JPH0666613U - 内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents

内視鏡カバー方式の内視鏡

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JPH0666613U
JPH0666613U JP009176U JP917693U JPH0666613U JP H0666613 U JPH0666613 U JP H0666613U JP 009176 U JP009176 U JP 009176U JP 917693 U JP917693 U JP 917693U JP H0666613 U JPH0666613 U JP H0666613U
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JP
Japan
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endoscope
cover
suction
conduit
pipe line
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JP009176U
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Inventor
久雄 矢部
明 鈴木
稔 山崎
秀雄 伊藤
善洋 飯田
芳夫 田代
修 瑞田
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で且つ安価で、術者が容易に吸引
管路を切り替えることができる、操作性の優れた内視鏡
カバー方式の内視鏡を得る。 【構成】 第1の吸引管路44は分岐して一方は第1の
処置具挿入口21aに連通し、他方は三方活栓50に連
通している。第2の吸引管路47も分岐して一方は第2
の処置具挿入口21bに連通し、他方は三方活栓50に
連通している。三方活栓50のもうひとつの開口は、吸
引管路30に連通している。三方活栓50のレバーを回
転することにより、第1の吸引管路44と吸引管路30
の連通、あるいは第2の吸引管路47と吸引管路30の
連通、さらには第1の吸引管路44と第2の吸引管路4
7と吸引管路30を同時に連通の3種のモードを選択で
きるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内視鏡カバーに内視鏡を装着する内視鏡カバー方式の内視鏡に関す る。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡は医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野に 使用される内視鏡は、生体内に挿入させた場合、挿入部の先端部に設けられた観 察窓が体液等の付着により、十分に観察できなくなることがある。このため、手 元側での操作により、観察窓に流体を吹き付けて観察窓に付着した体液等を除去 できるように送気管路とか送水管路が設けてある。また、不用な体液等を吸引し て排出する吸引管路が設けられているものもある。
【0003】 また、生検鉗子による組織の採取とか、処置具による治療処置等を行うことが できるように鉗子チャンネル(処置具チャンネル)が設けられているものもある 。
【0004】 上記送気管路等の管路とか、鉗子チャンネルが設けられた内視鏡では、患者等 に使用した場合には、洗浄とか滅菌処理が施される。しかしながら、完全に洗浄 とか滅菌処理を施こすためには時間がかかるため、内視鏡の使用効率が低下する とか、滅菌処理などの作業が面倒である等の問題がある。
【0005】 このため、内視鏡自体を内視鏡カバーで覆った状態で使用することにより、使 用後においても内視鏡自体は不潔にならないようにして洗浄とか滅菌処理を施こ すことを必要としない内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。
【0006】 例えば、特開平3ー29634号には内視鏡挿入部をカバー(シース)内に挿 入して、内視鏡挿入部を覆うようにしたカバーが開示されている。カバー内に内 視鏡挿入部を着脱する操作を容易にするために、カバー拡張器から内視鏡挿入部 が挿入される挿入部カバー部内に空気を送り込んで、挿入部カバー部内を膨らま すことが行われる。
