JPH066659Y2 - ワイヤーハーネスの取付構造 - Google Patents

ワイヤーハーネスの取付構造

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JPH066659Y2
JPH066659Y2 JP1988096447U JP9644788U JPH066659Y2 JP H066659 Y2 JPH066659 Y2 JP H066659Y2 JP 1988096447 U JP1988096447 U JP 1988096447U JP 9644788 U JP9644788 U JP 9644788U JP H066659 Y2 JPH066659 Y2 JP H066659Y2
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wire harness
slit
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locking
clip
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博章 米山
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はワイヤーハーネスの取付構造に係り、特にスペ
ースの余裕がない場所へのワイヤーハーネスの取付作業
が容易にできるようにしたワイヤーハーネスの取付構造
に関する。
(従来の技術) 一般に、多数の電線を集束したワイヤーハーネスを自動
車等の車体に取り付けるには、プロテクタ等の配索部材
を使い、この配索部材を車体に固定することにより、配
索部材内を挿通しまたは配索部材に接続するワイヤーハ
ーネスを車体に取り付ける方法と、車体に設けられた保
持板にワイヤーハーネス自体を取り付ける方法とがあ
る。
第4図において、第5図に示した短絡用コネクタ2は、
第6図に示したような複数の端子が一体に形成された端
子ブロック3を内蔵した雌コネクタ2Aと、複数の電線
4が接続された雄コネクタ2Bとの結合により短絡回路
を形成するもので、一つの端子5に入力する信号が他の
複数の端子6に振り分けられて出力されるようになって
いる。そして、第4図に示したように、上記短絡用コネ
クタ2をプロテクタ1の隅部に取り付ければ、短絡用コ
ネクタ2に接続したワイヤーハーネスWと、プロテク
タ1内を挿通するワイヤーハーネスWとが一束にな
り、ワイヤーハーネスの配索を効率よく行うことができ
る。
ところで、上記短絡用コネクタ2をプロテクタ1に取り
付ける場合、従来は、第7図に示したように、プロテク
タ1の隅部に区画形成された取付部7に雌コネクタ2A
を上方から挿入し、さらに雌コネクタ2Aを横方向に移
動して、雌コネクタ2Aの壁面に突設された弾性係止片
であるクリップ8を、雌コネクタ2Aの保持板として形
成された区画壁9の係止孔10に挿入係合させて取り付
けていた。そしてこの場合、第8図に示したように、ク
リップ8が突設された雌コネクタ2Aの壁面と係止孔1
0が形成された区画壁9の壁面とが接近し、クリップ8
が係止孔10を挿通するようになっているので、クリッ
プ8を係止孔10に差し込むことができるだけのストロ
ーク長lが不可避的に必要となり、このストローク長l
を考慮して区画壁9を形成する必要があった。
一方、ワイヤーハーネス自体を車体の保持板に取り付け
る場合は、第9図に示したように、弾性係止片であるク
リップ11が突設された係止板12を、テープ13等で
ワイヤーハーネスWの外周部に固定し、上記クリップ1
1を車体に設けられた保持板14の係止孔15に差し込
むことにより、ワイヤーハーネスが車体に保持されるよ
うになっていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したいずれの場合もワイヤーハーネ
スを取り付けるには、まず、クリップ8,11が突設さ
れた短絡用コネクタ2または係止板12の壁面と係止孔
10,15が形成された壁面とを接近させ、次に、クリ
ップ8,11の先端で係止孔10,15を探しあて、そ
の後、クリップ8,11をそれぞれ係止孔10,15に
差し込まなければならず、クリップが係止孔を挿通し係
合するためのストローク長lがどうしても必要になり、
このストローク長lを稼げる取付場所でないとワイヤー
ハーネスを取り付けることができないというスペース上
の制約があった。
また、通常、車体内のスペース効率を向上させるため
に、ワイヤーハーネスの取付場所はスペース的に余裕が
ない場所が多く、このような狭い場所でクリップ8,1
1をストローク長lだけ移動させて係止孔10,15と
係合させねばならないので、取付作業が非常に困難であ
り、作業性が悪かった。
そこで本考案は、上記従来技術が有する問題点を解消
し、スペースの余裕がない場所へのワイヤーハーネスの
取付作業が容易にできるようにしたワイヤーハーネスの
取付構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、ワイヤーハーネ
ス側に設けられた弾性係止片が突設された係止部材を、
車体側に設けられた保持板に対し、位置決めして取り付
けてなるワイヤーハーネスの取付構造において、上記係
止部材を上記保持板に対して、係止部材の弾性係止片が
突設された壁面が保持板の壁面にそって摺動可能に配設
