JPH0665095A - A型肝炎ウイルスキャプシッドの新規な精製法 - Google Patents

A型肝炎ウイルスキャプシッドの新規な精製法

Info

Publication number
JPH0665095A
JPH0665095A JP3177934A JP17793491A JPH0665095A JP H0665095 A JPH0665095 A JP H0665095A JP 3177934 A JP3177934 A JP 3177934A JP 17793491 A JP17793491 A JP 17793491A JP H0665095 A JPH0665095 A JP H0665095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hav
capsid
exchange chromatography
nacl
anion exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3177934A
Other languages
English (en)
Inventor
John A Lewis
エー.ルウィス ジョン
Marcy E Armstrong
エレン アームストロング マーシィ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPH0665095A publication Critical patent/JPH0665095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • A61K39/125Picornaviridae, e.g. calicivirus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2770/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses positive-sense
    • C12N2770/00011Details
    • C12N2770/32011Picornaviridae
    • C12N2770/32411Hepatovirus, i.e. hepatitis A virus
    • C12N2770/32434Use of virus or viral component as vaccine, e.g. live-attenuated or inactivated virus, VLP, viral protein
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2770/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses positive-sense
    • C12N2770/00011Details
    • C12N2770/32011Picornaviridae
    • C12N2770/32411Hepatovirus, i.e. hepatitis A virus
    • C12N2770/32451Methods of production or purification of viral material

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)HAV感染細胞溶解物の水相をイオン
交換クロマトグラフィーにかける; (b)(a)の流出液をイオン交換クロマトグラフィー
にかける;及び (c)HAVキャプシッドを含む(b)の溶出液をゲル
濾過にかける。 【効果】 界面活性剤あるいは外来性の酵素を用いるこ
となしに極めて純粋なHAVキャプシッドを得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】A型肝炎ウィルス(HAV)は形態学的、
生化学的及び免疫学的にも明らかにピコルナウィルスの
一員であり、ヒトにおける伝染性肝炎の原因因子であ
る。
【0002】研究に際してのHAV粒子の部分精製に関
する種々の方法や粒子の特徴に関しての記載が多数あ
る。例えばホーンベック、シー.エル.(Hornbeck,C.
L.) 等、インターヴィロロジー(Intervirology) 、第6
巻:第309−314頁(1975);ロカーニニ、エ
ス.エー.(Locarnini,S.A.)等、インターヴィロロジー
(Intervirology) 、第10巻:第300−308頁(1
978);シーグル、ジー.(Siegl,G.)等、ジェイ.ヴ
ィロル.(J.Virol.)、第26巻、第40−47頁(19
78);シーグル、ジー.(Siegl,G.)等、ジェイ.ジェ
ン.ヴィロル.(J.Gen.Virol.)、第57巻、第331−
341頁(1981);シーグル、ジー.(Siegl,G.)
