JPH0664403U - 畦塗装置 - Google Patents
畦塗装置Info
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- JPH0664403U JPH0664403U JP1235893U JP1235893U JPH0664403U JP H0664403 U JPH0664403 U JP H0664403U JP 1235893 U JP1235893 U JP 1235893U JP 1235893 U JP1235893 U JP 1235893U JP H0664403 U JPH0664403 U JP H0664403U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 トラクタの後輪によって畦際の土が排除さ
れ、後輪後方の畦塗用ロータリによる土寄せ量が不足す
るのを防ぐことを目的とする。 【構成】 走行車によって牽引させる畦塗装置におい
て、走行車の走行輪74によって形成される轍を埋戻す
土寄せ体76を畦塗用ロータリ8,9前方側に設けたこ
とを特徴とする。
れ、後輪後方の畦塗用ロータリによる土寄せ量が不足す
るのを防ぐことを目的とする。 【構成】 走行車によって牽引させる畦塗装置におい
て、走行車の走行輪74によって形成される轍を埋戻す
土寄せ体76を畦塗用ロータリ8,9前方側に設けたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は例えば圃場などの畦を連続的に形成する畦塗装置に関する。
【0002】
従来、バイブレータにより振動させる畦整形板によって畦を連続的に形成する とき、元畦表面の雑草などを除去する作業、並びに土を砕いて元畦表面に被せる 作業を、土耕ロータリ爪の回転によって行わせていた。
【0003】
前記従来技術は、トラクタの後輪後方に畦塗用ロータリが支持されるから、湿 田作業などで後輪の轍が深くなり、畦から離れる方向に土が押しのけられること により、ロータリによって畦に寄せる土の量が不足し易く、土寄せ不足によって 成形された畦に気泡が形成されると共に、ロータリに供給され土量が土壌条件に よって変化し易く、ロータリの支持高さ調節を容易に行い得ない等の問題があっ た。
【0004】
然るに、本考案は、走行車によって牽引させる畦塗装置において、走行車の走 行輪によって形成される轍を埋戻す土寄せ体を畦塗用ロータリ前方側に設けたも ので、轍上をロータリが移動してもロータリによる畦への土寄せ不足をなくし得 、土壌条件が変化してもロータリの土寄せ量を略一定以上に維持し得ると共に、 ロータリの耕深と土寄せ量の関係が土壌条件に関係なく略一定に保たれるから、 ロータリの支持高さ調節を容易に行い得、また圃場表面を検出してロータリの耕 深を決定する耕深自動制御なども容易に行い得るものである。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の平面図、図2 は全体の平面図、図3は同正面図、図4は同背面図、図5は同駆動説明図であり 、トラクタのロワーリンク(1)(1)及びトップリンク(2)に畦塗機本体ケ ース(3)を連結させ、トラクタによって牽引させると共に、前記本体ケース( 3)に支軸(4)を介して前処理駆動ケース(5)基部を揺動自在に取付け、元 畦を崩すナタ爪形前処理爪(6)を前記駆動ケース(5)先端部前側に設け、正 面視反時計方向に回転させる前処理爪(6)上側を前処理ケース(7)で覆い、 前処理ケース(7)を駆動ケース(5)に固定させるもので、図3に示す如く、 前処理ケース(7)の下面側に前処理爪(6)を突出させ、元畦(A)の法面上 部に前処理爪(6)を作用させて雑草除去など前処理を行うように構成している 。
【0006】 また、前処理爪(6)の後方に配置させるロータリ爪(8)及びロータリブレ ード(9)を前記本体ケース(3)後面のロータリカバー(3a)内に設け、同 軸上に取付けるロータリ爪(8)及びロータリブレード(9)を正面視時計方向 に回転させ、元畦(A)側方の田面をロータリ爪(8)で削って土を砕くと共に 、畦の上面上方に泥カバー(10)を配置させ、ロータリ爪(8)によって泥土 を形成し、後側で回転させるロータリブレード(9)から飛散する泥を泥カバー (10)内の泥シャッタ(11)の案内によって畦上面に落下させるように構成 している。
【0007】 さらに、新畦(B)を形成する畦整形板(12)を備え、該整形板(12)を 前記泥カバー(10)後方に配設させると共に、フレキシブルワイヤ(13)を 介して駆動するバイブレータ(14)に前記整形板(12)を固設させ、バイブ レータ(14)によって整形板(12)を振動させ、ロータリブレード(9)及 び泥カバー(10)からの泥を整形板(12)の畦塗り作用によって整形して新 畦(B)を形成するように構成している。
【0008】 また、前記バイブレータ(14)をバイブレータ取付座(15)に揺振バネ( 16)(16)(17)(17)を介して吊下げ、前記取付座(15)を1本の 角パイプ製のバイブレータアーム(18)の右端に一体固定させると共に、入力 軸(19)からの駆動力をフレキシブルワイヤ(13)に伝える折曲自在な複数 の伝動ケース(20)(21)を備え、一方のケース(20)を本体ケース(3 )に回転自在に取付け、各ケース(3)(20)間に配置させる他方のケース( 21)にバイブレータアーム(18)の左端側を回転自在に連結させ、前記アー ム(18)とケース(21)の連結部にフレキシブルワイヤ(13)の入力側を 連結させ、前記アーム(18)とワイヤ(13)の相対姿勢を略一定に保つよう に構成している。
