JPH0664378A - 記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

記録媒体およびその製造方法

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JPH0664378A
JPH0664378A JP4223853A JP22385392A JPH0664378A JP H0664378 A JPH0664378 A JP H0664378A JP 4223853 A JP4223853 A JP 4223853A JP 22385392 A JP22385392 A JP 22385392A JP H0664378 A JPH0664378 A JP H0664378A
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JP4223853A
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Inventor
Tadayoshi Ono
忠義 大野
Takashi Yamaguchi
隆 山口
Shinichi Ito
進一 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高いセキュリティ性と可逆記録性を兼ね備え、
かつ、画像記録容量の実質的な増加を図ることができ、
また、偽造や変造の困難な記録媒体およびその製造方法
を提供する。 【構成】支持体1は、基材2の一面に磁気記録層3が形
成されるとともに、他面の一部に着色層4と可逆記録層
5とからなる可逆性記録部6が形成されてなる。また、
画像形成部材10は、透明基材11の一面の一部に永久
画像12が形成されてなる。そして、このように作成さ
れた画像形成部材10の画像形成面に接着層を設けるこ
とにより、上記のように作成された支持体1に対して、
可逆性記録部6の少なくとも一部が被覆されるように、
画像形成部材10を接着し、永久画像12および可逆性
記録部6を有する磁気記録カード(記録媒体)13を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、身分証や通
行証などの特にセキュリティ性を必要とするカードに適
用して好適な記録媒体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードは、いわゆるテレホン
カード、プリペイドカード、IDカード(個人認証カー
ド)などの広い分野で利用されている。しかしながら、
カードの普及に伴ってカードの偽造、変造、あるいは、
第3者による不正使用などの問題が生じている。
【0003】このような問題に対処するために、目視判
別により使用者の確認ができるように、使用者の顔写真
などの画像を直接印刷、あるいは、顔写真を印刷したシ
ートを記録媒体の表面に接着する、ホログラム画像を利
用する方法(たとえば、特願平2−231198号参
照)、精密印刷などの方法が考えられている。
【0004】しかし、ホログラム印刷、精密印刷を利用
する方法は非常に高価であり、また、印刷画像が固定さ
れるため一度、不正印刷に成功すると大量に偽造される
恐れがある。
【0005】また、薄いシートに顔写真を印刷し、これ
をカードの表面に接着することにより、顔写真をカード
上に設ける方法においても、シートを剥がして張り替
え、不正使用される恐れがある。
【0006】さらに、顔写真の偽造を防止するために、
顔写真などの画像を記録した後に、その画像上にマーク
を付ける方法(たとえば、特開平3−234670号参
照)がある。
【0007】一方、カードにその使用状態を視認可能に
記録し、かつ、使用者に現在のカードの使用状態を確認
してもらうために、カードに視認可能な記録部を設けた
ものがある。このようなカードでは、記録部が有限であ
るため、カードが有効であるにもかかわらず、記録部に
記録できる余白がなくなったために、カードを再発行し
なければならないという問題がある。
【0008】これに対して、可逆記録性記録材料を記録
部に用いる方法(たとえば、特開平3−116594
号、特開平3−218898号参照)がある。これら
は、画像を繰り返し記録、消去できる点で優れている
が、画像そのものは容易に書換え、変造ができるので、
セキュリティの面からは問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
技術では、高いセキュリティ性と可逆記録性を兼ね備え
た記録媒体は存在せず、その開発が強く望まれていた。
【0010】そこで、本発明は、高いセキュリティ性と
可逆記録性を兼ね備え、かつ、画像記録容量の実質的な
増加を図ることができ、また、偽造や変造の困難な記録
媒体およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体は、基
材の一面に可逆的に視認性の異なる状態を提示するとと
もに応力を受けることにより可逆性を失う可逆性記録部
を設けてなる支持体と、透明基材の一面に所定の画像を
形成してなり、この画像形成面を内側として少なくとも
前記可逆性記録部の一部を被覆するように前記支持体に
密着される画像形成部材とを具備している。
