JPH05262014A - 記録方法 - Google Patents

記録方法

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Publication number
JPH05262014A
JPH05262014A JP6542192A JP6542192A JPH05262014A JP H05262014 A JPH05262014 A JP H05262014A JP 6542192 A JP6542192 A JP 6542192A JP 6542192 A JP6542192 A JP 6542192A JP H05262014 A JPH05262014 A JP H05262014A
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JP
Japan
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recording
recorded
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erasing
area
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Pending
Application number
JP6542192A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamaguchi
隆 山口
Tadayoshi Ono
忠義 大野
Shinichi Ito
進一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6542192A priority Critical patent/JPH05262014A/ja
Publication of JPH05262014A publication Critical patent/JPH05262014A/ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】前回の記録からの経過時間に関係なく、常に安
定した可視像の消去が行なえる記録方法を提供する。 【構成】可視像の記録、消去を繰り返し行なうことが可
能な記録媒体を有するカード1に可視像を記録あるいは
消去する第1,第2の記録領域2,3を上下に隣接して
設け、第1の記録を行なうときは、第1の記録領域2に
可視像を記録し、第2の記録領域3に全面記録を行な
い、第2の記録を行なうときは、第1の記録時に可視像
を記録した第1の記録領域2の可視像を書換えて、第2
の記録領域3に全面消去を行なうのを記録プロセス単位
として、この記録プロセス単位を繰り返すごとに、可視
像の記録、消去を行なう記録領域を第1の記録領域2、
第2の記録領域3と交互に切換えて用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱エネルギの制御によ
って白濁化あるいは透明化することにより可視像の記録
あるいは消去が可能な記録領域を有する記録媒体に対し
て可視像の記録あるいは消去を行なう記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、電話機、券売機などで
用いられている金額減額式のカード、すなわち、プリペ
イドカードでは、使用回数の限定できない高額の金額の
場合に、残高があるにもかかわらず、印字エリアがなく
なり、使用できなくなってしまったり、小さな字を印字
するのが困難であるなどの理由により、残額などの更新
記録(印刷)が採用されていないものとなっている。
【0003】そこで、使用残額(あるいは、使用可能な
度数)などを穴開けなどにより概略的に知らせるように
なっている。このため、使用履歴や正確な残高などを知
ることができないという問題があった。
【0004】これに対して、最近、一方の面に熱により
色の変化、あるいは、光透過度の変化を可逆的に生じさ
せることのできる記録層(記録媒体)を設けたカードが
提案されている(たとえば、特願昭63−136357
号参照)。
【0005】このカードの構造は、プラスチックスなど
で構成される基材の一方の面に印刷層が設けられ、他方
の面に磁気記録層と感熱体で構成される可逆性記録層
(可変表示層)が積層されている。可逆性記録層は、白
濁状態において、その温度をT1 からT2 に上昇させた
とき、白濁状態から透明状態になり、その温度がT1に
戻っても、そのまま透明状態を保持する。そして、可逆
性記録層の温度をT1からT2 を越えてT4 に上昇さ
せ、再びT1 に戻すと、透明状態から白濁状態となり、
そのまま白濁状態を保持する。この変化は繰り返し再現
可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱により白濁、透明の
両状態を可逆的に示す記録媒体は、白濁化してから透明
化するまでの経過時間によって透明化特性が変わる問題
がある。ところが、一般に、この種の記録媒体の記録装
置では、ほぼ一定の条件で記録あるいは消去が行なわれ
る。したがって、従来の記録装置による繰返し記録、消
去方式では、記録(白濁化)してから次に消去(透明
化)するまでの経過時間によって、消去特性が著しく変
化して安定に可視像の消去が行なえなかった。そこで、
本発明は、前回の記録からの経過時間に関係なく、常に
安定した可視像の消去が行なえる記録方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記録方法は、記
録媒体に対して、熱エネルギの制御によって白濁化ある
いは透明化することによって可視像の記録あるいは消去
が可能な記録領域を2つ設け、第1のモードにおいて、
第1の記録を行なうときは、第1の記録領域に可視像を
記録し、第2の記録領域に全面記録を行ない、第2の記
録を行なうときは、第1の記録時に可視像を記録した第
1の記録領域の可視像を書換えて、第2の記録領域に全
面消去を行ない、第2のモードにおいて、第1の記録を
行なうときは、第2の記録領域に可視像を記録し、第1
の記録領域に全面記録を行ない、第2の記録を行なうと
きは、第1の記録時に可視像を記録した第2の記録領域
の可視像を書換えて、第1の記録領域に全面消去を行な
い、前記第1のモードと第2のモードとを交互に用いる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】消去を行なう前に全面記録(たとえば、白濁
化)を行うことによって、経過時間によらずにほぼ地肌
濃度と同等の消去濃度が得られる。したがって、本発明
によれば、可視像を記録しない記録領域を第1の記録時
に全面記録(たとえば、白濁化)し、第2の記録時に全
面消去(たとえば、透明化)することにより、記録から
