JPH0664751U - 樹脂成形品の塗装受け治具 - Google Patents

樹脂成形品の塗装受け治具

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JPH0664751U
JPH0664751U JP680393U JP680393U JPH0664751U JP H0664751 U JPH0664751 U JP H0664751U JP 680393 U JP680393 U JP 680393U JP 680393 U JP680393 U JP 680393U JP H0664751 U JPH0664751 U JP H0664751U
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work
pedestal
resin molded
molded product
connecting portion
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JP680393U
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English (en)
Inventor
英二 上西
Original Assignee
西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塗装時および塗装焼き付け時に樹脂成形品から
なるワークを変形しないように保持する。 【構成】台座9の各端部にワーク端部取付部17を保持
する。ワーク端部取付部17は長尺状のブロー成形スポ
イラーからなるワークの各端部をそれぞれ取り付け支持
する。各ワーク端部取付部17と台座9との間に連結部
33を設ける。連結部33は、ワーク端部取付部17と
台座9とを、ワーク端部取付部17が台座9に対してワ
ークの熱伸縮方向へ移動可能に連結する。連結部33を
カバー部材29で塗装時に塗料が付着しないように覆
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂成形品の塗装受け治具に関し、とくに塗装時および塗装焼き付 け時における樹脂成形品の保持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂成形品の塗装受け治具は、塗装や塗装焼き付けを行う際に樹脂成形品を支 持するものであり、長尺状の樹脂成形品にむらなく塗装を施すためにチルト方式 の治具を使用する場合がある。チルト方式の塗装受け治具は、実開昭63−90 463号公報に開示されているように、樹脂成形品からなるワークを被冠させる ように載せる載置部をレバー操作によって自由に傾斜させることができ、ワーク に対してむらなく塗装ができるようになっている。
【0003】 しかしながら、上記塗装受け治具では、ワークを傾斜させたときにもワークを 安定して保持する必要から、ワーク全体を被冠させるために載置部が大きなもの になってしまう。また、樹脂成形品の形状によっては、載置部に載置するだけで はワークを安定して保持することができない場合がある。そこで、塗装受け治具 には、載置部に代え、載置部に比べて小さな形状になる、ワークをねじ止め等に よって固定するワーク取付部が設けられ、ワーク取付部をワークの一部の箇所に 取り付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記樹脂成形品の塗装受け治具に取り付けられる樹脂成形品には、 塗装時および塗装焼き付け時において加熱を受けるために伸長し、作業終了後の 温度の低下により元の長さに収縮する。しかしながら、ワークを塗装受け治具に 安定して保持しておくためにワークをワーク取付部に固定してしまうと、ワーク が温度変化に対応して熱伸縮ができなくなり、変形してしまうという問題がある 。
【0005】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、塗装時および塗装焼き付 け時に樹脂成形品からなるワークを変形しないように保持することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案が講じた解決手段は、長尺状の樹脂成形品 からなるワークの各端部がそれぞれ取り付け支持される一対のワーク端部取付部 と、該一対のワーク取付部を保持する台座とを備え、塗装時および塗装焼き付け 時に上記ワークを保持する樹脂成形品の塗装受け治具を対象とし、上記一対のワ ーク端部取付部のうちの少なくとも一方と上記台座との間に設けられ、これらワ ーク端部取付部と台座とを、該ワーク端部取付部が該台座に対してワークの熱伸 縮方向へ移動可能に連結する連結部と、該連結部を塗装時に塗料が付着しないよ うに覆うカバー部材とを備えた構成とする。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、一対のワーク端部取付部のうちの少なくとも 一方と台座との間には連結部が設けられ、該連結部が、ワーク端部取付部と台座 とを、該ワーク端部取付部が上記台座に対してワークの熱伸縮方向へ移動可能に 連結しているので、ワーク端部取付部は塗装焼き付け時において樹脂成形品から なるワークの熱伸縮に追随して移動し、ワークは変形しない。
