JPH0665553U - 散水スライム集積装置 - Google Patents

散水スライム集積装置

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JPH0665553U
JPH0665553U JP1319892U JP1319892U JPH0665553U JP H0665553 U JPH0665553 U JP H0665553U JP 1319892 U JP1319892 U JP 1319892U JP 1319892 U JP1319892 U JP 1319892U JP H0665553 U JPH0665553 U JP H0665553U
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pipe
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鉄夫 浦矢
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サンエー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕微速度走行をする走行車2に高圧ポンプに連結
した給水ホース24の自動巻取機を搭載し、走行車2の
前端に該走行車2の前進方向に対して水平に横パイプ3
を横架すると共に、横パイプ3の左右端に連結したアー
ムパイプ4、4を横パイプ3の横架設方向に対して水平
且つ鋭角状に前傾可能とし、横パイプ3と前記左右のア
ームパイプ4、4に対して夫々前方に間隔を開けて並列
した並列パイプ3a、4aを連通し、各パイプに対して
前進方向に前後二重の散水範囲を形成するように複数の
ノズル6、6…を配設した。 〔効果〕複数のノズル6、6…から散水される清浄水
は、アームパイプ4、4間で閉じられた散水ゾーンを形
成しつつ前進するから、被清掃面上の土砂或は塵埃等の
スライムは左右のアームパイプ4、4間の中央に向けて
集積され、しかもこのゾーンに対して前進方向に前後二
重の散水範囲を形成するよう散水するから、浄化のし残
しがなく、一度の通過で十分の洗浄効果を得ることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダム建設等におけるコンクリート打設面を高圧水で清掃してコンク リート面上のスライムを集積するのに用いる散水スライム集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダム建設等における巨大体積のコンクリート打設に際しては、発熱やひ び割れの発生を防ぐためにコンクリートを何層にも打継いでいく工法が採用され ている。
【0003】 このようなコンクリートの打継ぎ施行においては、新旧の打継ぎ面が良好に付 着するように打継ぎ面に生じたレイタンスやその他の土砂或は塵埃等のスライム を除去し打継ぎ面を清浄にする必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来、上記のようなコンクリート打継ぎ面を浄化するには、作業員がホースを もって散水するような作業しか行われておらず、そのホースもノズルを付すこと によって噴射圧を強化した程度のものであるため、効率が悪いばかりか、ホース の引回しに多大な労力を要していた。
【0005】 また、このような従来の散水方法では、ダム建設におけるように打継ぎ面が大 面積となると、打継ぎ面の浄化作業に多大な時間と労力を要するという問題があ った。
【0006】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ダム建設等におけるコンクリ ート打継ぎ面の浄化に際して用いられる散水装置を動力化することによりホース を人力によって引回す必要がなく、一度の通過で十分の清浄効果を得、しかも洗 い流された土砂等が前進方向に集積されるようにした散水スライム集積装置を提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案の散水スライム集積装置は、微速度走行 をする走行車2に高圧ポンプに連結した給水ホース24の自動巻取機20を搭載 し、前記走行車2の前端に沿って取付け角度を傾斜可能に横架した横パイプ3を 設けると共に該横パイプ3の左右端にアームパイプ4、4を前記走行車2の前進 方向の内方に屈曲した状態で連結し、前記横パイプ3と前記左右のアームパイプ 4、4に対して夫々前方に間隔を開けて並設した並列パイプ3a、4aを連通す ると共に、各パイプに対して前記走行車2の前進方向に対して前後二重の散水範 囲を形成するように複数のノズル6、6…を配設したものである。