【0007】 このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、流体管路と外皮カバーからなる内視 鏡カバーと、内視鏡カバー用内視鏡の組み合わせからなる。内視鏡カバーの流体 管路は、流体制御装置に接続され、内視鏡カバーの先端に設けた流体管路の一端 から送気・送水・吸引を行う。また、吸引管路は、処置具挿通路としても用いら れる。更に、複数の処置具を同時に用いる手技においては複数の処置具挿通路お よび吸引管路を有する内視鏡カバー方式の内視鏡が用いられる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
複数の処置具挿通路および吸引管路を有する内視鏡カバー方式の内視鏡にて、 吸引を行う場合、検査の場面に応じて吸引管路を選択する必要がある。つまり、 大量の汚物を吸引するとき・大出血をしているとき・粘膜に刺激を与えないよう にそっと吸引したいとき・吸引管路に処置具が挿通されているとき・いないとき といった状況に応じて術者が判断し吸引量を設定する。
【0009】 しかしながら、従来の使い捨て型の内視鏡カバー方式の内視鏡装置の吸引制御 弁は、外部の制御装置にあるため、術者は外部装置に手を伸ばして操作するか、 高価な制御装置でリモートコントロールする必要があり、操作が煩雑となるとい う問題がある。
【0010】 本考案は、上述した点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で且つ安価で、術 者が容易に吸引管路を切り替えることができる、操作性の優れた内視鏡カバー方 式の内視鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案の内視鏡カバー方式の内視鏡は、先端構成部と基端構成部と軟性の管状 部を備えた内視鏡カバーに、内視鏡を装着する内視鏡カバー方式の内視鏡であっ て、前記管状部の内部に設けられた複数の流体管路と、前記内視鏡の操作部近傍 に設けられ、前記流体管路を選択する選択手段とを備え、前記選択手段により前 記流体管路を選択する。
【0012】
【実施例】
図1及至図6は本考案の第1実施例に係わり、図1はカバー方式の内視鏡を備 えたカバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図、図2は挿入部カバー部の構成 を示す構成図、図3は図2のA−A’線断面を示す断面図、図4は挿入部カバー 部の径方向の断面を示す断面図、図5は三方活栓での吸引管路の接続状態を説明 する説明図、図6は送気管路及び送水管路の基端部の接続状態を説明する説明図 である。
【0013】 図1に示すように内視鏡カバー方式の内視鏡装置(以下、カバー方式の内視鏡 装置と略記する)1は、チャンネル付き内視鏡カバー(以下、カバーと略記する )2A及びこのカバー2Aに装着されるカバー用内視鏡2Bからなるチャンネル 付き内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバー方式の内視鏡と略記する)2と、 このカバー用内視鏡2Bに照明光を供給する光源装置3と、カバー用内視鏡2B に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、カバー2 Aのチューブを介して送気・送水などを行う流体制御装置5と、カバー2Aにカ バー用内視鏡2Bを装着するために使用されるチャンネル付き内視鏡カバー拡張 器(以下、カバー拡張器と略記する)6と、前記ビデオプロセッサ4により信号 処理された映像信号を表示するモニタ7とから構成され、光源装置3、ビデオプ ロセッサ4、流体制御装置5、拡張器6はカート8に収納され、カート8の上面 にモニタ7が載置されるようになっている。
【0014】 内視鏡検査が行われる場合、清潔なカバー2Aによって清潔なカバー用内視鏡 2Bは覆われ、検査の後にはカバー2Aは廃棄され、一方、カバー用内視鏡2B は、新しい清潔なカバー2Aによって覆われ、繰り返し使用されることが特徴と なる。
