JPH0665958A - 下水道本管への排水管の接続工法 - Google Patents

下水道本管への排水管の接続工法

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JPH0665958A
JPH0665958A JP3250301A JP25030191A JPH0665958A JP H0665958 A JPH0665958 A JP H0665958A JP 3250301 A JP3250301 A JP 3250301A JP 25030191 A JP25030191 A JP 25030191A JP H0665958 A JPH0665958 A JP H0665958A
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JP
Japan
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pipe
sheath tube
sheath
hole
sewer main
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Application number
JP3250301A
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English (en)
Inventor
Eiji Imai
榮治 今井
Koichi Araki
紘一 荒木
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FUSO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
FUSO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水道本管に排水管を確実かつ容易に接続す
る方法を提供することにある。 【構成】 第1工程ではオーバーハングビット4を備え
たオーガーOで挿入孔を掘進しつつ鞘管推進機1で鞘管
体Kを押し込んで作業管Sを建て込み、第2工程では作
業管を介して下水道本管Gにコアチューブ6で取付孔G
1を穿孔し、第3工程では先端に特別に工夫した接続管
材7を取り付けた排水管Hを作業管を介して挿入して接
続管材を取付孔に挿入し、第4工程では該排水管を介し
て下水道本管内部に風船状の内部支持体8を挿入すると
共に該内部支持体に流体を注入して膨張させることによ
り内部支持体の表皮で取付孔の下端縁と挿入管部の下端
縁との間隙を閉鎖し、上記接続管材に接続した注入ホー
スを介してモルタルMを注入してシールし、モルタル固
化後に上記流体を抜いて内部支持体を取り出し、第5工
程では鞘管体を順次抜き出すと共に抜出しによって生じ
る空間を埋め戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されている
下水道本管方向に非開削で排水管を建て込むと共に該下
水道本管に排水管の先端を接続するための接続工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、開削工法によらないで合成樹
脂製等の排水管を建て込み、地中に埋設された既設の下
水道本管に接続する工法としていくつかの工法が提案さ
れており、例えば、端部に設けたネジ部を螺合すること
により順次継ぎ足すことができるようになっている排水
管ユニットの先端にメタルクラウンを装着してボーリン
グマシンで排水管ユニットをメタルクラウンと共に回転
させながら土中を掘り進み、該メタルクラウンで下水道
本管に取付孔を穿孔し、この取付孔に排水管ユニットの
先端を接続する方法(特開昭56ー3728号公報、特
開昭59ー68450号公報等)や、ケーシングパイプ
内を介して配置された給水ホースのノズルから圧力水を
噴出させることにより土を泥状化させると共にこれを該
ケーシングパイプ内を介して配置したバキュームホース
でバキュームしつつ掘進してケーシングパイプを下水道
本管に到達させ、このケーシングパイプを通じてコアボ
ーリングで下水道本管に取付孔を穿孔し、この取付孔に
排水管の先端を接続したのち、埋め戻しながらケーシン
グパイプを引き抜く方法(例えば、特公昭63ー141
38号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の接続工