【0008】
【作用】
上記の散水スライム集積装置を、実施例に対応した図1に基づいて説明する。 この散水スライム集積装置は、走行車2を微速度走行しながら自動巻取機20 を介して高圧ポンプから給送される高圧水を走行車2の前方に配した複数のノズ ル6、6…から散水することにより被清掃面の洗浄を行うようにしたものである 。
【0009】 散水パイプは、走行車2の前端に沿って取付け角度を傾斜可能に横架した横パ イプ3と、該横パイプ3の左右端に連結したアームパイプ4、4を走行車2の前 進方向の内方に屈曲した状態で連結することによって、走行車2の前進方向に対 して左右間で閉じられた散水ゾーンを形成する。
【0010】 しかも、横パイプ3と左右のアームパイプ4、4の夫々には前方に間隔を開け て並列状態にした並列パイプ3a、4aが設けられ、各パイプに走行車2の前進 方向に対して前後二重の散水範囲を形成する複数のノズル6、6…を配設してあ るため、前方に配設されたノズルと後方に配設されたノズルとで二重に散水され ることとなる。
【0011】 従って、各ノズル6、6…は、上記したようにアームパイプ4、4間で閉じ れた散水ゾーンを形成すると共に、このゾーンに対して前進方向に前後二重の散 水範囲を形成するよう散水が行われるため、洗浄のし残しがなく、被清掃面上の スライムは左右のアームパイプ4、4間の中央に向けて集積される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】 図1は本考案による散水スライム集積装置の平面図である。図2は図1の散水 装置の前側面図である。図3は図1の散水装置の横側面図である。
【0014】 図1において、走行車2は微速度走行するように構成され、運転席2aの後方 には給水ホース24の自動巻取機20が搭載されている。2bは走行車2の車輪 である。自動巻取機20は、モータ22の駆動によりクラッチ機構23を介して 正逆方向に回転する巻取ドラム21からなり、高圧ポンプ(不図示)に接続され た給水ホース24を巻取ドラム21に巻回して必要な長さだけの巻取りを自動的 に行うことによって走行車2の前方の横パイプ3に高圧ポンプからの高圧水を給 送することができる。
【0015】 走行車2の前端には上下の横板9、9を固定すると共に、左右端部に縦状に配 設した二条のガイドレール7、7を取付け、各ガイドレール7、7に設けた縦溝 にはI形のブラケット8、8を摺動可能に収嵌し、該ブラケット8、8に固定し た横架材10の両端部に対して横パイプ3を回動可能に取付けてある。この横パ イプ3の各両端付近には上方に向けたホース接続口3b、3bを設けると共に、 前方に突出した突出口3cを設け、該突出口3cに横パイプ3とやや間隔を開け て並設した並列パイプ3aを連結してある。
【0016】 また、横架材10の中央には、頂部に突出片11を有する補助金具12を縦状 に立設し、この補助金具12の上端部から走行車2側に突出した支持片13と走 行車2の前端下方に固定した横板9との間にシリンダ14aを取付け、これによ り補助金具12の昇降を介して、横架材10及び横パイプ3の上下位置の調整を 可能としてある。このシリンダ14a、14bの調節は手動により行う構成とす るほか、走行車2の運転席2aから遠隔操作により調節するようにしても良い。 そして、横パイプ3の各先端部は前方の内側にやや折曲して、これに接続する 管を上下に回動する回動継手19と連結し、上方に突出口15bを向けたT字形 ネジ継手15と並列パイプ4a、4aを接続するために水平前方に突出口16a を向けたT字形ネジ継手16を順次介して内通状態に連結したアームパイプ4、 4を取付けてある。
【0017】 さらに、左右のアームパイプ4、4の先端は、さらに内側に折曲して内向部4 b、4bを形成してある。
【0018】 そして、上記のネジ継手16の突出口16aに接続したエルボ継手18を介し て並列パイプ4a、4aを前方に間隔を開けて夫々並列状態で連結してある。
【0019】 横パイプ3に設けられた突出口3b、3bと、左右のアームパイプ4、4に設 けられた15b、15bにはホース17を連結するが、横パイプ3の左方の突出 口3bと右方のアームパイプ4の突出口15b、及び横パイプ3の右方の突出口 3bと左方のアームパイプ4の突出口15bとを互い違いに連結することによっ て各パイプ内を流通する水圧の平均化を図ってある。
【0020】 さらに、上記した横パイプ3とアームパイプ4、4と各並列パイプ3a、4a 、4aには、互い違いに間隔を開けて前後二重の散水範囲を形成する複数のノズ ル6、6…をやや下方に前傾して配設してある。
