JPH0666780U - 自動車玩具 - Google Patents
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- JPH0666780U JPH0666780U JP049943U JP4994393U JPH0666780U JP H0666780 U JPH0666780 U JP H0666780U JP 049943 U JP049943 U JP 049943U JP 4994393 U JP4994393 U JP 4994393U JP H0666780 U JPH0666780 U JP H0666780U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化に適し、しかも実際の走行感覚を味わ
うことが可能な自動車玩具を提供する。 【構成】 ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操
作部を模して形成したケーシングを有する自動車玩具に
おいて、前記ケーシングに、スクリーンと、情景が表示
された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーン
に投影するための光源とが設けられ、前記ハンドルの操
作に伴って前記光源を前記回転板の径方向に移動させる
光源移動手段とを有するものである。
うことが可能な自動車玩具を提供する。 【構成】 ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操
作部を模して形成したケーシングを有する自動車玩具に
おいて、前記ケーシングに、スクリーンと、情景が表示
された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーン
に投影するための光源とが設けられ、前記ハンドルの操
作に伴って前記光源を前記回転板の径方向に移動させる
光源移動手段とを有するものである。
Description
【0001】
本考案は、実際の自動車と同様の走行感覚を得ることが可能な自動車玩具に関 するものである。
【0002】
この種の自動車玩具として、無端ベルト上に街路や街を表示し、ハンドル操作 によって、回転する無端ベルト自体を自己車に対して左右に動作させて、あたか も、実際の自動車で街路を走行しているかのイメージを惹起させるようにしたも のが考えられている。
【0003】
しかしながら、回転する無端ベルト自体を左右に動作させるものでは、無端ベ ルト回転のための機構と、無端ベルトを左右に動作させるための機構とが必要と なり、自動車玩具全体が大型化かつコスト高になってしまうという問題があった 。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、小型化に適し、しかも実際の走行 感覚を味わうことが可能な自動車玩具を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操作部を模して形成した ケーシングを有する自動車玩具において、前記ケーシングに、スクリーンと、情 景が表示された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーンに投影するため の光源とが設けられ、前記ハンドルの操作に伴って前記光源を前記回転板の径方 向に移動させる光源移動手段とを有するものである。
【0006】
【作用】 上記した手段によれば、回転板の径方向に光源を移動させるだけで、情景が変 わるので、自動車玩具の構成が簡素となる。
【0007】
本体1は自動車の運転操作部を模して形成したケーシング2を備えており、該 ケーシング2の頂部には取付部材17が突設されており、該取付部材17の両側 部には一対の警告燈17a,17bが取付けてある。またケーシング2の正面に は長方形であって半透明な材質で形成したスクリーン3が設けてある。そして、 正面の計器表示部には一対の方向支持孔13,13と速度やエンジンの回転等を 表示するための円弧状の計器表示孔15,15が穿設されている。そして、ケー シング2の正面右側には、キー形状のメインスイッチ7と警告燈17a,17b を点灯させる摘み101が突設されている。そして、ケーシング2の右側下部に は突出部1aが突設されており、上面の開口部21からシフトレバー9が起上が っており、該シフトレバー9は矩形の開口部21内を揺動自在である。そして、 ケーシング2の正面にはハンドル5が回転自在に突設しており、ハンドル5の支 持部から方向指示レバー11が突出している。
