JPH0665715B2 - 流動化及び安定化添加剤の製法 - Google Patents

流動化及び安定化添加剤の製法

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JPH0665715B2
JPH0665715B2 JP60114421A JP11442185A JPH0665715B2 JP H0665715 B2 JPH0665715 B2 JP H0665715B2 JP 60114421 A JP60114421 A JP 60114421A JP 11442185 A JP11442185 A JP 11442185A JP H0665715 B2 JPH0665715 B2 JP H0665715B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C309/00Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
    • C07C309/01Sulfonic acids
    • C07C309/62Sulfonated fats, oils or waxes of undetermined constitution
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/32Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
    • C10L1/326Coal-water suspensions

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  • Lubricants (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流動化及び安定化添加剤の製法に係わる。
特に、本発明は、液相中に固相を含む懸濁液用の流動化
及び安定化添加剤の製法に係わる。
さらに詳述すれば、本発明は、石炭の液相懸濁液用の流
動化及び安定化添加剤の製法に係わる。
中でも、本発明は、石炭の水性懸濁液用の流動化及び安
定化添加剤の製法に係わる。
とりわけ、本発明は、石炭を高含量で、たとえば60重量
%以上、特に70ないし80重量%又はそれ以上で含有する
石炭の水性懸濁液用の流動化及び安定化添加剤の製法に
係わる。
以下の記述では、石炭/水懸濁液を参照するが、本発明
の添加剤は、懸濁化固状物の存在による流動化及び安定
化についての問題点がある分野では、いかなる場合にも
使用できるものである。
石炭の水性懸濁液についての流動化及び安定化添加剤と
しては、タールをスルホン化し、中和して得られる化合
物でなるものが知られている。かかるスルホン化化合物
は、タールに無水の濃硫酸又は発煙硫酸を作用させるこ
とで得られる。この従来のスルホン化添加剤は、スルホ
ン化タール生成物を含有する硫酸溶液をアルカリ又は水
酸化アンモニウムにより中和させる際に生ずる多量のス
ルホン化アルカリ又はスルホン化アンモニウムを含有す
る欠点がある。
タール全部をスルホン化するためには、過剰量の硫酸が
使用されるため、中和剤を供給するために使用された水
が除去された場合には、中和されたスルホン化タール内
に、硫酸アルカリ又は硫酸アンモニウムが残留する。
公知の添加剤の第2の欠点は、良好な粘度特性を有する
ためには、少なくとも部分的にホルムアルデヒドと縮合
されなければならないが、このため非常に高価の工程を
加える必要がある。
発明者らは、従来の欠点を解消でき、かつ従来のものと
比べて良好な特性を有するスルホン化され、塩化(中
和)されたタールを主成分とする添加剤が得られること
を見出し、本発明に至つた。
すなわち、発明者らは、タールのスルホン化に当たりス
ルホン化剤として三酸化イオウを使用し、温度80〜140
℃でタールと反応させる場合、三酸化イオウはスルホン
化剤として作用するだけでなく、酸化(重合)反応を生
じ(SO2の発生を伴う)、分子量を増大させるとの知見
を得た。たとえば、スルホン化アントラセンの酸化反応
は次のとおりである。
本発明の記載において、「タール」とは、たとえばコー
