JPH0665169U - キヤブの前後振動吸収装置 - Google Patents

キヤブの前後振動吸収装置

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Publication number
JPH0665169U
JPH0665169U JP1327393U JP1327393U JPH0665169U JP H0665169 U JPH0665169 U JP H0665169U JP 1327393 U JP1327393 U JP 1327393U JP 1327393 U JP1327393 U JP 1327393U JP H0665169 U JPH0665169 U JP H0665169U
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JP
Japan
Prior art keywords
cabin
vehicle frame
spring
hydraulic shock
shock absorber
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Pending
Application number
JP1327393U
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English (en)
Inventor
健一 降幡
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キヤブの回転振動を抑止するために、車枠に
対するキヤブの前後移動を許し、かつ両者間の上下方向
と前後方向の衝撃荷重を吸収する。 【構成】 車枠15とキヤブ8の相対向する水平壁部
に、前後方向に延びかつC字形に湾曲された板ばね13
の端部を連結する。互いに前後方向に離隔する車枠15
のチルト軸21とキヤブ8のピン10との間に、油圧緩
衝器31を連結し、さらにばね34を介装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はキヤブが車枠の上にばねと油圧緩衝器とにより支持される大型トラツ ク、トラクタなどのキヤブ懸架装置、特に加減速時などに発生するキヤブの前後 方向の振動を抑える、キヤブの前後振動吸収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、大型トラツクなどのキヤブ8は前底部を、左右1対のばね 4aと油圧緩衝器4により車枠15に支持され、後底部を左右1対のばね24a と油圧緩衝器24により、車枠15から上方へ突出する架台26に支持される。 キヤブ8の前後移動を規制するために、前後方向のリンク25が車枠15とキヤ ブ8との間にやや傾斜して連結される。キヤブ8の横移動を規制するために、左 右1対の横方向のラテラルロツド(図示せず)が、キヤブ8の後底部と架台26 との間にやや傾斜して連結される。上述のようなキヤブ懸架装置は例えば実開昭 59-187570 号公報に開示されている。
【0003】 ところで、上述のようなキヤブ懸架装置を備えている大型トラツク、特にホイ ールベースが短いトラクタでは、トレーラの牽引時と非牽引時の加わる荷重に大 きな差異があるので、複雑な振動がキヤブ8に生じ、乗員に不快感を与える。
【0004】 トラクタは後輪の懸架ばねが強いこと、キヤブ8の前後の懸架ばね4a,24 aの強さが異なることから、加減速の際や路面の凹凸を通過する際に後輪が跳ね 上げられると、キヤブ8は後底部に突上げ荷重を受ける。突上げ荷重の前後方向 成分は車枠15とキヤブ8の間の前後方向のリンク25の連結部の弾性ブツシユ により吸収される程度で、非常に吸収能が小さいので、突上げ荷重が大きいと、 キヤブ8はチルト軸を中心とする回転振動(ピツチング)を受ける。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は上述の問題に鑑み、キヤブの回転振動を抑制するために、車枠 に対するキヤブの前後移動を許し、かつ両者間の上下方向と前後方向の衝撃荷重 を吸収できるようにした、キヤブの前後振動吸収装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の構成は車枠とキヤブの相対向する水平壁 部にばねを介装支持し、互いに前後方向に離隔する車枠のチルト軸とキヤブのピ ンとの間に、油圧緩衝器を連結しかつばねを介装支持したものである。
【0007】
【作用】
キヤブは車両の発進時や加減速時に前後方向の荷重を受け、また路面入力によ り車枠の後部が突き上げられると、キヤブの後部に突上げ荷重を受ける。突上げ 荷重の前後方向成分に対し、キヤブは板ばねの撓みを伴つて前後に移動するが、 キヤブの前後振動は車枠のチルト軸とキヤブのピンとの間のばねと油圧緩衝器と により吸収される。
【0008】 突上げ荷重の上下方向成分によるキヤブの上下振動は、キヤブの前後の懸架ば ねと油圧緩衝器とにより吸収される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案によるキヤブの前後振動吸収装置の側面図である。キヤブ8の前 底部は車枠15に対し、U字形ないC字形に湾曲された板ばね13と左右1対の 油圧緩衝器4とにより支持される。車枠15の前端部は横部材18を結合され、 横部材18は横方向の捩り棒(スタビライザ)の両端から前方へ延びる腕16a の軸部16bを支持する。左右の腕16aの間隔は1対の板ばね13の間隔より も狭くなつている。捩り棒16の端部に設けた同軸方向のピン14と後述する支 板9のピン10との間にリンク12が連結される。しかし、捩り棒16はなくて もよい。
