JPH0666307A - ナット状部材及びそれを応用した天井骨組み材支持具 - Google Patents

ナット状部材及びそれを応用した天井骨組み材支持具

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JPH0666307A
JPH0666307A JP3301156A JP30115691A JPH0666307A JP H0666307 A JPH0666307 A JP H0666307A JP 3301156 A JP3301156 A JP 3301156A JP 30115691 A JP30115691 A JP 30115691A JP H0666307 A JPH0666307 A JP H0666307A
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JP
Japan
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nut
fixing tool
taper
bolt
male screw
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Application number
JP3301156A
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Inventor
Mineichi Iwamoto
峰一 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長いボルトの目的位置に短時間で簡単にナット
状部材を装着し得るようにする。更に、そのナット状部
材を応用して、短時間で簡単に取付けることができ、耐
久力がナットで固定するものと変わらない天井骨組み材
支持具を提供する。 【構成】ナット状部材は、ナット状外形の鍔部51、雄ネ
ジ52a が形成された掛止部52、雌ネジ53a が形成され軸
方向に割り溝53b を有し先端に向けて外径の縮小するテ
ーパー部53を順に備え、内径が装着対象ボルト2の外径
よりやや大径である上部固定具5と、掛止部52の雄ネジ
52a に螺合する雌ネジ61及びそれに続いて順次縮小する
テーパー62を内部に有するナット状外形の下部固定具6
とよりナット状部材を構成し、これに加え、上方折り曲
げ部3aに孔31と折り曲げ用突片32を有する吊り金物3を
組み合わせて天井骨組み材支持具を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長いボルトへの装着
に適するナット状部材、及びそれを応用した、ビルの天
井構造物に吊設される吊りボルトに天井骨組み材を組み
付けるための支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナットを長いボルトの途中に装着する場
合でも、従来では、ナットをボルトの端にはめ、目的の
位置まで回して時間をかけて進めねばならなかった。例
えば、図2に示すように、天井構造物1に吊設されてい
る長い吊りボルト2への天井骨組み材4支持用吊り金物
3の取付けは、従来、吊りボルト2にナットN1 を位置
決めし、そこへ吊り金物3の折り曲げ部3aの孔を通し
てセットし、その下から別のナットN2 を締め付けるこ
とによってなされていた。ところが、この吊りボルト2
は、900mm間隔で縦横に天井構造物1に吊設されて
いるので、その数は非常に多く、従って、吊り金物3の
取付け作業は莫大なものである。そこで、本出願人は、
簡単に吊り金物3を吊りボルト2に位置決め固定するこ
とができるように、図3及び図4に示す板スプリングナ
ット7を開発し、出願した(実公平2−35045号公
報参照)。
【0003】その板スプリングナット7は、内側に雌ネ
ジ71aが形成され一側部に軸心と平行する開口部71
bを有する弾性筒状のナット部71と、ナット部71の
開口部71bとは反対側に接近して基端部が取付けられ
互いに適宜な角度に開いて突出する2つの板状つまみ7
2とよりなり、ナット部71の側部には、軸心と直角に
輪切り状の切欠部73が形成され、この切欠部73が各
つまみの基端部付近まで延設されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の板スプリングナ
ット7においては、図4に示すように、切欠部73に吊
り金物3の折り曲げ部3aを挿入し、つまみ72を閉じ
