JPH0621610B2 - 運動伝達装置 - Google Patents

運動伝達装置

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JPH0621610B2
JPH0621610B2 JP63501521A JP50152188A JPH0621610B2 JP H0621610 B2 JPH0621610 B2 JP H0621610B2 JP 63501521 A JP63501521 A JP 63501521A JP 50152188 A JP50152188 A JP 50152188A JP H0621610 B2 JPH0621610 B2 JP H0621610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、いわゆるトランスミッタあるいは駆動ドッグ
と呼ばれる、新規な運動伝達要素に関し、この要素の主
要な役割は、偏心ギアの中に偏心した状態で偏心ギアホ
イールの回転をその出力軸に伝達することである。他の
用途は、特にサーボシステム技術において、軸の間で曲
げモーメントを伝達しないカップリングとして用いるこ
とである。
上述の種類のギアは、遊星あるいは衛星歯車として知ら
れる偏心ギアホイールを有しており、この偏心ギアはギ
アの入力軸とともに回転する偏心スタブ軸上に自由に取
り付けられる。偏心ギアホイールは外側の静止状態で固
定されたギアホイールと噛み合いその内側の歯の上を回
転する。偏心ギアホイールの周囲は固定されたギアホイ
ールの周囲よりも幾分小さい。偏心ギアホイールが固定
されたギアホイールの内側の歯の上を走行すると、偏心
ホイールはその偏心軸の回りで緩やかな回転を起こし、
これと同時にその重心は入力軸の回りで高速回転を起こ
す。ハーモニック・ドライブ(Harmonic Drive;登録商
標)は偏心ギアとは見なさない。衛星歯車においても作
動歯車においても、ギアホイールから出力軸への回転運
動の伝達は行われない。これらの形式のギアの性質に関
しては”偏心ギア”と題する本件出願人の国際出願番号
87−00291−1の記載を参照されたい。
レバーシステムあるいは互いに90゜変位された2つの
スライド(スエーデン特許342875号参照)を用い
て偏心ホイールの緩やかな回転を出力軸へ伝達すること
が知られている。
これら周知のトランスミッション機構は複雑でかつ大掛
かりである。またこれらの機構においては、入力軸の回
転方向が変わったときに大きなバックラッシュを生ず
る。これらの形式のトランスミッション装置は、そのよ
うなバックラッシュを許容しかつペースに関する制限の
ない船等で用いられている。船に関して言えば、伝達手
段としてピンを用い、このピンを偏心ギアホイールの穴
に係合させる。180゜の偏心位相の2つの偏心ホイー
ルが用いられ、ピンあるいはローラと穴との間の必要直
径差によりギアにバックラッシュが起こらないようにす
る。
この周知かつ良く用いられる原理には幾つかの深刻な欠
点がある。すなわち; a)各ローラは入力軸の各完遂される回転の所定の角度
の下で力伝達要素として作動される。力伝達ローラから
偏心ホイールの中心までの半径方向の距離は、この角度
が通過するにつれて変化する。(偏心度方向は各ローラ
を過ぎる入力軸の回転速度を解消する。)この半径方向
の距離の変化は、出力軸の回転速度に置かれるサイン関
数的な脈動を生ずる。すなわち、ギアは真の角度を伝達
しない。この脈動は多くの数のピンおよびローラを用い
ることによって減少することはできるが、なくすること
はできない。
b)ギアをバックラッシュから解放するためには入り要
素に対する非常に狭い公差が要求される。
c)各ローラは出力軸トルクの大部分を瞬間的に伝達し
なければならない。したがって、大きな反動力が出力軸
の軸受けに作用する。
d)構造が複雑である。またその原理は小さいサーボギ
アに用いるには難しい。
e)ギアのノイズが大きい。
偏心ギアホイールの回転を出力軸へ伝達するための他の
原理は2つのユニバーサル・ジョイントを用いることで
ある。この場合の欠点は、軸方向の寸法が大きいことで
ある。いずれの軸方向運動も許容する1個のユニバーサ
ル・ジョイントを用いることは理論的には可能である。
出力軸の上に設けられる駆動ドッグピンと偏心ホイール
に設けられる穴との間に弾性のゴムを用いることも知ら
れている。
本発明は上述した形式の伝達要素であって、複雑さ、大
きな容積、遊び、高いノイズ、真の角度伝達を行わない
という上記従来技術の欠点を持たない、伝達要素に関す
る。
本発明によって提唱される駆動ドッグは短い軸方向の長