等、インターヴィロロジー(Intervirology) 、第22
巻、第218頁(1984);フューエス、ジェイ.ヴ
ィ.(Hughes,J.V.) 等、ジェイ.ヴィロル.(J.viro
l.)、第52巻、第465頁(1984);及びウィー
レル、シー.エム.(Wheeler,C.M.)等、ジェイ.ヴィロ
ル、(J.Virol.)、第58巻、第307(1986)を参
照。以上記載の各方法には、人体用として用いるなら
ば、どの様なHAVワクチンであろうとも食品医薬品局
からは承認されないであろうステップが1つないしそれ
以上用いられており、あるいは市販品としては非実用的
なものもある。例えば、界面活性剤及び/あるいは外来
性の酵素が一般的に使用されたり、またショ糖密度勾配
遠心法あるいはCsCl−密度勾配遠心法などの扱いに
くく、非実用的であまりにも不経済な方法が用いられて
いる。
【0003】出願者は界面活性剤あるいは外来性の酵素
を用いることなしに極めて純粋なHAVキャプシッドを
得る方法を発見した。さらに、ここに書かれている方法
を用いれば、たやすく市販用製造レベルにまでスケール
アップする事が可能である。その上さらに、人体用ワク
チン製造に関して、食品医薬品局よりその使用が認めら
れているヒト二倍体繊維芽細胞であるMRC−5に対し
ても、出願者はその方法を開発した。
【0004】実質的なHAVキャプシッドの精製方法が
示されており以下のステップより成る。 (a)HAV感染細胞溶解物の水相をイオン交換クロマ
トグラフィーにかける; (b)(a)の流出液をイオン交換クロマトグラフィー
にかける;及び (c)HAVキャプシッドを含む(b)の溶出液をゲル
濾過にかけ実質的な精製HAVキャプシッドを得る。
【0005】本発明の商業的に適応しうる精製方法は、
その由来が弱毒であろうと、強毒であろうと、またHA
Vの感染に感受性を示すならばどの様な細胞系あるいは
培養細胞からでも産出されたすべてのHAVキャプシッ
ドの精製を含むものである。さらに欠損(ウィルス核酸
を持たないもの)であれ完全(ウィルス核酸を含むも
の)であれ、すべてのHAVキャプシッドに対しても本
発明の方法に含まれる。
【0006】HAV変異株P18のCR326Fは本発
明におけるMRC−5への感染に用いられているが、こ
れは単に本発明の目的を説明する為である。P18CR
326FとはHAVの弱毒株である。一般的な手法で弱
毒化されたHAV株も含め、他の株及び/あるいは他の
血清型のHAVキャプシッドに対しても本発明に含まれ
ている。HAVの増殖に適切な細胞系としては、他にVe
ro、FL、WI−38及びFRhK6細胞がある。細胞
培養によるHAVの増殖に関して、これら及び他のシス
テムはゲレティ、アール.ジェイ.(Gerety,R.J.) “ア
クティブ イムナイゼーション アゲインスト ヘパテ
ィティスA、”("Active ImmunizationAgainst Hepatit
is A ,") 、ヘパティティス A アカデミック プレ
ス(Hepatitis A Academic Press)1984、pp,263
−276、ゲレティ、アール.ジェイ.著、の中に記載
されており、またティケハルスト、ジェイ.アール.(T
icehurst,J.R.)、セミナーズ イン リバー ディジー
ズ(Seminars in Liver Disease) 、第6巻、第46−5
5頁(1986)にも述べられている。本質的には、い
かなる細胞系であれ、例えばどの様なヒト二倍体繊維芽
細胞であっても、HAV感染に対して感受性であるなら
ば、HAVの産生に関する宿主細胞になりうるという事
である。そして好ましい細胞系としてMRC−5があげ
られている。
【0007】HAV感染細胞の培養及びハーベストは多
数ある一般的方法より1つないしそれ以上の手段を用い
て行なわれる。培地の選択も含めて培養の条件は用いた
細胞系の要求に従がうものである。MRC−5は吸着面
依存性なので、培養容器下層部への付着必でありこの
為、ハーベスト時には、物理的、化学的もしくは酵素を
用いた細胞の脱離操作が要求される。本発明の目的に有
益なその他の細胞型としては浮遊培養可能な細胞があ
り、これは常に遠心によってハーベストされる。
【0008】培養及びハーベストの後、HAV感染細胞
は種々の手法の中より1つあるいはそれ以上の方法によ
り溶解される。低張緩衝液に溶かす、ボルテックスにか
ける、凍結融解を繰り返す、音波処理にかける、しかし
これらに限定されるものではない。破壊された細胞より
得られた懸濁液は、1つあるいはそれ以上の細胞破壊操
作の組み合わせにより得られたものであっても、これよ
り後、ここでは“セルライセイト”("cell lysate") と
して示す。出願者は、細胞よりHAVキャプシッドを効
率よく分離する為に、そのHAV感染細胞であるMRC
−5を十分にかつ完全に溶解させるのに好ましい可溶化
操作とは音波処理である事をつきとめた。(破壊された