【0008】 ケーシング2の内部にはモーター127と伝達歯車および回転速度を変換する ための多段クラウンギア145を収納した機枠91が配設されている(図3参照 )。即ち、モーター127のモーターピニオン129には伝達歯車群を構成する 歯車131が噛合しており、該歯車131は歯車133を介して歯車135に回 転駆動力を伝達している。歯車135を軸着した歯車軸134は軸方向に摺動自 在であって導電性を有する材質で形成されており、中央部に歯車137が軸着さ れている。歯車軸134の機枠91から突出した端部は、クランク形状の折曲げ 部93を形成してある。そして、歯車軸134のもう一方の端部も機枠91から 突出している。そして、前記歯車137は振動板149の二股状の先端部に挟持 されている。揺動板149の基端部は支軸89に軸着されている。支軸89はケ ーシング内に回転自在に軸承されていて、支軸89の一方の端部には揺動レバー 85が軸着されている。揺動レバー85の上端部には3個の係合凹部87が刻設 されており、該係合凹部87にはケーシング2に基端を係着した弾性片99の折 曲り部99aの先端が係合する。そして、揺動レバー87の下部にはピン83が 突設しており、該ピン83は連結杆81の端部に嵌合している。連結杆81のも う一方の端部はシフトレバーの下部にピン79を介して連結されている。シフト レバー9は下端部の両側に突設したピン77をケーシング2に軸支してあり、ピ ン77を支点として揺動自在である。そして、シフトレバー9を突出部1aに開 設した開口部21の手前側に引きつけた状態では、歯車軸134に軸着した歯車 137は多段クラウンギア145の最も外側の多段ギア146に噛合しており、 多段クラウンギア145は低速で回転されることになる。また、シフトレバー9 を直立させた状態では歯車137は多段クラウンギア145に刻設した中間の多 段ギア146に噛合し、多段クラウンギア145は中速で回転することになる。 シフトレバー9をスクリーン3方向に押倒すと、歯車137は多段クラウンギア 145の最も内側に刻設した多段ギア146と噛合し、多段クラウンギア145 は高速で回転することになる。そして、シフトレバー9の揺動作動に併って、揺 動レバー85の係合凹部87に弾性片99の折曲り部99aが係合してシフトレ バー9の停止位置の位置決めを行っている。
【0009】 多段クラウンギア145を軸着した歯車軸143の端部には歯車141が軸着 されている。この歯車141は機枠91から突出しており、歯車軸115に軸着 した歯車123と噛合している。歯車軸115の他方の端部に軸着したウォーム ギア117は回転板65の中心部を軸支した支軸119に軸着した歯車121と 噛合している。そして、回転板65は透過性を有する透明な材質で形成されてお り、街路と街の情景が表示されている。回転板65の外周縁はケーシング2の内 部に基端を固着した突片61の先端に穿設した溝孔63に嵌合しており、回転板 65は溝孔63ガイドされて回転するものである。
【0010】 そして、多段クラウンギア145の外周面には多数の突起147・・・が突設 されており、該突起147・・・は機枠91に支持された共鳴筒125の下端に 突設した弾性片126,126と係合してエンジン6の擬音を発声する。
【0011】 前記一対の警告燈は17a,17bの外殻体が透過性を有する材質で形成され 、赤色に着色されている。そして、警告燈17a,17bの内部には電球19, 19が配設されている。そして、ケーシング2の正面には警告燈17a,17b を点滅させるための摘み101が突設されている。摘み101の基端部には突片 103が突設されており、該突片103には長孔105が穿設されている。長孔 105内には回転軸111の端部に軸着した突片109に突設したピン107が 嵌合している。回転軸111の他方の端部には電源(図示しない)とリード線1 12で接続した電導接触片113が軸着されている。従って、摘み101を回転 操作すると回転軸111が連動して回転し、電導接触片113が軸歯車軸134 に当接する。そして、歯車軸134の他方の端部に形成したクランクの折曲り部 93が前記一対の警告燈17a,17bにそれぞれ接続した電導接触片95,9 7と交互に接触して、警告燈17a,17bを交互に点滅させることになる。
【0012】 シフトレバー9を操作することによって回転する支軸89の端部には揺動部材 153が軸着されている。揺動部材153のレバー部には長溝155が穿設され ている。この長溝155にはL字状の回動レバー157の端部に突設したピン1 63が嵌合している。回動レバー157は支軸部159がケーシング2の内部に 回動自在に軸承されており、回動レバー157の他方の端部には溝孔161が穿 設されている。溝孔161には図3に示すスライド部材171の裏面に突設した ピン(図示しない)が嵌合している。スライド部材171の上面には一対の突片 が2組突設しており、前記一対の突片の中間部が溝孔175,175を形成して いる。この溝孔175,175には回転板165,165の裏面に突設したピン 169,169が嵌合している。回転板165,165の正面は2色の彩色が施 されている。即ち、扇形部分167,167は赤色に着色され、その他の部分は 黒色に着色されている。この回転板165,165はケーシング2の正面板に穿 設した円弧状の計器表示孔15,15の裏面に配設されている。回転板165, 165は、図5に示すように、スライド部材171に開設した長孔173,17 3を介して座つきのビス177,177で回転自在に螺着されている。そして、 回転板165,165はシフトレバー9を操作することによって連動して回転す るものであり、シフトレバー9を高速位置に移動させると回転板165,165 が図3の時計方向に回転し、赤色に着色した扇形部分167,167が計器表示 孔15,15内を移動してスピードやエンジンの回転が変化していく様子を表現 している。