【0012】また、本発明の記録媒体の製造方法は、基
材の一面に可逆的に視認性の異なる状態を提示する可逆
性記録部を形成してなる支持体を形成するとともに、透
明基材の一面に所定の画像を形成してなる画像形成部材
を形成し、この画像形成部材を、その画像形成面を内側
として少なくとも前記可逆性記録部の一部を被覆するよ
うに前記支持体に接着することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、不可逆画像と可逆画像とを併
用することにより、高いセキュリティ性と可逆記録性を
兼ね備え、かつ、画像記録容量の実質的な増加を図るこ
とができる。また、偽造や変造の困難な記録媒体が得ら
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0015】図1は、本実施例に係る記録媒体としての
磁気記録カードおよびその製造方法を説明する図であ
る。図1(a)において、1は支持体であり、たとえ
ば、次のように形成される。すなわち、ポリエステルあ
るいは紙などで形成された基材2の一面には、磁気記録
層3が形成されるとともに、他面の一部には、着色層4
および可逆記録層5からなる可逆性記録部6が形成され
る。
【0016】可逆記録層5を構成する記録材料は、与え
られる温度により透明と白濁の両状態を可逆的変換でき
る記録材料である(たとえば、特開昭55−15419
8号参照)。この記録材料は、たとえば、透明状態にお
いて、その温度をT1からT3に上昇させたとき、透明
状態から白濁状態となり、その温度がT1に戻っても、
そのまま白濁状態を保持する。そして、温度をT1から
T2(T2<T3)に上昇させ、再びT1に戻すと、白
濁状態から透明状態となり、そのまま透明状態を保持す
る。この変化は繰り返し再現可能である。
【0017】このような可逆記録層5を有する可逆性記
録部6は、白濁化されたときは着色層4が遮蔽され、透
明化されたときは着色層4が直視され、この下地層が現
れるか否かで視認性に変化を与えるようになっている。
【0018】図1(b)において、10は例えば顔写真
が記録された画像形成部材であり、たとえば、次のよう
に形成される。すなわち、透明基材11の一面の一部に
は、昇華性染料受容層(図示しない)が形成されてい
て、これを記録媒体として、常用の熱転写昇華記録方式
により、透明基材11の受容層に昇華性染料の転写画像
12が形成される。なお、このような記録技術の詳細
は、たとえば、特開平3−234670号などに開示さ
れている。
【0019】このようにして作成された画像形成部材1
0の画像形成面に接着層(図示しない)を設けることに
より、図1(c)に示すように、図1(a)のように作
成された支持体1に対して、可逆性記録部6の少なくと
も一部(この実施例では可逆性記録部6の全部)が被覆
されるように、画像形成部材10を接着する。これによ
り、図1(c)に示すような、永久画像(不可逆画像)
12および可逆性記録部6を有する磁気記録カード(記
録媒体)13が形成される。
【0020】次に、このように形成された磁気記録カー
ド13を、たとえば、セキュリティを必要とする部屋に
対する入退室管理に用いる場合の例を図2を用いて説明
する。入室にあたって、磁気記録カード13を係員に提
示するとともに、図示しないカードリーダ・ライタに磁
気記録カード13を挿入する。すると、磁気記録カード
13の磁気記録層3に対してデータの読出しあるいは書
込みが行なわれるとともに、可逆性記録部6がその可逆
記録層5の温度がT3になるように加熱される。この加
熱により、可逆記録層5は白濁化して、着色層4が遮蔽
され、可逆性記録部6は白濁画像20となる。
【0021】退室にあたっては、再び磁気記録カード1
3をカードリーダ・ライタに挿入することにより、可逆
性記録部6がその可逆記録層5の温度がT2になるよう
に加熱される。この加熱により、可逆記録層5は透明化
して、着色層4は直視できるようになり、可逆性記録部
6は着色画像21に変化する。
【0022】このようにすることにより、室内にあって
は磁気記録カード13の可逆性記録部6は必ず白濁画像
20となっており、これをチェックすることにより、正
規の手続を経ずに入室した者を明らかにできる。
【0023】図3は、入場、退場にあたって、可逆性記
録部6にその時刻を書換える例を示している。入室時に
時刻「8:00」が、退室時に時刻「17:00」が書
換え記録方式で記録される。
【0024】次に、図4を用いて書換え記録動作の例に
ついて説明する。図4の例は、たとえば、”I”の文字
の上に”L”の文字を書換え記録する例を示している。
最初に、図4(a)に示すように、記録媒体30(可逆
性記録部6に相当)上に”I”の文字が記録されてい
て、その上に図4(c)に示すように、”L”の文字を
書換え記録する場合、図4(b)の過程を経る。
【0025】すなわち、記録媒体30上にサーマルヘッ
ド(図示しない)の発熱抵抗体列31が接触していて、
この発熱抵抗体列31の発熱抵抗体の並びは、記録方向
と垂直になるように配置されている。なお、発熱抵抗体
列31の発熱抵抗体は、記録媒体30の幅を記録するの
に充分な数が設けられている。
【0026】図4において、32は既に記録されている
画像”I”の一部分、33は現在記録している画像”
