟み込むように第1の磁極歯11と、第2の磁極歯12が配置され、この第1の磁極歯11と第2の磁極歯12を磁性体13でつなぎ磁束の経路を形成している。また、第1の磁極歯11と第2の磁極歯12のそれぞれには、巻線41が巻かれている。
図4に示す如く、永久磁石21は、はしご状の可動部材28に固定され、この永久磁石21と可動部材28とで可動子27を構成している。可動子28は、図示しない支持機構にて電機子101との位置関係が保たれている。例えば、リニアガイド、ローラベアリング、カムフォロア、スラストベアリングなどが好ましいが、永久磁石21と第1の磁極歯11及び第2の磁極歯12との間隔が保てれば、これに限定されるものでもない。また、図1に示した操作器ケース61や密金属容器1に、支持機構を設けることも可能である。
通常、永久磁石21と第1の磁極歯11及び第2の磁極歯12の間には吸引力(Y方向の力)が発生するが、本実施例の構成においては、永久磁石21と第1の磁極歯11に発生する吸引力と、永久磁石21と第2の磁極歯12に発生する吸引力とが互いに発生し、これらで力が相殺されることから吸引力が小さくなる。
そのため、可動子27を保持するための機構が簡素化でき、可動子27を含む可動体の質量を低減できる。また、可動体の質量を低減できるため、高加速度駆動や高応答駆動を実現することが可能になる。更に、電機子101と永久磁石21が相対的にZ方向に駆動するため、電機子101を固定することにより永久磁石21を含む可動子27がZ方向へ移動する。反対に、可動子27を固定し、電機子101をZ方向に移動させることも可能である。この場合には、可動子27と電機子101が逆転することになる。あくまでも発生する力は両者の間で生じる相対的な力である。
リニアモータ100の駆動に際しては、巻線41に電流を流すことにより磁界が発生し、電機子101と永久磁石21の相対位置に応じた推力を発生することが可能になる。
また、本実施例のリニアモータ100は、図5乃至図8に示すように、巻線41a及び41bによって発生する磁束91及び92が通る2つの異なる磁路を形成している。
即ち、巻線41a及び41bによって発生する磁束91及び92が通る2つの異なる磁路のうち1つは、図7に示す如く、巻線41aにより生じた磁束91aが、第1の磁極歯11a、磁性体13a、磁性体13cを通り、第2の磁極歯12aに至る第1の経路である。もう1つの経路は、図に示す如く、巻線41aと巻線41bにより生じた磁束92aが、第1の磁極歯11a、磁性体13a、第1の磁極歯11b、第2の磁極歯12b、磁性体13cを通り、第2の磁極歯12aに至る第2の経路である。つまり、2つの異なる磁路の1つは、巻線41a及び41bからの磁束91が、磁性体13から第1の磁極歯11、第1の磁極歯11から第2の磁極歯12、第2の磁極歯12から磁性体13に至る第1の経路であり、もう1つの磁路は、巻線41a及び41bからの磁束92が、第1の通路と直交する方向(永久磁石21の進行方向(Z方向))で、かつ、可動子27の進行方向に隣接する磁極歯に至る第2の経路である。
上記した磁束92が通る第2の経路は、詳述すれば、図6に示す如く、可動子27の進行方向に隣接する電機子101の上側の各々の第1の磁極歯11間を、巻線41a及び41bからの磁束92が磁性体13を介して流れ、それが電機子101の下側の第2の磁極歯12に流れ、下側の各々の第2の磁極歯12間を、磁束92が磁性体13を介して流れる循環経路となる。
このように構成することにより、巻線41a及び41bからの磁束が第1及び第2の経路を通ることになり、磁束の経路の断面積が増加し、効率的に推力を発生することができる。
また、電機子101と永久磁石21の位置関係及び注入する電流の位相や大きさを制御することにより、推力の大きさ及び方向の調整が可能になる。可動子27の動作制御は、開極指令及び閉極指令が制御ユニット72に入力された場合に応じて、アンプ71からリニアモータ100に電流を供給し、リニアモータ100での可動子27の駆動力に変換することで行うことができる。