し、上記保持板の一辺側に開口した受入れ部と、この受
入部に連続した狭幅部と、この狭幅部に連続した拡幅部
とからなり、上記狭幅部と拡幅部との間に係止段部を備
えてなるスリットを上記保持板に形成し、上記弾性係止
片を上記スリットの受入部よりスリットにそって挿入可
能に形成し、上記弾性係止片の上記スリットの形状に従
った弾性変形により上記弾性係止片が上記係止段部と係
合してなるものである。
(作用) ワイヤーハーネスに設けられた係止部材の弾性係止片が
突設された壁面が車体に設けられた保持板の壁面にそっ
て摺動可能に上記係止部材を配設し、上記弾性係止片を
上記保持板のスリットにその受入部よりスリットにそっ
て挿入すると、スリットの形状に従って、平常時は拡開
状態にある弾性係止片が弾性変形する。そして、弾性変
形により縮小した弾性係止片は、スリットの途中に形成
された係止段部で拡開状態に復帰し、この拡開した弾性
係止片が係止段部と係合することにより、係止部材が保
持板に対し位置決めした状態で取り付けられ、ワイヤー
ハーネスが車体の保持板に取り付けられる。
(実施例) 以下、本考案に係るワイヤーハーネスの取付構造の実施
例を図面を参照して説明する。なお、従来と同一部分に
は同一符号を用いる。
第1図は、配索部材を使ってワイヤーハーネスを取り付
ける場合で、図において符号1は、合成樹脂で形成さ
れ、屈曲形成された樋状のプロテクタを示し、このプロ
テクタ1内をワイヤーハーネスWが配索されるようにな
っている。上記プロテクタ1の屈曲部には、隅部を利用
して、プロテクタ1の側壁面1Aおよび1Bとそれぞれ
対向した壁面9Aおよび9Bを有し、プロテクタ1と一
体成形されたL字状の区画壁9がプロテクタの底面1C
に立設されている。しかして、上記区画壁9により短絡
用コネクタの取付部7が区画形成されることになり、ま
た区画壁9は短絡用コネクタの保持板として作用するこ
とになる。
上記区画壁9の一方の壁面9Aには、壁面の上側辺16
から下側辺17まで切り欠かれたスリット18が形成さ
れている。このスリット18は、第2図に示したよう
に、上側辺16から下側辺17に向けて開口幅が狭めら
れ、テーパ状の案内面19を有する受入部18Aと、こ
の受入部18Aに連続して形成された狭幅部18Bと、
この狭幅部18Bに連続して形成された拡幅部18Cと
から構成され、狭幅部18Bと拡幅部18Cとの境には
係止段部18Dが形成されている。
一方、上記区画壁9に対して取り付けられる短絡用コネ
クタは従来型のもので、第1図に示したように、雌コネ
クタ2Aの一側壁には弾性係止片である公知のクリップ
8が突設されている。このクリップ8は錨状に形成さ
れ、先端部から両側に拡開する一対の係止爪8A,8B
を有している。そして、上記短絡用コネクタを取り付け
るには、雌コネクタ2Aのクリップ8が突設された壁面
が区画壁9の壁面にそって摺動可能に雌コネクタ2Aを
配設し、クリップ8がスリット18と対応するようにし
て、プロテクタ1内に形成された取付部7に、雌コネク
タ2Aを上方より挿入すればよい。
しかして、第2図に示したように、雌コネクタ2Aの挿
入とともに、クリップ8がスリット18の形状に従って
弾性変形するようになり、平常時は拡開した状態にある
クリップ8は、この拡開したクリップより開口幅が大き
く形成されたスリットの受入部18Aに上方から入り込
み、係止爪8A,8Bと案内面19との当接により徐々
に弾性変形して縮小し、クリップの最小幅よりやや大き
い開口幅を有する狭幅部18Bを通過し、さらに拡幅部
18Cで拡開して平常状態に復帰する。そして、拡開し
たクリップの係止爪8A,8Bがスリットの係止段部1
8Dと係合することにより、雌コネクタ2Aはプロテク
タ1に保持され、上方に抜け出ることがない。
しかして、上記取付構造によれば、雌コネクタ2Aのク
リップ8が突設された壁面が区画壁9の壁面にそって摺
動可能に雌コネクタ2Aを配設し、クリップ8が区画壁
9のスリット18に対応した状態で、区画壁9の壁面に
案内されて雌コネクタ2Aをプロテクタ1内に上方から
挿入するだけで短絡用コネクタを保持板に対して位置決
めした状態で容易に取り付けることができ、従来のよう
にクリップを係止孔に差し込むためのストローク長だけ
雌コネクタを横方向に移動させる必要がない。このた
め、取付作業が極めて容易になり、またクリップを係止
孔に差し込むストローク長が不要なので、より狭い取付
場所に短絡用コネクタを取り付けることができる。そし
て、短絡用コネクタに接続したワイヤーハーネスと、プ
ロテクタ内を配索するワイヤーハーネスとを一束にで
き、プロテクタを車体に固定することにより、ワイヤー
ハーネスを車体に容易に取り付けることができる。
なお、上記実施例のスリット18は、区画壁9の上側辺
から下側辺まで切り欠かれているが、下側辺まで切り欠
かれる必要はなく、スリットが上側辺に開口していれば
よい。
第3図は、ワイヤーハーネス自体を車体の保持板に取り
付ける場合で、上記実施例と同一形状をしたクリップ1
1が突設された係止板12が、ワイヤーハーネスWの外
周部に、テープ13等で固定されている。一方、車体に
設けられた保持板14には、上方に向けて拡開したテー
パ状の案内面を有する受入部20Aと、この受入部20
Aに連続した狭幅部20Bと、この狭幅部20Bに連続
した拡幅部20Cと、狭幅部20Bと拡幅部20Cとの
