JPH0666295U - 冷陰極管点灯装置 - Google Patents

冷陰極管点灯装置

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JPH0666295U
JPH0666295U JP007657U JP765793U JPH0666295U JP H0666295 U JPH0666295 U JP H0666295U JP 007657 U JP007657 U JP 007657U JP 765793 U JP765793 U JP 765793U JP H0666295 U JPH0666295 U JP H0666295U
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primary winding
winding
cold cathode
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孝幸 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置内でビートが発生しないようにした複数
の冷陰極管点灯用の冷陰極管点灯装置を提供する。 【構成】 変圧器T1 ,T2 の各一次巻線W1 の中間タ
ップにチョークコイルLA を介して直流電源VINの電圧
が供給され、各一次巻線の各端と直流電源電圧の0電位
端とにそれぞれトランジスタQ1 ,Q2 が接続され、一
次巻線の両端間にコンデンサCP1,CP2が接続されてお
り、各変圧器の巻線のインダクタンスと各コンデンサの
容量とがそれぞれ総計されて、チョークコイルの冷陰極
管側においては、該各総計のリアクタンスに基づいた共
振周波数による共振が生じ、その共振電圧に従って各ト
ランジスタが各抵抗R1 ,R2 等を介して交互にオン・
オフ切り替えされ、その共振電流が各変圧器の各巻線に
流れる。各冷陰極管LA1,LA2 は各変圧器の二次巻
線W2 に接続されていて、該共振周波数による電流が冷
陰極管に供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、共通の電源で複数の冷陰極管を点灯する冷陰極管点灯装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー液晶表示のための光源はモノクロの場合に比べて高い輝度を必要とする ので、その光源として複数の冷陰極管が使用される。図2は複数の冷陰極管を使 用した従来の冷陰極管点灯装置の一構成例を示す回路図である。
【0003】 同図において、VINは直流電源、IV1 ,IV2 はインバータ回路、LA1 , LA2 は互いに同一定格の冷陰極管、L1 ,L2 はインバータ回路IV1 ,IV 2 による後記する共振作用を直流電源VINに対して独立にするためのチョークコ イルである。
【0004】 インバータ回路IV1 ,IV2 は、周知の共振型プッシュプルマルチバイブレ ータから構成され、且つ各変圧器T1 ,T2 を用いて電圧変換させている。即ち 、各変圧器T1 ,T2 は、中間タップを有する一次巻線W1 と、二次巻線W2 及 び三次巻線W3 とを備え、第1のスイッチ素子をなしたNPN型のトランジスタ Q1 のコレクタが一次巻線W1 の一端側に接続され、同様な第2のスイッチ素子 をなしたトランジスタQ2 のコレクタが一次巻線W1 の他端側に接続され、更に 、トランジスタQ1 ,Q2 のそれぞれのエミッタは接地されると共に、トランジ スタQ1 のベ−スは三次巻線W3 の一端側に、そしてトランジスタQ2 のベ−ス は三次巻線W3 の他端側にそれぞれ接続されている。更に、一次巻線W1 ,W1 の中間タップはチョ−クコイルL1 ,L2 の他端側に接続されると共に、抵抗R 1 を介してトランジスタQ1 のベースに、そして抵抗R2 を介してトランジスタ R2 のベースにそれぞれ接続されている。更に、各一次巻線W1 と並列に充放電 用のコンデンサCP1,CP2が接続されている。又、各二次巻線W2 と冷陰極管L A1 ,LA2 の各一端間にはコンデンサCS1,CS2が接続されている。上記の各 抵抗R1 ,R2 はトランジスタQ1 ,Q2 のベースと共に、各トランジスタQ1 ,Q2 のオン・オフ状態を交互に切り替える切り替え制御手段をなす。