【0015】 上記カバー用内視鏡2Bは、細長で可撓性を有する内視鏡挿入部(以下、挿入 部と略記する)11Bと、この挿入部11Bの基端側に形成された内視鏡操作部 (以下、操作部と略記する)12Bと、この操作部12Bの側部から延出された ユニバーサルコード13Bとからなり、このユニバーサルコード13Bの末端に 設けたコネクタ14を前記光源装置3に着脱自在で接続することができ、この光 源装置3に接続することにより、ユニバーサルコード13B内を挿通する図示し ないライトガイドの末端には光源装置3内部のランプからの照明光が供給される 。また、上記コネクタ14からケーブル16が延出され、このケーブル16の末 端の信号コネクタ17をビデオプロセッサ4に着脱自在で接続することにより、 ビデオプロセッサ4で挿入部11Bの先端近傍に設けられた図示しない撮像素子 から出力された撮像信号を信号処理しモニタ7で観察像を観察できるようになっ ている。
【0016】 操作部12Bにはユニバーサルコード13Bの基端が突出される側面と反対側 に図示しない後述する湾曲操作ノブが設けられ、挿入部11Bの先端側に設けた 湾曲部を湾曲できるようになっている。また、操作部12Bにはタクトスイッチ からなる送気・送水スイッチ12a、吸引スイッチ12b、画像切換スイッチ( 図示せず)等が設けてあり、それぞれのスイッチを操作することにより、送気・ 送水、吸引、画像のフリーズ等を行うことができるようになっている。
【0017】 一方、カバー2Aは、カバー用内視鏡2Bの断面が半円状の挿入部11B、操 作部12B、ユニバーサルコード13Bをそれぞれ被覆する挿入部カバー部11 A、操作部カバー部12A、ユニバーサルコードカバー部(以下コードカバー) 13Aとから構成される。挿入部カバー部11Aの基端には、処置具挿入口21 a、21b及び拡張器6に設けられた拡張チューブ40を接続する拡張チューブ 口体22等を有した内視鏡操作部固定用口体部20が設けられている。ここで、 拡張チューブ口体22は、処置具挿入口21a、21bに対し反対側に設けられ ているので処置具操作時に邪魔にならない。
【0018】 挿入部カバー部11A、操作部カバー部12A、コードカバー13Aを挿通す る送気管路24、送水管路23、吸引管路30は、流体制御装置5に接続してい る。送気管路24、送水管路23の中途部は各々のピンチバルブ26、25にさ しこみ、送水タンク37を介して流体制御装置5の図示しない送気ポンプと連通 する送気口金27に接続されている。送気・送水スイッチ12aにより、送気時 には送気管路24を開状態にするように、送水時には送水管路23を開状態にす るように流体制御装置5はピンチバルブ26、25を制御する。
【0019】 吸引管路30の中途部はピンチバルブ32にさしこまれ、吸引管路28の端部 近傍には分岐体33が設けられ、吸引管路31と吸引管路34に分岐している。 吸引管路34の端部は、吸引ポンプ36と接続した吸引びん35に接続する。吸 引スイッチ12bにより、吸引作動時には吸引管路30を開状態、吸引管路31 を閉状態にするように、非吸引時には吸引管路30を閉状態、吸引管路31を開 状態にするように流体制御装置5はピンチバルブ32を制御する。
【0020】 尚、図中符号10は、カバー用内視鏡2Bに挿入部カバー部11Aを装着する ために、挿入部カバー部11Aを保持するカバー保持具であり、装着時に挿入部 カバー部11Aは、カバー保持具10の半円状の保持部10aで保持される。
【0021】 図2に示すように、挿入部カバー部11Aは、先端構成部41より構成されて おり、この先端構成部41には、カバー用内視鏡2B挿入部11Bの先端に設け られた照明光学系・観察光学系に相当する位置に設けられた透明な窓42、43 を有し、更に、カバー用内視鏡2Bの挿入部11Bを外部環境から隔離する為の 挿入部カバー外皮45が気密的に接続されており、この挿入部カバー外皮45の 手元側には前記内視鏡操作部固定用口体部20が設けられている。また、送気管 路24、送水管路23に連接されたポリテトラフルオロエチレン等を用いたダブ ルルーメンチューブからなる送気送水管路49に一体的に構成された、前記窓4 3に向かって開口した送気送水ノズル46が設けられている。
【0022】 内視鏡操作部固定用口体部20の手元側には、カバー用内視鏡挿通用に設けら れた内視鏡挿入チャンネル48の開口部が設けられ、更に、送気送水管路49等 の管路が突出している。また挿入部カバー外皮45内には先端構成部41の先端 面に開口した開口部を有する吸引管路30より分岐した第1の吸引管路44及び 第2の吸引管路47が挿通しており、この第1の吸引管路44及び第2の吸引管 路47は処置具挿入口21a、21bに連通している。
