JPH0665793A - 表面処理用治具 - Google Patents

表面処理用治具

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JPH0665793A
JPH0665793A JP24011292A JP24011292A JPH0665793A JP H0665793 A JPH0665793 A JP H0665793A JP 24011292 A JP24011292 A JP 24011292A JP 24011292 A JP24011292 A JP 24011292A JP H0665793 A JPH0665793 A JP H0665793A
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JP
Japan
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jig
main body
treated material
treated
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP24011292A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuo Suzuki
松雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Light Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Riken Light Metal Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Riken Light Metal Industry Co Ltd filed Critical Riken Light Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 陽極酸化皮膜や電着塗装処理に用いる被表面
処理材を吊下する治具は、通電面に表面処理を受ける。
このため、カセイソーダ液処理による剥離を必要とす
る。これが治具の肉厚を薄くする。さらに、通電が挟持
具を介して成され、挟持具位置が予め決められ、被表面
処理材の形状も治具毎に特定されるので、これらの不具
合を解消させる。 【構成】 治具本体13に複数個の離間した突縁14を
有し、突縁端面15に被表面処理材を当接、挟持具16
を用い被表面処理材を治具本体に支持させ、該端面を介
して電流を被表面処理材に流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陽極酸化皮膜や電着塗
装処理等に利用可能な表面処理用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】陽極酸化皮膜や電着塗装処理等は、液槽
の内に陰極板を配し、且つこの陰極板に離間対向するよ
う陽極となる表面処理用治具を配す構成となっている。
該治具は、軽金属出版刊(1974年)「アルミニウム
表面処理ハンドブック」に紹介される如く、種々のタイ
プのものがあるが、基本的構成は、図7に示す如く電極
棒1に吊架されるフック部2と、該フック部に結合され
且つ液槽内の液面下に浸漬される吊材部3と、吊材部に
ボルト等で固定され且つ被表面処理材5を支持する挟持
具4とを有す。なお、電着塗装用の吊部材は線材を被表
面処理材に巻吊りして電着塗装後に線材の吊部材を廃却
する状態であった。
【0003】挟持具4は、パネルや枠材といった建材、
鍋、ヤカンといった日用品、或いは棒材、線材等の各種
加工材から形成される被表面処理材5の形状に応じて変
え、被表面処理材5の形状に最適な短尺の挟持具4を選
択、これを吊材部3に固定させる。挟持具4は被表面処
理材5を安定した形で支持し且つ通電抵抗の減少を図る
ため、可能な限り広い結合面6にて被表面処理材の結合
面7を受けるよう設計される。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】このような数次に使
用する治具を用いて、たとえば、被表面処理材の変わる
ごとのアルミニウム合金に陽極酸化皮膜処理若しくは電
着塗装をすると、挟持具4と吊材部3との結合面8に陽
極酸化皮膜(アルマイト)若しくは電着塗装膜が生成さ
れ、通電抵抗が大となる。このため、被表面処理材の変
わるたびに治具を定期的に該結合面8の陽極酸化皮膜
(アルマイト)を剥離させる必要がある。この剥離作業
は、カセイソーダ液、硝酸液等の各種化学液に挟持具を
浸漬させるもので、治具及び挟持具の肉を落し、度重な
る剥離作業で劣化がはげしい。また、電着塗装の場合、
前記治具の電着塗装膜を剥離する必要があり、且つ線材
の吊部材を1回ごとに廃却する状態であった。
【0005】被表面処理材5と挟持具4との結合面6、
7にも同様の不具合を生じさせる。従って、挟持具のカ
セイソーダ液等の各種化学液への浸漬の数が増え、その
厚みを一層薄くさせ、好ましくない。さらに、カセイソ
ーダ液等の各種化学液に代えて、ヤスリを用いてアルマ
イト若しくは電着塗装を落しても挟持具の厚みを薄くさ
せることに変りはない。加えて、吊材部と挟持具との結
合位置が予め決められ、その位置に挟持具を吊材部に固
定させるボルト9用のボルト穴が穿けられていることか
ら、被表面処理材の形状もその結合位置により限定され
る。それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を
解消させることを解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、治具本体に複数個の離
間した突縁を設け、これら突縁の端面に被表面処理材を
当接させ、挟持具によって被表面処理材を突縁に固定さ
せる手段を用いる。
【0007】具体的には、本発明は、液槽内の陰極板と
離間対向する被表面処理材用の治具であって、該治具
が、その一端が陽極に接続される本体と、該本体から延
在する複数個の離間した突縁と、および被表面処理材を
突縁の端面に当接させた状態で保持する挟持具とを備え
る表面処理用治具を提供する。
【0008】好ましくは、治具本体の突縁の端面を除い
て本体と突縁外表面にマスクを施している表面処理用治
【0009】
【作用】本発明によれば、通電は、治具本体の突縁端面
から直接被表面処理材に成されるので、即ち、従来の治