クス炉において、特に1100℃又はそれ以上の温度で乾留
することにより得られる(そのフラクシヨンは沸点100
ないし350℃を有する)ピツト−コールタール自体を意
味する。
いかなるものであつても、タールは、2以上の芳香性縮
合環をもつ化合物を少なくとも少割合で含有していなけ
ればならない。
本発明の目的は、上述の流動化及び安定化添加剤の製法
を提供することにある。本発明による方法は以下の工程
を包含する。
a)ハロゲン化有機溶媒の中から選ばれ、スルホン化反
応に不活性であり、かつ水と混和しない又は水との混和
性に乏しい少なくとも1種の溶媒、好ましくは沸点30な
いし130℃を有するもの、特に四塩化炭素、四塩化エチ
レン、ジクロルエタンの中から選ばれる溶媒の存在下、
タールを液状又はガス状の三酸化イオウとゆつくりと接
触させる(好ましくは、反応熱を除去せず)工程。
b)温度80ないし140℃、好ましくは90ないし120℃にお
いて、SO2の発生を検知しながら、SO2の発生量がタール
の重量に関して2ないし60重量%、好ましくは10ないし
35重量%の範囲となるまでSO3とタールとの間の反応を
行なう工程。
c)スルホン化及び酸化されたタールの溶液を塩基、好
ましくは水酸化ナトリウム又は水酸化アンモニウムの水
溶液で中和して、pH7又はpH10とする工程。
d)デカンテーション及び/又は蒸発により溶液又はタ
ールの溶媒を除去する工程。
e)スルホン化及び酸化され、中和された添加剤を含有
する水溶液を回収する工程。及び f)添加剤を凝縮又は乾燥させる工程。
工程c)及びd)は逆転していてもよい。
本発明の方法の特別な具体例によれば、まずタールを前
記溶媒の少なくとも1種に溶解させ、このタール溶液
に、無水硫酸をそのままで又は前記溶媒の少なくとも1
種(溶媒としては相互に適合性あるもの、すなわち化学
反応を生じないものであるよう注意する必要がある)に
溶解させて導入する。
本発明による方法の第2の具体例によれば、タール(前
記溶媒の少なくとも1種に溶解させたもの又は溶解させ
ていないもの)を、前記溶媒の少なくとも1種の三酸化
イオウ溶液に加える。溶液として注加する場合には、溶
媒として適合性あるものを使用し、余りにも激しい反応
が生ずるのを防止するために注加をきわめてゆつくりと
行なう。
本発明の製法によれば、タールのスルホン化に当たり、
スルホン化剤として三酸化イオウを使用して、温度80〜
140℃で反応を行うため、スルホン化と共に、生成した
スルホン化物の酸化(たとえばスルホン化アントラセン
の二量化)を生ずる(SO2の発生を伴う)。従って、従
来法では粘度特性を付与するため必要であったホルムア
ルデヒドの縮合を回避できる。また、SO2の発生が酸化
の指標となると共に、スルホン化度(すなわち生成物中
のイオウ含量)の指標ともなるため効果的な流動化及び
安定化添加剤を容易に製造できる。
本発明をさらに説明するために、いくつかの実施例につ
いて述べるが、かかる実施例は本発明を限定するもので
はない。
各実施例に示すテストで使用しているタールは、コーク
ス炉から得られたピツト−コールタールであつて、比重
1.1577g/cm3及び粘度83.81cst(40℃において)を有す
るものである。
実施例1 PTFE製ブレードをもつ撹拌機、温度計、水冷式球状バル
ブ冷却器及び充填ロートを具備する四頚フラスコ(500c
c)でなる反応装置を使用した。
このフラスコに四塩化エチレン100ccで希釈したタール4
4gを入れるとともに、充填ロートには四塩化エチレン10
0cc中に液状SO353gを含む溶液を入れた。
三酸化イオウの溶液を約2時間で反応フラスコに導入
し、その間、反応フラスコを常時冷却して、内部温度を
10ないし15℃に維持した。
SO3の添加終了時、内部温度を20ないし25℃に上昇さ
せ、ついで反応混合物を還流温度(約120℃)に約1時
間加熱し、この温度に1時間維持した。
ついで反応混合物を冷却させ、水で希釈し、得られた粗
製反応生成物をビーカーに移し、NaOH水溶液で中和し、
pH7とした。ついで、全体を大気圧下で蒸留し、溶媒を
水/四塩化エチレン共沸混合物として回収した。
固状物を含まない水溶液975gが得られ、使用した溶媒20