さを有している。
本発明の駆動ドッグは出力軸が入力軸に対して角度をな
すことを許容し、また一定の制限された軸方向の運動を
達成する。例えばボールベアリングあるいは球面ベアリ
ング等の角度的に調節可能なベアリングに出力軸を取り
付けることによって、ギアは軸の両端を支持する2つの
ベアリングの一方となることができ、これによりベアリ
ングはストレスなしに調整することができる。すなわ
ち、ベアリングには曲げ力が生じない。
本発明の異なった実施例を添付の図面を参照しながらよ
り詳細に説明する。添付図面において、 第1図は周知の運動伝達手段の正面図、 第2図は第1図の手段の長手方向断面図、 第3図は偏心ギアの中に組み込まれた本発明の駆動ドッ
グの第1の実施例の分解図、 第4図は偏心ギアホイールの正面図、 第5図は駆動ドッオグの正面図、 第6図は第5図の駆動ドッグの側面図、 第7図は第5図の線VII−VIIに沿った断面図、 第8図は出力軸の正面図、 第9図は、その左側に組み立てられた状態のギアの入力
部分を、またその右側に駆動ドッグおよび軸を、長手方
向の断面で示す断面図、 第10図は第9図の駆動ドッグを上から見た平面図、 第11図は第1図と類似の図であるが、本発明の第2の
実施例を示す正面図、 第12図はモータに取り付けられた本発明のギアを全サ
イズで示す図、 第13図は駆動ドッグの出力軸の他の取り付けを示す
図、 第14図は駆動ドッグの更に他の取り付けを示す図、 第15図は駆動ドッグの他の実施例の長手方向の部分断
面図、 第16図は駆動ドッグを長手方向の断面で示した本発明
の駆動ドッグの他の応用を示す図、 第17図は第16図の駆動ドッグを上方から見た平面
図、 第18図は第16図および第17図の駆動ドッグの簡素
化された実施例を示す第16図と同様の図、 第19図は第16図および第17図の駆動ドッグの他の
実施例を示す側面図である。
周知の伝達要素の機能的な原理が第1図に示されてい
る。ディスク102が出力軸101に取り付けられてい
る。ディスク102は軸方向に導かれる複数のピン10
3を有しており、これらのピンにローラ104が軸受け
されている。ローラ104は偏心ホイールの中の丸い穴
105の表面上を転がる。偏心ホイール106は入力軸
および出力軸の間で偏心度eを有している。穴105は
ローラ104よりも偏心度の2倍すなわち2eを超す直
径を有している。偏心ホイールが内側に歯を切られた静
止ギアホイール106bの上を転がり、したがって入力
軸106aの回転速度での衛星運動を始めると、ピン1
03に軸受けされたローラ104が順次出力軸101を
駆動する。この伝達装置は上記のa)〜e)の欠点を有
している。
本発明の駆動ドッグの第1の実施例を第3図乃至第10
図に関連して説明する。これらの図においては、駆動ド
ッグは偏心ギアの中に組み込まれている。ヘギアは円筒
形状のハウジング1を有しており、ハウジングにはこの
ハウジングと一体の静止ギアホイール2が設けられてい
る。静止ギアホイール2は内側の歯を有している。複数
のねじ3がギアをモータの端部壁に固定するために設け
られている。偏心ギアは、更に、カウンタエート7を有
する第1の偏心手段6と、第1のボールベアリング8
と、偏心ギアホイール9と、駆動ドッグ10と、2つの
枢動ピン11、12と、ブッシング13と、出力軸14
と、第2のボールベアリング15と、ベアリング・ハウ
ジング16と、第3のボールベアリング17と、ワッシ
ャ18と、シム・ワッシャ19と、円形クリップ20
と、を備えている。第4図は、その歯を符号21で示し
た偏心ホイールの正面図である。このホイールは、駆動
ドッグに面する側面に、直径方向において相対向する2
つの開口する”トゥース・ギャップ”22、23を有し
ている。ホイールはまたはその同じ側面に第1のボール
ベアリング8を収容するための立ち上がった環状のリン
グを有している。第5図乃至第7図から、駆動ドッグが
環状のリング25を有することが分かり、このリングの
一側面には2つのラグすなわち歯26、27が設けられ
ており、これら歯は直径方向において互いに相対向する
位置に設けられて偏心ギアホイールの細長い開口22、
23の中で往復して摺動するようになされている。この
往復の摺動における遊びから自由にすることを確実にす
るために、各ラグにはスリット28が設けられている。
このスリットは第7図に最も良く示されている。これら
のラグは駆動ドッグを開口22、23の中に適切に嵌合
させている。環状のリング25の中には2つの軸方向の
貫通孔があり、これらの貫通孔は互いに関して直径方向
において対向する位置に設けられ、環状のリング25の
上のラグ26、27と同一の角度になされている。貫通