法においてはいくつかの問題点があり、例えば、排水管
ユニットを回転させながら推進させる前者の工法におい
ては、メタルクラウンで形成される排水管ユニット推進
用孔が排水管ユニットの外径よりも小さいことから、排
水管ユニットの回転時に土砂との抵抗があるため、排水
管ユニットの端部のネジ部がネジ切れたり、土質が粘土
質の場合にはその粘性抵抗によって排水管ユニットを回
転させることができない等の難点がある。この点、ジェ
ット水流を利用する後者の工法においては、ケーシング
パイプを回転させたりする必要がなく、土中に他の埋設
物があってもこれを損傷するおそれがないと共に排水管
もこのケーシングパイプを通して挿入されるものである
から、ネジ切れ等が生じることもなく有利である。一
方、上記した従来の工法においては、下水道本管に形成
された取付孔に排水管を接合するに際し、前者において
は最先端に位置する排水管に取り付けた先細のテーパー
型カラーをクサビ状に押し込み、下水道本管内に突出し
ているメタルクラウンを取り外すと共に下水道本管内に
突出した排水管の先端を本管内面に合わせて切断し、そ
の透孔とカラーとの間隙を接着剤で閉塞する方法である
ため、特別に調製されたテーパー型カラーや排水管先端
切断具等が必要となり、工程も複雑になる等の欠点があ
る。また、後者においても取付孔と排水管との間隙に接
着剤を充填する形式であるから、接着剤が下水道本管内
に流下してしまい、確実にシールするのが困難である等
の改良すべき点がある。
【0004】本発明の目的は上記した従来の欠点に鑑
み、地中に横設されている下水道本管に対して地上から
排水管を接続するに際し、排水管を挿入するための作業
管を回転させたりすることなく確実かつ容易に建て込む
ことができ、該作業管を介して挿入された排水管の先端
を下水道本管の取付孔に確実に接続することができ、接
着剤やモルタル等が下水道本管内に流下するおそれのな
い下水道本管への排水管の接続工法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、下水道本管に対して所定角度で地上か
ら排水管を設置し、コアチューブで下水道本管に穿孔さ
れた取付孔に排水管先端を接続するようにした非開削に
よる下水道本管への排水管の接続工法において、第1工
程では、土砂を掘削して形成された挿入孔に鞘管体を押
し込むようにした鞘管推進機を用いて鞘管体を順次螺合
して継ぎ足すことにより作業管を建て込み、第2工程で
は、該作業管を介してコアチューブで下水道本管に取付
孔を穿孔し、第3工程では、上記取付孔の直径よりもや
や小径の挿入管部と該挿入管部の外周に設けられた下水
道本管の外面に当接するフランジ部と該フランジ部に穿
孔されたモルタル注入孔とを備えた接続管材を排水管の
先端に取り付けると共に該排水管を上記作業管を介して
挿通して上記取付孔に挿入管部を挿入し、第4工程で
は、該排水管を介して下水道本管内部に風船状の内部支
持体を挿入し、該内部支持体に空気または水等の流体を
注入して膨張させることにより内部支持体の表皮で取付
孔の下端縁と挿入管部の下端縁との間隙を閉鎖すると共
に注入ホースを介して上記注入孔からモルタルを注入し
てシールし、第5工程では、モルタル固化後に上記流体
を抜いて内部支持体を取り出し、鞘管体を順次分離しつ
つ作業管を引き抜くと共に排水管と作業管との間及び作
業管の周囲を順次埋め戻す工法である。第1工程におい
て、地中に鞘管体を押し込むための挿入孔を掘進するに
際し、ビット本体に対して開閉自在なオーバーハングビ
ットを備えたオーガーを鞘管体内を介して配置してこれ
を鞘管体内に挿通した回転シャフトで回転させることに
より鞘管体よりも大径の挿入孔を掘進する方法を採用し
たり、鞘管体内を介して配置された給水ホースのノズル
から圧力水を噴出させることにより土を泥状化させると
共にこれを鞘管体内を介して配置したバキュームホース
でバキュームしつつ掘進する方法を採用することができ
る。
【0006】
【作用】第1工程においては、先ず、地上から下水道本
管方向に鞘管体建て込み用の挿入孔を掘進するが、ビッ
ト本体に対して開閉自在なオーバーハングビットを備え
たオーガーを建て込むべき鞘管体内を介して該鞘管体の
先端に配置し、これを鞘管体内に挿通した回転シャフト
で回転させるとオーバーハングビットが開いて鞘管体よ
りも大径の挿入孔が掘進され、鞘管体の押し込みが容易
となる。鞘管体の押し込みは鞘管推進機で行なわれる
