JPH0666644U - 歯科用吸引フード装置 - Google Patents
歯科用吸引フード装置Info
- Publication number
- JPH0666644U JPH0666644U JP1460593U JP1460593U JPH0666644U JP H0666644 U JPH0666644 U JP H0666644U JP 1460593 U JP1460593 U JP 1460593U JP 1460593 U JP1460593 U JP 1460593U JP H0666644 U JPH0666644 U JP H0666644U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- suction hood
- arms
- suction
- end side
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- Pending
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇降操作の簡単な歯科用吸引フード装置を提
供することを目的とする。 【構成】 隣接せる二つのアームが関節部11,14,
15にて互いの軸線同士を任意角をなすように設定可能
に直列に連結されている複数のアーム6,10,12,
13と、一端側のアーム13の自由端に支持された吸引
フード16と、他端側のアーム6を回動軸支部4にて回
動自在に支持する支柱1と、一端が上記吸引フード16
に接続され上記複数のアームに案内されて他端が吸引装
置に連通せる可撓性を有する吸引ダクト17を備えるも
のにおいて、回動軸支部4もしくは少なくとも一つの関
節部まわりに少なくとも一つのアームを所定角だけ回動
せしめる駆動部材7を有している。
供することを目的とする。 【構成】 隣接せる二つのアームが関節部11,14,
15にて互いの軸線同士を任意角をなすように設定可能
に直列に連結されている複数のアーム6,10,12,
13と、一端側のアーム13の自由端に支持された吸引
フード16と、他端側のアーム6を回動軸支部4にて回
動自在に支持する支柱1と、一端が上記吸引フード16
に接続され上記複数のアームに案内されて他端が吸引装
置に連通せる可撓性を有する吸引ダクト17を備えるも
のにおいて、回動軸支部4もしくは少なくとも一つの関
節部まわりに少なくとも一つのアームを所定角だけ回動
せしめる駆動部材7を有している。
Description
【0001】
本考案は歯科用吸引フード装置に関するものである。
【0002】
歯科診療室内においては、エアータービンを用いて歯牙等を切削する治療が行 われる。この切削時に生ずる粉塵が患者の口腔より洩れ出して室内に浮遊する。 かかる粉塵は歯科医師、歯科衛生士あるいは他の治療台上の患者等の健康を害す る要因ともなっている。
【0003】 そこで、最近では、可撓性を有する吸引ダクトの先端に吸引フードを設け、該 吸引フードを治療中の患者の口元に近接する位置にもたらし、この吸引フードか ら上記粉塵を吸引することにより室内に浮遊する粉塵を著しく減少させている。
【0004】
上記治療時には,通常、患者を治療台に寝かせた状態で行い、上記吸引フード はかかる状態の患者の口元にまで降下した位置にある。しかしながら、治療を一 時中断して患者に嗽をさせたり、治療が終わったとき、さらには再度治療を行う ときに、吸引フードが邪魔になるために、その都度、歯科医あるいは衛生士等が 立ち上がり吸引フードを持ち上げ又引き降ろししていた。これは、単に吸引フー ドの昇降操作をせねばならないのみならず、引き降ろした際に元の位置に再設定 せねばならないという煩わしさをも伴う。
【0005】 本考案は、かかる問題を解決し、簡単に吸引フードを昇降可能とし又その再設 定を不要とする歯科用吸引フード装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案によれば、上記目的は、隣接せる二つのアームが関節部にて互いの軸線 同士を任意角をなすように設定可能に直列に連結されている複数のアームと、一 端側のアームの自由端に支持された吸引フードと、他端側のアームを回動軸支部 にて回動自在に支持する支柱と、一端が上記吸引フードに接続され上記複数のア ームに案内されて他端が吸引装置に連通せる可撓性を有する吸引ダクトを備える ものにおいて、回動軸支部もしくは少なくとも一つの関節部まわりに少なくとも 一つのアームを所定角だけ回動せしめる駆動部材を有していることにより達成さ れる。
【0007】
かかる構成の本考案装置にあって、患者が嗽等を行うために、歯科医等が吸引 フードを上昇させたいときには、単に駆動部材の釦操作をすればよい。上昇のた めの釦を押すと、駆動部材はアームを上昇位置に向け回動せしめ所定位置にまで もたらす。再び治療を行うために上記吸引フードを降下させたいときには、降下 のための釦を押せば、駆動部材はアームを元の位置にまで降下せしめる。その際 、駆動部材が関与しない他の関節部はアームの角度が変わらないので、吸引フー ドは正確に元の位置・姿勢に戻ることとなる。
【0008】
以下、添付図面にもとづき、本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1において、支柱1は床面2に対し固定もしくは移動可能に立設されている 。該支柱1は管状に中空となっており、下部側面及び上部側面に開口2,3が形 成されている。
【0010】 上記支柱1の頂部には回動軸支部4が設けられ、ピン5によって第一アーム6 を該ピン5のまわりに回動自在に支持している。該第一アーム6は回動軸支部4 の両側に延出しており、その後端側には駆動部材たるシリンダ装置7のロッド7 Bがピン8にて回動自在に連結されている。また該シリンダ装置7の本体部7A はピン9にて回動自在に支柱1に支持されている。
【0011】 上記第一アーム6は前方側(図1にて右方)に大きく延び第二アーム10と関 節部11により、該両アーム6,10の軸線が所定角に設定できるように連結さ れる。したがって、上記関節部11で上記所定角を一旦設定すると、第一アーム 6及び第二アーム10は変更操作があるまでその角を維持する。以下、第三アー ム12,第四アーム13が、関節部14,15を介して順次同様に連結されてい る。
【0012】 第四アーム13に吸引フード16が取りつけられており、該吸引フード16に は吸引ダクト17が接続されている。該吸引ダクト17は可撓性を有しており、 後方に向けて第四アーム13、第三アーム12、第二アーム10そして第一アー ム6により順次案内支持されていて、さらには、支柱1の上部開口2から支柱1 内に入り、下部開口3から引き出されその後端部は吸引装置(図示せず)に連通 している。