0ccのうち196ccが回収された。
Na2SO4含量 1.70% 乾燥活性物質 107g 生成された硫酸ナトリウム 16.6g 生成されたSO2ガス 2.1g 実施例2 実施例1に記載の装置を使用した。
フラスコに四塩化炭素100ccで希釈したタール43gを入れ
充填ロートに四塩化炭素100ccで希釈したSO351.7gを入
れた。
2時間でSO3の溶液を添加し、外部から水により冷却し
ながら(内部温度15ないし18℃)反応混合物を室温に1
時間放置し、ついで2時間還流させた(〜80℃)。反応
混合物全体を室温に冷却し、水で希釈し、ピーカーに移
し、再びフラスコを水で洗浄してこれに併わせ、水酸化
ナトリウム水溶液で中和してpH7とした。
四塩化炭素/水の共沸混合物を塔頂フラクシヨンとして
留去し、残渣として水溶液1176gを得た。
Na2SO4含量 1.7% 乾燥活性物質 94.5g 生成された硫酸ナトリウム 20g 生成されたSO2ガス 2.6g 実施例3〜17 実施例3ないし17の反応を、温度、溶媒によるタール及
びSO3の希釈、及びタールへのSO3の添加時間について同
一条件下で行なつた。
反応装置:実施例1と同一のもの フラスコに四塩化エチレン(TCE)100ccで希釈したター
ルを入れ、ロート内にTCE100ccで希釈したSO3を導入し
た。
SO3溶液の添加を約90分で行ない、その間反応フラスコ
を外部から水により冷却した(内部温度10ないし15
℃)。
ついで、反応混合物全体を室温(約20〜30℃)に1時間
維持し、さらに120℃で1時間還流させた。反応混合物
を室温に冷却し、水で希釈し、ついで水酸化ナトリウム
水溶液で中和した。溶媒の大部分を、中和後の最終反応
混合物における下層として分離させ、水との共沸混合物
として部分的に回収した。溶媒の回収率は約96ないし97
%であつた。
これらテストに係わるデータを次表に示した。
いずれの実施例においても、発生されるガス(主とし
て、極微量のSO3を伴なうSO2でなる)を、滴定したNaOH
水溶液を収容するメラツプにおける冷却器下流で吸収さ
せることにより、分析した。
実施例18 装置は実施例1に記載のものと同じである。
反応フラスコ内の充填物:TCE100ccで希釈したSO3 80g 滴下ロート内の充填物:TCEで希釈したタール 44g タール溶液を約50分間でSO3溶液に添加した。その間に
反応温度は徐々に22℃から72℃に上昇した。ついで反応
混合物を120℃まで加熱し、温度を1時間この値に維持
した。溶媒の多くを80℃でデカンテーシヨンした。つい
でフラスコを140℃の恒温浴に浸漬した。
溶媒の大部分を80分間で回収した(回収率約98%)。な
お熱い(80−85℃)間に、反応混合物を15%NaOH水溶液
で中和してpH7とし、ついで水で希釈した。
水溶液795gが得られた。
硫酸ナトリウム含量 2.9% 乾燥活性物質 92.9% 硫酸ナトリウム 23.1g 反応中に発生したSO2 13g 有機イオウ 14.3g 実施例19 装置は実施例1のものと同じである。
フラスコ内の充填物:TCE326gで希釈したタール44g 滴下ロート内の充填物:液状SO381g 液状SO3のタール溶液への添加を、反応フラスコを外部
から冷却することなく40分間で行なつた。温度は初め23
℃であり、ピーク値90℃まで上昇し、添加終了時では65
℃であつた。
反応混合物を20℃で15分間加熱し、1時間この温度に維
持した。
ついで約90℃で溶媒をデカンテーシヨンし(回収された
TCE274g)、反応フラスコを132ないし134℃の恒温油浴
に浸漬し、蒸留により溶媒を除去した。この二次操作に
より、残留するTCEが回収された。
残留混合物を、約80ないし90℃において、NaOH水溶液に
より中和してpH7とした。スルホン化、酸化及び塩化さ
れたタールの水溶液477gが得られた。
Na2SO4含量 6.8% 乾燥活性物質 97.5g 硫酸ナトリウム 32.4g 発生したSO2 13.9g 有機イオウ 17.1g 実施例20 装置は実施例1のものと同じである。
反応フラスコ内の充填物:TCE327gで希釈したタール44g 滴下ロート内の充填物:液状SO379g 反応フラスコを外部から冷却することなく40分間で液状
SO3をタールに添加した。温度は初め21℃であり、ピー
ク値90℃まで上昇し、添加終了時では65℃であつた。
反応混合物をTCEの沸点温度(約120℃)で15分間加熱
し、1時間この温度に維持した。
ついで約85℃で溶媒の大部分(270g)をデカンテーシヨ
ンし、反応フラスコを140℃の恒温油浴に浸漬した。残
留する溶媒を2時間で回収した。フラスコ内で、固状残
渣を水酸化ナトリウム水溶液で中和してpH7とした。
最終水溶液の量 474.4g 硫酸ナトリウム含量 7.4% 乾燥活性物質 93.9g 硫酸ナトリウム 35.1g テスト中に発生したSO2 13.1g 有機イオウ 15.4g 比較例1 装置は実施例1に記載のものと同じである。
フラスコに四塩化エチレン200ccで希釈したタール38.8g
を充填し、充填ロートには液状SO343.8gを入れた。後者
を反応フラスコへ約80分間で滴下し、その間、外部から
循環水で冷却して内部温度を常に17ないし20℃に維持し
た。ついで、反応混合物をさらに4時間撹拌させ、その
際にも、内部温度をほぼ17℃に維持した。その後、スル
ホン化タール混合物を水酸化ナトリウム水溶液で中和し
てpH7とした。
ついで、溶媒を共沸蒸留により回収した。
水溶液897.3gが得られた。
硫酸ナトリウム含量 3.82% 乾燥活性物質 63.9g 硫酸ナトリウム 34.3g 発生したSO2 分析限界以下 有機イオウ 9.2g このようにして得られた生成物は分散特性を有していな
い。
比較例2 使用した反応装置は、反応フラスコが500ccのものでは
なく、250ccのものである点を除き、実施例1に記載の
ものと同じである。
反応にあたつては、フラスコにTCE50ccで希釈したター
ル17.0gを入れ、充填ロートにはTCE50ccで希釈したSO33
1.8gを入れた。
流動する水で外部から冷却して内部温度を16ないし18℃
に維持しながら、後者を反応フラスコに約135分で導入
した。ついで、温度を常時約18℃に維持して、混合物を
さらに130分間撹拌した。
その後、反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液で中和し
て、pH7とした。
スルホン化タールナトリウム塩の水溶液787.4gが得られ
た。
硫酸ナトリウム含量 1.45% 乾燥活性物質 58.6g 硫酸ナトリウム 11.4g 反応中に発生したSO2 分析限界以下 有機イオウ 9.4g 得られた生成物は分散特性を示さない。
水/石炭分散液の粘度測定 各種の分散剤サンプル(本発明によるもの及び市販され
ているもの)を評価するため、MVIセンサ及びM500測定
ヘツドを具備する回転粘度計Haake RV12により、異なる
速度勾配において粘度の測定を行なつた。
この目的のため、ビーカー(200cc)内で、粒子サイズ
<60メツシユ及び水分含量<0.5%の石炭70gを秤量し、
検討すべき分散剤の水性混合物を添加し、以下の組成と
した。
石炭 70(重量%) 水 29.5 分散剤 0.5 各生成物を撹拌機により650rpmで1分間、つづいて1200
rpmで2分間混合した。得られた懸濁液を、すでに20℃
に等温化しておいた粘度計の外方測定シリンダ内に導入
し、20℃で15分間放置した後、各種の速度勾配()
(3.8から約150s-1まで)におけるずれ応力(τ)を測
定した。このようにして得られた測定値を、擬プラスチ
ツク挙動に関するオストワルド式 τ=K・n に挿入した。
測定の各セツト(τ−γ)について、K及びnの値及び
カーブ(τcalc−)を直線回帰をもつて算定した。さ
らに、テストした最後の5つの値(=37,60,75,120
及び約150s-1)について、「漸近」粘度ηasymptを算定
した、なおτ−測定データの補正を行なつた。
上記の如くしていくつかのサンプルについて得られた値
は以下のとおりである。
ずれ応力に対する抵抗性の測定 本発明による分散剤のサンプルを、下記の方法に従つ
て、「ずれ応力を関数とする安定性」に関し、市販のサ
ンプル(DAXAD15,Grace Italia社)と比較した。
高さ10cm、直径10cmのフランジ付ガラス反応器(1)
に、粒子サイズ<60メツシユをもつ乾燥石炭(水分<0.
5%)336g及び分散剤の水溶液を導入し、以下の組成と
した。
石炭 70(重量%) H2O 29.5 分散剤 0.5 反応器を大気に開放したまま、撹拌機により650rpmで2
分間、1200rpmで10分間、混合物を撹拌させた。
フランジを閉止し、200mlのレベルに、直径2cmのフライ
ホイールをもつ撹拌羽根を設置し、混合物を200rpmで24
時間撹拌状態に維持した。その後、撹拌を中止し、撹拌
羽根を取去り、混合物を3日間静置した。その後、ビー
カーを傾け、スラツジを排出した。
排出時の状態を下記の如く評価し、得られた結果を次表
に示した。
*スラツジの全部が同時に流出する場合 **ガラス棒又は簡単な道具により、底に残つた残渣を
再び容易に流動化させうる場合 ***へらにより容易に取出し得ない緻密な沈着物が底
に形成されている場合
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−23889(JP,A) 特公 昭47−39208(JP,B1) 雨宮登三編「石油化学」(昭34−9− 15)産業図書(株)P.797〜809

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホン化され、塩化されたタールを主成
    分とする流動化及び安定化添加剤を、さらにホルムアル
    デヒドと縮合させる必要なく製造する方法において、 a)ハロゲン化有機溶媒の中から選ばれ、スルホン化反
    応に不活性であり、かつ水と混和しない又は水との混和
    性に乏しい少なくとも1種の溶媒の存在下、タールを液
    状又はガス状の三酸化イオウとゆっくりと接触させ、 b)温度80ないし140℃において、SO2の発生を検知しな
    がら、SO2の発生量がタールの重量に対して2ないし60
    重量%の範囲となるまでSO3とタールとの間の反応を行
    い、 c)スルホン化及び酸化されたタールの溶液をアルカリ
    剤の水溶液で中和し、 d)デカンテーション及び/又は蒸発によりタールの溶
    媒を除去し(ただし工程c)及びd)の順序は逆でもよ
    い)、 e)溶解する前記スルホン化及び酸化され、塩化された
    添加剤を含有する水溶液を回収し、及び、 f)該添加剤を濃縮又は乾燥させる、 ことを特徴とする、流動化及び安定化添加剤の製法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、前記溶媒が沸点30ないし130℃を有するものであ
    る、流動化及び安定化添加剤の製法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、前記溶媒が、四塩化炭素、四塩化エチレン、ジクロ
    ルエタンの中から選ばれるものである、流動化及び安定
    化添加剤の製法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、SO2の発生量がタールの重量に対して10ないし35重
    量%である、流動化及び安定化添加剤の製法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、前記中和を水酸化ナトリウム溶液を使用して行う、
    流動化及び安定化添加剤の製法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、前記中和を水酸化アンモニウム溶液を使用して行
    う、流動化及び安定化添加剤の製法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項、第5項及び第6項
    のいずれか1項に記載の製法において、前記中和をpH7
    となるまで行う、流動化及び安定化添加剤の製法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第7項記載の製法におい
    て、前記中和をpH10となるまで行う、流動化及び安定化
    添加剤の製法。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、タールを少なくとも1種の溶媒に溶解させ、この溶
    液中に、三酸化イオウをそのままで又は少なくとも1種
    の溶媒に溶解させて導入することにより三酸化イオウを
    タールと接触させる、流動化及び安定化添加剤の製法。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の製法におい
    て、少なくとも1種の溶媒の三酸化イオウ溶液に、ター
    ルをそのままで又は少なくとも1種の溶媒に溶解させて
    注加することによりタールを三酸化イオウと接触させ
    る、流動化又は安定化添加剤の製法。
JP60114421A 1984-05-29 1985-05-29 流動化及び安定化添加剤の製法 Expired - Lifetime JPH0665715B2 (ja)

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DE (1) DE3519115A1 (ja)
ES (1) ES8604291A1 (ja)
FI (1) FI852114L (ja)
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GR (1) GR851286B (ja)
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SU (1) SU1516015A3 (ja)
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