【0010】 車枠15の前端部は支板20を結合され、支板20はチルト軸25により支板 22のボス部21aを外嵌支持する。チルト軸25は機関を調整する際に、キヤ ブ8の傾倒支点となる。ボス部21aはキヤブ8の下降を制限するストツパ6を 結合する。一方、キヤブ8は底部に左右1対の断面U字形をなす前後方向の補強 部材を成形される。各補強部材は左右1対の支板9を結合され、支板9の前端に 上方へ突出する支板3を結合される。
【0011】 油圧緩衝器4は上端をピン2により支板3に連結され、下端をピン5により支 板22に連結される。前後方向に延びる板ばね13は、一端部に形成した目玉を 1対の支板9の間に横方向のピン7により連結され、他端部に形成した目玉を横 部材18に横方向のピン17により連結される。しかし、板ばね13は両端部を キヤブ8と車枠15に重合せ結合してもよい。
【0012】 前後方向に延びる油圧緩衝器31は、前端ないし内筒33をチルト軸21に連 結され、後端ないし外筒32を支板9のピン10に連結される。油圧緩衝器31 は公知のように、シリンダの内部にオリフイス通孔を有するピストンを嵌装して なり、ピストンからシリンダの外部へ突出するロツドが内筒33に、シリンダが 外筒32にそれぞれ結合される。内筒33に結合したばね座と外筒32に結合し たばね座との間に、油圧緩衝器31に巻装したコイルばね34が介装される。
【0013】 キヤブ8の後底部は従来のものと同様に、ばねと油圧緩衝器により車枠15の 架台に支持され、架台に対し前後移動可能である。
【0014】 次に、本考案によるキヤブの前後振動吸収装置の作動について説明する。発進 や加減速の際に、または凹凸のある路面を通過する際に、車枠15の後部が跳ね 上げられると、普通にはキヤブ8の後部に突上げ力が作用し、キヤブ8はチルト 軸21を中心とする回転振動を受ける。本考案による前後振動吸収装置では、突 上げ力の上下方向成分(上下振動)は、キヤブ後部を支持するばねおよび油圧緩 衝器と、キヤブ前部を支持する板ばね13および油圧緩衝器4とにより吸収され る。突上げ力の前後方向成分は板ばね13の湾曲部を前後に移動させ、キヤブ8 を前後に相対移動させる。つまり、ピン7とピン17との間に前後相対移動をも たらす。
【0015】 しかし、キヤブ8の前後相対移動(前後振動)は、車枠15とキヤブ8との間 のC形の板ばね13と、チルト軸21とピン10との間の前後方向の油圧緩衝器 31とにより吸収される。こうして、キヤブ後部に作用する突上げ力に起因する キヤブ8の前後振動が効果的に吸収されるので、キヤブ8のチルト軸21を中心 とする回転振動も抑制される。
【0016】 なお、上述の実施例において、板ばね13の代りに普通のコイルばねを用いて もよい。また、ばね34と油圧緩衝器31の代りに、空気ばねを用いることがで きる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上述のように、車枠とキヤブの相対向する水平壁部にばねを介装支持 し、互いに前後方向に離隔する車枠のチルト軸とキヤブのピンとの間に、油圧緩 衝器を連結しかつばねを介装支持したものであるから、キヤブ後部に作用する突 上げ力に対し、キヤブは板ばねの撓みを伴つて上下移動だけでなく、前後移動も できる。そして、前後方向の振動は車枠のチルト軸とキヤブ底部のピンとの間の 板ばねと油圧緩衝器により抑制されるので、路面からの衝撃荷重は勿論、発進や 加減速の際にトレーラからトラクタへ伝達される突上げ荷重に対しても、キヤブ に作用する前後方向の衝撃が緩和され、乗り心地が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキヤブの前後振動吸収装置の側面
図である。
【図2】従来のキヤブの前後振動吸収装置の概略構成を
示す側面図である。
【符号の説明】
8:キヤブ 10:ピン 13:板ばね 15:車枠
21:チルト軸 31:油圧緩衝器 34:ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車枠とキヤブの相対向する水平壁部にばね
    を介装支持し、互いに前後方向に離隔する車枠のチルト
    軸とキヤブのピンとの間に、油圧緩衝器を連結しかつば
    ねを介装支持したことを特徴とする、キヤブの前後振動
    吸収装置。
JP1327393U 1993-02-26 1993-02-26 キヤブの前後振動吸収装置 Pending JPH0665169U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327393U JPH0665169U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 キヤブの前後振動吸収装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327393U JPH0665169U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 キヤブの前後振動吸収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0665169U true JPH0665169U (ja) 1994-09-13

Family

ID=11828611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1327393U Pending JPH0665169U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 キヤブの前後振動吸収装置

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JP (1) JPH0665169U (ja)

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