【0005】 上記の図2の構成において、直流電源VINがオンされていると、チョ−クコイ ルL1 ,L2 を介して変圧器T1 ,T2 の各一次巻線W1 に電圧が印加され、ト ランジスタQ1 ,Q2 の増幅率の相違により、何れかが先にオンする。例えば、 トランジスタQ1 がオンし、その電流によって三次巻線W3 にトランジスタQ1 のオン状態を助長する方向の電圧を生じ、トランジスタQ1 がフルオンする。オ ン期間は、コンデンサCP1,CS2の容量と変圧器T1 のインダクタンスの組み合 わせの共振条件、又はCP1,CS2の容量と変圧器T2 のインダクタンスの組み合 わせの共振条件より決まる。共振波形の極性反転時に、トランジスタQ1 がオフ に、トランジスタQ2 がオンになり、発振が継続する。インバータ回路IV1 の 共振周波数f1 は、電源VIN側からみた変圧器T1 のインダクタンスをLP1、電 源VIN側からみたコンデンサCP1,CS1の容量或いは等価容量をそれぞれCP1, CS1' とすると、f1 =(1/2π){LP1(CP1+CS1' )}-1/2となる。そ してインバータ回路IV2 の共振周波数f2 は、上記に準じた各値を同様に用い て、f2 =(1/2π){LP2(CP2+CS2' )}-1/2となる。この各共振電流 により、各変圧器T1 ,T2 の二次巻線W2 に交流電圧が発生し、各冷陰極管L A1 ,LA2 は、コンデンサCS1 或いはCS2を介して該電圧が印加されて点灯 される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の冷陰極管点灯装置においては、変圧器T1 ,T2 のインダ クタンスLP1,LP2と、コンデンサ容量CP1,CS1' と、コンデンサ等価容量C S2,CS2' の各相互の値のばらつきにより共振周波数f1 とf2 とが異なって、 チョ−クコイルL1 ,L2 を介して電源VIN側にビートが発生する可能性がある 。よってビートにより他の回路に対して干渉が生じたり、うなり音や冷陰極管L A1 ,LA2 のちらつきが生ずることもあった。
【0007】 本考案の目的は、装置内でビートが発生しないようにした、複数の冷陰極管点 灯用の冷陰極管点灯装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、中間タップを備え該中間タップに直流 電源電圧が供給される一次巻線と該一次巻線の電圧を変換する二次巻線とを有す る変圧器と、一次巻線の各端と直流電源電圧の0電位端とにそれぞれ接続された 第1及び第2のスイッチ素子と、第1及び第2のスイッチ素子のオン・オフ状態 を交互に切り替える切り替え制御手段と、一次巻線の両端間に接続された充放電 回路とを複数組備え、各冷陰極管が当該各充放電回路を介して各二次巻線に接続 されて駆動される冷陰極管点灯装置において、前記各組の中間タップと切り替え 制御手段とが共通のインダクタンス要素を介して直流電源電圧を受けてなる冷陰 極管点灯装置とした。
【0009】
【作用】
本考案によれば、各第1のスイッチ素子が互いにオンになっており又は第2の スイッチ素子が互いにオンになっていると、各変圧器の各巻線と、各充放電回路 とはそれぞれ相互に並列接続状態になって、各巻線のインダクタンスと各充放電 回路の容量とがそれぞれ総計される。よって共通のインダクタンス要素の冷陰極 管側においては、該各総計のリアクタンスに基づいた共振周波数による共振が生 じ、その共振電流が各変圧器の各巻線に流れて、該共振周波数による電流が冷陰 極管に供給される。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の冷陰極管点灯装置の一実施例を示す回路図である。同図におい て、図2と同等の部分には同一の符号を付して示し、以下に異なる部分について 説明する。
【0011】 IV1A,IV2Aはインバータ回路で、図2のインバータ回路IV1 ,IV2 と 同様の構成をなしている。L1Aはチョ−クコイルで、一端が直流電源VINに接続 され、他端に各変圧器T1 ,T2 の一次巻線W1 の各中間タップが接続されてい る。
