JP2550174Y2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2550174Y2
JP2550174Y2 JP1992074460U JP7446092U JP2550174Y2 JP 2550174 Y2 JP2550174 Y2 JP 2550174Y2 JP 1992074460 U JP1992074460 U JP 1992074460U JP 7446092 U JP7446092 U JP 7446092U JP 2550174 Y2 JP2550174 Y2 JP 2550174Y2
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JP
Japan
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discharge lamp
choke coil
lighting device
capacitor
frequency
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尚樹 佐々木
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スミダ電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノート型パソコン、ワ
ープロ等の液晶表示部のバックライトに用いられる放電
灯の点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、ノート型パソコン、
ワープロ等の液晶表示部のバックライト用光源には冷陰
極放電灯が多く使用されており、その点灯装置として
は、例えば、図4のようなものが用いられている。図4
において、Tは1次巻線T1と2次巻線T2および1次
巻線T1に密結合した帰還巻線T3とで構成した高圧ト
ランス、Lは前記高圧トランスTの1次巻線T1の中点
と電流供給源Eとの間に直列に接続したチョークコイ
ル、DLは高圧トランスの2次巻線T2にコンデサC2
を介して接続した冷陰極放電灯、C1は高圧トランスの
1次巻線T1の両端に並列に接続したコンデンサ、Q
1,Q2はトランジスタで該トランジスタの各コレクタ
はそれぞれコンデンサC1の各一端に接続され、それら
のエミッタは各々接地点に接続されており、また、該ト
ランジスタQ1,Q2のベースには帰還巻線T3の各一
端と該トランジスタQ1,Q2にバイアス電圧を供給す
るための抵抗R1,R2が接続されている。この構成
で、高圧トランスTの1次巻線T1と帰還巻線T3、コ
ンデンサC1,トランジスタQ1,Q2、抵抗R1,R
2はインバータ回路INVを形成している。上記構成に
おいて、電流供給源Eから直流電圧が印加され、インバ
ータ回路INVに駆動電流が供給されると、例えば、一
方のトランジスタQ1はオン状態となり、他方のトラン
ジスタQ2はオフ状態となる。この状態はインバータ回
路INVの発振周期の1/2だけ持続し、次の1/2周
期でトランジスタQ1とQ2のオン、オフ状態は反転す
る。トランジスタQ1とQ2の反転動作は交互に行わ
れ、高圧トランスTの1次巻線T1にはインバータ回路
INVの発振周波数fiを持つ高周波電圧が発生する。
この高周波電圧は高圧トランスTの2次巻線T2で昇圧
され、放電灯DLはこの昇圧された高周波電圧によって
点灯する。このときの各部の電圧および電流波形を図2
に示す。同図において、VCEはトランジスタQ2のコ
レクタとエミッタ間の電圧、Icは同コレクタに流れる
電流、VTは高圧トランスTの1次巻線T1の中点と接
地間に現われる端子間電圧、IINはコンデンサC3と
チョークコイルLとの並列回路Reに流れる入力電流、
Vdは放電灯DLの端子電圧の各波形を示している。こ
の図から明らかなように、入力電流IINの周期は放電
灯DLの端子電圧Vdの2倍の周期を持っている。ここ
で、放電灯DLはインバータ回路INVの発振周波数f
iの周期を持つ端子電圧Vdで点灯され、このとき、チ
ョークコイルLに流れる入力電流の周波数は前記発振周
波数fiの2倍の周波数を持つことになるが前記発振周
波数の2倍の周波数(2fi)に対するチョークコイル
Lのインピーダンスが小さいと放電灯DLの点灯動作が
不安定となる即ち、インバータ回路の発振周波数の2倍
の周波数(2fi)に対するチョークコイルLのインピ
ーダンスが大きいほど該インバータ回路の発振動作は安
定し、冷陰極放電灯DLの点灯動作も安定するので冷陰
極放電灯のチラツキ等を減少させることができるが、該
チョークコイルのインピーダンスを大きくするため、該
チョークコイルの巻線数を増加すると電流供給源の直流
電流に対するチョークコイルの直流抵抗が増大し、電力
損失が大きくなるので装置の電力効率は低下し、また、
該チョークコイルの巻線数の増加によって装置が大型化
する等の欠点がある。
【0003】
【考案の目的】本考案はチョークコイルの巻線数を少な
くしてそのインダクタンスを減少させてこの種の放電灯
点灯装置を小型化および軽量化すると共に、同放電灯点
灯装置の電力効率を向上させることを目的とする。
【0004】
【問題を解決する手段】本考案は上記の欠点を解決する
ため、インバータ回路に駆動電流を供給するためのチョ
ークコイルのインダクタンスを減少させた代わりに前記