細胞から分離されたHAVキャプシッドがどの様なもの
であれこれより後、ここでは“リシス”("lysis") とし
て示す。)感染細胞中の細胞質内で偽結晶化状態になっ
ている所より効率よくHAVキャプシッドを分離するに
は音波処理であると思われている。さらにより好ましい
方法は、低張液溶解、ボルテックスあるいは凍結融解の
繰り返しなどの他の可溶化操作を1つあるいは数種、音
波処理と併用する事にある。HAV感染MRC−5細胞
を可溶化するのに出願者が用いた最も好ましい方法は次
のステップから成る。 (1)チューブ中にある凍結ハーベスト細胞を融解し、
可溶化緩衝液(10mM−トリス−HCl pH7.5、1
0mM NaCl、1.5mM MgCl2 )を加える; (2)強くボルテックスする(10−15秒セッティン
グ10、ボルテックス−ジェニィー(Vortex-genie) 使
用); (3)凍結融解を1回あるいは数回繰り返す。エタノー
ル−ドライアイス浴による凍結、37℃水浴中における
融解を連続させて行なう;及び (4)循環氷水浴中でカップ ホーン ソニケーターの
ワット出力を最大にして30秒、1回ないし数回音波処
理する(ブランソン ソニフィール セル ディスラプ
ター(Branson Sonifier Cell Disrupter) 185及びウ
ルトラ ソニックカップ ホーン)。
【0009】セルライセイトを緩衝液で希釈後、有機溶
媒による抽出を行なう。その様な抽出により、他の夾雑
物中より、脂質及び脂質様物質を取り除く。その為に
は、セルライセイトを、リン酸緩衝生理水、トリス、炭
酸、重炭酸あるいは酢酸緩衝液などの種々の緩衝液の中
のいずれか1つを用いて希釈する。HAVキャプシッド
はいくぶん酸耐性を示すので、酸性pH領域中の緩衝液が
適切であろう。緩衝液中のMgCl2 の存在はHAVキ
ャプシッドの収量を著るしく低下させる事を出願者は発
見した。最も好ましい緩衝液はTNE(10mM トリス
−HCl pH7.5、150mM NaCl、1mM ED
TA)である。
【0010】緩衝液で希釈されたセルライセイトは塩化
メチレン、クロロホルム、テトラクロロエタン、あるい
は類似溶媒などのハロゲン化された低級アルカンとイソ
アミルアルコールの様な消泡剤との混合液の添加により
抽出される。本発明における低級アルカンは、1−6炭
素原子を含んでいる。ハロゲン化低級アルカンと消泡剤
の容積比率は約15:1及び50:1の間であり、好ま
しくは20:1及び30:1の間にある。出願者はこの
段階ではクロロホルムよりも塩化メチレンの方がすぐれ
ている事を発見した。HAVキャプシッドはその大部分
が水相及び水相/有機溶媒の中間相に認められた。
【0011】次に最も好ましい方法を述べると、音波処
理した物に等量の塩化メチレン:イソアミルアルコール
(24:1、V/V)を加えて1分間ボルテックスした
後、IEC遠心機(3000×g) で3000rpm 、1
0分間、20℃の遠心にかけ水相/有機溶媒相に分離す
る。そこより水相を取り出しておき、有機溶媒相を除去
した後、中間相に対して最初の試料容量の1/3相当量
のTNE緩衝液を加えて再度抽出操作を行なう。ボルテ
ックス及び遠心は上記同様である。得られた水相を先に
取り出しておいた水相と合わせ、その容量を測定し、H
AVキャプシッドを有機溶媒抽出セルライセイト中に回
収した。
【0012】次のステップはタンパク沈降に効果的な水
−可溶性合成ポリマーによる濃縮である。出願者は約
2,000ダルトンから12,000ダルトンの間にそ
の分子量を持つポリエチレングリコールにより有機溶媒
抽出セルライセイト(HAVキャプシッドを含む)を濃
縮した。特色としては、最終濃度が約150mMから50
0mMの間になる様にセルライセイトにNaClを加えた
事である。次にPEGを最終濃度が約2%(W/V)及
び10%(W/V)の間になる様に加えた。最も好まし
い調製としては、有機溶媒抽出セルライセイトに対して
約500mMのNaClであり、PEG(8000mw)を
約4%(W/V)になる様に加える事である。得られた
4%PEG沈降セルライセイトを遠心にかけ、上清除去
後、次の操作の為に、沈殿物を懸濁しておく。以下に示
す様に、2回目の有機溶媒抽出に先立って懸濁したPE
G沈殿物を音波処理する。
【0013】上記音波処理済みPEG沈殿物の懸濁液
を、クロロホルムなどのハロゲン化低級アルカンとイソ
アミルアルコールなどの消泡剤との混合液により抽出し
た。ハロゲン化低級アルカンと消泡剤との容積比は約1
5:1から50:1の間であり、好ましくは約20:1
及び30:1の間にある。出願者はこの2回目の有機溶
媒抽出が最終HAV産物の純度を実質的に上げる事を発
見した。さらに、1回目の抽出操作とは対照的に、2回
目の有機溶媒抽出時には塩化メチレンよりもクロロホル
ムの方がすぐれている事を発見した。
【0014】2回目の有機溶媒抽出の最も好ましい操作
ステップを以下に示した。