次の記録までの経過時間に依存しない安定な可視像の消
去および可視像の書換え記録が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0010】図2は、本実施例に係る、たとえば、金額
減額式のプリペイドカード処理装置に用いる、可視像の
記録、消去を繰り返し行なうことが可能な記録媒体を有
するプリペイドカードの一例を示すものである。このカ
ード1は、その表面に可視像を記録あるいは消去する2
つの記録領域、すなわち、第1,第2の記録領域2,3
が上下に隣接して設けられており、この2つの記録領域
2,3は交互に可視像の記録あるいは消去が行なわれ
る。
【0011】カード1は、たとえば、図3に示すように
構成されている。すなわち、プラスチックスなどで構成
される基材11の下面(表面側)には印刷層12が形成
され、上面(裏面側)には磁気記録層13、黒色などに
着色された着色層14、感熱体で構成される可逆性記録
層(以下、記録層と記す)15、および保護層16を順
次積層して形成されている。
【0012】記録層15は、たとえば、図4に示すよう
な温度−白濁/透明特性を持っている。すなわち、白濁
状態において、その温度をT1 からT2 に上昇させたと
き、白濁状態から透明状態になり、その温度がT1 に戻
っても、そのまま透明状態を保持する。そして、温度を
T1 からT2 を越えてT4 に上昇させ、再びT1 に戻す
と、透明状態から白濁状態となり、そのまま白濁状態を
保持する。この変化は繰り返し再現可能である。
【0013】なお、上記説明では、説明を簡単にするた
め、磁気記録層13上の全面に着色層14および記録層
15を形成したが、磁気記録層13上の少なくとも第
1,第2の記録領域2,3と対応する部分に着色層14
および記録層15を形成すればよい。
【0014】次に、図1を参照して本実施例の可視像の
記録方法について説明する。なお、便宜的に、奇数回目
の記録、消去を第1のモード、偶数回目の記録、消去を
第2のモードとする。
【0015】カード1の初期状態は、たとえば、図2に
示すように、第1の記録領域2に可視像が記録されてお
り、第2の記録領域3には何も記録されていないものと
する。このカード1を用いて、たとえば、電車で川崎−
浜松町間を往復したときの運賃料金に関わるカード処理
における記録方法について説明する。
【0016】まず、最初に第1のモードで記録がなされ
る。川崎駅での第1の記録では、第1の記録領域2に全
面記録(白濁化)が行なわれ、第2の記録領域3に日
付、場所などの情報が可視的に記録される。浜松町駅で
の第2の記録では、第1の記録領域2は全面消去(透明
化)され、第2の記録領域3は残額などの情報が可視的
に記録される。本実施例では、第1の記録および第2の
記録で1つの記録プロセス(記録プロセス単位)を構成
する。
【0017】次に、帰りの浜松町−川崎間では、第2の
モードが用いられ、第1,第2の記録領域2,3の役割
が交代して、第1の記録領域2に使用情報が記録され、
第2の記録領域3に全面記録、全面消去が行なわれる。
このように、記録プロセス単位を繰り返すごとに、可視
像を記録、消去する記録領域が第1の記録領域2、第2
の記録領域3と交互に切換わる。
【0018】本実施例の記録方法では、上記のように、
可視像を記録しない記録領域(第1のモードでは第1の
記録領域2、第2のモードでは第2の記録領域3)を白
濁化した後、透明化させることに特徴がある。
【0019】図5は、本実施例において画像の記録、消
去の選択的加熱手段であるサーマルヘッドを用いて、画
像の書換え経過時間と濃度との関係を実験的に求めたも
のである。横軸の経過時間は、カード1に6×6mm2
の画像を記録した後、その画像を消去するまでの時間を
示しており、縦軸の濃度は、消去時間の反射濃度を測定
したものである。
【0020】なお、本実施例で用いたカード1は、消去
時の濃度が1.0、飽和記録時の濃度が0.6であり、
縦軸の濃度値が高いほど画像がよく消去されていること
を示している。
【0021】図5において、白濁処理無しのデータ(特
性B)が従来の記録方法で記録→(経過時間)→消去を
行なった場合の画像消去濃度を示し、白濁処理有りのデ
ータ(特性A)が記録→(経過時間)→(白濁処理)→
の消去を行なった場合の画像消去濃度を示している。な
お、特性Cは地肌濃度のデータを示している。
【0022】従来のように、単に記録→消去を行なう場
合、消去濃度は経過時間に対数的に比例して減少してゆ
く。これは、記録してから時間が立つほど画像が消去し
にくいことを示している。
【0023】これに対して、消去を行なう前に白濁化処
理を行なうことによって、経過時間によらずにほぼ地肌
濃度と同等の消去濃度が得られる。したがって、本実施
例では、可視像を記録しない記録領域を第1の記録時に
全面記録(白濁化)し、第2の記録時に全面消去(透明
化)することにより、記録から次の記録までの経過時間
に依存しない安定な可視像の消去および可視像の書換え
記録が可能となる。
【0024】なお、前記実施例では、可視像を記録する
第1,第2の記録領域2,3を上下に隣接して設けた
が、図6に示すように、左右に隣接して設けても同様の
効果が得られる。また、前記実施例では、記録層の白濁
状態を記録像としたが、これとは逆に、白濁状態を初期
状態として透明状態を記録像としてもよい。
【0025】さらに、前記実施例では、磁気カード上に
設けられた記録媒体に対して可視像の記録、消去を行な
う場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものでなく、単体の記録媒体に対して可視像の記録、消
去を行なう場合にも同様に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、前
回の記録から経過時間に関係なく、常に安定した可視像
の消去が行なえる記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可視像の記録方法を説
明するための図。
【図2】可視像の記録、消去を繰り返し行なうことが可
能な記録媒体を有するプリペイドカードの一例を示す平
面図。
【図3】カードの構成を示す縦断側面図。
【図4】履歴温度により白濁と透明の両状態に変化可能
な記録材料の状態を説明するための図。
【図5】可視像の記録から消去までの経過時間と消去濃
度との関係を示す図。
【図6】本発明の他の実施例に係るカードの一例を示す
平面図。
【符号の説明】
1……カード、2……第1の記録領域、3……第2の記
録領域、11……基材、14……着色層、15……記録
層、16……保護層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/36 8305−2H B41M 5/26 102