【0023】 図2のA−A’線断面を示す図3に示すように、第2の吸引管路47の端部は 、カバーの先端構成部41の内部にて、第1の吸引管路44側に傾斜した傾斜部 52を有する。そのため、処置具挿入口21bから第2の吸引管路47を通って 挿入される処置具は、処置具挿入口21aから第1の吸引管路44を通って挿入 される処置具の方向に向かって突出するので、ストリップバイオプシーのような 複数の処置具の連携プレーを必要とする手技が容易になる。
【0024】 図4(a)は、カバーの先端構成部41に近い部分の断面図を示し、図4(b )は、内視鏡操作部固定用口体部20に近い部分の断面図を示す。第1の吸引管 路44、第2の吸引管路47及び第1の吸引管路44と第2の吸引管路47には さまれた位置にある送気送水管路49、さらにカバー用内視鏡挿通用に設けられ た内視鏡挿入チャンネル48が内蔵されている。送気送水管路49は、第1の吸 引管路44と第2の吸引管路47にはさまれた位置にあるので、効率的にレイア ウトができ挿入部外径を細くできる。各内蔵物は、カバーの先端構成部41から 内視鏡操作部固定用口体部20にかけて180度ねじられている。これにより、 観察物側では処置具突出位置が下方でかつ、処置具挿入口21a、21bを内視 鏡操作部固定用口体部20の上方向にレイアウトできるようになる。
【0025】 次に、第1の処置具挿入口21aと第2の処置具挿入口21bと吸引管路30 に連通する部分の説明する。図5に示すように、第1の吸引管路44は分岐して 一方は第1の処置具挿入口21aに連通し、他方は三方活栓50に連通している 。第2の吸引管路47も分岐して一方は第2の処置具挿入口21bに連通し、他 方は三方活栓50に連通している。三方活栓50のもうひとつの開口は、吸引管 路30に連通している。三方活栓50にはレバー51(図2参照)が設けてあり 、レバー51を回転することにより第1の吸引管路44と吸引管路30の連通あ るいは第2の吸引管路47と吸引管路30の連通、さらには第1の吸引管路44 と第2の吸引管路47と吸引管路30を同時に連通の3種のモードを選択できる ようになっている。
【0026】 送気送水管路49は、上述したように、内視鏡操作部固定用口体部20から延 出した後、送気管路24、送水管路23に分岐している。図6に示すように、送 気管路24、送水管路23の端部近傍には送水タンク37のふた部37aが一体 的に設けられている。送気管路24は、分岐体61で送気管路62と送気管路6 3に分岐されており、送気管路63と送水管路23がふた部37aを貫通した後 、開口している。送気管路63より送水管路23の方が長くなっている。ふた部 37aは送水タンク37の本体37cのネジ部37bと螺合して接続される。送 水タンク37近傍の管路が全て挿入部カバー部11Aと一体的になり、管路を使 い捨てとして扱うことができる。送水タンク37の繰り返し使用する部分には管 路がないので、送水タンク37の洗浄・消毒がやりやすく、感染の防止が容易で ある。
【0027】 また、カバー2Aの吸引管路30、送気管路24、送水管路23の全長は、カ バー用内視鏡2Bの挿入部11B、操作部12B、ユニバーサルコード13B各 々の長さを合計した全長より長く設定している。このため、検査時にはユニバー サルコード9を張った状態にしても各種管路はたるんだ状態にある。このためカ ート8に対しカバー用内視鏡2Bを離れる方向に引っ張っても各種管路には応力 がかからない。よって各種管路が流体制御装置5からはずれることがなく、検査 室を汚染することを防止できる。
【0028】 このように構成された内視鏡カバー方式の内視鏡の作用について説明する。
【0029】 一般的な内視鏡カバーの装着方法と同じように、滅菌された内視鏡カバー2A が梱包された図示しないカバーの保管用パッケージから、挿入部カバー部11A を取り出す。
【0030】 挿入部カバー部11Aにカバー用内視鏡2Bの挿入部11Bを装着する場合及 び挿入部カバー部11Aから挿入部11Bを取り外す場合には、カバー拡張器6 が使用される。
【0031】 このカバー拡張器6は基本的には、図示しない送気ポンプと送気管路で構成さ れ、送気管路の開口端部には拡張チューブ40の基端部が接続される口金が設け てある。このカバー拡張器6は通常、送気を行い続けている。このため、カバー 拡張器6の機能を使用しない場合には、図1に示すように拡張チューブ40の末 端は拡張チューブ口体22とは接続されないで、外気に開口し、空気をリークし ている。
