JPH0712640Y2 - ぜんまい式バランサ - Google Patents

ぜんまい式バランサ

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JPH0712640Y2
JPH0712640Y2 JP12778888U JP12778888U JPH0712640Y2 JP H0712640 Y2 JPH0712640 Y2 JP H0712640Y2 JP 12778888 U JP12778888 U JP 12778888U JP 12778888 U JP12778888 U JP 12778888U JP H0712640 Y2 JPH0712640 Y2 JP H0712640Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
mainspring
spring winding
winding shaft
shaft hole
casing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12778888U
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JPH0247399U (ja
Inventor
芳男 津村
健吾 伊永
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内部にぜんまいを設けたぜんまい式バラン
サに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ぜんまい式バランサは、ぜんまいを巻装したばね
巻き軸をボビンの内部に端部を突出させた状態で設け、
ばね巻き軸の端部をケーシングに形成したばね巻き軸と
同形の固定用軸穴に挿通した状態で固定することにより
ボビンをケーシングで保持していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構造では、ぜんまい式バランサに連結され
たワイヤ等の張力を調節する必要が生じた場合に、ばね
巻き軸がケーシングの固定用軸穴に固定されていたので
ばね巻き軸を回転させることができず、ぜんまい式バラ
ンサを取り外して分解しない限りぜんまいの張力を調節
することができなかった。
したがって、この考案の目的は、ぜんまいの張力の調節
が行えるぜんまい式バランサを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のぜんまい式バランサは、ぜんまいを巻装した
断面非円形のばね巻き軸をワイヤ等を巻き取るボビンに
端部を突出させた状態で設け、前記ばね巻き軸の端部を
ケーシングに非回転状態に保持することにより前記ボビ
ンを前記ケーシングに係止したぜんまい式バランサにお
いて、前記ばね巻き軸が回転可能な回転用軸穴と前記ば
ね巻き軸を非回転状態に保持する断面非円形の固定用軸
穴とを連続して形成した調整板を、前記回転用軸穴およ
び固定用軸穴の並び方向に移動自在に前記ケーシングの
外面に設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、ばね巻き軸が回転可能な回転
用軸穴とばね巻き軸を非回転状態に保持する断面非円形
の固定用軸穴とを連続して形成した調整板を、回転用軸
穴の並び方向に移動自在にケーシングの外面に設けたの
で、ばね巻き軸に対して調整板を移動させることができ
る。したがって、調整板を移動させてばね巻き軸を回転
用軸穴に嵌めた状態でばね巻き軸を回転させることによ
り、ぜんまいの張力を調節することができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第8図に基づいて説
明する。
ボビン1,2は、第4図および第5図に示すように、正面
が略円形に形成された一対の部材からなる。一方ボビン
1は、第3図に示すように、断面が略溝形に形成されて
いおり、他方のボビン2は略平板状に形成されている。
一方のボビン1のフランジ部1aを他方のボビン2に形成
した溝部2aに嵌合し、ビス等の固着具で連結することに
よりボビン1,2が一体に形成される。ボビン1には、第
4図に示すように、ワイヤ係止部1cが形成してあり、こ
のワイヤ係止部1cに一端を係止した状態で外周面にワイ
ヤ等が巻き取られる。また、ボビン1のフランジ部1aの
内面側には、ぜんまい係止溝1bが形成してあり、このぜ
んまい係止溝1bに第7図に示すぜんまい3の外周端3aが
係止する。第6図は第4図の部分詳細図である。ボビン
1,2の中央部にはそれぞれ軸穴1d,2bが形成してあり、こ
の軸穴1d,2bにばね巻き軸4が挿通する。
ぜんまい3は、ボビン1,2の内部に設置されている。ぜ
んまい3の中心部にはばね巻き軸4が設けてあり、この
ばね巻き軸4にぜんまい3の内周端が繋着されている。
また、ぜんまい3の外周端3aは、第7図に示すように、
U字形に折り曲げてある。このぜんまい3は、外周側が
密に巻かれ、内周側が疎に巻かれている。ばね巻き軸4
を回転させると、ぜんまい係止溝1bに外周端3aが固定さ
れたぜんまい3の張力が強くなったり、弱くなったりす
る。このばね巻き軸14は中央部が円形に形成され、両端
部が長円形に形成されており、両端部が調整板6の固定
用軸穴6aに嵌め込めるようにしてある。
ケーシング5は、第2図に示すように、ボビン1,2の両
側面に設けてある。ケーシング5のボビン1,2が保持さ
れる箇所には、ばね巻き軸4が挿通可能な軸穴(図示せ
ず)が形成してある。ばね巻き軸4は、この軸穴に挿通
した状態で保持され、端部にはばね巻き軸4を回転させ
るための蝶ねじ等からなるハンドル7が設けてある。ケ
ーシング5の下部には固着具挿通孔(図示せず)が形成
してあり、第2図に示すように、木材等の部材8が固着
具10で固定することができる。ケーシング5の外面には
それぞれ調整板6が設けてある。調整板6の両端には外
向きに立設された爪部6dが設けてあり、調整板6を移動
させる際の把手の役目を果たしている。調整板6の中央
部にはばね巻き軸4の端部と同形に形成した固定用軸穴
6aと、ばね巻き軸4の端部が回転可能な回転用軸穴6bと
が調整板6の長手方向に連続して形成してある。また、
これら固定用軸穴6a,回転用軸穴6bの並び方向の両側に
は、間隔を置いて長円孔6cが形成してある。調整板6
は、この長円孔6cに固着具9を挿通し、ケーシング5に
