JPH0664078A - 塩化ビニルタイルの製造法 - Google Patents

塩化ビニルタイルの製造法

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JPH0664078A
JPH0664078A JP24003792A JP24003792A JPH0664078A JP H0664078 A JPH0664078 A JP H0664078A JP 24003792 A JP24003792 A JP 24003792A JP 24003792 A JP24003792 A JP 24003792A JP H0664078 A JPH0664078 A JP H0664078A
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JP
Japan
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vinyl chloride
tile
weight
polyvinyl chloride
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP24003792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Hirohama
喜久雄 広浜
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層積層塩化ビニルタイルの製造時の収縮、
反り発生の防止。 【構成】 塩化ビニル系共重物を主成分とする熱融着繊
維20〜70重量%と合成繊維80〜30重量%を混合
した目付30〜150g/m2 の不織布を基材下層又は
最下層に積層し加圧、加熱圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニルタイルの製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂を用いた多層積層床タ
イルは、デザイン性、施工性から近年店舗、オフィスな
どに巾広く使われている。塩化ビニル系樹脂の多層積層
床タイルは、製造時、表面保護層、加飾層、中間層、基
材層の収縮特性が異なるため、複雑な対熱挙動を示す。
これにより、タイルとして収縮やそり(反り)の発生が
見られる。特に、表面加飾層に収縮の少ない不織布など
を用いる場合は、それとのバランス上基材層を収縮の少
ないものにしないと反りやすい。
【0003】塩化ビニル系樹脂タイルの表面層は比較的
収縮の大きい塩ビシートが使われており、この場合は上
への反りが発生するため、基材層を中心として下層に同
じように収縮率の大きな塩化ビニル樹脂製のバランスシ
ートが使われてバランスをとり、反りを防止している。
又、タイルの寸法収縮防止、反り防止対策としてガラス
繊維入り不織布を多層積層する中央部に積層して上下の
バランスをとる方法もとられている。これに対し、加飾
層として、不織布など収縮率の低いものを積層するタイ
プが多くなりこの場合、下への反りが発生し易く、この
対策が課題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加飾層に不
織布を用いた塩化ビニル積層タイルの多層積層材相互の
収縮挙動のバランスを調整し、収縮、反りの発生のない
製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化ビニル系
樹脂の多層積層床用タイルの製造にあたり、塩化ビニル
系共重合物を主成分とする熱融着繊維20〜70重量%
と、該熱融着繊維より融点の高い合成繊維80〜30重
量%を混合した目付30〜150g/m2 の不織布を、
基材下層又は最下層に積層し、加熱圧着することを特徴
とする塩化ビニルタイルの製造法にある。
【0006】本発明は、上記の如く塩化ビニル系共重合
物を主成分とする熱融着繊維20〜70重量%と合成繊
維80〜30重量%を含み、目付30〜150g/m2
の不織布を、基材層下層又は最下層に設定し、積層融着
一体化することにより、基材層などの中に合成繊維をめ
りこませ基材層の収縮を低下させることが出来、表面層
とのバランスをとり、結果的にタイルの反りなどの変形
を防止することが出来る。
【0007】本発明において、熱融着繊維はそれ自体も
塩ビ基材層にめりこみ、合成繊維のめりこみを補助す
る。不織布を構成する繊維の中熱融着繊維の混合率を7
0重量%以上にすることは、めりこみ繊維の量が少なく
なるし、材料コストとしても高くなり不利である。又、
20重量%以下の低率にすることは、合成繊維と融着一
体化させる効果が低くなり効果が悪くなる。不織布の目
付については30〜150g/m2 の範囲から表面層、
加飾層の収縮程度により設定する。
【0008】不織布に使用する合成繊維としては、安価
で、塩化ビニルより軟化温度のかなり高いものがよく、
強力は低く、切断し易いものがよく、疎水性で水に濡れ
た場合に水を保持、吸水しないものが良い。天然繊維は
不利であり又、ガラス繊維は適性はあるが、人体に接す
る場合に皮膚に刺さったりするので作業上適さない。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明す
る。塩化ビニル50.1重量%以上の酢酸ビニルとの共
重合体より得られた熱融着繊維30重量%、アクリル繊
維70重量%を混合して目付40g/m2 の不織布
(5)を作成する。これを図1に示すように、軟質塩ビ
シート(1)、該熱融着繊維40重量%と、着色アクリ
ル繊維60重量%の混合による加飾性不織布(2)、半
硬質塩ビ白シート(3)、塩化ビニル100重量部に対
し、炭酸カルシウム250重量部を含む基材層(4)、
前記目付40g/m2 の不織布(5)を、積層した常態
で140℃、圧力30kg/cm2 で5分間加熱圧着し
た後、室温まで冷却した。この結果、反りがなく、平坦
で、着色繊維により加飾された3.0mm厚さの塩化ビ
ニルタイルが得られた。このタイルは300mm角サイ
ズで測定したところ、通常の不織布を使用しないものに
比べて加熱による長さ変化率0.3mm、熱膨張率0.
5×10-4℃と小さく、物性的に優れていた。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば塩化ビニルを基材とする
多層体相互の収縮バランスを調節し、収縮、反りのない
塩化ビニルタイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明タイルの積層状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軟質塩ビシート 2 加飾性不織布 3 半硬質塩ビ白シート 4 塩化ビニル基材 5 不織布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂の多層積層床用タイル
    の製造にあたり、塩化ビニル系共重合物を主成分とする
    熱融着繊維20〜70重量%と、該熱融着繊維より融点
    の高い合成繊維80〜30重量%を混合した目付30〜
    150g/m2 の不織布を、基材下層又は最下層に積層
    し、加熱圧着することを特徴とする塩化ビニルタイルの
    製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061362A1 (fr) * 1999-04-14 2000-10-19 Mitsui Chemicals, Inc. Lamine
EP1219408A2 (en) * 2000-12-27 2002-07-03 Mitsui Chemicals, Inc. Laminated product having surface protection layer
KR100741000B1 (ko) * 2006-02-27 2007-07-19 (주)우경인더스트리 수축팽창방지수단이 구비된 타일

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