具本体・挟持具・被表面処理材という通電路から挟持具
を外した通電路となっている。よって、突縁端面のみク
リーニングすれば、通電抵抗が増大することはない。
【0010】挟持具の治具本体への取付位置は特定され
ず、自由に選べるので、被表面処理材はいかなる形状の
ものをも、治具本体に支持させ得る。
【0011】
【実施例】電極棒10に、Al押出型材、銅材などで形
成される導電材の治具11のフック部12を懸吊させ
る。フック部12に上下方向に延在する治具本体13を
固定させる。治具本体13には、複数の離間した突縁1
4を一体に設ける。この複数の離間は液を充分に落下さ
せる間隔の寸法とすることで、各種液槽の処理液を後の
各工程槽内に不純物、化学液などの薬材をもちこまな
い。また、この離間した突縁14のため、これまでの巾
広い治具本体13と被表面処理材18との当接面積間で
発生する水酸化アルミの付着粉を少なくし、着色処理へ
の色変化、封孔不良を防止したり、電着塗装への塗装液
中のゲル化する発生を防止する。突縁14の端面15
は、通電面として素材のまゝの面であるが、治具本体1
3と突縁14の表面(フック部との結合面を除く)に電
着塗装或いはアルマイト層を予め付けておくと数回繰り
返される他の肉落としが防止されるなどよい。合成樹脂
製、Al製、銅製、ステンレス製などの挟持具16は、
例えば断面チャンネル型のもので、突縁14に向う面に
ボルト、押出材などの止具17を螺合させる。
【0012】使用に際しては、治具を、被表面処理材1
8の各種大きさ寸法に応じて離間させる。被表面処理材
の図1の例は、パネルの被表面処理材18の側縁を突縁
14に対向させ且つ挟持具16を図1と図2の如く治具
本体13と突縁14をまたぐように配し、ボルトなどの
止具17を締め付け、その先端をパネルなどの被表面処
理材18に押接させ、パネルなどの被表面処理材18を
治具11に支持させる。両縁を対の治具11に支持され
た複数個のパネルなどの被表面処理材18は、フック部
12を電極棒10に吊下させ液槽(図示せず)に浸漬さ
せる。この際、フック部12は液槽外である。
【0013】電極棒10からの電流は、フック部12、
治具本体13、突縁14の端面15を介してパネルなど
の被表面処理材18に流れる。
【0014】図3に示す例は、フック部12を上下方向
に延在させ、対の離間したフック部12間に、治具11
の両端を溶接などで一体に支持させ、複数個の治具11
を離間して支持したものである。図3の例では、被表面
処理材18として台所用品のナベと棒材を挟持具16の
止具17を用い、治具11の突縁14の端面15に押圧
支持させる。
【0015】図4に示す如く、突縁14は、治具本体1
3の両側に取付け、被表面処理材18を治具本体13の
両側へ例えば千鳥状、格子状などに配し、挟持具16を
治具11にまたがせ、その両側より止具17を介して締
めて被表面処理材18を端面15に圧接させ支持する。
図4の例は、治具11の両側に被表面処理材18を例え
ば千鳥状、格子状などに配設してアルマイト、電着塗装
を効率良くできるように吊下させ得る。
【0016】図5および図6に示す例は、治具11の治
具本体13と突縁14とをその先端で一体に折り曲げ、
フック部12としたものである。図5の例は、図1の例
のようにフック部12を治具本体13に固定させる溶接
加工・ビス止め加工などの接続工程を省略できる。ま
た、図4も同様に折り曲げたフック部12とできるし、
突縁の数は4本に限定されない。
【0017】
【効果】本発明では複数個の突縁の端面を被表面処理材
に圧接し、限られた面でのみ通電するから、この端面の
みをクリーニングすればよく、治具を肉薄にすることは
ない。被表面処理材の治具への取付位置は限定されず、
同一治具にて各種形状の被表面処理材の表面処理を可能
にする。治具の突縁端面を直接被表面処理材に当接させ
るので電気抵抗が小さく、効率よく表面処理ができる。
また、複数個の離間した突縁と被表面処理材との当接面
は小さくなるので、各種液槽を順次浸漬する前液槽の化
学液などの薬材・不純物を後液槽にもち込むことが減少
されるので均一な良好の表面層を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の治具の斜視図である。
【図2】治具の断面図である。
【図3】本発明の他の例の斜視図である。
【図4】治具の変形例を示す断面図である。
【図5】治具のフック部の別の例の斜視図である。
【図6】図5の例の矢視VI−VIよりみた断面図である。
【図7】従来例の部分側面図である。
【符号の説明】
10 電極棒 11 治具 12 フック部 13 治具本体 14 突縁 15 端面 16 挟持具 17 止具 18 被表面処理材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液槽内の陰極板と離間対向する被表面処
    理材用の治具であって、該治具が、その一端が陽極に接
    続される治具本体と、該治具本体から延在する複数個の
    離間した突縁と、および被表面処理材を突縁の端面に当
    接させた状態で保持する挟持具とを備える表面処理用治
    具。
  2. 【請求項2】 突縁の端面を除いて治具本体と突縁外表
    面にマスクを施している請求項1の表面処理用治具。
JP24011292A 1992-08-18 1992-08-18 表面処理用治具 Pending JPH0665793A (ja)

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JP24011292A JPH0665793A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 表面処理用治具

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JP24011292A JPH0665793A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 表面処理用治具

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JPH0665793A true JPH0665793A (ja) 1994-03-08

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