【0015】音波処理済みPEG沈殿物の懸濁液に等量
のクロロホルム/イソアミルアルコール(24:1、V
/V)を加えて激げしくボルテックスした後、抽出し
た。この抽出物を4,000g、10分間、20℃の遠
心にかけ分離した。水相を取り出しておき、中間相及び
有機溶媒相に最初の試料容量の1/3容量に相当するT
NEを加えて再度抽出操作を行ない、得られた両者の水
相を合わせて、PEG沈殿抽出物として回収した。
【0016】上記抽出物をゲルあるいはマトリックス状
のレジンよりなるアニオン交換クロマトグラフィーにか
けた。代表的なアニオン交換マトリックスとしてはDE
AEセルロース;DEAEアガロース;DEAEバイオ
ゲル;DEAEデキストラン;DEAEセファデック
ス;DEAEセファロース;アミノヘキシルセファロー
ス;エクテオーラセルロース;TEAEセルロース:Q
AEセルロース;モノ−Q;あるいはベンゾイル化ジエ
チルアミノエチルセルロースなどがあるが、これらに限
定されるものではない。
【0017】アニオン交換マトリックスとして好ましい
のはDEAEセファロースCL−6B(ファルマシア)
である。イオン交換クロマトグラフィーに関する一般的
な基礎知識は、例えばティー.エス.(T.S.)等の
ラボラトリー テクニクスイン バイオケミストリー
アンド モレクュラー バイオロジー(LaboratoryTechn
iques in Biochemistry and Molecular Biology) 中の
イー.エー.ピーターソン(E.A.Peterson)、“セルロジ
ック イオン イクスチェンジャーズ(Cellulosic Ion
Exchangers) ”、第2巻、パートII、第223頁より、
ノース−オランダ(North-Holland) 1970により得る
事ができる。
【0018】抽出物へNaClを最終濃度が約0.3M
から0.4Mの間になる様に加える、好ましくは0.3
5MのNaClである。次にこの抽出物をDEAEセフ
ァロースCL−6Bのカラムクロマトグラフィーにかけ
る。HAVキャプシッドはDEAEセファロースCL−
6Bに吸着する事なしに素通りするが、細胞由来核酸を
含む不純物はDEAEセファロースCL−6Bに吸着
し、そのままカラム中にとどまる。流出分画(HAVキ
ャプシッドを含む)を集めた。HAVキャプシッドは実
質的に細胞由来核酸より遊離した状態で存在している。
【0019】本アニオン交換のステップの持つ効果は細
胞由来のDNA、RNA及びその他の不純物をHAVキ
ャプシッドより除去する事にある。それゆえ、原理的に
はアニオン交換は、精製過程のこの段階でDNAseの
付加及び除去にも代用されるであろうし、あるいはDN
Aの除去または他の核酸の除去を目的とした別の処理に
より代用されるであろう。
【0020】この段階における流出画分中にはHAVキ
ャプシッド(欠損及び完全粒子を含む)が含まれている
のが認められるが、電子顕微鏡により約30nmの粒子の
分散も観察される(図1参照)。
【0021】上記アニオン交換クロマトグラフィーによ
り得られた流出画分にはHAVキャプシッドが含まれて
おり、これをさらに2回目のアニオン交換クロマトグラ
フィーにかけ、細胞質由来の不純物を除く。流出画分は
10mMトリス、1mM EDTA、pH7.5により希釈さ
れNaCl濃度は約0.1Mから0.2Mの間とされ、
好ましくはNaClが0.15Mとなるように調整し
た。この希釈流出画分をアニオン交換マトリックスにか
ける。代表的なアニオン交換マトリックスには、DEA
Eセルロース;DEAEアガロース;DEAEバイオゲ
ル;DEAEデリトラン;DEAEセファデックス;D
EAEセファロース;アミノヘキシルセファロース;エ
クテオーラセルロース;TEAEセルロース;QAEセ
ルロース;モノ−Q;あるいはベンゾイル化ジエチルア
ミノエチルセルロースなどがあるが、これらに限定され
るものではい。好ましいアニオン交換マトリックスとし
てはDEAEセファロースCL−6B(ファルマシ
ア)。
【0022】NaClが上記モル濃度の時には、HAV
キャプシッドはアニオン交換マトリックスに吸着し不純
物は素通りする事が発見された。このカラムをカラム等
量の0.15M NaClで数回洗浄して、カラム中に
残っている不純物を洗い流す。
【0023】HAVキャプシッドは最初の試料の等容量
と1カラム容量を合わせた容量の0.35M NaCl
によりアニオン交換クロマトグラフィーより溶出されて
くる。
【0024】この2回目のアニオン交換の効果は、細胞
成分炭水化物の構成成分で直径約30nmの電子顕微鏡に
より分散して存在している事が認められた粒子が除かれ
る事にある(図2参照)。
【0025】アニオン交換クロマトグラフィーに続く最
後のステップとしてゲル濾過を行なう。代表的なものと
して、セファロースCL−4B(ファルマシア)が用い
られるけれども、その他数多くのゲル濾過マトリックス
で代用される時もある。例えばティー.エス.(T.