【0013】 次に、ハンドル5を操作することにより作動する駆動機構について、図2を参 照して説明する。
【0014】 ハンドル5はケーシング2の正面下部に突設したハンドル軸25に回転自在に 取付けてある。ハンドル軸25には筒部材29が回転自在に嵌合しており、筒部 材29の外周面には方向指示レバー11と揺動レバー33が突設されている。揺 動レバー33の上端には嵌合溝35が穿設されており、該嵌合溝35には、上端 の支持部39をケーシング2の内部に軸承した方向指示板37の下部に突設した ピン41が嵌合している。方向指示板37の正面は黄色に着色されていて、方向 指示レバー11を回動させることにより方向指示板37が揺動し、ケーシング2 の正面に開設した一対の方向指示孔13,13内に方向指示板37の正面の黄色 に着色した部分が現れるものである。
【0015】 ハンドル軸25の基端部には鍔板27が一体的に形成されている。この鍔板2 7には係合ピン31が突設しており、該係合ピン31はクランク形状の回動レバ ー45の下端部に穿設した嵌合溝43に嵌合している。回動レバー45は支軸部 47をケーシング2に軸支して回動自在であり、折曲げて形成した上端部に穿設 した嵌合溝49には摺動レバー51の端部に突設したピン53が嵌合している。 摺動レバー51の中間部には2個の長孔55,55が穿設されており、長孔55 ,55にはケーシング2の内部に突設したガイドピン57,57が嵌合している 。また、摺動レバー51の略中央部には突片56が突設されていて、該突片56 には電球59が突設されている。
【0016】 従って、メインスイッチ7を操作すると、メインスイッチ7と一体的に形成し た回転軸67が回転し、回転軸67の端部に形成した円板69に突設した突起7 1が電導接触片75の折曲り部75aに係合して電導接触片75を撓ませ、電導 接触片75,75は接触し、電源(図示しない)とモーター127を接続する電 気回路が閉成してモーター127は駆動する。モーター127の駆動に併って、 警告燈17a,17bが交互に点滅し、摺動レバー51に取付けた電球59が点 灯し、スクリーン3に回転板65に表示した街路が投影される。遊戯者はスクリ ーン3下部に固定して設けた自己車23が投影された街路に沿って走行するよう にハンドル5を操作すると摺動レバー51に取付けた電球が移動することにより スクリーン3に投影された映像も相対的に移動することになる。
【0017】
本考案は、ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操作部を模して形成した ケーシングを有する自動車玩具において、前記ケーシングに、スクリーンと、情 景が表示された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーンに投影するため の光源とが設けられ、前記ハンドルの操作に伴って前記光源を前記回転板の径方 向に移動させる光源移動手段とを有するので、小型化に適し、しかも実際の走行 感覚を味わうことが可能な自動車玩具の実現が可能となる。
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、実際の自動車と同様の走行感覚を得ることが可能な自動車玩具に関 するものである。
【0002】
この種の自動車玩具として、無端ベルト上に街路や街などの情景を表示し、ハ ンドル操作によって、回転する無端ベルト自体と自己車とをハンドル操作によっ て左右に相対動作させたり、実開昭59−114188号公報に見られるように 円筒部材の表面に情景を表示し、円筒部材の内側に設けられ前記情景の一部をス クリーンに投影するための電球をハンドル操作によって左右に動作させ、あたか も、実際の自動車で街路を走行しているかのイメージを惹起させるようにしたも のが考えられている。
【0003】
しかしながら、前者の自動車玩具では、無端ベルト回転のための機構と、無端 ベルトと自己車とを左右に相対動作させるための機構とが必要となり、一方、後 者の自動車玩具では、3次元的な設置スペースが必要な円筒部材を用いているた め、自動車玩具全体が大型化かつコスト高になってしまうという問題があった。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、小型化に適し、しかも実際の走行 感覚を味わうことが可能な自動車玩具を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操作部を模して形成した ケーシングを有する自動車玩具において、前記ケーシングに、スクリーンと、情 景が表示された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーンに投影するため の光源とが設けられ、前記ハンドルの操作に伴って前記光源を前記回転板の径方 向に移動させる光源移動手段とを有するものである。
【0006】
上記した手段によれば、単に回転板の径方向に光源を移動させるだけで情景が 変化するので、自己車と情景との相対移動のための機構が簡素化されるとともに 、回転板であるので、その設置にあたっても、2次元的な設置スペースを確保す れば足りる。