孔29、30は枢動ピン11、12を収容するようにな
されている。駆動ドッグ10は環状のリングの各側に斜
面(ベベル面)を有している。
出力軸14はその一端面にフランジ33を有しており、
このフランジの半径方向の延長部は、フランジ33が駆
動ドッグの環状のリング25の内側に収容される延長部
よりも大きくない。フランジ33は2つの直径方向にお
いて対向する孔34、35を有しており、これらの孔の
中に枢動ピン11、12が圧入される。駆動ドッグはこ
のように枢動ピン11、12に枢動可能に取り付けられ
ている。第3図乃至第8図から分かるように、出力軸は
フランジ33と同じ端部に中央孔36を有している。こ
の孔36はブッシング13を受け入れるようになされて
いる。サークリップ20用の環状の溝37がフランジ3
3から離れて出力軸に設けられている。駆動ドッグは以
下の様にして組み立てられる:すなわち、枢動ピン1
1、12が最初に孔29、30の中に押し込まれ、更に
出力軸の孔34、35まで押し込まれる。このようにし
て形成された駆動ドッグが第9図および第10図に示さ
れている。
偏心ギアホイールが低い回転数を有するにも拘わらず、
その重心は入力軸の高い回転数で回転する。本発明によ
れば、駆動ドッグ10は偏心ギアホイールの低い回転数
を出力軸に伝達し、環状のリング25のほぼ厚みの分だ
けギアの軸方向の長さを阻害する。駆動ドッグのラグ2
6、27はスリット状あるいは時により歯の形状にする
ことができ、これにより偏心ギアホイールの細長い開口
22、23の中へ嵌合する。反対に、駆動ドッグあ駆動
ピン11、12の上に設けられ、これら枢動ピンは出力
軸フランジ33に固定される。この構成により、駆動ド
ッグは枢動ピンの回りで枢動運動を行う。駆動ドッグの
重心はほぼ固定したままである。駆動ドッグのラグ2
6、27は、一部において開口22、23の中で、トゥ
ース・ギャップの中の歯のような運動を、また一部にお
いて偏心ホイールに対する半径方向の往復運動を行う。
ラグのこのローリングにより生ずる枢動運動の角度は、
約±33゜でかなり小さい。ラグ26、27は大きな作
動半径を有し、またこれらの荷重に対する能力は、対応
する寸法および対応するモジュールを有するギアホイー
ルと比べ得る。駆動ドッグの望ましい作動条件は、ラグ
26、27がこれらの間で大きなねじり剛性を有するこ
とである。環状のリング25はしたがってねじれに対し
て剛でなければならない。リングの斜面部分(ベベル部
分)31、32は、枢動あるいは転動運動の間、駆動ド
ッグが偏心ギアホイールあるいはベアリング・ハウジン
グ16に係合しないことを確実にする。面31、32を
形成するために金属を除去することはまた枢動ピンの回
りでの駆動ドッグの慣性モーメントを減少させる。
駆動ドッグの変形例が第11図に示されている。前述の
歯形状のラグ26、27はこの実施例では駆動ドッグ1
0に短い剛性の突出部118、119として形成されて
いる。これらの突出部はピン11、12のための穴に対
して平行に穿たれた穴121a,121bを有してい
る。圧入により偏心ギアホイールの中に押し込まれたピ
ン123、124は駆動ドッグを取り付けるために設け
られている。この取り付けは約±2.3゜の確実な回転
運動と、ピン123、124に沿う±0.3mmの線形
運動を確実にする。これは図示のギアサイズに対するギ
アホイール9の偏心運動に対応する。
駆動ドッグ10が瞬間的にピン11、12の回りでたわ
むと、偏心ギアホイール9が、上述の数値においては約
0.005mmの弦高さに相当する距離だけ軸方向に運
動する。ホイール9は摺動可能に設けられているため、
この軸方向の運動には何ら問題がない。偏心ホイール9
がボールベアリングに設けられている場合には、ボール
ベアリングがこの軸方向の運動を許容する。標準のボー
ルベアリングは通常少なくとも2倍あるいは3倍の大き
さの軸方向の遊びを有している。
更に別の変形実施例が第15図に示されている。上述の
変形例では駆動ドッグと偏心ギアホイールおよび出力軸
との間に摺動ベアリングを有していた。最も大きな効率
が望まれるより大きなギアに対しては、この摺動可能な
ベアリングをボールベアリングで置き換えることができ
る。第15図において、出力軸は予荷重を受けたボール
ベアリング226の中に設けられたプレート225を有
している。駆動ドッグ10はピン230、231上のボ
ール・ブッシング228a,228bの助けによりこの
プレート上に取り付けられている。これにより、駆動ド
ッグ10は小さな角度で枢動できるが、移動することは
できない。偏心ギアホイール232は前記ピンに平行な