【0012】 以上の図1の構成において、直流電源VINがオンされていると、チョ−クコイ ルL1Aを介して変圧器T1 ,T2 の各一次巻線W1 に電圧が印加され、図2にお けると同様に各インバータ回路IV1 ,IV2 には共振による発振が継続してト ランジスタQ1 ,Q2 はオン・オフする。各インバータ回路IV1A,IV2Aの共 振周波数fA は、コンデンサCP1,CP2の容量の合計値と変圧器T1 ,T2 のイ ンダクタンスの合計値との組み合わせの共振条件により決まる。即ち、共振周波 数fA は、電源VIN側からみた変圧器T1 ,T2 のインダクタンスをLP1,LP2 、電源VIN側からみたコンデンサCP1,CS1の容量或いはコンデンサCP2,CS2 の等価容量をそれぞれCP1,CS1' ,CP2,CS2' とすると、fA =(1/2π )[{LP1LP2/(LP1+LP2)}(CP1+CP2+CS1' +CS2' )]-1/2とな る。又、各インバータ回路IV1 ,IV2 の一次巻線W1 の各中間タップは共通 に接続されて直流電源VINの電圧を受け、各トランジスタQ1 のベース或いは各 トランジスタQ2 のベースはそれぞれ抵抗R1 或いはR2 を介して該中間タップ に接続されているので、互いに対応の各トランジスタQ1 或いはQ2 はそれぞれ ほぼ同時にオン・オフする。この共振電流により、各変圧器T1 ,T2 の二次巻 線W2 に交流電圧が発生し、各冷陰極管LA1 ,LA2 はコンデンサCS1 或い はCS2を介して該電圧が印加されて点灯される。このようにして、各インバータ 回路IV1 ,IV2 において、共振周波数fA が互いに等しく且つ互いに対応の 各トランジスタQ1 或いはQ2 はそれぞれほぼ同時にオン・オフするので、各イ ンバータ回路IV1 ,IV2 の各部の電圧は相互に干渉することはなく、よっビ ートは発生しない。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、共通のインダクタンス要素を介して各変 圧器を含む複数の共振回路を接続し、該各共振回路は互いに共通の共振周波数を もって共振し、その共振電流によって各変圧器を介して冷陰極管に電流が供給さ れるようにしたので、該各共振回路各部の電圧は相互に干渉することはなく、よ ってビートが発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冷陰極管点灯装置の一実施例を示す回
路図
【図2】従来の冷陰極管点灯装置の一構成例を示す回路
【符号の説明】
VIN…直流電源、IV1 ,IV2 …インバータ回路、L
A1 ,LA2 …冷陰極管、L1A…チョークコイル、T1
,T2 …変圧器、W1 …一次巻線、W2 …二次巻線、
Q1 ,Q2 …トランジスタ、R1 ,R2 …抵抗、CP1,
CP2,CS1,CS2…コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間タップを備え該中間タップに直流電
    源電圧が供給される一次巻線と該一次巻線の電圧を変換
    する二次巻線とを有する変圧器と、一次巻線の各端と直
    流電源電圧の0電位端とにそれぞれ接続された第1及び
    第2のスイッチ素子と、第1及び第2のスイッチ素子の
    オン・オフ状態を交互に切り替える切り替え制御手段
    と、一次巻線の両端間に接続された充放電回路とを複数
    組備え、各冷陰極管が当該各充放電回路を介して各二次
    巻線に接続されて駆動される冷陰極管点灯装置におい
    て、 前記各組の中間タップと切り替え制御手段とが共通のイ
    ンダクタンス要素を介して直流電源電圧を受けてなる、 ことを特徴とする冷陰極管点灯装置。
JP1993007657U 1993-02-26 1993-02-26 冷陰極管点灯装置 Expired - Lifetime JP2605327Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113012907A (zh) * 2021-02-26 2021-06-22 西安微电子技术研究所 一种无偏磁电压推挽电路的平板变压器
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