【0007】
図1に示すように、本体1は自動車の運転操作部を模して形成したケーシング 2を備えており、該ケーシング2の頂部には取付部材17が突設されており、該 取付部材17の両側部には一対の警告燈17a,17bが取付けてある。またケ ーシング2の正面には長方形であって半透明な材質で形成したスクリーン3が設 けてある。そして、正面の計器表示部には一対の方向支持孔13,13と速度や エンジンの回転等を表示するための円弧状の計器表示孔15,15が穿設されて いる。そして、ケーシング2の正面右側には、キー形状のメインスイッチ7と警 告燈17a,17bを点灯させる摘み101が突設されている。そして、ケーシ ング2の右側下部には突出部1aが突設されており、上面の開口部21からシフ トレバー9が起上がっており、該シフトレバー9は矩形の開口部21内を揺動自 在である。そして、ケーシング2の正面にはハンドル5が回転自在に突設してお り、ハンドル5の支持部から方向指示レバー11が突出している。
【0008】 ケーシング2の内部にはモーター127(図4参照)と伝達歯車および回転速 度を変換するための多段クラウンギア145(図4参照)を収納した機枠91( 図2参照)が配設されている。即ち、図4に示すように、モーター127のモー ターピニオン129には伝達歯車群を構成する歯車131が噛合しており、該歯 車131は歯車133を介して歯車135に回転駆動力を伝達している。歯車1 35を軸着した歯車軸134は軸方向に摺動自在であって導電性を有する材質で 形成されており、中央部に歯車137が軸着されている。歯車軸134の機枠9 1から突出した端部(図2参照)には、クランク形状の折曲げ部93を形成して ある。そして、歯車軸134のもう一方の端部も機枠91から突出している。そ して、前記歯車137は振動板149の二股状の先端部に挟持されている。揺動 板149の基端部は支軸89に軸着されている。支軸89はケーシング内に回転 自在に軸承されていて、支軸89の一方の端部には揺動レバー85が軸着されて いる。揺動レバー85の上端部には3個の係合凹部87が刻設されており、該係 合凹部87にはケーシング2に基端を係着した弾性片99の折曲り部99aの先 端が係合する。そして、揺動レバー85の下部にはピン83が突設しており、該 ピン83は連結杆81の端部に嵌合している。連結杆81のもう一方の端部はシ フトレバー9の下部にピン79を介して連結されている。シフトレバー9は下端 部の両側に突設したピン77をケーシング2に軸支してあり、ピン77を支点と して揺動自在である。そして、シフトレバー9を突出部1aに開設した開口部2 1の手前側に引きつけた状態では、歯車軸134に軸着した歯車137は多段ク ラウンギア145の最も外側の多段ギア146に噛合しており、多段クラウンギ ア145は低速で回転されることになる。また、シフトレバー9を直立させた状 態では歯車137は多段クラウンギア145に刻設した中間の多段ギア146に 噛合し、多段クラウンギア145は中速で回転することになる。シフトレバー9 をスクリーン3方向に押倒すと、歯車137は多段クラウンギア145の最も内 側に刻設した多段ギア146と噛合し、多段クラウンギア145は高速で回転す ることになる。そして、シフトレバー9の揺動作動に併って、揺動レバー85の 係合凹部87に弾性片99の折曲り部99aが係合してシフトレバー9の停止位 置の位置決めを行っている。
【0009】 多段クラウンギア145を軸着した歯車軸143の端部には歯車141が軸着 されている。この歯車141は機枠91から突出しており、図5に示すように、 歯車軸115に軸着した歯車123と噛合している。歯車軸115の他方の端部 に軸着したウォームギア117は回転板65の中心部を軸支した支軸119(図 2参照)に軸着した歯車121と噛合している。そして、回転板65は透過性を 有する透明な材質で形成されており、街路と街の情景が表示されている。回転板 65の外周縁はケーシング2の内部に基端を固着した突片61の先端に穿設した 溝孔63に嵌合しており、回転板65は溝孔63にガイドされて回転するもので ある。
【0010】 そして、多段クラウンギア145の外周面には図4および図6に示すように多 数の突起147・・・が突設されており、該突起147・・・は機枠91に支持 された共鳴筒125の下端に突設した弾性片126,126と係合してエンジン 6の擬音を発声する。
【0011】 前記一対の警告燈は17a,17bの外殻体が透過性を有する材質で形成され 、赤色に着色されている。そして、警告燈17a,17bの内部には図2に示す ように電球19,19が配設されている。そして、ケーシング2の正面には警告 燈17a,17bを点滅させるための摘み101が突設されている。摘み101 の基端部には図4に示すように突片103が突設されており、該突片103には 長孔105が穿設されている。長孔105内には回転軸111の端部に軸着した 突片109に突設したピン107が嵌合している。回転軸111の他方の端部に は電源(図示しない)とリード線112で接続した電導接触片113が軸着され ている。従って、摘み101を回転操作すると回転軸111が連動して回転し、 電導接触片113が歯車軸134に当接する。そして、歯車軸134の他方の端 部に形成したクランクの折曲り部93が前記一対の警告燈17a,17bにそれ ぞれ接続した電導接触片95,97と交互に接触して、警告燈17a,17bを 交互に点滅させることになる。