2つの圧入されたピン233、234を有している。駆
動ドッグ10の中に圧入されたボール・ブッシング22
9a,229bはピン233、234上で軸受けされて
駆動ドッグが小さな角度で枢動することを許容するとと
もに、偏心ギアホイール232が前記ピン233、23
4の方向へ移動することを許容する。
第3図乃至第10図および第11図乃至第15図に示し
た総ての実施例において、駆動ドッグは駆動軸に荷重
(制動)を与えるときにトルクを受ける。このように駆
動ドッグは出力軸のラグあるいはピンの回りで効率的な
高い捩り剛性が得られるような寸法になされなければな
らない。
駆動ドッグの他の応用が第16図に示されている。軸の
連結したがって回転運動の伝達がある形式のカップリン
グを必要とする。カップリングの役割は遊びなくかつ軸
間に曲げ力を生ずることなしに運動を伝達することであ
る。これはサーボシステム技術において通常のことであ
る。例えば、角度トランスジューサが軸に取り付けられ
る場合には、その角度位置が測定される。角度トランス
ジューサ軸の曲げモーメントの形態の荷重はその測定精
度にすぐ影響を与える。
ベローズあるいはダイアフラムをしばしば用いることが
ある。これらのカップリングは限定された捩れ剛性と、
大きな軸方向のあるいは直径方向の又はそれらの両方を
有している。
理想的なカップリングは次の特性を有している: a)総ての直交する3軸方向において軸の間の静的なお
よび動的な移動位置誤差に敏感ではないこと。
b)伝達されるべき回転の軸線方向に対して直角な方向
において軸の間の静的なおよび動的な角度誤差に対して
敏感でないこと。
c)真の角度伝達を行うこと。
d)捩れに対して剛性を有すること。
e)2つの部分から構成されること。これらの部分は軸
の各端部に別々に取り付けられること。このことは組み
立てを容易にするとともに例えば上述の角度トランスジ
ューサの修理における交換を簡単にする。
f)小さな容積であること。特にその軸方向の長さが小
さいこと。
g)低価格であること。
第16図はモータ235の軸端236から角度トランス
ジューサ237の軸端238への角度位置の伝達の例を
示している。2つ円筒形状のハブ239、240が軸端
236、238にそれぞれ取り付けられている。これら
のハブは各々2つの半径方向に伸びるピン241、24
2および軸受けピン243、244を有している。スリ
ーブ245がピン243、244に遊びなく取り付けら
れている。このスリーブ245は2つの半径方向のスロ
ット246、247を有しており、これらスロットはピ
ン241、242に緊密に取り付けられている。
第17図は第16図の装置を上方から見た図面である。
スロット245はプラスチックで適宜に製造することが
できる。プラスチックの弾性を利用してピン241、2
42の回りに部分的な予応力を得ることができ、この予
応力は摩耗を排除する。また、ピン241、242はス
リット248、249を持つことができる。角度トラン
スジューサの取り外しおよび交換はカップリングのいず
れかの半分を阻害する必要なしに行うことができる。勿
論、円筒形状のハブ239、240はプラスチックで形
成することができ、状況に応じてピン241、242と
一体にすることができる。
第18図は第16図および第17図のカップリングを単
純化したものを示している。ハブ239およびその2つ
のピン241、242が円筒形状のピン250で置き換
えられており、このピン250は軸252を通って伸び
る横方向の孔251の中に圧入、捩込み、接着あるいは
たの方法で固定することができる。
第19図は第16図および第17図に示した例の変形を
示す。軸受け上の半径方向の付加を減少するため及びス
リーブ245のスロットとピン241、242との間の
摩擦により起こる摩耗を減少するために、スリーブ24
5の中の凹所あるいは溝245の中で転動するボール2
53によってトルクが伝達される。勿論、ボールをピン
241、242の対応する溝の中に設けても良い。
上述の実施例は、本発明の概念の範囲の中で、多くの態
様で変更あるいは変形することができる。
この新規な形式の伝達要素、駆動ドッグ、は上述の形式
の従来周知のものに比べて幾つかの利点を有している。
すなわち、 (a) トルク角度の伝達。出力軸では重なり合った脈
動が得られない。
(b) トルクは偏心歯車ホイールから多きな大径にお
いて取り出され、負荷トルクの反作用は出力軸の中心の
直径方向において対向する側部に均等に分散され、した
がって力が互いにバランスして出力軸の取付体に負荷を
与えない。(しかしながら、駆動ドッグと偏心歯車ホイ
ールとの間の摩擦力はこの取付体に負荷を与える。) (c) 歯車には非常に小さな構造長さが与えられる。