【0009】 また、前記バイブレータアーム(18)の中間部に平行リンク(22)(23 )の一端側を連結させ、各リンク(22)(23)他端側を昇降フレーム(24 )に連結させ、平行リンク(22)の揺動を規制する筋違リンク(25)を設け ると共に、本体ケース(3)後面に2本のパイプ柱(26)(26)を介してガ イドフレーム(27)を固設させ、ガイドフレーム(27)に2本の円形パイプ レール(28)(28)を一体固定させ、各レール(28)(28)に円形の昇 降パイプフレーム(29)(29)を摺動自在に貫通させ、各パイプフレーム( 29)(29)上端側を昇降フレーム(24)両端部に一体固定させ、各パイプ フレーム(29)(29)下端側を連結板(30)により一体固定させるもので 、図4の如く、バイブレータアーム(18)を左右方向に略水平に延設させると 共に、新畦(B)の法面に対して略平行になるように右傾させて昇降パイプフレ ーム(29)(29)を取付けている。
【0010】 また、前記昇降フレーム(24)の中間部に電動モータ付の昇降シリンダ(3 1)を取付け、該シリンダ(31)のピストン(32)先端を本体ケース(3) 後面の固定軸(33)に連結させ、電動モータ正逆転操作により昇降シリンダ( 31)のピストン(32)を進退させ、昇降フレーム(24)及びパイプフレー ム(29)を上下動させ、バイブレータアーム(18)及び畦整形板(12)な どを昇降させると共に、昇降フレーム(24)に一端を固定する泥カバーフレー ム(34)他端に泥カバー(10)を固設させ、本体ケース(3)右側面に固定 させる泥飛散防止カバー(35)を泥カバー(10)の上面及び前後面に重合せ るように延設させている。
【0011】 さらに、田面を滑動させる丸パイプ形ソリ(36)を前記本体ケース(3)下 面に上下調節自在に支持させ、スクレーパ(泥落し)機能を有する軸受アーム( 37)を介してソリ(36)前端にコールタ(38)を設け、ソリ(36)前端 にコールタ(38)を可及的に近接させてワラ詰りを防ぐと共に、上方から下方 に延出させる支持アーム(39)を介してソリ(36)後端にサイドディスク( 40)を高さ調節自在に取付け、コールタ(38)によって切開した田面の土を サイドディスク(40)によって畦際に移動させ、ロータリ爪(8)及びロータ リブレード(9)によって形成された溝を埋めるように構成している。
【0012】 さらに、前記本体ケース(3)を地上に持上げ支持する左右スタンド(41) (42)を備え、右スタンド(42)に前後キャスタ(43)(43)を設け、 支柱(44)(45)を介して本体ケース(3)のスタンドホルダ(46)(4 7)にスタンド(41)(42)を着脱自在に取付けるもので、握アーム(48 )を格納自在に本体ケース(3)左側に取付け、握アーム(48)を引出して持 上げることによりキャスタ(43)を転動させて移動させるように構成している 。
【0013】 さらに、図5に示す如く、トラクタに設けるミッションケース(49)のPT O軸(50)に前記入力軸(19)を連結させ、シャーピン(51)により所定 以下のトルクで連動させるチェン(52)を介して入力軸(19)に前処理駆動 軸(53)を連結させ、そしてシャーボルト(54)により所定以下のトルクで 連動させるチェン(55)を介して前処理駆動軸(53)に前処理爪(6)を連 結させ、また前処理駆動軸(53)にチェン(56)を介してロータリ爪(8) 及びブレード(9)を連結させると共に、本体ケース(3)に貫通させる入力軸 (19)後端部に後の伝動ケース(20)一端側を回転自在に連結させ、後の伝 動ケース(20)他端側に前の伝動ケース(21)一端側を回転自在に連結させ 、前の伝動ケース(21)他端側に出力ケース(57)を回転自在に連結させ、 バイブレータアーム(18)を固設させる前記出力ケース(57)の出力軸(5 8)に前記フレキシブルワイヤ(13)を連結させ、後の伝動ケース(20)の チェン(59)と前の伝動ケース(21)のVベルト(60)を介して入力軸( 19)に出力軸(58)を連結させ、バイブレータ(14)を駆動するように構 成している。
【0014】 さらに、図6、図7に示す如く、前後方向に延設させる角パイプ(61)前端 側を前記本体ケース(3)底部に熔接固定させ、角パイプ(61)の中間及び後 端側に丸形の前後ソリ支持パイプ(62)(63)を上下に貫通させて熔接固定 すると共に、前記ソリ(36)上面に丸形の前後支柱パイプ(64)(65)を 一体的に立設させ、支柱パイプ(64)(65)上端側を前記支持パイプ(62 )(63)に摺動自在に貫挿させるもので、角パイプ(61)の支点ブラケット (66)にピン(67)を介して昇降レバー(68)基端を連結させ、該レバー (68)中間を後支柱パイプ(65)上端部にピン(69)を介して連結させ、 前記レバー(68)操作によりソリ(36)を昇降させると共に、ピン(70) の係入により各パイプ(63)(65)を固定してソリ(36)を所定高さに支 持するように構成している。
【0015】 また、前記ソリ(36)前側にブラケット(71)を介して先端二叉の平板形 スクレーパ(72)の後端上面側を固定させ、該スクレーパ(72)の二叉先端 側をソリ状に前方斜上方に傾斜させて形成してコールタ(38)後部両側に延設 させ、軸受アーム(37)とコールタ(38)間の隙間、並びにソリ(36)前 端とコールタ(38)後側間の隙間を、平面視平板形のスクレーパ(72)底面 によって閉塞し、コールタ(38)によって後方上側に持上げる藁または泥土を スクレーパ(72)底面によって下方に押え込むように構成している。