S.)等のラボラトリー テクニクス イン バイオケ
ミストリー アンド モレクュラー バイオロジー、エ
リセバー(Elsevier)のフィッシャー、エル.(Fischer,
L.)による“ゲル フィルトレーション クロマトグラ
フィー(Gel Filtration Chromatography) ”(198
0)を参照。
【0026】アニオン交換の後にゲル濾過にかけるクロ
マトグラフィーの手順は本発明におけるHAVキャプシ
ッド精製の代表的な行程ではあるが、手順そのものに関
しては幾通りもあるという事がよく知られている。例え
ば、2回のアニオン交換ステップに先立ってゲル濾過を
行なってもよい。さらに2回のアニオン交換クロマトグ
ラフィーの操作手順も多様である。
【0027】追加的ステップ 精製すべきタンパクがウィルス由来であれ、細胞由来で
あれ、あるいはキャプシッドの様な粒子であろうともそ
こにおいて一般的に用いられる、その他の標準的あるい
はよく知られている所の方法は本発明の行程に十分な効
果が結果として表われなくとも、それらの方法をHAV
キャプシッド精製の本行程に随意に組み込んでもよい。
その方法を以下に示すと; (a)固相としての吸着剤あるいは分離剤の選択、例え
ば、シリカゲル、カルシウムホスフェートチャコール、
あるいはセライトアルミナ等; (b)例えばブチルアガロースなどを用いた疎水性クロ
マトグラフィー; (c)抽出に用いる他の有機溶媒あるいは溶剤の選択; (d)HAVキャプシッドを沈降させる追加的ステッ
プ; (e)薄層、ゲル、モレクュラーシーブ、分子排除、イ
オン−交換、リガンドアフィニティー、イムノアフィニ
ティー、あるいは電気泳動など、標準的方法によるクロ
マトグラフィー; (f)二相抽出による溶媒分画、例えばPEGおよびデ
キストラン; (g)透析、ウルトラフィルトレーションあるいはダイ
アフィルトレーション; (h)密度勾配遠心; (i)エレクトロフォーカッシング; (j)凍結乾燥; (k)結晶化; (l)緩衝液へのプロテアーゼインヒビター及び/ある
いはキレート剤の添加; (m)1つの緩衝液を別の緩衝に代える、等の方法があ
るがこれらに限定されるものではない。
【0028】上記リストに述べたものがすべての方法で
はなく、また使用に際しての好ましい順序で記載したも
のでもない。HAVキャプシッドの精製を上手に遂行す
るには、上記記載のステップが随意に用いられ、かつ本
発明の行程に効果をもたらさないかもしれないが、ステ
ップ(a)−(m)のいずれか、または幾つか、または
すべてを用いる事にあり、また1つも用いなくてもよい
事はよく知られている所である。
【0029】一般的及びよく知られているステップの追
加は、ワクチン使用に際しての精製HAVキャプシッド
の調製には、必要であるし、また必要になるものであ
る。例えば、ホルマリン不活化ワクチンの調製には、ホ
ルマリン処理、滅菌濾過、担体あるいはアジュバントへ
の吸着といった特徴的な基本ステップがある。例えば、
プロボスト、ピィー.ジェイ.(Provost,P.J.)等、プロ
ク.ソク.イクスプ.ビオル.メディ.(Proc.Soc.Exp.
Biol.Med.)、第160巻、第213頁(1979);プ
ロボスト、ピィ−.ジェイ.等、ジェイ.メディ.バイ
オル.(J.Med.Virol) 、第19巻、第23頁(198
9)を参照。HAVの不活化は、熱、pH変化、有機溶媒
処理、紫外線照射、あるいはホルマリン処理などにより
行なわれる。本発明の範囲に、HAVのCR326F株
の変異株であるP18に加えて、それが弱毒であろう
と、強毒であろうと、他のいかなるHAV変異株が含ま
れている事は明白である。弱毒化変異株等は細胞、動物
中における連続的継代あるは他の方法により分離されて
くるものである。例えばプロボスト、ピィー.ジェイ.
