JPH0665965A - 建築物の梁構造 - Google Patents

建築物の梁構造

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Publication number
JPH0665965A
JPH0665965A JP4201518A JP20151892A JPH0665965A JP H0665965 A JPH0665965 A JP H0665965A JP 4201518 A JP4201518 A JP 4201518A JP 20151892 A JP20151892 A JP 20151892A JP H0665965 A JPH0665965 A JP H0665965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
beams
girders
bridged
rectangular frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4201518A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Nishitani
隆之 西谷
Hideki Nakajima
英己 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP4201518A priority Critical patent/JPH0665965A/ja
Publication of JPH0665965A publication Critical patent/JPH0665965A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の安全性を向上させる。 【構成】 四方に建て込まれる柱12と、これら柱12
間に架け渡された方形フレーム15に構成し、かつ各階
に架け渡した大梁13と、方形フレーム15の大梁13
間に架け渡した小梁14とからなる。この小梁13は、
対向する大梁13の一方に架け渡すとともに、隣接する
方形フレーム15毎に前記大梁13の延在する縦方向と
横方向とに交互に架け渡す。一方、各階の小梁13は、
その上下階の方形フレーム15の小梁14の延在方向に
直交する方向に架け渡す。 【効果】 各階の小梁はその上下階の小梁の延在方向に
直交する方向に架け渡したため、各階の荷重が各階の外
周の大梁に交互に伝達され、外周の大梁の応力を各階の
柱に交互に伝達でき、所定の柱に応力が集中するのを防
止でき、柱の安全性を向上できるから、建築物の安全性
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の梁構造にかか
り、特に、単位部材の組み合わせをもって構成した鉄骨
造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造等の
建築構造物に用いて好適な建築物の梁構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の建築物の梁構造を、図3ないし図
4を参照して説明する。図3に示すように、符号1は建
築物の梁構造であり、この建築物の梁構造1は、四方に
建て込まれる柱2と、これら柱2間に架け渡される大梁
3と、これら大梁3間に架け渡される小梁4とから構成
されている。
【0003】前記大梁3は、各階毎に架け渡され、正方
形の各辺上に配された方形フレーム5に構成されてい
る。この方形フレーム5には、対向する大梁3の一方に
前記小梁4が架け渡されている。この小梁4は、大梁3
の中央部に接続されるとともに、隣接する方形フレーム
5に前記大梁3の延在する縦方向と横方向と交互に架け
渡されている。
【0004】このような建築物の梁構造1では、各方形
フレーム5毎に小梁4が交互に架け渡されているため、
同一平面上に配された方形フレーム5にあっては、大梁
3にかかる鉛直方向の荷重が均一に伝達される。これら
方形フレーム5は、階毎に設けられているため、各階に
架け渡された大梁3にあっては、これら大梁3にかかる
鉛直方向の荷重が均一に伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方形フレ
ーム5の小梁4は、その上下階の方形フレーム5と同一
方向に架け渡されているため、建築物の外周に建て込ま
れた柱2にかかる荷重が不均一になっている。すなわ
ち、対向する大梁3の一方に小梁4が架け渡されている
ため、建築物の外周に配された大梁3にあっては、小梁
4を接続した大梁3に集中して伝達される。この大梁3
は、該大梁3を架け渡す柱2に鉛直方向の荷重を伝達す
るため、図4に示すように、これら各階の外周の柱2に
は、大きな応力が集中的に伝達されている。この集中的
に応力が伝達される柱2にあっては、大きな曲げ応力M
が発生する場合があった。
【0006】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、建築物の外周の柱に生じる曲げ応力を低減させるこ
とにより、建築物の安全性を向上させた建築物の梁構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建築物の梁構造
は、四方に建て込まれる柱と、これら柱間に架け渡して
正方形に配置されるとともに、各階に架け渡された大梁
と、これら大梁間に架け渡される小梁とから構成される
方形フレームにおいて、前記小梁は、対向する大梁の一
方に架け渡されるとともに、隣接する各方形フレーム毎
に前記大梁の延在する縦方向と横方向とに交互に架け渡
され、各階の方形フレームの小梁は、その上下階の方形
フレームの小梁の延在方向に直交する方向に架け渡され
る構成にしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の建築物の梁構造では、小梁が対向する
大梁の一方に架け渡されたため、小梁にかかる荷重が対
向する大梁の一方に伝達される。そして、小梁は隣接す
る各方形フレーム毎に前記大梁の延在する縦方向と横方
向とに交互に架け渡される構成にしたため、小梁にかか
る荷重が各方形フレームの縦方向と横方向との大梁に交
互に伝達され、これら大梁の応力が各柱に交互に伝達さ
れる。また、各階に構成された方形フレームの小梁は、
その上下階の方形フレームの小梁の延在方向に直交する
方向に架け渡される構成にしたため、大梁にかかる鉛直
方向の荷重が各柱に均一に伝達される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の建築物の梁構造の一実施例に
ついて、図1ないし図2を参照しながら説明する。図1
に示すように、符号10は建築物の梁構造であり、この
建築物の梁構造10は、四方に建て込まれる柱12と、
これら柱12間に架け渡される大梁13と、これら大梁
13間に架け渡される小梁14とから構成されている。
【0010】前記大梁13は、正方形の各辺上に配置さ
れ、方形フレーム15の外周に配置されている。この方
形フレーム15は、対向する大梁13の一方に前記小梁
14を架け渡した構成にされ、建築物の同一階に複数構
築されている。この小梁14は、大梁13の中央部に接
続されるとともに、隣接する方形フレーム15に前記大
梁13の延在する縦方向と横方向とに交互に架け渡され
ている。このため、同一階の方形フレーム15は、市松
模様に配されている。
【0011】一方、建築物の各階の方形フレーム15に
あっては、偶数階毎に同一の市松模様に方形フレーム1
5が配置され、これら偶数階の市松模様に交差する市松
模様に奇数階毎の方形フレーム15が配置されている。
すなわち、各階の方形フレーム15の小梁14は、その
上下階の方形フレーム15の小梁14の延在方向に直交
する方向にそれぞれ架け渡されている。
【0012】このような建築物の梁構造10では、小梁
14が対向する大梁13の一方に架け渡されたため、小
梁14にかかる鉛直方向の応力が対向する大梁13の一
方に伝達される。そして、小梁14が隣接する各方形フ
レーム15毎に前記大梁13の延在する縦方向と横方向
とに交互に架け渡される構成にしたため、小梁14にか
かる荷重が各方形フレーム15の縦方向と横方向との大
梁13に交互に伝達され、これら大梁13の応力が各柱
12に交互に伝達される。
【0013】また、各階に構成された方形フレーム15
にあっては、各階の方形フレーム15の小梁14は、そ
の上下階の方形フレーム15の小梁14の延在方向に直
交する方向に架け渡される構成にしたため、図2に示す
ように、大梁13にかかる鉛直方向の荷重が各階の柱1
2に交互に伝達される。すなわち、建築物の外周に配さ
れた大梁13にあっては、小梁14を架け渡した大梁1
3に大きな応力が伝達され、その上下方向に位置する大
梁13に小梁14が架け渡されていないため、その上下
階の柱12に応力が伝達されず、柱12に応力が集中す
るのを防止でき、柱12に大きな曲げ応力Mが発生する
のを防止できる。
【0014】このような建築物の梁構造10によれば、
小梁14が、対向する大梁13の一方に架け渡されると
ともに、隣接する各方形フレーム15毎に前記大梁13
の延在する縦方向と横方向とに交互に架け渡される構成
にしたため、小梁14にかかる鉛直方向の荷重が同一平
面上の各方形フレーム15の大梁13に交互に伝達され
る。このため、各方形フレーム15の大梁13の応力を
各方形フレーム15の柱12に交互に伝達でき、所定の
柱12に応力が集中するのを防止でき、各階の方形フレ
ーム15の安全性を向上できるから、建築物の安全性を
向上できる。
【0015】また、各階の方形フレーム15の小梁14
は、その上下階の方形フレーム15の小梁14の延在方
向に直交する方向に架け渡される構成にしたため、小梁
14にかかる鉛直方向の荷重が各階の外周の大梁13に
交互に伝達される。このため、外周の大梁13の応力を
各階の柱12に交互に伝達でき、所定の柱12に応力が
集中するのを防止でき、建築物の外周の柱12に大きな
曲げ応力Mが発生するのを防止でき、柱12の安全性を
向上できるから、建築物の安全性を向上できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建築物の
梁構造によれば、小梁が、対向する大梁の一方に架け渡
されるとともに、隣接する各方形フレーム毎に前記大梁
の延在する縦方向と横方向とに交互に架け渡される構成
にしたため、小梁にかかる鉛直方向の荷重が同一平面上
の各方形フレーム15の大梁に交互に伝達される。そし
て、各階の方形フレームの小梁は、その上下階の方形フ
レームの小梁の延在方向に直交する方向に架け渡される
構成にしたため、小梁にかかる鉛直方向の荷重が各階の
外周の大梁に交互に伝達される。このため、外周の大梁
の応力を各階の柱に交互に伝達でき、所定の柱に応力が
集中するのを防止でき、建築物の外周の柱に大きな曲げ
応力Mが発生するのを防止でき、柱の安全性を向上でき
るから、建築物の安全性を向上できるという効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物の梁構造を示す斜視図である。
【図2】図1の作用を説明する側面図である。
【図3】従来の建築物の梁構造を示す斜視図である。
【図4】図3の作用を説明する側面図である。
【符号の説明】
10 建築物の梁構造 12 柱 13 大梁 14 小梁 15 方形フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四方に建て込まれる柱と、これら柱間に
    架け渡して正方形に配置されるとともに、各階に架け渡
    された大梁と、これら大梁間に架け渡される小梁とから
    構成される方形フレームにおいて、前記小梁は、対向す
    る大梁の一方に架け渡されるとともに、隣接する各方形
    フレーム毎に前記大梁の延在する縦方向と横方向とに交
    互に架け渡され、各階の方形フレームの小梁は、その上
    下階の方形フレームの小梁の延在方向に直交する方向に
    架け渡される構成にしたことを特徴とする建築物の梁構
    造。
JP4201518A 1992-07-28 1992-07-28 建築物の梁構造 Withdrawn JPH0665965A (ja)

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JP4201518A JPH0665965A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 建築物の梁構造

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JP4201518A JPH0665965A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 建築物の梁構造

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JPH0665965A true JPH0665965A (ja) 1994-03-08

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JP4201518A Withdrawn JPH0665965A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 建築物の梁構造

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536482B1 (ko) * 2013-12-26 2015-07-15 주식회사 포스코 독립하중지지 기둥구조

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Effective date: 19991005