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して、熱エネルギの制御に
    よって白濁化あるいは透明化することによって可視像の
    記録あるいは消去が可能な記録領域を2つ設け、 第1のモードにおいて、第1の記録を行なうときは、第
    1の記録領域に可視像を記録し、第2の記録領域に全面
    記録を行ない、第2の記録を行なうときは、第1の記録
    時に可視像を記録した第1の記録領域の可視像を書換え
    て、第2の記録領域に全面消去を行ない、 第2のモードにおいて、第1の記録を行なうときは、第
    2の記録領域に可視像を記録し、第1の記録領域に全面
    記録を行ない、第2の記録を行なうときは、第1の記録
    時に可視像を記録した第2の記録領域の可視像を書換え
    て、第1の記録領域に全面消去を行ない、 前記第1のモードと第2のモードとを交互に用いること
    を特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 記録媒体の表面に2つの記録領域を上下
    に隣接して設けることを特徴とする請求項1記載の記録
    方法。
  3. 【請求項3】 記録媒体の表面に2つの記録領域を左右
    に隣接して設けることを特徴とする請求項1記載の記録
    方法。
JP6542192A 1992-03-24 1992-03-24 記録方法 Pending JPH05262014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6542192A JPH05262014A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 記録方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP6542192A JPH05262014A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05262014A true JPH05262014A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13286585

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6542192A Pending JPH05262014A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 記録方法

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JP (1) JPH05262014A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5568986A (en) * 1993-04-06 1996-10-29 Rohm Co., Ltd. Printer device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5568986A (en) * 1993-04-06 1996-10-29 Rohm Co., Ltd. Printer device

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