【0013】 かかる本実施例装置の操作は次の要領で行う。
【0014】 先ず、治療台上にある患者に対して吸引フード16の位置を最適となるよ うに設定する。
【0015】 次に、歯科医等が上記吸引フード16を上昇させたいときには、駆動部材 たるシリンダ装置7の上昇用釦(図示せず)を押すと、ロッド7Bはシリンダ本 体7A内に引き込まれ、その結果、第一アーム6は回動軸支部4まわりに回動し て図中二点鎖線で示される上昇位置にもたらされる。
【0016】 第二アーム10、第三アーム12そして第四アーム13は、関節部11, 14,15に関し互いにその角度は変わらないように設定されており、すべての アームはその角度関係を維持したまま上昇する。
【0017】 再治療等のために、吸引フード16を再び元の位置まで降下させたいとき には、歯科医等はシリンダ装置7の降下用釦(図示せず)を押す。すると、ロッ ド7Bは元の位置まで駆出され、第一アーム6は回動軸支部4まわりに回動して 降下する。かくして、すべてのアームは上記で述べたようにその角度関係を維 持しているので、吸引フード16は元の位置に戻ることとなる。また該吸引フー ド16はその姿勢も変わらない。したがって、即再治療が可能となる。
【0018】 なお、本考案は駆動部材としての上記シリンダ装置を他の関節部に関して設け てもよい。また複数箇所に設けてもよい。さらに、駆動部材は上記シリンダ装置 に限定されず、アームを関節部まわりに所定角だけ回動させるものであれば、関 節部に取りつけられて所定角だけ正逆回転するモータでもよく、また他の機構も 可能である。
【0019】
本考案は以上のごとく、単に釦操作だけで、吸引フード装置のアームが上昇位 置と降下位置の間を移動可能となっているので、吸引フードの昇降に手間を要し ないのみならず、降下時に吸引フードが元の位置・姿勢に戻るので、再調整も不 要となり便宜なものとなる。
【図1】本考案の一実施例装置を示す正面図である。
1 支柱 4 回動軸支部 6 アーム 7 シリンダ装置(駆動部材) 10 アーム 11 関節部 12 アーム 13 アーム 14 関節部 15 関節部 16 吸引フード
Claims (3)
- 【請求項1】 隣接せる二つのアームが関節部にて互い
の軸線同士を任意角をなすように設定可能に直列に連結
されている複数のアームと、一端側のアームの自由端に
支持された吸引フードと、他端側のアームを回動軸支部
にて回動自在に支持する支柱と、一端が上記吸引フード
に接続され上記複数のアームに案内されて他端が吸引装
置に連通せる可撓性を有する吸引ダクトを備えるものに
おいて、回動軸支部もしくは少なくとも一つの関節部ま
わりに少なくとも一つのアームを所定角だけ回動せしめ
る駆動部材を有していることを特徴とする歯科用吸引フ
ード装置。 - 【請求項2】 駆動部材は支柱と他端側のアームとの
間、もしくは隣接せる二つのアーム間に取りつけられた
シリンダ装置であることとする請求項1に記載の歯科用
吸引フード装置。 - 【請求項3】 駆動部材は、回動支持部もしくは関節部
に取りつけられてアームを回動せしめるように所定角だ
け正逆回転可能なモータ装置であることとする請求項1
に記載の歯科用吸引フード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1460593U JPH0666644U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 歯科用吸引フード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1460593U JPH0666644U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 歯科用吸引フード装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666644U true JPH0666644U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=11865841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1460593U Pending JPH0666644U (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 歯科用吸引フード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666644U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576651A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-13 | Giichi Tada | Dental dust collecting method and apparatus |
JPS60103951A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-08 | 株式会社ジーシー | 無影燈用ア−ム |
JPH0621610B2 (ja) * | 1987-11-16 | 1994-03-23 | レンネルフェルト,グスタヴ | 運動伝達装置 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1460593U patent/JPH0666644U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576651A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-13 | Giichi Tada | Dental dust collecting method and apparatus |
JPS60103951A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-08 | 株式会社ジーシー | 無影燈用ア−ム |
JPH0621610B2 (ja) * | 1987-11-16 | 1994-03-23 | レンネルフェルト,グスタヴ | 運動伝達装置 |
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