【0021】 なお、図には表れてないが、横パイプ3の後側に設けた給水口を介して、外部 タンクから供給される浄水を該横パイプ3内と並列パイプ3a内に流通すると共 に、ホース7、7を介して左右のアームパイプ4、4内と並列パイプ4a、4a 内に流通させ、各ノズル6、6…から散水を行う。 このような構成により、複数のノズル6、6…は走行車2の前進方向に対して 左右のアームパイプ4、4間で閉じられた散水ゾーンを形成し、このゾーンに対 して前進方向に前後二重の散水範囲を形成するよう複数のノズル6、6…から散 水が行われる。
【0022】 一方、横架材10の中央には、頂部に突出片11を有する補助金具12を縦状 に立設し、この補助金具12の上端部から走行車2側に突出した支持片13と走 行車2の前端下方に固定した横板9との間にシリンダ14aを取付け、これによ り補助金具12の昇降を介して、横架材10及び横パイプ3の上下位置の調整を 可能としてある。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の散水スライム集積装置によれば、作業者は走行 車2に乗ったままで給水ホース24の自動巻取りを行いながら走行車2を前進操 作するに従ってノズル6、6…から噴射する高圧水を被清掃面に散水することが できる。
【0024】 そして、複数のノズル6、6…から散水される高圧水は、アームパイプ4、4 間で閉じられた散水ゾーンを形成しつつ前進するから、被清掃面上のスライムは 左右のアームパイプ4、4間の中央に向けて集積され、しかもこのゾーンに対し て前進方向に前後二重の散水範囲を形成するよう散水するから、浄化のし残しが なく、一度の通過で前進方向の中央にスライムを集積して十分の洗浄効果を得る ことができる。
【0025】 従って、ダム建設におけるようにコンクリート打継ぎ面が大面積となる場合の 洗浄作業を短時間且つ少ない労力で行うことができる。
【0026】 また、横パイプ3とアームパイプ4、4の上下位置及び傾斜角度を調整可能と することができるから、被清掃面に対する散水範囲及び散水角度の調整を行うこ とができる。
【0027】 さらに、アームパイプ4、4が横パイプ3に対して折り畳み可能であるから、 装置の左右横幅を狭くすることができ、移動時の際に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案による散水スライム集積装置の平
面図である。
【図2】図2は図1の散水装置の前側面図である。
【図3】図3は図1の散水装置の横側面図である。
【符合の説明】
2…走行車、3…横パイプ、3a…横パイプの並列パイ
プ、4…アームパイプ、4a…アームパイプの並列パイ
プ、6…ノズル、14a,14b…シリンダ、19…回
動継手、20…自動巻取機、21…巻取ドラム、24…
給送ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】微速度走行をする走行車2に高圧ポンプに
    連結した給水ホース24の自動巻取機20を搭載し、前
    記走行車2の前端に沿って取付け角度を傾斜可能に横架
    した横パイプ3を設けると共に該横パイプ3の左右端に
    アームパイプ4、4を前記走行車2の前進方向の内方に
    屈曲した状態で連結し、前記横パイプ3と前記左右のア
    ームパイプ4、4に対して夫々前方に間隔を開けて並設
    した並列パイプ3a、4aを連通すると共に、各パイプ
    に対して前記走行車2の前進方向に対して前後二重の散
    水範囲を形成するように複数のノズル6、6…を配設し
    たことを特徴とする散水スライム集積装置。
JP1992013198U 1992-02-07 1992-02-07 散水スライム集積装置 Expired - Fee Related JP2561585Y2 (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0194157A (ja) * 1987-10-03 1989-04-12 Suga Kikai Kogyo Kk コンクリート表面の剥離のための装置
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JPH0532427U (ja) * 1991-10-02 1993-04-27 株式会社フジタ グリーンカツト作業ユニツトのハウジング構造
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