て開口部71bを更に開き、ナット部71の内径を吊り
ボルト2の外径より大きくした状態で、板スプリングナ
ット7及び吊り金物3を吊りボルト2にセット位置決め
した後、つまみ72を離すことによって吊り金物3を吊
りボルト2に固定するのであるが、吊り金物3に非常に
大きな外力が加わると、その位置がずれることがある。
【0005】この発明は、長いボルトの目的位置に短時
間で簡単に装着することのできるナット状部材、及びそ
れを応用して、大きな外力が加わっても、吊り金物の吊
りボルトに対する位置ずれが全く生じない天井骨組み材
支持具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のナット状部材は、ナット状外形の鍔部、
雄ネジが形成された掛止部、雌ネジが形成され軸方向に
割り溝を有し先端に向けて外径の縮小するテーパー部を
順に備え、内径が装着対象ボルトの外径よりやや大径で
ある上部固定具と、上部固定具掛止部の雄ネジに螺合す
る雌ネジ及びそれに続いて順次縮小するテーパーを内部
に有するナット状外形の下部固定具とよりなるものであ
る。また、天井骨組み材支持具は、上記の構成に加え、
上方折り曲げ部に孔と折り曲げ用突片を有する吊り金物
を組み合わせたものである。
【0007】
【作 用】上記のように構成されたナット状部材及びそ
れを応用した天井骨組み材支持具においては、上部固定
具、下部固定具を重ねてボルトにスライド装着し、上部
固定具を回転させて下部固定具に対して前進させると、
上部固定具のテーパー部が下部固定具のテーパーに当た
って拘束され、割り溝を狭めて内側に締め付けられ、上
部固定具テーパー部の雌ネジがボルトの雄ネジと螺合す
る。そして、下部固定具を回転させると、通常のナット
と全く同様に目的物が締めつけられる。また、上部固定
具と下部固定具の間に吊り金物を介在させる場合には、
吊りボルトに対する位置決め後、吊り金物の突片の下面
が下部固定具のナット状の一側面と合致するように折り
曲げられ、下部固定具は最早回転せず、位置ずれが生じ
なくなる。
【0008】
【実施例】図1を参照し、この発明の実施例について説
明する。
【0009】一般にビルの天井は、天井構造物1から吊
り下げられた長い吊りボルト2に吊り金物3を介して軽
量鉄製の天井骨組み材4を吊り下げ、その下に下地板を
取付け、更にその下側表面にラスモルタル塗りを行なっ
て完成している。
【0010】この発明のナット状部材は、上部固定具5
と下部固定具6とより構成されていおり、例えば、吊り
金物3と組み合わせて、上記の天井組み立てにおける天
井骨組み材支持具の一部として用いられる。
【0011】吊り金物3は、図2及び図3に示す従来の
ものとほとんど変わらないが、吊りボルト2が挿通され
る孔31を有する上方の折り曲げ部3aに本体より幅の
狭い突片32が延出形成されている。この突片32は、
天井の組み立て過程において、下部固定具6を図1の
6’の位置にセットしたときに、矢印のごとく下方に折
り曲げられ、2点鎖線に示す状態とされるものである。
【0012】上部固定具5は、鍔部51、掛止部52、
テーパー部53が一体的に順に形成されたものである。
鍔部51は、外形がナット状をしており、中心に吊りボ
ルト2の外径より大径の貫通孔51aを有している。掛
止部52は、外周に雄ネジ52aが形成されており、中
心に鍔部51の貫通孔51aと同径の貫通孔52bを有
している。テーパー部53は、先端に向けて外径が順次
縮小しており、吊りボルト2の外径より僅かに大径の雌
ネジ53aが形成され、更に軸方向に4本の割り溝53
bが形成されている。外径が9mmの吊りボルト2を用い
る場合には、雌ネジ53aの内径を9.2mm程度とする
とよい。更にこの例では、テーパー部53に後述する外
力が加わったときに、内側に曲がりやすいように、掛止
部52に続いて肉厚の薄い部分53aが形成されてい
る。
【0013】下部固定具6は、上部固定具5の鍔部51
と同様に外形がナット状をしており、内部に上部固定具
5の掛止部52の雄ネジ52aと螺合する雌ネジ61が
形成され、それに続いて順次内径が縮小するテーパー6
2が形成されている。このテーパー62の角度は、上部
固定具5のテーパー部53の角度より若干大きめに設計
されている。
【0014】上部固定具5と下部固定具6をナットとし
て使用する場合には、先ず、上部固定具5と下部固定具
6とを重ねてその中心孔にボルトを通し、両固定具5、
6を目的位置近くまでにスライドさせる。その状態で上