【0016】 さらに、図1、図8に示す如く、走行車であるトラクタ(73)後方にロワー リンク(1)及びトップリンク(2)を介して畦塗機本体ケース(3)を連結さ せて牽引させると共に、走行輪である後輪(74)によって形成される轍(75 )を埋戻す土寄せ体であるサイドディスク(76)を備え、前記本体ケース(3 )前側に突設させる固定パイプ(77)先端に支持アーム(78)を高さ調節自 在に設け、該支持アーム(78)に前記サイドディスク(76)を回転自在に取 付け、畦塗用ロータリであるロータリ爪(8)及びロータリブレード(9)前方 側に前記サイドディスク(76)を配置させるもので、畦(A)に近い側の右側 後輪(74)によって轍(75)が形成されたとき、畦(A)から離れる側に右 側の後輪(74)によって排除された泥土(79)を前記サイドディスク(76 )によって轍(75)方向に戻し、轍(75)を通過するロータリ爪(8)及び ロータリブレード(9)に供給させる土量を所定以上に確保し、湿田など深い轍 (75)が形成される作業条件下でもロータリ爪(8)及びロータリブレード( 9)による土寄せ不足を防ぐと共に、土壌条件に影響されることなく圃場上面を 基準にロータリ爪(8)の耕深調節を行えるように構成している。
【0017】
以上実施例から明らかなように本考案は、走行車(73)によって牽引させる 畦塗装置において、走行車(73)の走行輪(74)によって形成される轍(7 5)を埋戻す土寄せ体(76)を畦塗用ロータリ(8)(9)前方側に設けたも ので、轍(75)上をロータリ(8)(9)が移動してもロータリ(8)(9) による畦(B)への土寄せ不足をなくすことができ、土壌条件が変化してもロー タリ(8)(9)の土寄せ量を略一定以上に維持できると共に、ロータリ(8) (9)の耕深と土寄せ量の関係が土壌条件に関係なく略一定に保たれるから、ロ ータリ(8)(9)の支持高さ調節を容易に行うことができ、また圃場表面を検 出してロータリ(8)(9)の耕深を決定する耕深自動制御なども容易に行うこ とができるものである。
【図1】サイドディスク部の平面図。
【図2】全体の平面図。
【図3】同正面図。
【図4】同背面図。
【図5】同駆動説明図。
【図6】ソリ部の側面図。
【図7】同平面図。
【図8】畦塗作業説明図。
(8) ロータリ爪(畦塗用ロータリ) (9) ロータリブレード(畦塗用ロータリ) (73) トラクタ(走行車) (74) 後輪(走行輪) (75) 轍 (76) サイドディスク(土寄せ体)
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車によって牽引させる畦塗装置にお
いて、走行車の走行輪によって形成される轍を埋戻す土
寄せ体を畦塗用ロータリ前方側に設けたことを特徴とす
る畦塗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012358U JP2595448Y2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 畦塗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012358U JP2595448Y2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 畦塗装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664403U true JPH0664403U (ja) | 1994-09-13 |
JP2595448Y2 JP2595448Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=11803060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993012358U Expired - Fee Related JP2595448Y2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 畦塗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595448Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10290601A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 畦塗り機 |
JP2017086029A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | 株式会社ササキコーポレーション | 畦成形機 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP1993012358U patent/JP2595448Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10290601A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 畦塗り機 |
JP2017086029A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | 株式会社ササキコーポレーション | 畦成形機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595448Y2 (ja) | 1999-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |