JPH0665209U - 合成樹脂シート材製成形容器の係合機構 - Google Patents

合成樹脂シート材製成形容器の係合機構

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JPH0665209U
JPH0665209U JP3898892U JP3898892U JPH0665209U JP H0665209 U JPH0665209 U JP H0665209U JP 3898892 U JP3898892 U JP 3898892U JP 3898892 U JP3898892 U JP 3898892U JP H0665209 U JPH0665209 U JP H0665209U
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engaging
container
sheet material
synthetic resin
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JP3898892U
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守 加茂
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守 加茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂シート材によって一体的に成形され
た円柱状突起と係合穴とからなる係合機構において、円
柱状突起の係合穴に対する嵌合代を大きくとって確実な
係合が出来るものでありながら、係合突起の係合並びに
離脱が容易でスムースな着脱ができるようにした。 【構成】 薄い合成樹脂シート材を凹凸形成して成る容
器の蓋部(A)又は身部(B)に形成された円柱状の係合突起
(1)と、前記容器の身部(B)又は蓋部(A)に形成された係
合穴(2)とによる係合機構であって、該係合穴(2)が平面
略三角形に形成され、該三角形の各辺に内接する仮想円
の直径が前記係合突起(1)の最大外径部分の直径より小
さく形成されている構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄い合成樹脂シート材を所要の形状に凹凸形成して成る容器の蓋部 又は身部に形成された円柱状の係合突起と、該容器の身部又は蓋部に形成された 係合穴とによる係合機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂シート材により所要の形状に凹凸形成された容器としては、代 表的なものとして、例えば卵容器等のように蓋部と身部とがヒンジ部を介して一 体的に形成されたものが広く利用されている。このような容器では、蓋部を身部 に係合する手段として、蓋部に複数の円柱状突起を設けて身部に形成した円形の 係合穴に係入する方法がとられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような円柱状突起と円形の係合穴とによる係合手段では、係合時 に円柱状突起が係合穴の全周面を放射方向に押し拡げて圧入されるものであるか ら、嵌合代が大きいと係合が固くなって係合並びに離脱時に大きな力を必要とす る。したがって、適切な嵌合代が要求されるが、係合突起や嵌合穴は合成樹脂シ ート材から一体成形されるものであるから、成型時の微妙な温度、圧力、時間等 の変化やシート材の厚みの微細な変化によって初期設定の嵌合代を高精度で保持 して成形することが難しい。従って、嵌合が甘くなると嵌合不良が生じて係合突 起が抜脱することがあるので、安全性をみてどうしても嵌合代を大きくとらざる を得ない。
【0004】 そこで本考案は、円柱状突起の係合穴に対する嵌合代を大きくとって確実な係 合が出来るものでありながら、係合突起の係合並びに離脱が容易でスムースな着 脱ができるように、係合穴に特別な工夫を加えた係合手段を提供することを主た る目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案にかかる合成樹脂容器の構成を、実施例に 対応する図面中の符号を用いて説明すると、薄い合成樹脂シート材を凹凸形成し て成る容器の蓋部(A)又は身部(B)に形成された円柱状の係合突起(1)と、前記容 器の身部(B)又は蓋部(A)に形成された係合穴(2)とによる係合機構であって、該 係合穴(2)が平面略三角形に形成され、該三角形の各辺に内接する仮想円の直径 が前記係合突起(1)の最大外径部分の直径より小さく形成されている構造とした ものである。
【0007】
【作用】
上記のごとく構成された係合穴(2)は、平面略三角形に形成され、該三角形の 各辺に内接する仮想円の直径が係合突起(1)の最大外径部分の直径より小さく形 成されているから、係合突起(1)が係合穴(2)に係合するときに、係合穴の三角形 を形成する各辺がその中央付近で係合突起(1)に部分的に当接して押し広げられ るので、嵌合代が深くても比較的容易に穴拡大方向に変形させることができ、こ れにより着脱操作が容易でありながら嵌合代を深くした確実な係合を達成するこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の詳細を図1乃至図6で示した実施例に基き説明する。 図に示した実施例では、本考案の係合機構を卵容器に応用した例が示されてお り、該容器は、つなぎ部(C)を介して折り込み自在に連結された蓋部(A)と身部(B )とから成り、ポリプロピレン等の透明な薄い合成樹脂シート材によって一体的 に成型されている。前記蓋部(A)と身部(B)は鶏卵5個を2列配列で合計10個を 収容するように固有の凹凸形状が形成されている。更に蓋部(A)の端縁部分には 適当な間隔を隔てて円柱状の係合突起(1)…が、身部(B)には前記係合突起(1)… が嵌合する円形の係合穴(2)…が一体的に形成されている。この係合突起(1)並び に係合穴(2)の数は、図に示したような鶏卵10個用の場合は4ケ所に設けるの がよいが、その数は必ずしも限定されない。また容器の大きさに応じてその数が 増減されるものであり、例えば小型容器の場合には1個であってもよい。