図1(a)及び図1(b)に示すように、リニアモータ100とばね90は、可動部23と絶縁ロッド81を介して可動電極6を駆動する。即ち、図1(a)は、可動電極6は閉極状態であり、この状態から図1(b)の開極状態に駆動する際には、リニアモータ100による可動子27を介しての駆動力に、ばね90の引張力(推力)を補助することで可動電極を開極状態にすることができる。また、図1(b)の開極状態から図1(a)の閉極状態にするには、リニアモータ100による可動子27を介しての駆動力に、ばね90が圧縮されている圧縮力を解放することによる推力を補助することで可動電極6を極状態にすることができる。
このようにすることにより、ガス遮断器の高加速操作を行うために、操作器を大型化することなく、操作器の質量の低減が図れて高加速操作が実現できる。
なお、ばね90は、閉極状態から開極状態に駆動する際に、圧縮力を解放することによる推力を補助し、開極状態から閉極状態に駆動する際に、引張力を補助することでも構わない。
また、可動子27の位置は、図示しない位置検出装置により検出され、検出した位置情報により制御ユニット72にてばね90の推力を推定し、リニアモータ100の推力をコントロールするようにしている。
図3に示すように、3つの電機子101の磁極歯は、Z方向に並んだ永久磁石21の5個分に対し、電機子101の磁極歯が6個並ぶ配置になっている。このように、永久磁石21に対し、電機子101の磁極歯をZ方向にずらすことにより、振動の低減が可能になる。更に、永久磁石21を第1の磁極歯11と第2の磁極歯12で挟み込む構造により、可動子27のブレが低減できる。
これらにより、直線駆動させても駆動方向(Z方向)と垂直方向(X方向及びY方向)のブレや振動が極めて小さくなる。即ち、ガス遮断器に適用する上では、操作力を伝える可動子が直線シール部62を通過しても、直線シール部62の変形が小さいために、シール部における機械的な負担が小さくなる。これは、駆動に伴う直線シール部62の摺動動作不具合だけでなく、可動側接触子4の傾きを防止することにもつながるので、接触摺動部のかじりや電極からの微小金属異物が発生しにくい構造となる。かじりは遮断や投入の動作不良に結びつく可能性があり、金属異物は絶縁性能低下による絶縁事故に結びつく可能性がある。また、シール変形に伴うガス遮断器内部のSF6ガスが外部へ漏洩する量を低減できる。
このように、本実施例の構成によれば、操作器の質量の低減が図れて高加速操作が実現できることは勿論、信頼性の向上が図れる効果がある。
図9乃至図13(a)及び図13(b)に、本発明の開閉装置の実施例2であるガス遮断器を示す。本実施例においては、既に説明した実施例1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
該図に示す本実施例は、リニアモータ100の永久磁石21を上下2段に構成した例である。本実施例のリニアモータ100は3相駆動の場合について説明する。
図9乃至図13(a)及び図13(b)に示す如く、本実施例のリニアモータ100は、電機子101をZ方向に3つ並べ、上下2段の永久磁石21の列を挟み込むように第1の磁極歯11と第2の磁極歯12を配置している。Y方向に並んだ巻線41aの作る磁束方向26に対し、巻線41bの作る磁束26は逆になるように巻線41a及び41bが巻かれている。
図9乃至図10に示したリニアモータ100と、ばね90を組み合わせたリニアモータの例を図11及び図12に示す。
図に示す如く、本実施例では、リニアモータ100部の軸方向両端に金具30が取り付けられている。この金具30には、円柱形を成した2枚のお盆状の可動部23(左側)、可動部23(右側)が取り付けられており、2枚の可動部23の間にばね90が配置されている。リニアモータ100の可動部は、永久磁石21と可動部材28及び可動部材28のZ方向とX方向を補強する補強部材31、32と可動部23(左側)で構成されている。
また、リニアモータ100の可動部23(左側)(右側)の軸芯は、ばね90の内側に配置され、例えば、リニアモータ100の可動部とばね90を同軸上に配置することで、ブレや振動を低減できるため信頼性が向上する。更に、補強部材31の追加によるリニアモータ100の可動部の断面二次モーメントの増加や、補強部材32による2段の可動子27の連結により剛性が向上する。この結果、可動子27の変形や座屈が抑制できるためさらに信頼性が向上する。