【0012】 シフトレバー9を操作することによって回転する支軸89の端部には揺動部材 153が軸着されている。揺動部材153のレバー部には長溝155が穿設され ている。この長溝155にはL字状の回動レバー157の端部に突設したピン1 63が嵌合している。回動レバー157は支軸部159がケーシング2の内部に 回動自在に軸承されており、回動レバー157の他方の端部には溝孔161が穿 設されている。溝孔161には図3に示すスライド部材171の裏面に突設した ピン(図示しない)が嵌合している。スライド部材171の上面には一対の突片 が2組突設しており、前記一対の突片の中間部が溝孔175,175を形成して いる。この溝孔175,175には回転板165,165の裏面に突設したピン 169,169が嵌合している。回転板165,165の正面は2色の彩色が施 されている。即ち、扇形部分167,167は赤色に着色され、その他の部分は 黒色に着色されている。この回転板165,165はケーシング2の正面板に穿 設した円弧状の計器表示孔15,15の裏面に配設されている。回転板165, 165は、図5に示すように、スライド部材171に開設した長孔173,17 3を介して座つきのビス177,177で回転自在に螺着されている。そして、 回転板165,165はシフトレバー9を操作することによって連動して回転す るものであり、シフトレバー9を高速位置に移動させると回転板165,165 が図3の時計方向に回転し、赤色に着色した扇形部分167,167が計器表示 孔15,15内を移動してスピードやエンジンの回転が変化していく様子を表現 している。
【0013】 次に、ハンドル5を操作することにより作動する駆動機構について、図2を参 照して説明する。
【0014】 ハンドル5はケーシング2の正面下部に突設したハンドル軸25に回転自在に 取付けてある。ハンドル軸25には筒部材29が回転自在に嵌合しており、筒部 材29の外周面には方向指示レバー11と揺動レバー33が突設されている。揺 動レバー33の上端には嵌合溝35が穿設されており、該嵌合溝35には、上端 の支持部39をケーシング2の内部に軸承した方向指示板37の下部に突設した ピン41が嵌合している。方向指示板37の正面は黄色に着色されていて、方向 指示レバー11を回動させることにより方向指示板37が揺動し、ケーシング2 の正面に開設した一対の方向指示孔13,13内に方向指示板37の正面の黄色 に着色した部分が現れるものである。
【0015】 ハンドル軸25の基端部には鍔板27が一体的に形成されている。この鍔板2 7には係合ピン31が突設しており、該係合ピン31はクランク形状の回動レバ ー45の下端部に穿設した嵌合溝43に嵌合している。回動レバー45は支軸部 47をケーシング2に軸支して回動自在であり、折曲げて形成した上端部に穿設 した嵌合溝49には摺動レバー51の端部に突設したピン53が嵌合している。 摺動レバー51の中間部には2個の長孔55,55が穿設されており、長孔55 ,55にはケーシング2の内部に突設したガイドピン57,57が嵌合している 。また、摺動レバー51の略中央部には突片56が突設されていて、該突片56 には電球(光源)59が突設されている。
【0016】 従って、メインスイッチ7を操作すると、メインスイッチ7と一体的に形成し た回転軸67が回転し、回転軸67の端部に形成した円板69に突設した突起7 1が電導接触片75の折曲り部75aに係合して電導接触片75を撓ませ、電導 接触片75,73は接触し、電源(図示しない)とモーター127を接続する電 気回路が閉成してモーター127は駆動する。モーター127の駆動に併って、 警告燈17a,17bが交互に点滅し、摺動レバー51に取付けた電球59が点 灯し、スクリーン3に回転板65に表示した街路が投影される。遊戯者はスクリ ーン3下部に固定して設けた自己車23が投影された街路に沿って走行するよう にハンドル5を操作すると摺動レバー51に取付けた電球が移動することにより スクリーン3に投影された映像も相対的に移動することになる。
【0017】 この実施例の自動車玩具によれば、単に回転板65の径方向に電球59を移動 させるだけで情景が変化するので、自己車23と情景との相対移動のための機構 が簡素化されるとともに、回転板65であるので、その設置にあたっても、2次 元的な設置スペースを確保すれば足りる。
【0018】
本考案は、ハンドルを備えるとともに、自動車の運転操作部を模して形成した ケーシングを有する自動車玩具において、前記ケーシングに、スクリーンと、情 景が表示された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリーンに投影するため の光源とが設けられ、前記ハンドルの操作に伴って前記光源を前記回転板の径方 向に移動させる光源移動手段とを有するので、小型化に適し、しかも実際の走行 感覚を味わうことが可能な自動車玩具の実現が可能となる。