境に形成された係止段部20Dとから構成され、上側辺
に開口したスリット20が形成されている。
しかして、この場合も、係止板12のクリップ11が突
設された壁面が保持板14の壁面にそって摺動可能に係
止板12を配設し、クリップ11をスリット20と対応
するように位置させ、クリップ11をスリット20内に
上方より挿入すれば、スリットの形状に従ってクリップ
が弾性変形して縮小したのち拡幅部20Cで拡開し、ク
リップの係止爪が係止段部20Dと係合し、係止板12
が保持板14に保持される。そして、係止板12が上方
に抜け出ることはなく、この係止板12を介してワイヤ
ーハーネスWが車体に取り付けられることになる。
この様に、クリップ11とスリット20とが対応した状
態で、係止板12を保持板14の壁面にそって上方から
挿入するだけでよく、従来必要だったクリップのストロ
ーク長が不要なので、より狭い場所に、極めて容易にワ
イヤーハーネスを取り付けることができる。
なお、クリップの形状は、上述した実施例のものに限定
されるものではなく、スリットに対して直角方向に開閉
する弾性係止片であれば、いかなる形状のものでもよ
い。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案は、車体側の保
持板にそってワイヤーハーネス側の係止部材が案内さ
れ、係止部材の弾性係止片を保持板のスリットに挿入す
るだけで、弾性係止片がスリットの途中に形成された係
止段部と係合するようにしたので、スペースの余裕がな
い場所へのワイヤーハーネスの取り付けを容易に行うこ
とができ、ワイヤーハーネスの取付作業性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイヤーハーネスの取付構造の一
実施例を示す斜視図、 第2図は上記実施例の作用を説明する正面図、 第3図は本考案の他の実施例を示す斜視図、 第4図は従来の取付構造を用いたワイヤーハーネスのプ
ロテクタを示す斜視図、 第5図は上記プロテクタに用いられる短絡用コネクタの
正面図、 第6図は上記短絡用コネクタに内蔵される端子ブロック
の斜視図、 第7図は従来の取付構造を示す斜視図、 第8図は上記従来例の作用を説明する平面図、 第9図は従来の他の実施例を示す斜視図である。 W,W,W……ワイヤーハーネス、l……ストロー
ク長、1……プロテクタ、2……短絡用コネクタ、2A
……雌コネクタ、2B……雄コネクタ、7……取付部、
8,11……クリップ、8A,8B……係止爪、9……
区画壁、12……係止板、14……保持板、16……上
側辺、17……下側辺、18,20……スリット、18
A,20A……受入部、18B,20B……狭幅部、1
8C,20C……拡幅部、18D,20D……係止段
部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネス側に設けられた弾性係止
    片が突設された係止部材を、車体側に設けられた保持板
    に対し、位置決めして取り付けてなるワイヤーハーネス
    の取付構造において、 上記係止部材を上記保持板に対して、係止部材の弾性係
    止片が突設された壁面が保持板の壁面にそって摺動可能
    に配設し、上記保持板に、保持板の一辺側に開口した受
    入れ部と、この受入部に連続した狭幅部と、この狭幅部
    に連続した拡幅部とからなり、上記狭幅部と拡幅部との
    間に係止段部を備えてなるスリットを形成し、上記弾性
    係止片を上記スリットの受入部よりスリットにそって挿
    入可能に形成し、上記弾性係止片の上記スリットの形状
    に従った弾性変形により上記弾性係止片が上記係止段部
    と係合してなることを特徴とするワイヤーハーネスの取
    付構造。
  2. 【請求項2】上記保持板を、ワイヤーハーネスの配索部
    材と一体に形成したことを特徴とする請求項1記載のワ
    イヤーハーネスの取付構造。
JP1988096447U 1988-07-22 1988-07-22 ワイヤーハーネスの取付構造 Expired - Lifetime JPH066659Y2 (ja)

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JP1988096447U JPH066659Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 ワイヤーハーネスの取付構造

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JPH0217919U JPH0217919U (ja) 1990-02-06
JPH066659Y2 true JPH066659Y2 (ja) 1994-02-16

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6135058U (ja) * 1984-08-03 1986-03-04 日産自動車株式会社 車両用ハ−ネスの取付構造

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JPH0217919U (ja) 1990-02-06

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