【0009】 而して、前記係合穴(2)は図3で明瞭に示すように平面視略三角形に形成され ており、該三角形の各辺に内接する仮想円(D)の直径が前記係合突起(1)の先端部 分に形成された膨大部(1a)の直径より小さく形成されている。これにより、係合 突起(1)を係合穴(2)に押し込むと、三角形の各辺の膨大部(1a)に接当する部分が 押し広げられて係合穴(2)に嵌合させることができる。この際、係合穴(2)の三角 形を形成する各辺がその中央付近で係合突起(1)に部分的に当接して押し広げら れるので、嵌合代が深くても比較的容易に穴拡大方向に変形させることができ、 これにより着脱操作が容易になると共に確実な係合が達成できるものである。
【0010】 前記した係合穴(2)は図3及び図5で示すように、成形可能な範囲内で入り口 部分が狭く奥行きがやや広くなるようにしておくのが良い。又、円柱状の係合突 起(1)は前記実施例で示した先端膨大部(1a)を省略して、例えば図7で示すよう な全体として同径の円柱体で形成して係合穴(2)に圧入するように構成すること も可能である。この場合、補強リブ(1b)を設けておくのが好ましい。
【0011】 以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記実施 例構造のみに限定されるものでない。例えば容器の形状として実施例で示したよ うな鶏卵容器に限るものでなく、蓋部分(A)並びに身部分(B)の凹凸形状をかえる ことによって他の食品や物品を収容する容器に適用させることができる。又蓋部 (A)と身部(B)とが別個に形成されていてもかまわない。更に係合穴(2)の三角形 の各辺が若干円弧を描いて形成しても良い。その他本考案ではその構成要件を備 え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本考案に係る係合穴(2)は平面略三角形 に形成され、該三角形の各辺に内接する仮想円の直径が係合突起(1)の最大外径 部分の直径より小さく形成されているから、係合突起(1)が係合穴(2)に係合する ときに、係合穴の三角形を形成する各辺がその中央付近で係合突起(1)に部分的 に当接して押し広げられるので、嵌合代が深くても比較的容易に穴拡大方向に変 形させることができ、これにより着脱操作が容易でありながら嵌合代を深くした 確実な係合が達成でき、又その構成も一体成形される係合穴(2)の形態を変える だけの簡単な構造であるから従来と全く変わらないコストで提供することができ る等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の係合機構を鶏卵容器に応用した実施例
を示す斜視図
【図2】同係合機構における係合突起部分を示すもので
あって、(イ)は平面図、(ロ)は断面図
【図3】同係合機構における係合穴部分を示すものであ
って、(イ)は平面図、(ロ)は断面図
【図4】容器を閉じた状態を示す斜視図
【図5】係合機構の係合状態を示す断面図
【図6】図5におけるa−a線に沿った断面図
【図7】係合突起の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
(A) 蓋部 (B) 身部 (1) 係合突起 (2) 係合穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い合成樹脂シート材を凹凸成形して成
    る容器の蓋部(A)又は身部(B)に形成された円柱状の係合
    突起(1)と、前記容器の身部(B)又は蓋部(A)に形成され
    た係合穴(2)とによる係合機構であって、該係合穴(2)が
    平面略三角形に形成され、該三角形の各辺に内接する仮
    想円の直径が前記係合突起(1)の最大外径部分の直径よ
    り小さく形成されている合成樹脂シート材製成形容器の
    係合機構。
JP3898892U 1992-05-13 1992-05-13 合成樹脂シート材製成形容器の係合機構 Pending JPH0665209U (ja)

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JP3898892U JPH0665209U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 合成樹脂シート材製成形容器の係合機構

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0665209U true JPH0665209U (ja) 1994-09-13

Family

ID=12540527

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3898892U Pending JPH0665209U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 合成樹脂シート材製成形容器の係合機構

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JP (1) JPH0665209U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016140289A1 (ja) * 2015-03-02 2016-09-09 京和株式会社 充填式冷凍食品の容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927865A (ja) * 1972-07-10 1974-03-12

Patent Citations (1)

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