が、この鞘管推進機は鞘管体を挟持するための挟持部が
上下に設けられていて、一方は固定挟持部で他方は上下
にスライドできるスライド挟持部となっている。そして
固定挟持部による挟持保持を解除した状態でスライド挟
持部をスライドさせて鞘管体を押し込み、次に固定挟持
部で挟持すると共にスライド挟持部の挟持を解除して元
位置にスライド復帰させて鞘管体を挟持し、固定挟持部
による挟持を解除してリセットする。この操作を繰り返
すことにより順次鞘管体を押し込み、鞘管体を継ぎ足す
場合は継足し用鞘管を螺合し、ネジ切れを防止するため
に手動で継足し用鞘管を回転させて連結する。この鞘管
推進機には上記オーガーの回転シャフトを回転させるた
めの回転部を備えている。ジェット水流を利用して挿入
孔を掘進する場合には、鞘管体内を介して配置された給
水ホースのノズルから圧力水を噴出させることにより土
を泥状化させると共にこれを鞘管体内を介して配置した
バキュームホースでバキュームしつつ掘進するが、鞘管
体の押し込みは上記鞘管推進機で行なわれる。上記のよ
うにして下水道本管に到達するまで鞘管体を建て込み、
建て込み作業終了後のオーガーの取り込み作業において
は、鞘管推進機の回転部から回転シャフトを外して該回
転シャフトを引っ張ると、オーバーハングビットが鞘管
体の開口縁に当接して閉じるから容易に引き抜くことが
できる。このようにして鞘管体を建て込むことにより地
上から下水道本管に作業管を形成する。
【0007】下水道本管に取付孔を形成する第2工程に
おいては上記作業管を介して従来と同様の手段によりコ
アチューブで穿孔するが、このコアチューブの回転も上
記鞘管推進機の回転部を使用することができる。
【0008】上記取付孔に排水管を嵌着する第3工程に
おいては、上記取付孔の直径よりもやや小径の挿入管部
と該挿入管部の外周に設けられた下水道本管の外面に当
接するフランジ部と該フランジ部に穿孔されたモルタル
注入孔とを備えた接続管材を排水管の先端に取り付ける
と共に該排水管を上記作業管を介して挿通して上記取付
孔に挿入管部を挿入する。
【0009】上記取付孔に挿入された排水管の先端部と
該取付孔の周面との間をシールする第4工程において
は、先端に風船状の内部支持体を有する注入パイプを排
水管を介して挿通して該内部支持体を水道管本体内に挿
入し、該内部支持体に空気または水等の流体を注入して
膨張させることにより内部支持体の表皮で取付孔の下端
縁と排水管の下端外周縁との隙間を閉鎖し、上記フラン
ジ部に形成された注入孔からモルタルを注入してシール
し、モルタル固化後に上記流体を抜いて内部支持体を取
り出す。
【0010】第5工程においては鞘管体を引き抜くが、
この作業も上記鞘管推進機が使用され、固定挟持部とス
ライド挟持部の挟持及び解除の動作を鞘管体の押し込み
作業とは逆に動作させると共に鞘管体を順次分離する。
この引き抜き作業の際に、該引き抜き作業によって生ず
る排水管と地中との空間を第1工程で掘削された土砂を
使用したモルタルで順次埋め戻す。
【0011】
【実施例】本発明に係る下水道本管への排水管の接続工
法を図1乃至図12に基づいて説明すると、図1は鞘管
推進機の斜視図、図2はオーバーハングビットが開いた
状態のオーガーの正面図、図3はその底面図、図4はオ
ーバーハングビットを閉じた状態のオーガーの正面図、
図5はオーガーが鞘管体に装着された状態の断面図、図
6は第1工程における鞘管体の建て込み状態を示す断面
図、図7は第2工程における下水道本管への取付孔の穿
孔状態を示す断面図、図8は第3工程における作業管を
介しての排水管の挿入過程を示す断面図、図9は排水管
先端の接続管材と下水道本管との嵌合状態を示す断面
図、図10及び図11は第4工程における内部支持体の
挿入状態及びシール状態を示す断面図、図12は第5工
程における鞘管体の引き抜き状態を示す断面図である。
【0012】図において、1は鞘管推進機の全体を示
し、鞘管体Kを挟持するための挟持部が上下に設けられ
ていて、一方の挟持部12は固定されているが他方の挟
持部11はシリンダー部15で上下にスライドできるよ
うになっている。そして固定挟持部12による挟持保持
を解除した状態でスライド挟持部11をスライドさせて
鞘管体Kを押し込み、次に固定挟持部12で挟持すると
共にスライド挟持部11の挟持を解除して元位置にスラ
イド復帰させて鞘管体Kを挟持し、固定挟持部12によ
る挟持を解除する。この操作を繰り返すことにより順次
鞘管体Kを押し込む。この鞘管推進機1には図2に示す