(d) 低価格。厳密な公差が必要ない。ピンのための
駆動ドッグおよび偏心歯車ホイールの穴は通常の工具で
加工することができる。組立の間に調整する部分がな
い。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運動伝達装置であって、 内歯を有する円筒形の固定ハウジングと、 前記円筒形のハウジングの中心に回転自在に取り付けら
    れた第1の軸と、 該第1の軸に偏位させて取り付けられ、前記ハウジング
    の内歯に歯合する外歯と、直径方向の反対位置に形成さ
    れた一対の開口とを有する偏心歯車ホイールと、 直径方向の反対位置から突出すると共に前記一対の開口
    内に無視できる程度の遊びをもって挿入され、該開口に
    沿って相対的且つ摺動自在に往復運動する一対の突出部
    を有する剛性の本体と、 前記第1の軸と同軸的に延在する第2の軸とを備えて成
    り、 前記剛性の本体は、前記一対の突出部を結ぶ線上に延在
    する第1の枢動軸を介して前記第2の軸に揺動自在に取
    り付けられ、前記偏心歯車ホイールが前記ハウジング内
    を衛星運動する際に、その回転を該第2の軸側へ伝達す
    る運動伝達装置。
  2. 【請求項2】前記突出部は一対の貫通孔を有し、前記偏
    心歯車ホイールは径方向反対側へ延出する一対の第2の
    枢動軸を有し、該第2の枢動軸が前記突出部の前記貫通
    孔に挿通し、もって、前記剛性の本体が前記第1の枢動
    軸と前記第2の枢動軸を中心として揺動すると共に、該
    剛性の本体と該偏心歯車ホイールが径方向に相対的且つ
    摺動自在に往復運動する請求項1の運動伝達装置。
  3. 【請求項3】前記第1の枢動軸と前記第2の枢動軸はブ
    ッシングを介して取り付けられた請求項2の運動伝達装
    置。
  4. 【請求項4】前記突出部は、プリストレスを加えるため
    のスリットを有する請求項1の運動伝達装置。
  5. 【請求項5】運動伝達装置であって、 回転自在な第1の軸と第2の軸とを備えて成り、該第1
    の軸及び第2の軸の何れか一方に一対の第1のピンを、
    他方の軸に一対の第2のピンを夫々径方向反対側へ突設
    し、前記第1の軸にスリーブの一端を揺動自在に連結す
    ると共に、他端に前記第1の軸と軸方向に整合する一対
    のスロットを形成し、前記第2のピンを前記一対のスロ
    ット内に無視できる程度の遊びをもって挿入し、前記第
    2の軸が前記スロット内を相対的且つ摺動自在に往復運
    動できるようにした運動伝達装置。
  6. 【請求項6】前記第2の軸はスリットを有し、前記スリ
    ーブとの間の遊びに対し抵抗するようにした請求項5の
    運動伝達装置。
  7. 【請求項7】前記スリーブ又は前記第2のピンは溝を有
    し、該溝にボールを挿入してトルクを伝達すると共に、
    摩擦よって前記第1の軸と前記第2の軸の取付部に作用
    する径方向及び軸方向の力を低減させる請求項5又は6
    の運動伝達装置。
JP63501521A 1987-11-16 1988-01-26 運動伝達装置 Expired - Lifetime JPH0621610B2 (ja)

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SE8704493A SE464828B (sv) 1987-01-26 1987-11-16 Roerelseoeverfoerande anordning
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Publication Number Publication Date
JPH02504056A JPH02504056A (ja) 1990-11-22
JPH0621610B2 true JPH0621610B2 (ja) 1994-03-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0666644U (ja) * 1993-03-05 1994-09-20 株式会社東京技研 歯科用吸引フード装置

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JPS4829942A (ja) * 1971-08-21 1973-04-20
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