更に、可動部23(左側)の中央に位置決め穴33を設け、この位置決め穴33に軸や軸受けを配置することで、リニアモータ100の可動部のブレや振動低減が可能となる。
また、ばね90を圧縮した状態で保持するためフック29が設けられている。このフック29は、可動部23(右側)に固定され、他方の可動部23(左側)にばね90が圧縮された状態で係合されて、この係合が解かれることでばね90の圧縮が開放されるものである。これにより、リニアモータ100ヘの電流供給がない場合でも、可動部23(左側)やばね90の位置を保持できる。なお、手動でフック29を外すことにより、ばね90の推力で可動部23(左側)を動かすことが可能になる。
上述したリニアモータ100を採用したガス遮断器を、図13(a)及び図13(b)に示す。
該図に示す如く、上述したリニアモータ100を採用したガス遮断器は、絶縁ロッド81が1本に対して、可動子27がリニアモータ100を移動可能なように2段配置され、可動部23を介して両者が接続されている。そして、リニアモータ100と可動部23の間に、2段の可動子27を囲むようにばね90が配置されている。
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、例えば、絶縁ロッド81の動作軸に対し、可動子27を対称に配置することにより、モーメントを低減することが可能となり、絶縁ロッド81の動作が安定する。
図14及び図15に本発明の実施例3を示す。本実施例においては、既に説明した実施例1及び2に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
該図に示す本実施例は、ばね90を上下2段の可動子27間に配置した例である。即ち、金具30と補強部材32の間で、かつ、上下2段の可動子27の間にばね90が位置決め軸36により位置決めされて設置されている。金具30には、フック29の一端が固定され、他端が補強部材32にばね90が圧縮された状態で係合されて、この係合が解かれることでばね90の圧縮が開放されるようになっている。
このような本実施例の構成であっても、実施例2と同様な効果が得られることは勿論、ばね90に異物が挟まる可能性が少なくなり、ばね90に異物が挟まることによる不具合が防止できる。更に、ばね90の内部に位置決め軸36が設置され、補強部材32に軸受35を取り付けることが可能になり、可動子27のブレ及び振動を抑制することができる。
また、図14に示す如く、補強部材31の側面にスケール39を取り付け、このスケール39の目盛の信号を位置検出器34で読み取り、これをアンプ71及び制御ユニット72にリニアモータ100の位置情報として伝達する。この際、スケール39と位置検出装置34の間隔が変化すると、位置信号を読み取る際にエラーが生じる場合がある。そこで、図15に示すように、位置決め軸36等を設置することにより、可動子27のブレを低減することができ、読み取りエラーを低減できる効果もある。
図16及び図17(a)乃至図17(d)に本発明の実施例4を示す。本実施例においては、既に説明した実施例1及び2に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図16に示す如く、本実施例は、リニアモータ100の軸方向両側にばね90を設けた例である。即ち、リニアモータ100部の軸方向両端に金具30が取り付けられ、この金具30には、円柱形を成した2枚のお盆状の可動部23が取り付けられており、リニアモータ100の軸方向両側において、2枚の可動部23の間にばね90が配置されている。
このような本実施例の構成であっても、実施例2と同様な効果が得られることは勿論、機械的または電気的な機構を設けることで、ばね90の動作範囲を調整したり、複数のばね90を配置して可動子27のブレーキ力として動作することも可能である。
図17(a)、図17(b)、図17(c)及び図17(d)を用いて、本実施例におけるガス遮断器の動作パターンの例について説明する。該図は全て横軸が可動電極の変位、縦軸は推力を示す。
図17(a)は、ばね90による推力特性を示す。ばね90は変位によって推力特性が変化する。ばね90の圧縮時の推力をFSとする。ばね90を動作させた場合、図17(a)の領域601の範囲で推力が得られる。