等、プロク.ソク.イクス.ビオル.メディ.第170
巻、第8頁(1982);及びプロボスト、ピィー.ジ
ェイ.等、ジェイ.メディ.バイオル.第20巻、第1
65頁(1986)を参照すればそこに弱毒化の詳細が
記載されている。本発明における精製方法はHAVの弱
毒あるいは強毒株に迅速、簡便に適用しうる方法であ
る。
【0030】以下記載の実施例は本発明を説明する為の
ものであり、本発明の範囲や内容を限定するものではな
い。
【実施例】MRC−5細胞からのA型肝炎ウィルス(H
AV)キャプシッドの精製方法。
【0031】A.細胞破壊 弱毒HAV(株CR326FのP18変異株)に感染し
たMRC−5細胞をその培養層よりかき集め、採集した
細胞をポリプロピレンのチューブに入れ、−70℃に凍
結する。チューブ1本当り、4本のローラーボトルの細
胞数に相当。チューブ当り3mlのリシス緩衝液(10mM
TRIS−HCl pH7.5、10mMNaCl、1.
5mM MgCl2 )を2本のチューブにそれぞれ加えて
融解し、強くボルテックスにかけ(Vortex-Genie 、セッ
ティング10、10〜15秒)、それを氷水中に15分
間静置する。溶解物の凍結融解をエタノールドライアイ
ス浴と37℃の水浴を用いて、2回繰り返す。次に各チ
ューブを循環氷水浴(Branson Sonifier Cell Disrupter
185及びUltrasonics cup horn) 中でカップ ホーン
ソニケーターのワット出力を最大にして30秒、3回
音波処理する。この音波処理物を集め、タンパク濃度標
準としてBSA(Bovine Serum Albumin)を用いて、ブラ
ッド フォード タンパク アッセイ(Bradford protei
n assay)(バイオ ラッド(Bio Rad) )によりタンパク
量を測定した後、TNE緩衝液(10mMトリス−HCl
( TRIS−HCl)pH7.5、150mM NaCl、
1mMEDTA)を用いて1ml当り3mgのタンパク量に調
製し、等量の塩化メチレン:イソアミルアルコール(2
4:1、V/V)を加えて、1分間ボルテックスにかけ
有機的に抽出を行なった。IEC遠心機(3000×g)
を用いて、20℃、10分間、3000rpm の遠心に
かけ有機相/水相に分離した。そこより水相を取り出し
ておき有機溶媒相を除去した後、中間相に対して最初の
試料容量の1/3相当量のTNE緩衝液を加えて再度抽
出操作を行なう。ボルテックス及び遠心は上記同様であ
る。得られた水相を先に取り出しておいた水相と合わ
せ、その容量を測定しHAVキャプシッドを有機溶媒抽
出セルライセイト中に回収した。
【0032】B.ポリエチレングリコール(PEG)沈
降 有機溶媒抽出セルライセイト中のHAVキャプシッドを
ポリエチレングリコール(PEG)沈降法で濃縮した。
ライセイト (Lysate) を500mM NaClになる様に
調整して、40%(W/V)のPEG8000(10mM
トリス−HCl、pH7.5、500mM NaCl、1mM
EDTAにより調製)を4%PEG8000になる様
加え、激しくボルテックスにかけた。この4%PEGラ
イセイトを4℃に1時間静置後、ベックマンHB−4ロ
ーターを用いて4℃、10分間、1,500×g の遠心
にかけた。上清除去後、PEG沈殿物に10mlの10mM
トリス−HCl、pH7.5、50mM NaCl 10mM
EDTAを加えて、激しくボルテックスにかけ懸濁し、
上記記載の循環氷水浴中でカップ ホーン ソニケータ
ーのワット出力を最大にして30秒、3回、音波処理し
た。音波処理した懸濁PEG沈殿物に等量のクロロホル
ム:イソアミルアルコール(24:1、V/V)を加え
て、激しくボルテックスにかけ抽出した。20℃で10
分間、4,000×g の遠心にかけた後、水相を取り出
し、中間相及び有機溶媒相に音波処理した懸濁PEG沈
殿物の容量の1/3に相当するTNEを加えて再度抽出
操作を行ない、得られた両者の水相を合わせて、懸濁P
EG沈殿物として回収した。
【0033】C.イオン交換及びゲル濾過クロマトグラ
フィー 懸濁PEG沈殿物を0.35M NaClになる様に調
整して、流速3ml/分で、2mlのDEAE−セルロース
CL−6B(ファルマシア)カラムにかけクロマトグラ
フィーを行なった。カラムはコンテスフレックスカラム
(Kontes Flex Column)(1.0×5.0cm)を用い、1
0mM トリス−HCl pH7.5、0.35M NaC
l、1mM EDTAにより平衡化しておく。HAVキャ
プシッドを含む、最初の15ml溶出画分を集めた。この
溶出画分を、10mMトリス、1mMEDTA、pH7.5で
NaClの濃度が0.15Mになる様に希釈した。これ
を流速3ml/分で2mlのDEAE−セファロースCL−
6B(ファルマシア)カラムにかけクロマトグラフィー
を行なった。カラムはコンテスフレックスカラム(1.
0cm×5.0cm)を用い、10mMトリス、0.15M
NaCl、0.1mMEDTA、pH7.5により平衡化してお
く。HAVキャプシッドの溶出は10mMトリス、0.3
5M NaCl、1mM EDTA、pH7.5を用いて行
なった。HAVキャプシッドを含む、最初の15ml溶出
画分を集めた。TNE緩衝液で平衡化しておいたセファ
ロースCL−6B(ファルマシア)カラム(2.6×9
5cm)に、流速40ml/時でこの溶出画分のクロマトグ
ラフィーを行なった。5mlのフラクションを行ない実質
的に精製された弱毒HAVキャプシッドとして回収し
た。HAVキャプシッドを含む画分に対して、HAV特
異的抗体を用いたラジオイムノ アッセイ(RIA)を
行ない画分を集めミレックス(Millex)GV−0.22μ
フィルター(ミリポア)により濾過滅菌した後、−70
℃に保存した。集めたHAVの濃度をRIAにより定量
し(もし必要があれば)凍結乾燥によりその試料を濃縮
する。精製HAVキャプシッド試料の5μg について、
SDS−ポリアクリルアミドゲルの電気泳動を行ない銀
染色及びウエスタンブロットをしたがいかなる不純物も
検出されなかった。
【0034】説明の為に実施例を用いて本発明の本質を
上記に示したが、特許請求の範囲に記載されている様
に、明細書における方法及び行程に関しての、多様性、
適用、改良、削除、あるいは付加的なものがすべて本発
明の実施に含まれる事はよく理解されているものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はHAVキャプシッド(c)及び30nm粒
子(p)を含む、1回目のアニオン交換クロマトグラフ
ィーにより得られた流出液の電子顕微鏡(倍率130,
000×)図である。
【図2】図2は実質的に30nm粒子より遊離したHAV
キャプシッド(c)を含む、2回目のアニオン交換クロ
マトグラフィーにより得られた溶出画分の電子顕微鏡
(倍率130,000×)図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はHAVキャプシッド(c)及び30nm
粒子(p)を含む、1回目のアニオン交換クロマトグラ
フィーにより得られた流出液の電子顕微鏡(倍率13
0,000×)写真である。
【図2】図2は実質的に30nm粒子より遊離したHA
Vキャプシッド(c)を含む、2回目のアニオン交換ク
ロマトグラフィーにより得られた溶出画分の電子顕微鏡
(倍率130,000×)写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーシィ エレン アームストロング アメリカ合衆国,19473 ペンシルヴァニ ア,シュウェンクスヴィル,バーンブリッ ジ ドライヴ 1080

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のステップより成るHAVキャプシ
    ッドの実質的な精製方法で (a)HAV感染細胞溶解物の水相をイオン交換クロマ
    トグラフィーにかける; (b)(a)の流出液をイオン交換クロマトグラフィー
    にかける;及び (c)HAVキャプシッドを含む(b)の溶出液をゲル
    濾過にかけ実質的に精製されたHAVキャプシッドを得
    る方法である。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法による生成物。
  3. 【請求項3】 電子顕微鏡により観察される30nmの不
    純物粒子を除いた実質的に純粋な状態におけるA型肝炎
    ウィルスキャプシッド。
  4. 【請求項4】 ステップ(a)及び(b)におけるイオ
    ン交換クロマトグラフィーがアニオン交換クロマトグラ
    フィーである、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 ステップ(a)のアニオン交換クロマト
    グラフィーが約0.3Mから0.4MのNaCl濃度に
    おいて行なわれた、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ステップ(a)のアニオン交換クロマト
    グラフィーが約0.35MのNaCl濃度において行な
    われた、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(b)のアニオン交換クロマト
    グラフィーがHAVキャプシッドの吸着に際しては約
    0.1Mから0.2Mの間におけるNaCl濃度で行な
    い、HAVキャプシッドの溶出に際しては0.3Mから
    0.4MのNaCl濃度で行なわれた請求項4記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 HAVキャプシッドの吸着に際しては約
    0.15MのNaCl濃度及びHAVキャプシッドの溶
    出に際しては約0.38MのNaCl濃度である請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】 以下のステップより成る、ワクチン接種
    を目的とした弱毒化HAVキャプシッドの実質的な精製
    方法で (a)HAV感染細胞溶解物の水相を0.35M Na
    Clでアニオン交換クロマトグラフィーにかける; (b)(a)における流出液を吸着なら0.15M N
    aClにおける吸着及び0.38M NaClにおける
    溶出によるアニオン交換クロマトグラフィーにかける; (c)HAVキャプシッドを含む(b)の溶出液をゲル
    濾過にかけワクチン接種を目的とした弱毒化HAVキャ
    プシッドの実質的な精製物を得る方法である。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法による生成物。
JP3177934A 1990-07-18 1991-07-18 A型肝炎ウイルスキャプシッドの新規な精製法 Pending JPH0665095A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US55502090A 1990-07-18 1990-07-18
US555020 1990-07-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0665095A true JPH0665095A (ja) 1994-03-08

Family

ID=24215654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3177934A Pending JPH0665095A (ja) 1990-07-18 1991-07-18 A型肝炎ウイルスキャプシッドの新規な精製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0468702A3 (ja)
JP (1) JPH0665095A (ja)
CA (1) CA2047041A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2686084B1 (fr) * 1992-01-10 1995-12-22 Bioprojet Soc Civ Nouveaux derives de l'imidazole, leur preparation et leurs applications therapeutiques.