【図1】実施例の外観斜視図である。
【図2】駆動機構の要部を示す分解斜視図である。
【図3】計器表示機構の要部を示す分解斜視図である。
【図4】モーターを含む駆動機構の要部を示す分解斜視
図である。
図である。
【図5】駆動機構の要部を示す平面図である。
【図6】駆動機構の要部を示す断面図である。
【図7】回転板を破断して示す斜視図である。
1 本体 2 ケーシング 3 スクリーン 5 ハンドル 65 回転板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 自動車玩具
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観斜視図である。
【図2】駆動機構の要部を示す分解斜視図である。
【図3】計器表示機構の要部を示す分解斜視図である。
【図4】モーターを含む駆動機構の要部を示す分解斜視
図である。
図である。
【図5】駆動機構の要部を示す平面図である。
【図6】駆動機構の要部を示す断面図である。
【図7】回転板を破断して示す斜視図である。
【符号の説明】 1 本体 2 ケーシング 3 スクリーン 5 ハンドル 65 回転板
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルを備えるとともに、自動車の運
転操作部を模して形成したケーシングを有する自動車玩
具において、前記ケーシングに、スクリーンと、情景が
表示された回転板と、前記円板上の情景の一部をスクリ
ーンに投影するための光源とが設けられ、前記ハンドル
の操作に伴って前記光源を前記回転板の径方向に移動さ
せる光源移動手段とを有することを特徴とする自動車玩
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049943U JP2509557Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 自動車玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049943U JP2509557Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 自動車玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666780U true JPH0666780U (ja) | 1994-09-20 |
JP2509557Y2 JP2509557Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=12845112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049943U Expired - Lifetime JP2509557Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 自動車玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509557Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB996128A (en) * | 1961-12-18 | 1965-06-23 | Deluxe Reading Corp | Improvements in or relating to a toy flight simulator |
JPS571980U (ja) * | 1980-06-04 | 1982-01-07 | ||
JPS59114188U (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-01 | 株式会社トミー | 運転操作玩具 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP1993049943U patent/JP2509557Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB996128A (en) * | 1961-12-18 | 1965-06-23 | Deluxe Reading Corp | Improvements in or relating to a toy flight simulator |
JPS571980U (ja) * | 1980-06-04 | 1982-01-07 | ||
JPS59114188U (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-01 | 株式会社トミー | 運転操作玩具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2509557Y2 (ja) | 1996-09-04 |
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