チョークコイルと並列にコンデンサを接続して、前記並
列回路のインピーダンスが誘導性を保つ範囲で、前記イ
ンバータ回路の発振周波数の2倍の周波数に対する前記
並列回路のインピーダンスができるだけ大きくなるよう
に設定したものである。
【0005】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、Tは1次巻線
T1と2次巻線T2および1次巻線T1に密結合した帰
還巻線T3とで構成した高圧トランス、Lは前記高圧ト
ランスTの1次巻線T1の中点と電流供給源Eとの間に
直列に接続したチョークコイル、C3は前記チョークコ
イルLと並列に接続したコンデンサで並列回路Reを形
成している。DLは高圧トランスの2次巻線T2にコン
デサC2を介して接続した冷陰極放電灯、C1は高圧ト
ランスの1次巻線T1の両端に並列に接続したコンデン
サ、Q1,Q2はトランジスタで該トランジスタの各コ
レクタはそれぞれコンデンサC1の各一端に接続され、
それらのエミッタは各々接地点に接続されており、ま
た、該トランジスタQ1,Q2のベースには帰還巻線T
3の各一端と該トランジスタQ1,Q2にバイアス電圧
を供給するための抵抗r1,r2が接続されている。こ
の構成で、高圧トランスTの1次巻線T1と帰還巻線T
3、コンデンサC1、トランジスタQ1,Q2、抵抗r
1,r2はインバータ回路INVを形成している。
【0006】
【作用】ここで、放電灯DLは従来と同様に、インバー
タ回路INVの発振周波数fiの周期を持つ端子電圧V
dで点灯され、チョークコイルLとコンデンサC3で形
成した並列回路Reには、前記発振周波数fiの2倍の
周波数の入力電流が流れる。図3は前記並列回路Reの
周波数fの変化に対するインピーダンスZの変化を示す
特性図で、前記インピーダンスZは初めは誘導性で小さ
く、周波数fの上昇とともに高くなって行き、前記並列
回路Reの同調周波数frにおいて最大となり、同調周
波数frを越えた高い周波数では容量性となって急激に
低下する。本考案は上記チョークコイルのインダクタン
スを減らす代わりに前記チョークコイルと並列にコンデ
ンサを接続して、該並列回路のインピーダンスが誘導性
を保つ周波数の範囲で、インバータ回路の発振周波数f
iの2倍の周波数(2fi)に対する該並列回路のイン
ピーダンスをできるだけ大きくなるように設定したもの
で、このようにすると小さいインダクタンスのチョーク
コイルを用いて放電灯の点灯動作を安定させることがで
き、また、チョークコイルのインダクタンスが小さいの
で直流電源に対する電力損失を減少させることができ
る。実験例をあげれば、従来、インバータ回路の発振周
波数が60kHのとき、インダクタンスが470μHの
チョークコイルを用いていたが本実施例ではインダクタ
ンスが150μHのチョークコイルに並列に6800p
Fのコンデンサを接続するだけで放電灯を安定に点灯さ
せることができた。
【0007】
【考案の効果】図5は上記実施例の放電灯点灯装置と図
4で示す従来の放電灯点灯装置において、チョークコイ
ルの巻線数を増減させ、そのインダクタンスを変化させ
たときの電力効率の変化を比較したもである。同図から
明らかなように、本考案は従来のものに比べて、同じチ
ョークコイルのインダクタンスに対して高い電力効率が
得られ、また、放電灯が安定に点灯する範囲をチョーク
コイルのインダクタンスの小さい領域にまで拡大するこ
とができる、換言すれば、チョークコイルのインダクタ
ンスを小さくして巻線数を減少させて放電灯点灯装置の
小型化、軽量化をはかると同時に同点灯装置の電力効率
を高めることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案放電灯点灯装置の実施例回路図。
【図2】は本点灯装置および従来の放電灯点灯装置の各
部の電圧および電流波形を示す。
【図3】は本実施例における並列回路の周波数とインピ
ーダンスの関係を示す特性図。
【図4】は従来の放電灯点灯装置の回路図である。
【図5】は本考案と従来の放電灯点灯装置におけるチョ
ークコイルのインダクタンスの変化に対する電力効率の
変化の比較図である。
【符号の説明】
C1,C2,C3・・・コンデンサ、 L・・・チョークコイル Re・・・並列回路、 INV・・・インバータ回路 DL・・・放電灯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線と2次巻線および帰還巻線から
    なる高圧トランスの1次巻線と並列にコンデンサを接続
    し、2個のトランジスタのコレクタとエミッタを前記コ
    ンデンサの両端と接地点との間に接続し、また、前記各
    トランジスタのベースに帰還巻線の各一端を接続してイ
    ンバータ回路を構成するとともに、高圧トランスの1次
    巻線の中点と電流供給源の間に直列にチョークコイルを
    接続し、また、高圧トランスの2次巻線に放電灯を接続
    した放電灯点灯装置において、前記チョークコイルと並
    列にコンデンサを接続し、該並列回路のインピーダンス
    が誘導性を保持する周波数の範囲で、前記インバータ回
    路の発振周波数の2倍の周波数に対してできるだけ大き
    くなるように設定したことを特徴とする放電灯点灯装
    置。
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