JPH0663834U - ターボチャージャのウエストゲート開閉装置 - Google Patents

ターボチャージャのウエストゲート開閉装置

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JPH0663834U
JPH0663834U JP448993U JP448993U JPH0663834U JP H0663834 U JPH0663834 U JP H0663834U JP 448993 U JP448993 U JP 448993U JP 448993 U JP448993 U JP 448993U JP H0663834 U JPH0663834 U JP H0663834U
Authority
JP
Japan
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wastegate
actuator
turbocharger
closing device
rod
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Withdrawn
Application number
JP448993U
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English (en)
Inventor
伸明 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0663834U publication Critical patent/JPH0663834U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターボチャージャのウエストゲート開閉装置
のアクチュエータの耐久性を向上させると共に、このア
クチュエータの作動の円滑化を図る。 【構成】 ターボチャージャ1による加給圧の増加に応
じて作動するアクチュエータ13により連結ロッド機構
15をその軸線方向に移動させ、ウエストゲート8を閉
塞するウエストゲートバルブ14を当該ウエストゲート
8から離れる方向に回動させて、エンジンの排気の一部
をバイパス通路9に迂回させるターボチャージャ1のウ
エストゲート開閉装置11において、前記連結ロッド機
構15を、アクチュエータ13及びウエストゲートバル
ブ14から延びる出力ロッド13d及びロッド24と、
出力ロッド13d及びロッド24を連結するボールジョ
イント25とを備えて構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のエンジンに取り付けられるターボチャージャのウエスト ゲートを開閉し、エンジン加給圧を制御するウエストゲート開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのターボチャージャには、ターボチャージャのオーバランやインレッ トマニホールド内圧力の過上昇を防止するため、ウエストゲートを開閉して排気 ガスの流量を制限するウエストゲート開閉装置が取り付けられている。 従来のウエストゲート開閉装置では、ウエストゲートを開閉可能なウエストゲ ートバルブと、ベロフラム式のアクチュエータとを、このアクチュエータの出力 ロッドをウエストゲートバルブにまで延出させて直接連結していた。
【0003】 アクチュエータの圧力室内には、コンプレッサで加圧されたエンジン吸気が導 かれている。この加圧後のエンジン吸気の圧力が所定圧に達すると、アクチュエ ータが作動し、出力ロッドがその軸線方向に変位する。これにより、ウエストゲ ートバルブがウエストゲートから離れる方向に回動し、ウエストゲートが開いて エンジン排気の一部がバイパス通路に流れ込む。従って、タービンを回転させる エンジン排気の流量が減少し、タービン及びコンプレッサの回転速度が遅くなっ てエンジンのブースト圧を適正値にまで減少させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のウエストゲート開閉装置においては、アクチュエー タの出力ロッドをウエストゲートバルブに直接連結している。この連結部分は、 ウエストゲートバルブが回動した場合、出力ロッドに対して径方向にも変位する ことになり、従って、出力ロッドの往復動が、アクチュエータ本体に対して傾斜 したものになる。このため、ゴム製のベロフラムに偏磨耗が発生しアクチュエー タの耐久性が悪化すると共に、出力ロッドの往復動に対する大きな抵抗力が発生 し、アクチュエータの円滑な作動を妨げる等の問題があった。