リニアモータ100の推力を図17(b)に示す。リニアモータ100は、電流の符号を変えることにより推力の向きを変えることが可能であるため、−FL(領域603)からFL(領域602)の範囲で推力をコントロールできる。変位の正方向をガス遮断器の開極方向とすれば、開極時に領域602では加速力が、領域603ではブレーキ力が得られる。ばね90とリニアモータ100を合わせた推力特性は、図17(c)となる。ばね90とリニアモータ100により得られる推力特性は、領域604の範囲となる。
変位の正方向をガス遮断器の開極方向とした場合は、図17(d)に示すように、開極時には領域605のブレーキ力が動作する。一方、変位の負方向(閉極方向)へ移動するときには、ばね90の圧縮動作が必要となるため、領域605の加速力が得られることになる。従って、ばね90を変位0まで圧縮するためには、FL>FSとする必要がある。
また、従来のばね式の操作器においては、ばねを圧縮するモータが別途必要であるが、本実施例のリニアモータ100とばね90の操作器においては、ばね90の圧縮をリニアモータ100で行うことが可能となる。また、モータの回転動作を、ばね圧縮動作に変化する機構が不要になり、部品点数削減による信頼性向上、小型化が可能となる。
ガス遮断器の時間と変位の関係の例を図18に示す。該図に示す如く、ガス遮断器は、動作開始からt2までにP0からP2に移動する。従って、時間の前半は加速、後半は減速動作が必要となる。そこで、ばね90の動作範囲とリニアモータ100の推力を時間の前半と時間の後半で変えることにより、ガス遮断器に適したストロークを得ることが可能となる。例えば、図16に示した実施例4のリニアモータ100において、左側に設置されたばね90を加速ばね、右側に設置されたばね90を減速ばねとして動作させることで、リニアモータ100及びばね90の容量を低容量にできる。
リニアモータ100とばねよりなる遮断器の推カパターンを図19(a)、図19(b)及び図19(c)に示す。図19(a)に加速ばねとリニアモータを用いた推カパターンを、図19(b)に加速ばねと減速ばねとリニアモータを用いた推カパターンを示す。
図19(a)において、変位0から変位X1の範囲では、ばね90のエネルギ(領域601)から得られるばね90の推力FS1と、リニアモータ100のエネルギ(領域602)から得られるリニアモータ100の推力FL1を利用して移動する。変位X1から変位X2の範囲では、リニアモータ100の回生で得られるエネルギ(領域605)を利用したリニアモータ100の推力FL2を利用して減速する。例えば、変位0のおける速度を0とし、変位X1まで加速し、変位X1を超えた領域で減速を開始し、変位X2で停止したとする。モータの損失や摩擦などの影響は無視すると仮定すると、加速に利用したエネルギ(領域601と領域602の和)と減速に利用したエネルギ(領域605)は等しくなる。例えば、X1=X2の場合において、加速と減速に必要なエネルギは同等となるため、減速時はばね90の作用がないため、リニアモータ100により供給される減速エネルギが大きくなり、リニアモータ100の容量が大きくなり、FL1<FL2となる。リニアモータ100の容量は推力で決まるため、FL1またはFL2の大きい方で容量が決まる。
そこで、図19(b)に示すように、変位X1からX2の間作用する減速ばねを用いることで、加速時の推力FL1と減速時のブレーキ力FL2を同等にすることが可能になり、リニアモータ100の容量を低減できる。
更に、ガス遮断器の動作上、全変位の半分以上の領域で加速を必要とする場合がある。このとき、X1>X2となり、加速時の推力(FL1+FS1)に比べ減速時の推力(FL2+FS2)を大きくする必要がある。変位0からX1までばね(1)の推力FS1とリニアモータ100の推力FL1で加速し、変位X1からX2までばね(2)の推力FS2とリニアモータ100の推力FL2を用いて移動した場合、減速時に作用するばね(2)を設けることで、加速時のリニアモータ100の推力FL1と減速時のリニアモータ100の推力FL2を同等に設計することが可能になり、リニアモータ100の容量低減が可能となる。X1>X2において、FS1<FS2とすることにより、加速時と減速時のリニアモータ100の容量を適切に設定可能となる。