部固定具5を回転させて下部固定具6に対して前進させ
る。上部固定具5のテーパー部53が下部固定具6のテ
ーパー62に当たってから更に1〜1.5mm前進させる
と、テーパー部53は、割り溝53bを狭めつつ内側に
移動し、テーパー部53の雌ネジ53aがボルトの雄ネ
ジと螺合する。この状態で、下部固定具6を回転させる
と、通常のナットと全く同様に目的物を締めつけること
ができる。また、上部固定具5と下部固定具6の間に吊
り金物3を介在させて天井骨組み材支持具として使用す
る場合には、吊りボルト2に対する位置決め後、吊り金
物3の突片32の下面が下部固定具6のナット状の一側
面と合致するように突片32を折り曲げることによっ
て、下部固定具6は最早回転せず、位置ずれが生じなく
なる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0016】即ち、ボルトが長いものであっても、上部
固定具と下部固定具とをボルトの目的位置にスライドし
た後、上部固定具を下部固定具に対して締め付けること
によって、通常のナットとして使用することができる。
しかも、その装着は、短時間、且つ、簡単に行うことが
できる。また、上部固定具と下部固定具との間に吊り金
物を介在させて天井骨組み材支持具として使用する場合
には、上記効果に加えて、図2に示す、吊り金物を2つ
のナットで挟んで吊りボルトに組み付ける従来のものと
全く変わらない支持強度を得ることができる上、位置ず
れが全く生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の天井骨組み材支持具の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】従来の吊り金物の取付け状態を示す斜視図であ
る。
【図3】従来の板スプリングナットによる吊り金物の取
付け状態を示す斜視図である。
【図4】板スプリングナットの斜視図である。
【符号の説明】
1 天井構造物 2 吊りボルト 3 吊り金物 3a 吊り金物の上方折り曲げ部 31 孔 32 突片 4 天井骨組み材 5 上部固定具 51 上部固定具の鍔部 51a 鍔部の貫通孔 52 上部固定具の掛止部 52a 雄ネジ 53 上部固定具のテーパー部 53a 雌ネジ 53b 割り溝 6 下部固定具 61 雌ネジ 62 テーパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナット状外形の鍔部、雄ネジが形成された
    掛止部、雌ネジが形成され軸方向に割り溝を有し先端に
    向けて外径の縮小するテーパー部を順に備え、内径が装
    着対象ボルトの外径よりやや大径である上部固定具と、
    上部固定具掛止部の雄ネジに螺合する雌ネジ及びそれに
    続いて順次縮小するテーパーを内部に有するナット状外
    形の下部固定具とよりなるナット状部材。
  2. 【請求項2】上方折り曲げ部に孔と折り曲げ用突片を有
    する吊り金物と、ナット状外形の鍔部、雄ネジが形成さ
    れた掛止部、雌ネジが形成され軸方向に割り溝を有し先
    端に向けて外径の縮小するテーパー部を順に備え、内径
    が吊りボルトの外径よりやや大径である上部固定具と、
    上部固定具掛止部の雄ネジに螺合する雌ネジ及びそれに
    続いて順次縮小するテーパーを内部に有するナット状外
    形の下部固定具とりなる天井骨組み材支持具。
JP3301156A 1991-10-21 1991-10-21 ナット状部材及びそれを応用した天井骨組み材支持具 Pending JPH0666307A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318236A (ja) * 1997-05-12 1998-12-02 Textron Inc 拡開し得るナット体による緊急解除つき締付装置
US6461692B2 (en) 1996-02-23 2002-10-08 Ebara Corporation Chemical vapor deposition method and chemical vapor deposition apparatus
JP2011231788A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Nifco Inc クリップ

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