オーガーOの回転シャフト5を回転させるための回転部
13とオーガーOを前進又は後退させるためのハンドル
14とを搭載した当接板16が設けられていて鞘管体K
の開口部に当接してセッティングされ、機器本体に対し
て取り外し自在となっていて鞘管体Kや回転シャフト5
の継足しの際には取り外される。なお、上記固定挟持部
12及びスライド挟持部11の開閉はエアー駆動され
る。鞘管体Kは両ネジ切りパイプが使用され、鞘管体K
を継ぎ足す場合は継足し用鞘管を螺合し、ネジ切れを防
止するために手動で継足し用鞘管を回転させて連結す
る。
【0013】鞘管体Kを下水道本管Gに到達するまで挿
入するための挿入孔は図2乃至図5に示すオーガーOに
よって掘削される。このオーガーOは、上記回転シャフ
ト5に連結されるヘッド3と、該ヘッド3の先端部側に
該ヘッド3に対してスライド自在に設けられていて回転
外径が上記鞘管体Kの内径よりも僅かに小径になってい
るビット本体2と、該ビット本体2に開閉自在に枢支さ
れていて開くことにより先端部が上記ビット本体2の外
径よりも突出してその回転外径が上記鞘管体Kの外径よ
りも大径となるように分周的に設けた複数のオーバーハ
ングビット4と、後端部側が上記ヘッド3に枢支される
と共に先端部側が上記オーバーハングビット4の後端部
側に枢支されたジョイント部材32とからなっている。
そしてビット本体2はセンタービット25とその側方に
分周的に取り付けられたサイドビット21とからなり、
オーバーハングビット4はサイドビット21に枢支さ
れ、サイドビット21にはオーバーハングビット4の後
端部とジョイント部材32の先端部との枢支支点42を
ガイドするためのガイドホール24が形成されている。
なお、センタービット25にはパイプ状をなす上記回転
シャフト5及びヘッド3を介して地上から供給する水を
噴出させるための給水孔27が形成されている。図5に
おいて、51は軸受部52から放射状に支持羽根53が
設けられた軸受部材であって、回転シャフト5に該軸受
部材51を装着した状態で鞘管体K内に挿入される。
【0014】下水道本管Gに取付孔G1を穿孔するため
のコアチューブ6は先端部にダイヤモンドビット61を
備えた従来のものを使用することができ、このコアチュ
ーブ6の回転も上記回転部13及び回転シャフト5を使
用することができる。
【0015】上記コアチューブ6により下水道本管Gに
形成された取付孔G1に排水管Hを接続するに際しては
接続管材7が使用され、該接続管材7は、上記取付孔G
1の直径よりも僅かに小径とした挿入管部71と、該挿
入管部71の外周に設けられていて下水道本管Gの外面
に当接するようにしたフランジ部72と、該フランジ部
72に穿孔されたモルタル注入孔73と、該フランジ部
72に穿孔された空気抜き孔74とにより構成されてお
り、上記モルタル注入孔73には地上からモルタルを注
入するための注入ホース75が接続されている。そして
この接続管材7は排水管Hの先端に取り付けられる。
【0016】上記取付孔G1に接続管材7を接続する際
に使用される内部支持体8は、空気または水等の流体に
より膨張される風船体81と、該流体を注入するための
注入パイプ82とにより構成されている。
【0017】次に実施例を各工程に沿って説明する。第
1工程においては、先ず、鞘管推進機1のスライド挟持
部11で鞘管体Kを挟持し、固定挟持部12は開放して
おき、回転シャフト5に軸受部材51を装着すると共に
該回転シャフト5の先端部にオーガーOを装着して鞘管
体K内に挿通させ、オーガーOが鞘管体K先端から突出
するようにし、回転シャフト5を回転部13に挟持保持
させる。このとき、オーガーOはオーバーハングビット
4が閉じた状態のためスムーズに鞘管体K内に挿通する
ことができる。次に、回転部13により回転シャフト5
を介してオーガーOを回転させつつハンドル14でオー
ガーOを前進させると共にこれと同期的にシリンダ部1
5で鞘管体Kを押し込むと、オーガーOのオーバーハン
グビット4は土の抵抗により開き、鞘管体Kよりも大径
の挿入孔が形成され、鞘管体Kの押し込みが容易とな
る。また、地上から回転シャフト5等を介して給水して
給水孔27から噴出させることにより容易に掘削作業を
行うことができる。シリンダー部15の1ストロークが
終了すると、固定挟持部12で鞘管体Kを挟持すると共
にスライド挟持部11を開放して該スライド挟持部11
を元位置に復帰させ、再度鞘管体を挟持すると共に固定