【0008】 また、連結部はカバー部材によって塗装時に塗料が付着しないように覆われて いるので、連結部への塗料の付着が防止され、ワーク端部取付部が常に移動可能 な状態に保持される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例に係る樹脂成形品の塗装受け治具が適用された自動車 用のブロー成形スポイラーの塗装受け治具の実施例を示す。樹脂成形品としての ブロー成形スポイラー1は、側方に長い形状を有し、中央部に下方に突出する車 体取付用の中央脚部3が、各端部に下方に突出する一対の車体取付用の端部側脚 部5,5がそれぞれ設けられている。ブロー成形スポイラー1の塗装受け治具7 は、図示しないが、チルト方式の基台に傾斜可能および回動可能に台座9が支持 されてなる。台座9は、側方に長いブロー成形スポイラー1からなるワークAに 対応して側方に長く、台座9の中央部に、ブロー成形スポイラー1の中央脚部3 が取り付けられるワーク中央部取付部11が保持されている。
【0011】 図2に示すように、台座9の各端部には、軸部13,13が突設され、該軸部 13上に設けられ幅方向へ延びる支持バー15が設けられている。各端部の支持 バー15には、ブロー成形スポイラー1の端部側脚部5がそれぞれ取り付け支持 される一対のワーク端部取付部17,17が保持されている。そして、ブロー成 形スポイラー1の塗装受け治具7は、塗装時および塗装焼き付け時に上記ワーク Aを保持している。
【0012】 ワーク中央部取付部11は、台座9の幅方向の外側へ延び屈曲して上方へ延び る中央部側支持軸19と、該中央部支持軸19の先端に設けられワークA(ブロ ー成形スポイラー1)の中央脚部3が載せられる載置部21を備え、該載置部2 1には中央脚部3締結用のねじ部材が挿通される挿通孔23が設けられている。 ワーク端部取付部17は、ブロー成形スポイラー1の端部側脚部5が載せられる セットプレート25,25を備え、該セットプレート25には端部側脚部5締結 用のねじ部材が挿通される3個の挿通孔27,27,…が設けられていると共に 、下面に後述するカバー部材29を吊り下げ支持する一対の吊り下げ具31,3 1が設けられている。
【0013】 上記一対のワーク端部取付部17と台座9との間には、連結部33がそれぞれ 設けられている。各連結部33は、台座9の支持バー15よりワークA(ブロー 成形スポイラー1)の熱伸縮方向である側方へ向かって突設された一対のガイド 軸35,35と各ガイド軸35に挿通されて割りピン37で抜け止めがされてい る摺動筒39,39とからなる摺動部41、41と、該摺動部41の一対の摺動 筒39上に架設されたベースプレート43と、該ベースプレート43上に設けら れた端部側支持軸45とから構成されている。該端部側支持軸45に上記ワーク 端部取付部17のセットプレート25が連結され、該連結部33によってワーク 端部取付部17は上記台座9にワークAの熱伸縮方向へ移動可能に連結されてい る。
【0014】 連結部33のベースプレートと台座9の支持バー15とには、それぞれ取付片 47,47を介してばね部材49で連結されており、該ばね部材49によって各 ワーク端部取付部17は比較的弱い力で常に台座9中央部へ向かって引っ張られ ている。
【0015】 また、図1に示すように、各連結部33には、該連結部33を塗装時に塗料が 付着しないように覆う箱形状のカバー部材29,29が設けられている。図3に 示すように、該カバー部材29は、紙製、プラスチック製等の使い捨て可能な素 材からなる、2個の分割部51,53から構成されている。図4は一方(図3の 右側)の分割部51の展開図を示す。分割部51は、折り目線m,m,…に沿っ て折曲し複数の折り止め片55,55をそれぞれ対応する一対のスリット57, 57に差し込むことによって、組み立てられている。同様にして分割部53も組 み立てられている。各分割部51,53は、それぞれに設けられている連結用片 59を互いに相手方の分割部51,53のスリット57に差し込むことによって 一体に連結される。そして、各分割部51,53は連結部33に対してそれぞれ 左右の側方から囲い、一体に連結されて連結部33を覆うように連結されている 。カバー部材29の上壁に設けられた該細孔61,61にセットプレート25の 吊り下げ具31がそれぞれ挿通され、該吊り下げ具31によってカバー部材29 はセットプレート25に支持されている(図2参照)。また、カバー部材29の 上壁には、両分割部51,53にわたって上記連結部33の端部側支持軸45を 挿通する挿通孔63が設けられている。カバー部材29の下壁には、ワーク端部 取付部17の移動に伴ってカバー部材29が移動するように台座9の軸部13が 挿通する長孔65が設けられている。
【0016】 次に、上記ブロー成形スポイラー1の塗装受け治具7の作動について説明する 。