L”の一部分、34は消去された画像“I”の一部分、
35は再記録された部分である。記録媒体30に記録す
る場合は、既画像に関係なく、注目画素(マークドッ
ト)に対応した発熱抵抗体を記録媒体30が白濁温度域
に昇温する温度に上昇させればよく、また、消去する場
合は、既画像に関係なく、注目画素(スペースドット)
に対応した発熱抵抗体を記録媒体30が透明温度域に昇
温する温度に上昇させればよい。
【0027】このように、固定されたサーマルヘッドの
発熱抵抗体列31の下を記録媒体30を矢印方向に搬送
しながら、発熱抵抗体列31の発熱抵抗体を選択的に発
熱させることにより、新しい画像35を記録すると同時
に古い画像32を消去する書換え記録(いわゆるオーバ
ーライト記録)が実現される。
【0028】次に、本実施例による磁気記録カード13
の特徴について説明する。前述したように形成された磁
気記録カード13には永久画像12が記録されているの
で、偽造、変造にあたっては、まず永久画像12を除去
しなければならない。永久画像12を除去するには、支
持体1から画像形成部材10を剥離しなければならな
い。画像形成部材10は、可逆性記録部6の少なくとも
一部とは接着されているので、無理に剥離を行なう場
合、可逆記録層5を破壊してしまうか、可逆記録層5に
強いストレスがかかる。破壊された場合は勿論のこと、
強いストレスが加わることにより、可逆記録層5の可逆
性が失われる。
【0029】したがって、偽造、変造した画像を形成し
た画像形成部材10を再び支持体1に接着しても、可逆
性記録部6の可逆記録性が失われているので、元の磁気
記録カード13の持っている機能を再現できず、よって
偽造、変造を防止でき、たとえ偽造、変造されたとして
も、それらを容易に発見することができる。
【0030】なお、前記実施例では、透明基材に昇華性
染料画像を形成したが、これに限らず、たとえば、公知
の熱溶融インクを用いた熱転写記録により画像を形成し
てもよい。また、インクジェット記録方式、電子写真記
録方式、静電記録方式などの記録方式により画像を形成
してもよい。
【0031】また、可逆性記録材料としては、前記実施
例において使用した材料だけでなく、たとえば、フォト
クロ材料、高分子液晶材料など、熱、光などにより視認
し得る状態変化を可逆的に示す可逆性記録材料を用いる
ことができる。
【0032】要するに、本発明においては、透明基材に
種々の記録方式で画像を形成して画像形成部材を作成
し、この画像形成部材を、その画像形成面を内側にし
て、少なくとも一部に可逆性記録部を有する支持体に、
その可逆性記録部の少なくとも一部を被覆するように接
着することにより、記録媒体を形成するところに特徴が
ある。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
いセキュリティ性と可逆記録性を兼ね備え、かつ、画像
記録容量の実質的な増加を図ることができ、また、偽造
や変造の困難な記録媒体およびその製造方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る記録媒体としての磁気
記録カードおよびその製造方法を説明する縦断側面図。
【図2】磁気記録カードをセキュリティを必要とする部
屋に対する入退室管理に用いる場合の例を説明する図。
【図3】入場、退場にあたって磁気記録カードの可逆性
記録部に時刻を書換える例を示す図。
【図4】記録媒体に対する書換え記録動作を説明するた
めの図。
【符号の説明】
1……支持体、2……基材、3……磁気記録層、4……
着色層、5……可逆記録層、6……可逆性記録部、10
……画像形成部材、11……透明基材、12……永久画
像、13……磁気記録カード(記録媒体)、20……白
濁画像、21……着色画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/10 G07F 7/12 G11B 23/38 Z 7201−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一面に可逆的に視認性の異なる状
    態を提示するとともに応力を受けることにより可逆性を
    失う可逆性記録部を設けてなる支持体と、 透明基材の一面に所定の画像を形成してなり、この画像
    形成面を内側として少なくとも前記可逆性記録部の一部
    を被覆するように前記支持体に密着される画像形成部材
    とを具備したことを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 基材の一面に可逆的に視認性の異なる状
    態を提示する可逆性記録部を形成してなる支持体を形成
    するとともに、透明基材の一面に所定の画像を形成して
    なる画像形成部材を形成し、この画像形成部材を、その
    画像形成面を内側として少なくとも前記可逆性記録部の
    一部を被覆するように前記支持体に接着することを特徴
    とする記録媒体の製造方法。
JP4223853A 1992-08-24 1992-08-24 記録媒体およびその製造方法 Pending JPH0664378A (ja)

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