挟持部12を開放してリセットし、次のストロークで鞘
管体Kを更に押し押し込む。鞘管体Kの継足し時にはネ
ジ切れを防止するために継足し用鞘管体を手動で回転さ
せてねじ込む。上記のようにして鞘管体Kを順次建て込
むことにより、図6に示すように、下水道本管Gに到達
する作業管Sを形成し、下水道本管Gへの取付孔G1の
穿孔や排水管Kの接続作業はこの作業管Sを介して行な
われる。オーガーOの取り込み作業は、回転部13から
回転シャフト5を外して該回転シャフト5を引っ張る
と、オーバーハングビット4が鞘管体Kの開口部に当接
して閉じられることになり、容易に引き抜くことができ
る。
【0018】下水道本管Gに取付孔G1を穿孔する第2
工程は、上記オーガーOと交換的にコアチューブ6を回
転シャフト5に取り付けて作業管S内に挿入し、回転部
13を回転させながらハンドル部14で回転シャフト5
を押し進める。該穿孔作業終了後に回転シャフト5と共
にコアチューブ6を引き抜く。
【0019】上記取付孔G1に排水管Hを接続する第3
工程においては、当接板16を鞘管推進機1から取り外
し、先端に接続管材7を取り付けた排水管Hを作業管S
を介して挿通し、上記取付孔G1に接続管材7の挿入管
部71を挿入する。なお、排水管Hも鞘管体Kと同様に
して継ぎ足される。
【0020】上記取付孔G1と排水管Hの接続管材7を
接続する第4工程においては、該排水管Hを介して下水
道管G内部に風船状の内部支持体8を挿入し、内部支持
体8の風船体81に注入パイプ82から空気または水等
の流体を注入して膨張させることにより風船体81の表
皮で取付孔G1の下端開口縁と接続管材7の下端開口縁
との間の間隙を閉鎖し、注入ホース75及び注入孔73
を介してモルタルMを注入してシールし、該モルタルM
の固化後に流体を抜いて風船体81を収縮させて内部支
持体8を取り出す。
【0021】鞘管体Kを引き抜き、該引き抜き作業によ
り生ずる空間を埋め戻す第5工程においては、固定挟持
部12を開放しておいて鞘管体Kの下部をスライド挟持
部11で挟持し、該スライド挟持部11を上昇させるこ
とによって行なわれ、このようにして鞘管推進機1を押
し込み動作とは逆の動作をさせる。鞘管体Kは順次分離
され、また、鞘管体Kを引き抜いた後に生ずる排水管H
と地中との空間は、第1工程において掘削された土砂を
使用したモルタルを地上からホース等で注入して埋め戻
される。
【0022】下水道本管Gの近傍に他の埋設物があるこ
とが判明した場合には鞘管体建て込み用の挿入孔はジェ
ット水流を利用して掘進する。この作業は上記鞘管体K
内を介して給水ホース(図示しない)を配置すると共に
該ホース先端のノズルから圧力水を噴出させることによ
り土を泥状化させ、一方、鞘管体K内を介して配置した
バキュームホースで泥をバキュームしつつ掘進する。鞘
管体Kの押し込みは上記鞘管推進機1で行なわれる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る下水道本管への排水管の接
続工法によれば、第1工程においては、掘削作業と鞘管
体建て込み作業とが同時に行われてきわめて短時間で作
業管を形成でき、鞘管体建て込み用の挿入孔を掘進する
に際して本発明に係るオーガーを使用する場合には鞘管
体よりも大径の孔を形成できるから、鞘管体を回転させ
ることなく鞘管推進機で押し込むことができ、管のネジ
部にネジ切れ等が生じることはない。
【0024】下水道本管に取付孔を穿孔する第2工程、
取付孔に排水管の接続管材を嵌合する第3工程及び取付
孔と接続管材との間隙をシールする第4工程等は全て作
業管を介して行なわれるため、深く埋設された下水道本
管に対しても位置決めが容易であり、作業を確実かつ簡
単に行なうことができ、特に第4工程においてはモルタ
ル等が下水道本管内に流下することはなく、シールを確
実に行なうことができる。
【0025】第5工程においては、鞘管推進機により鞘
管体の引き抜き作業も簡単に行なうことができ、また、
鞘管体の引き抜きにより生じる空間は、該引き抜き作業
と同時に、第1工程で掘削された土砂を使用したモルタ
ルで埋め戻されるため、土砂の廃棄等に苦慮することは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】鞘管推進機の斜視図である。
【図2】オーガーのオーバーハングビットを開いた状態
の正面図である。
【図3】オーガーのオーバーハングビットを開いた状態
の底面図である。
【図4】オーガーのオーバーハングビットを閉じた状態
の正面図である。
【図5】オーガーが鞘管体に装着された状態の断面図で
ある。
【図6】第1工程における鞘管体の建て込み状態を示す
断面図である。
【図7】第2工程における下水道本管への取付孔の穿孔
状態を示す断面図である
【図8】第3工程における作業管を介しての排水管の挿
入過程を示す断面図である。
【図9】排水管先端の接続管材と下水道本管との嵌合状
態を示す断面図である。
【図10】第4工程における内部支持体の挿入状態を示
す断面図である。
【図11】第4工程におけるシール状態を示す断面図で
ある。
【図12】第5工程における鞘管体の引き抜き状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
Kは鞘管体 1は鞘管推進機 11はスライド挟持部 12は固定挟持部 13は回転部 14はハンドル 15はシリンダー部 Oはオーガー全体 2はビット本体 21はサイドビット 25はセンタービット 27は給水孔 3はヘッド 32はジョイント部材 4はオーバーハングビット 5は回転シャフト 51は軸受部材 Gは下水道本管 G1は取付孔 6はコアチューブ Hは排水管 7は接続管材 71は挿入管部 72はフランジ部 73はモルタル注入孔 74は空気抜き孔 75は注入ホース 8は内部支持体 81は風船体 82は注入パイプ Mはモルタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道本管(G)に対して所定角度で地
    上から排水管(H)を設置し、コアチューブ(6)で下
    水道本管に穿孔された取付孔(G1)に排水管先端を接
    続するようにした非開削による下水道本管への排水管の
    接続工法において、 土砂を掘削して形成された挿入孔に鞘管体(K)を押し
    込むようにした鞘管推進機(1)を用いて鞘管体(K)
    を順次螺合して継ぎ足すことにより作業管(S)を建て
    込む第1工程と、該作業管(S)を介してコアチューブ
    (6)で下水道本管(G)に取付孔(G1)を穿孔する
    第2工程と、上記取付孔(G1)の直径よりもやや小径
    の挿入管部(71)と該挿入管部(71)の外周に設け
    られた下水道本管の外面に当接するフランジ部(72)
    と該フランジ部に穿孔されているモルタル注入孔(7
    3)とを備えた接続管材(7)を排水管(H)の先端に
    取り付けると共に該排水管を上記作業管(S)を介して
    挿通して上記取付孔(G1)に挿入管部(71)を挿入
    する第3工程と、該排水管(H)を介して下水道本管内
    部に風船状の内部支持体(8)を挿入し、該内部支持体
    (8)に空気または水等の流体を注入して膨張させるこ
    とにより内部支持体(8)の表皮で取付孔(G1)の下
    端縁と挿入管部(71)の下端縁との間隙を閉鎖すると
    共に注入ホース(75)を介して上記注入孔からモルタ
    ル(M)を注入してシールし、モルタル固化後に上記流
    体を抜いて内部支持体(8)を取り出す第4工程と、鞘
    管体(K)を順次分離しつつ作業管を引き抜くと共に排
    水管(H)と作業管(S)との間及び作業管(S)の周
    囲を順次埋め戻す第5工程と、からなることを特徴とす
    る下水道本管への排水管の接続工法。
  2. 【請求項2】 地中に鞘管体(K)を押し込むための挿
    入孔を掘進するに際し、ビット本体(12)に対して開
    閉自在なオーバーハングビット(4)を備えたオーガー
    (O)を鞘管体内を介して配置してこれを鞘管体内に挿
    通した回転シャフト(5)で回転させることにより鞘管
    体(K)よりも大径の挿入孔を掘進することを特徴とす
    る請求項1記載の下水道本管への排水管の接続工法。
  3. 【請求項3】 地中に鞘管体(K)を押し込むための挿
    入孔を掘進するに際し、鞘管体(K)内を介して配置さ
    れた給水ホースのノズルから圧力水を噴出させることに
    より土を泥状化させると共にこれを鞘管体(K)内を介
    して配置したバキュームホースでバキュームしつつ掘進
    することを特徴とする請求項1記載の下水道本管への排
    水管の接続工法。
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