加速初期に加速ばねを作用させた場合の推力パターンを図19(c)に示す。例えば、必要に応じてばね90の作用する範囲を変えることも可能であり、加速前半と加速後半の推力特性を大きく変えた場合、加速初期にばね90とリニアモータ100、加速後半にリニアモータ100の推力で加速することで、速度の立ち上がりを早くすることが可能となる。
このように、ばね90の動作範囲を変えることにより、ガス遮断器の動作に適したストローク特性を実現することも可能である。
図20(a)及び図20(b)に本発明の実施例5を示す。本実施例においては、既に説明した実施例1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
該図に示す本実施例では、上述した実施例で説明したばねに代えて油圧シリンダ37を用いたものである。即ち、可動部23に油圧シリンダ37のピストン38を接続している。他の構成は、図1(a)及び図1(b)と同様である。
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果が得られる。なお、可動部23の加速及び減速を補助する推力発生源としては、ばね90や油圧シリンダ37に限られるものではなく、可動部23の加減速をリニアモータ100と、その他の推力発生源により補助することでも同等の効果が得られる。
図21及び図11を用いて本発明の実施例6について説明する。本実施例においては、既に説明した実施例1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図11に示す如く、実施例2では、リニアモータ100と加減速時の推力を補助するばね90とばね90の圧縮力を保持するフック29を備えている。従来のばね遮断器においては、ばねの圧縮力をフックで保持しており、ばねの圧縮力に応じて強固なフックが必要になると同時に、フックを外す際の力や摩擦によりフックの損傷が発生する。
本実施例の構成においては、フック29を外す際に加速方向と逆方向にリニアモータ100を動作させ、フック力を緩めることでフック29への力を低減できる。
フック29を外す際の時間と変位の関係を図21に示す。該図に示す如く、変位P0の位置から移動方向と逆の方向のP1へ移動し、フック力を緩めたのちフック29を外し、P2へ移動することにより、フック29への力や摩擦による損傷を大きく低減できる。また、P1の位置でフック力を0にし、リニアモータ100の推力や各部の摩擦力やリニアモータ100のディテント力などで保持することも可能である。これによりフック29の摩擦や破損の頻度が低減し、ガス遮断器の信頼性が向上する。
なお、本発明の実施例1乃至実施例6に示した構成は、リニアモータ100と加減速を補助する推力発生源を有しており、リニアモータ100は、ストローク内にて推力を自由に制御できるため、ガス遮断器のストローク特性をコントロールできる。これにより、可動電極や遮断部の電極に発生するアークを抑制でき、ガス遮断器の信頼性向上につながる。
また、上述した実施例において、可動子27によって生じる推力の作用点または推力の合力の作用点と、可動子27の加速時または減速時、或いは加減速時に推力を補助するばね90の推力作用点とが同軸上にあることに意味がある。これについて、以下に説明する。
図1(b)に示したばね90とリニアモータ100の組み合わせにおいて、リニアモータ100の可動子27は1段構成で、リニアモータ100の推力が作用する軸を(ウ)、ばね90の推力が作用する軸を(イ)とした場合、リニアモータ100の推力とばね90の推力を同等にすれば、リニアモータ100の推力とばね90の推力の合力は中間になる。また、推力差があれば合力の作用する軸は若干ずれるが、リニアモータ100がばね90を圧縮する(リニアモータ100の推力≒ばね90の推力)ことを考えると、両者はほぼ同等となる。そこで、ばね90とリニアモータ100の合力の作用軸(ア)と可動電極6の移動する軸(エ)を同軸上に配置することで、リンク部やシール部の摩耗、負担を軽減できる。
図13(a)は、同様に2段の可動子27の合力が作用する軸(オ)と可動電極6の移動する軸(カ)を同軸上に配置した例である。このように、複数の推力発生源に対し、それらの合力の発生する軸を可動電極6の移動する軸と同軸上に配置することで、リンク部やシール部の摩耗、負担を軽減できる。
図12は、ばね90の推力が発生する軸(ク)と複数の可動子27の合力が発生する軸(キ)が同軸であり、ばね90とリニアモータ100の推力が同等でない場合においても、リンク部やシール部の摩耗、負担を軽減できる効果がある。
本発明に用いたリニアモータ100について、以下に、追加の説明を記載する。例えば、図2に示したリニアモータ100の電機子101をXY断面で切り取った図を図22に示す。
該図に示す如く、永久磁石21を第1の磁極歯11と第2の磁極歯12で挟み込むように配置することで、第1の磁極歯11、第2の磁極歯12と永久磁石21との吸引力を低減できるため、支持機構が簡素になり軽量な可動部23を構成できる。また、可動部23が軽量なため、高加速駆動や応答性が高いといった利点がある。更に、本発明においては、可動子27が軽量なため、永久磁石21の吸引力により第1の磁極歯11、第2の磁極歯12の中央にて永久磁石21が安定する。このため、図14に示した位置検出装置34とスケール39との間隔も略一定に保つことが可能となる。更に、永久磁石21の位置に一致するようにd軸の位相において、巻線41に電流を流すことにより安定した吸引力が得られ永久磁石21の位置を安定させることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…密閉金属容器、2…絶縁支持スペーサ、3…固定側接触子、4…可動側接触子、5…ノズル、6…可動電極、7…絶縁支持筒、8…高電圧導体、11、11a、11b…第1の磁極歯、12、12a、12b…第2の磁極歯、13、13a、13b、13c…磁性体、21…永久磁石、23…可動部、25…磁化方向、26…磁束方向、27…可動子、28…可動部材、29…フック、30…金具、31、32…補強部材、33…位置決め穴、34…位置検出装置、35…軸受、36…位置決め軸、37…油圧シリンダ、38…ピストン、39…スケール、41、41a、41b…巻線、51…変流器、61…操作器ケース、62…直線シール部、71…アンプ、72…制御ユニット、81…絶縁ロッド、90…ばね、91、91a、92、92a…磁束、100…リニアモータ、101…電機子、601…ばねの推力の領域、602…リニアモータの推力の領域、603…リニアモータの推力(負側の領域)、604…操作器の推力の領域、605…負の推力(ブレーキ力、巻上力)の領域、606…ブレーキばねによる推力の領域、(A)…遮断部、(B)…操作部。

Claims (13)

  1. 固定接触子及び該固定接触子に対して接触または開離する可動接触子からなる遮断部と、前記可動接触子が動作するための駆動力を発生させるリニアモータと、前記遮断部の固定接触子と可動接触子の接触または開離時における前記リニアモータの加速時または減速時、或いは加減速時に、該リニアモータに推力を補助する推力発生源とを備え
    前記リニアモータは、永久磁石または磁性材を磁化方向を反転させつつ複数個並べて形成された可動子と、前記永久磁石または磁性材を上下から挟み込むように配置された第1の磁極歯及び第2の磁極歯、該第1の磁極歯と第2の磁極歯をつなぎ磁束の経路を形成する磁性体、前記第1の磁極歯と第2の磁極歯にそれぞれ配置された巻線から成る電機子とを備え、
    前記第1の磁極歯及び第2の磁極歯は、前記可動子若しくは電機子の進行方向に少なくとも2つ並設されていると共に、両者が前記磁性体で連結され、かつ、前記巻線からの磁束が通る少なくとも2つの異なる磁路が形成されることを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記巻線からの磁束が通る少なくとも2つの異なる磁路は、前記巻線からの磁束が、前記磁性体から前記第1の磁極歯、該第1の磁極歯から前記第2の磁極歯、該第2の磁極歯から前記磁性体に至る第1の経路と、該第1の経路と直交する方向で、かつ、前記それぞれの電機子内で前記可動子若しくは電機子の進行方向に隣接する前記第1の磁極歯から第2の磁極歯に至る第2の経路とから成ることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