【0032】 そして、挿入部カバー部11Aにカバー用内視鏡2Bを挿入する場合及び取り 外す場合には、内視鏡操作部固定用口体部20の上端のフランジ部がカバー保持 具10に設けた半円状の保持部10aで保持された状態にして、拡張チューブ口 体22に拡張チューブ40の末端を押し込む操作を行うことにより気密的に内挿 (嵌合)接続され、空気が拡張チューブ口体22を経て内視鏡挿入チャンネル4 8に送り込まれ、内視鏡挿入チャンネル48を膨らますことにより、内視鏡挿入 部11Bの挿入と抜去を容易に行うことができる。
【0033】 このように本実施例のカバー方式の内視鏡装置1によれば、三方活栓50のレ バー51を回転することにより、第1の吸引管路44と吸引管路30の連通ある いは第2の吸引管路47と吸引管路30の連通、さらには第1の吸引管路44と 第2の吸引管路47と吸引管路30を同時に連通の3種のモードを選択できるの で、流体制御装置を操作することなく、術者は簡単に三方活栓50のレバー51 を回転することにより、第1の吸引管路44と第2の吸引管路47と吸引管路3 0より複数の連通モードを選択できるので、吸引操作等の操作性が向上する。
【0034】 尚、挿入部カバー外皮45とふた部37a、送気管路63は同一の滅菌パック に収納されていれば扱いが容易となる。また、分岐体61、送気管路62も同時 に収納されていればもっとよく、更に、分岐体33、吸引管路31、吸引管路3 4も同時に収納されていれば、より取扱い性が向上する。
【0035】 次に、第2実施例について説明する。図7および図8は第2実施例に係わり、 図7は内視鏡操作部固定用口体部の吸引管路部のみの断面を示す断面図、図8は 挿入部カバー部の構成を示す構成図である。第2実施例は吸引管路の接続部の構 造が第1実施例と異なるだけで第1実施例と殆ど同じであるので、異なる構成の み説明し、同一の構成は同じ符号を付け説明は省略する。
【0036】 図7に示すように、第1の吸引管路44(第2の吸引管路47)は、挿入部カ バー外皮45の内部の第1の吸引管路(A)44a(第2の吸引管路(A)47 a)と内視鏡操作部固定用口体部20の内部の第1の吸引管路(B)44b(第 2の吸引管路(B)47b)と内視鏡操作部固定用口体部23の手元側に延出す る第1の吸引管路(C)44c(第2の吸引管路(C)47c)に分割される。 第1の吸引管路(B)44b(第2の吸引管路(B)47b)は、内視鏡操作部 固定用口体部20の内部で分岐し、第1の処置具挿入口21a(第2の処置具挿 入口21b)と連通している。第1の処置具挿入口21a(第2の処置具挿入口 21b)の端部には汚染の漏れを防止する第1の鉗子栓65(第2の鉗子栓66 )が装着されている。
【0037】 図8に示すように、第1の吸引管路(C)44cと第2の吸引管路(C)47 cは、三方活栓75の第1の口体72と第2の口体71に各々連結している。三 方活栓75の第3の口体73は吸引管路30に連通している。三方活栓75に設 けたレバー74を回転することにより第1の吸引管路(C)44cと吸引管路3 0の連通、第2の吸引管路(C)47cと吸引管路30の連通、第1の吸引管路 (C)44cと第2の吸引管路(C)47cと吸引管路30を同時に連通の3種 のモードを選択できる。三方活栓75は、カバー用内視鏡2Bの操作部12Bか ら10〜50cm程度の位置に設けるのが望ましい。また、三方活栓75はユニバ ーサルコードカバー13Bの中にあるので、コードカバー13Aごしに三方活栓 75の切り替えを行う。その他の構成、作用は第1実施例と同じである。
【0038】 このように第2実施例によれば、第1実施例の効果に加え、内視鏡操作部固定 用口体部20近傍の構造が簡単になるので安価に提供できる。
【0039】 次に、第3実施例について説明する。図9は第3実施例に係る挿入部カバー部 の構成を示す構成図である。第3実施例は第2実施例と殆ど同じであるので、異 なる構成のみ説明し、同一の構成は同じ符号を付け説明は省略する。
【0040】 第3実施例は、第1の吸引管路(C)44cと第2の吸引管路(C)47cと 吸引管路30の接続部の構造が第2実施例と異なる。
【0041】 図9に示すように、第1の吸引管路(C)44cと第2の吸引管路(C)47 cと吸引管路30は三方分岐76で連結している。第1の吸引管路(C)44c と第2の吸引管路(C)47cの中途にはピンチバルブ77、78が設けてある 。術者は必要に応じ、ピンチバルブ77、78を開閉する。その他の構成、作用 及び効果は第2実施例と同じである。
【0042】 尚、上記各実施例では直視型のカバー用内視鏡をカバーに装着した内視鏡カバ ー方式の内視鏡について説明したが、これに限らず、例えば、側視型のカバー用 内視鏡の照明光学系及び観察光学系に対応した位置に透明な窓部を有するカバー に側視型のカバー用内視鏡を装着した内視鏡カバー方式の内視鏡にも本考案が適 用できることは言うまでもない。
【0043】 また、上記各実施例では、カバー用内視鏡は、内蔵した撮像素子により観察像 を撮像する電子内視鏡を用いて説明したが、本考案はこれに限らず、イメージガ イドにより観察像を伝送するカバー用内視鏡を用いた内視鏡カバー方式の内視鏡 に対しても適用できる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の内視鏡カバー方式の内視鏡によれば、内視鏡の操 作部近傍に設けられた選択手段により流体管路を選択するので、操作性に優れ、 簡単な構成で且つ安価で、術者が容易に流体管路を切り替えることができるとい う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るカバー方式の内視鏡
を備えたカバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図で
ある。
【図2】本考案の第1実施例に係る挿入部カバー部の構
成を示す構成図である。
【図3】本考案の第1実施例に係る図2のA−A’線断
面を示す断面図である。
【図4】本考案の第1実施例に係る挿入部カバー部の径
方向の断面を示す断面図である。
【図5】本考案の第1実施例に係る三方活栓での吸引管
路の接続状態を説明する説明図である。
【図6】本考案の第1実施例に係る送気管路及び送水管
路の基端部の接続状態を説明する説明図である。
【図7】本考案の第2実施例に係る内視鏡操作部固定用
口体部の吸引管路部のみの断面を示す断面図である。
【図8】本考案の第2実施例に係る挿入部カバー部の構
成を示す構成図である。
【図9】本考案の第3実施例に係る挿入部カバー部の構
成を示す構成図である。
【符号の説明】
1…カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式の内視鏡 2A…カバー 2B…カバー用内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッッサ 5…流体制御装置 6…カバー拡張器 7…モニタ 8…カート 10…カバー保持具 11A…挿入部カバー部 11B…挿入部 12A…操作部カバー部 12B…操作部 13A…ユニバーサルコードカバー部 13B…ユニバーサルコード 14…コネクタ 20…内視鏡操作部固定用口体部 21a…第1の処置具挿入口 21b…第2の処置具挿入口 22…拡張チューブ口体 23…送水管路 24…送気管路 30…吸引管路 44…第1の吸引管路 44a…第1の吸引管路(A) 44b…第1の吸引管路(B) 44c…第1の吸引管路(C) 45…挿入部カバー外皮 46a…送水ノズル 46b…送気ノズル 47…第2の吸引管路 47a…第2の吸引管路(A) 47b…第2の吸引管路(B) 47c…第2の吸引管路(C) 48…内視鏡挿入チャンネル 50…三方活栓 51…レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端構成部と基端構成部と軟性の管状部
    を備えた内視鏡カバーに、内視鏡を装着する内視鏡カバ
    ー方式の内視鏡であって、 前記管状部の内部に設けられた複数の流体管路と、 前記内視鏡の操作部近傍に設けられ、前記流体管路を選
    択する選択手段とを備えたことを特徴とする内視鏡カバ
    ー方式の内視鏡。
JP009176U 1993-03-05 1993-03-05 内視鏡カバー方式の内視鏡 Withdrawn JPH0666613U (ja)

Priority Applications (2)

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JP009176U JPH0666613U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 内視鏡カバー方式の内視鏡
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