USRE37303E1 (en) * 1992-01-10 2001-07-31 Institut National Del La Sante Et De La Recherche Medicale Imidazole compounds and their therapeutic applications
DZ1706A1 (fr) * 1992-08-07 2002-02-17 Merck & Co Inc Vaccin contre le virus de l'hepatite a.
FR2696748B1 (fr) * 1992-10-14 1994-12-30 Pasteur Merieux Serums Vacc Procédé de préparation d'antigènes et de vaccins de l'hépatite A (HAV).
HRP950097A2 (en) 1994-03-08 1997-06-30 Merck & Co Inc Hepatitis a virus culture process
US6149917A (en) 1995-08-01 2000-11-21 Pasteur Merieux Serums Et Vaccins Industrial production process for a vaccine against Japanese encephalitis virus and vaccine produced

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451080A (en) * 1987-08-06 1989-02-27 Merck & Co Inc Novel purification of hepatities a virus particle

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2398504A1 (fr) * 1977-07-29 1979-02-23 Tours Inst Virologie Culture de virus de l'hepatite a, in vitro. application a la production d'un antigene reactif, d'immunserums specifiques et de vaccins contre l'hepatite a
JPH0751513B2 (ja) * 1988-04-28 1995-06-05 国立予防衛生研究所長 A型肝炎ワクチン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451080A (en) * 1987-08-06 1989-02-27 Merck & Co Inc Novel purification of hepatities a virus particle

Also Published As

Publication number Publication date
EP0468702A3 (en) 1992-02-05
EP0468702A2 (en) 1992-01-29
CA2047041A1 (en) 1992-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5521082A (en) Novel process for purification of hepatitis a virions
JP4675017B2 (ja) エキソソーム分離によって精製hcvrnaを調製するための方法
JP5284290B2 (ja) ウイルス様粒子の精製
KR101873891B1 (ko) 바이러스 정제를 위한 연속 초원심분리용 당 용액의 제조
JP2023024506A (ja) 細胞株からラブドウイルスを検出および除去する方法
JPH11511326A (ja) アデノウィルスおよびaavの精製
US20110135718A1 (en) Viral particle-like structure in physiological conditions, and method of forming it
JPH07177882A (ja) A型肝炎ウイルス(hav) の精製方法、こうして精製されたウイルス及びそれを含むワクチン組成物
JPH10504033A (ja) インフルエンザウィルスの調製方法と、それによって得られる抗原と、抗原の利用
JP2007523621A (ja) ウイルスを精製するための方法
JPH0450294B2 (ja)
EP0118885B1 (en) Method for purification of hepatitis b virus surface antigen
JPH0665095A (ja) A型肝炎ウイルスキャプシッドの新規な精製法
JPS6078999A (ja) HBs抗原の精製方法
Lambert et al. Nucleic acids of respiratory syncytial virus
Nakasu et al. Purification and characterization of gene 8 product of bacteriophage T3
JPS6335612B2 (ja)
JPH06279317A (ja) A型肝炎(hav)の抗原およびワクチンの製造方法
JP2007209307A (ja) バイオナノカプセルの効率的な精製法
Wood Nepovirus isolation and RNA extraction
RO111472B1 (ro) Procedeu de purificare a capsidelor virusului de hepatită A
JP2024004020A (ja) A型肝炎ウイルスのクロマトグラフィー精製方法
JP2973372B2 (ja) Rnaウイルスに対するワクチンの製造方法
JPH0220294A (ja) B型肝炎表面抗原の回収
Lewanczuk et al. Purification and stability of epizootic hemorrhagic disease virus

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950419