記遮断部は容器内に収納され、かつ、前記リニアモータは前記容器と隣接配置されたケース内に設置されていると共に、前記リニアモータの可動子が、前記容器内の可動接触子と絶縁ロッドを介して接続されていることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記可動接触子に接続されて主回路の一部を構成する主回路導体の周囲に配置され、該主回路導体を流れる電流を検出する電流検出器と、該電流検出器で検出した電流値が入力され、該電流値に応じて前記リニアモータに供給する電流値を制御する制御ユニットと、該制御ユニットからの指令を受け、該指令に応じた電流を前記リニアモータに供給するアンプとを備えていることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記推力発生源は、ばね或いは油圧シリンダから成ることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記推力発生源はばねであり、前記ばねは、前記可動接触子と接続されている可動部を介して前記リニアモータの可動子と連結され、該ばねの圧縮力若しくは引張力を前記リニアモータに推力として補助することを特徴とする開閉装置。
  7. 固定接触子及び該固定接触子に対して接触または開離する可動接触子からなる遮断部と、前記可動接触子が動作するための駆動力を発生させるリニアモータと、前記遮断部の固定接触子と可動接触子の接触または開離時における前記リニアモータの加速時または減速時、或いは加減速時に、該リニアモータに推力を補助する推力発生源とを備え、
    前記リニアモータは、永久磁石または磁性材を磁化方向を反転させつつ複数個並べて形成され、上下に少なくとも2段配置された可動子と、該それぞれの可動子の前記永久磁石または磁性材を上下から挟み込むように配置された第1の磁極歯及び第2の磁極歯、該第1の磁極歯と第2の磁極歯をつなぎ磁束の経路を形成する磁性体、前記第1の磁極歯と第2の磁極歯にそれぞれ配置された巻線から成る電機子とから成り、かつ、前記推力発生源は、前記リニアモータの軸方向端部に前記可動子を覆うように配置されたばねから成ることを特徴とする開閉装置。
  8. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記リニアモータの端部の軸方向に2つの可動部を設けると共に、該2つの可動部の間に前記ばねを配置し、かつ、それぞれの前記可動部の一方に固定され、他方の前記可動部に前記ばねが圧縮された状態で係合されて、この係合が解かれることで前記ばねの圧縮が開放されるフック部材を備えていることを特徴とする開閉装置。
  9. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記ばねは、上下に2段配置された前記可動子の間に設置されていることを特徴とする開閉装置。
  10. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記ばねは、加速時に推力を補助するばねと、減速時に推力を補助するばねとが、前記リニアモータの軸方向両端部に、前記可動子を覆うように配置されていることを特徴とする開閉装置。
  11. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記ばねを圧縮する推力FSと、前記リニアモータの推力FLとが、FL>FSとなるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  12. 請求項に記載の開閉装置において、
    前記可動子によって生じる推力の作用点または推力の合力の作用点と、前記可動子の加速時または減速時、或いは加減速時に推力を補助する前記ばねの推力作用点とが同軸上にあることを特徴とする開閉装置。
  13. 請求項10に記載の開閉装置において、
    加速時に推力を補助する前記ばねの推力FS1と、減速時に推力を補助する前記ばねの推力FS2とが、FS1<FS2となるようにしたことを特徴とする開閉装置。
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