【0017】 図1に示すように、樹脂製のブロー成形スポイラー1からなるワークAは、中 央部脚部3がワーク中央部取付部11において移動不能に固定されているので、 塗装焼き付け時における加熱によって、中央部脚部3から左右の側方へ向かって 伸長しようとする。これに追随して、左右の側方のワーク端部取付部17は左右 の連結部33の摺動部41によって移動する。作業終了後、ブロー成形スポイラ ー1が収縮するとワーク端部取付部17も移動する。また、ワークAの塗装受け 治具7への取付時には、ワーク端部取付部17は、バネ部材によって円滑に元の 位置に戻されるので、ワークAの端部側脚部5をワーク端部取付部17に合わせ て容易に取り付けることができる。
【0018】 本実施例によれば、各ワーク端部取付部17と台座9との間には連結部33が 設けられ、該連結部33はワーク端部取付部17と台座9とを、該ワーク端部取 付部17が上記台座9に対してワークAの熱伸縮方向へ移動可能に連結している ので、ワーク端部取付部17は塗装焼き付け時においてワークA(ブロー成形ス ポイラー1)の熱伸縮に追随して移動し、ワークAの変形を防止することができ る。
【0019】 また、ワークAを取り付ける前の状態では、ばね部材51によって、ワーク端 部取付部17は常にブロー成形スポイラー1の収縮位置に戻されるので、ワーク Aの塗装受け治具7への取り付けを容易に行うことができる。
【0020】 また、連結部33はカバー部材29によって塗装時に塗料が付着しないように 覆われているので連結部33に塗料が付着せず、さらに、本実施例では箱形状の カバー部材29を用いているので塗料が付着しても摺動部41の動きを妨げるこ とがなく、ワーク端部取付部17を常に移動可能な状態に保持することができる 。
【0021】 なお、本実施例では、ワーク中央部取付部11を設けてブロー成形スポイラー 1の熱伸縮を阻止しているために各ワーク端部取付部11を移動可能にしている が、ワーク中央部取付部11を設けない場合には、いずれか一方のワーク中央部 取付部11だけを移動可能にしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、一対のワーク端部取付部のうちの少なくとも 一方と台座との間に、これらワーク端部取付部と台座とを、該ワーク端部取付部 が台座に対してワークの熱伸縮方向へ移動可能に連結する連結部が設けられてい るので、ワーク取付部は塗装焼き付け時において樹脂成形品の熱伸縮に追随して 移動し、長尺状の樹脂成形品からなるワークをワーク端部取付部に取り付け支持 しても、ワークの変形を防止することができる。
【0023】 また、連結部はカバー部材によって塗装時に塗料が付着しないように覆われて いるので、連結部への塗料の付着を防止し、ワーク端部取付部を常に移動可能な 状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る樹脂成形品の塗装受け
治具が適用されたブロー成形スポイラーの塗装受け治具
の斜視図である。
【図2】上記ブロー成形スポイラーの塗装受け治具の右
端部の拡大斜視図である。
【図3】ブロー成形スポイラーの塗装受け治具における
カバー部材の斜視図である。
【図4】上記カバー部材の分割部の展開図である。
【符号の説明】
1 ブロー成形スポイラー(樹脂成形品) 9 台座 17 ワーク端部取付部 29 カバー部材 33 連結部 A ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の樹脂成形品からなるワークの各
    端部がそれぞれ取り付け支持される一対のワーク端部取
    付部と、該一対のワーク取付部を保持する台座とを備
    え、塗装時および塗装焼き付け時に上記ワークを保持す
    る樹脂成形品の塗装受け治具であって、 上記一対のワーク端部取付部のうちの少なくとも一方と
    上記台座との間に設けられ、これらワーク端部取付部と
    台座とを、該ワーク端部取付部が該台座に対してワーク
    の熱伸縮方向へ移動可能に連結する連結部と、 該連結部を塗装時に塗料が付着しないように覆うカバー
    部材とを備えていることを特徴とする樹脂成形品の塗装
    受け治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103206A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Honda Motor Co Ltd 樹脂製バンパ用塗装治具、およびそれを使用する部品の塗装方法
JP2008207129A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Kanto Auto Works Ltd バンパーワーク用塗装治具及びその調整方法

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JP4551595B2 (ja) * 2001-09-28 2010-09-29 本田技研工業株式会社 樹脂製バンパ用塗装治具、およびそれを使用する部品の塗装方法
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Effective date: 19970508