形成した固着具挿通孔(図示せず)に螺合することによ
り固定することができる。固着具9を緩めた状態におい
て、爪部6dをつかんで調整板6をずらし、ばね巻き軸4
を回転用軸穴6b内に嵌めることにより、ばね巻き軸4を
ハンドル7で回転させることができる。
なお、この実施例におけるぜんまい式バランサAの使用
例として、第8図に示す天井はしご装置がある。この使
用例は、上段はしご部材15に対して下段はしご部材16を
スライド自在に設けるとともに、上段はしご部材15の上
端にぜんまい式バランサAを設けて下段はしご部材16の
スライド速度や操作性の調節が行えるようにしたもので
ある。
この実施例によるぜんまい式バランサAの組立手順を説
明する。ぜんまい3は、あらかじめばね巻き軸4に巻き
付けておく。また、ケーシング5には調整板6を固着具
9で仮止めしておく。ぜんまい3の外周端3aをボビン1
のぜんまい係止溝1bに係止した状態でぜんまい3をボビ
ン1のフランジ部1aの内側に設置する。ボビン2をボビ
ン1に合わせ、ボビン2とボビン1とを固着具(図示せ
ず)で固定する。ボビン1,2の両側面にケーシング5を
設置し、ケーシング5および調整板6から突出したばね
巻き軸4の端部にハンドル7を被せる。ケーシング5の
端部を部材8で挟着し、固着具10で固定する。調整板6
を爪部6dをつかんで移動させ、回転用軸穴6bにばね巻き
軸4を嵌める。ばね巻き軸4をハンドル7で回転させて
ぜんまい3を所定の張力に調節する。調整板6を移動さ
せてばね巻き軸4を固定用軸穴6aに嵌める。固着具9を
本締めして調整板6をケーシング5に固定する。以上で
組立作業が終了する。
この実施例の構成によれば、ばね巻き軸4が回転可能な
回転用軸穴6bとばね巻き軸4を非回転状態に保持する断
面長円形の固定用軸穴6aとを連続して形成した調整板6
を、回転用軸穴6bおよび固定用軸穴6aとの並び移動自在
にケーシング5の外面に設けたので、ばね巻き軸4に対
して調整板6を移動させることができる。したがって、
調整板6を移動させてばね巻き軸4を回転用軸穴6bに嵌
めた状態でばね巻き軸4を回転させることにより、ぜん
まい3の張力を調節することができる。また、ケーシン
グ5はボビン1,2の両側面に設けたので、ぜんまい式バ
ランサAの両側面にハンドル7を設けることができ、張
力の調節作業がぜんまい式バランサAの両側から行え
る。したがって、施工性の向上を図ることができる。
なお、前記実施例においては、ばね巻き軸4の端部の断
面を長円形に形成していたが、一部を切り落とした円形
に形成してもよいし、正四角形や正六角形等の多角形に
形成してもよい。
〔考案の効果〕
この考案のぜんまい式バランサによれば、ばね巻き軸が
回転可能な回転用軸穴とばね巻き軸を非回転状態に保持
する断面非円形の固定用軸穴とを連続して形成した調整
板を、回転用軸穴および固定用軸穴の並び方向に移動自
在にケーシングの外面に設けたので、ばね巻き軸に対し
て調整板を移動させることができる。したがって、調整
板を移動させてばね巻き軸を回転用軸穴に嵌めた状態で
ばね巻き軸を回転させることにより、ぜんまいの張力を
調節することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の側面図、第2図はそのII
−II側断面図、第3図はそのボビンおよびぜんまいの分
解側断面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図は
第3図のV−V断面図、第6図は第4図の部分詳細図、
第7図はぜんまいの側面図、第8図はこの考案のぜんま
い式バランサを適用した天井はしご装置の側面図であ
る。 A……ぜんまい式バランサ、1,2……ボビン、3……ぜ
んまい、4……ばね巻き軸、5……ケーシング、6……
調整板、6a……固定用軸穴、6b……回転用軸穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ぜんまいを巻装した断面非円形のばね巻き
    軸をワイヤ等を巻き取るボビンに端部を突出させた状態
    で設け、前記ばね巻き軸の端部をケーシングに非回転状
    態に保持することにより前記ボビンを前記ケーシングに
    係止したぜんまい式バランサにおいて、前記ばね巻き軸
    が回転可能な回転用軸穴と前記ばね巻き軸を非回転状態
    に保持する断面非円形の固定用軸穴とを連続して形成し
    た調整板を、前記回転用軸穴および固定用軸穴の並び方
    向に移動自在に前記ケーシングの外面に設けたことを特
    徴とするぜんまい式バランサ。
JP12778888U 1988-09-27 1988-09-27 ぜんまい式バランサ Expired - Lifetime JPH0712640Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12778888U JPH0712640Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 ぜんまい式バランサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12778888U JPH0712640Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 ぜんまい式バランサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0247399U JPH0247399U (ja) 1990-03-30
JPH0712640Y2 true JPH0712640Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31380531

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12778888U Expired - Lifetime JPH0712640Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 ぜんまい式バランサ

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JPH0247399U (ja) 1990-03-30

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