【0005】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、アクチュエータの 耐久性を向上させることができると共に、アクチュエータの作動の円滑化を図る ことができるターボチャージャのウエストゲート開閉装置を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、ターボチャージャによる加給圧の 増加に応じて作動するアクチュエータにより連結ロッド機構をその軸線方向に移 動させ、ウエストゲートを閉塞するウエストゲートバルブを当該ウエストゲート から離れる方向に回動させて、エンジンの排気の一部をバイパス通路に迂回させ るターボチャージャのウエストゲート開閉装置において、前記連結ロッド機構は 、アクチュエータ及びウエストゲートバルブから延びる第1及び第2ロッドと、 第1及び第2ロッドを連結するユニバーサルジョイントとを備えて構成したもの である。
【0007】
【作用】
アクチャエータが作動すると、連結ロッド機構が軸線方向に移動し、ウエスト ゲートバルブをウエストゲートから離れる方向に回動させて当該ウエストゲート を開く。この場合、ウエストゲートが回動することに起因して、ウエストゲート バルブと連結ロッド機構との連結部分は、当該連結ロッド機構の径方向にも変位 する。
【0008】 本発明に係るウエストゲート開閉装置では、連結ロッド機構の第1及び第2ロ ッドがユニバーサルジョイントを介して連結されている。従って、ウエストゲー トバルブと連結ロッド機構との連結部分の径方向変位は、第1ロッドには伝達さ れず、アクチュエータの作動は、この径方向変位に影響されない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案に係るウエストゲート開閉装置を装着したターボチャージャの 一実施例を示し、このターボチャージャ1は、タービンハウジング2内に収容さ れたタービンホイール3と、コンプレッサカバー4内に収容されたコンプレッサ ホイール5等より構成されている。図示しないエンジンから排気通路6内に流れ 込んだ排気ガスは、タービンホイール3を高速で回転させる。従って、タービン ホイール3と一体に回転するコンプレッサホイール5は、吸気通路7内の吸気を 加圧する。
【0010】 排気通路6の途中には、ウエストゲート8が設けられている。このウエストゲ ート8からバイパス通路9に流入した排気ガスは、タービンホイール3を迂回し て排気マフラ(図示せず)側に流れる。 ウエストゲート開閉装置11は、アクチュエータ13、ウエストゲートバルブ 機構14及び連結ロッド機構15等より構成されている。アクチュエータ13は 、ベロフラム式のアクチュエータで、例えば、図示しないステーを介してコンプ レッサカバー4に固定されている。
【0011】 アクチュエータ13の圧力室13a内には、コンプレッサホイール5で加圧さ れたエンジン吸気がゴムチューブ17を介して導かれる。そして、圧力室13a 内の圧力が所定値に達すると、リターンスプリング13bのばね力に抗してベロ フラム13cが変位し、出力ロッド13dがその軸線方向に移動する。この出力 ロッド13dは、筒状のガイド18に案内され、当該アクチュエータ13に対し て傾くことなく往復動する。なお、ガイド18は、アクチュエータ13のケーシ ング13eに固定されている。
【0012】 ウエストゲートバルブ機構14は、図2に詳しく示すように、ターボチャージ ャ1側に固定された支軸21と、この支軸21に回動自在に取り付けられたバル ブ本体22と、バルブ本体22に一体化されたアーム23等より構成されている 。バルブ本体22は、ウエストゲート8を閉塞することができる。また、バルブ 本体22は、支軸21を中心にウエストゲート8から離れる方向に回動できる。 バルブ本体22が回動すると、ウエストゲート8は開かれる。
【0013】 連結ロッド機構15は、前述した出力ロッド13dと、ロッド24及びボール ジョイント25より構成されている。出力ロッド13dの先端には、ボールジョ イント25のソケット25aが取り付けられている。ロッド24の一端は、ブラ ケット27を介してアーム23の先端部に回動自在に連結されている。また、ロ ッド24の他端には、ボールジョイント25のスタッド25bが取り付けられて いる。スタッド25bの先端部の球体25cは、ソケット25a内側のシート2 5d内に挿入されている。従って、出力ロッド13dとロッド24とは、出力ロ ッド13dの径方向に相対回動自在である。
【0014】 ターボチャージャ1による加給圧が上昇し、ウエストゲート開閉装置11のア クチュエータ13が作動すると、出力ロッド13dはガイド18に案内されてそ の軸線方向に変位する。従って、ウエストゲートバルブ機構14のアーム23に 連結されたロッド24は、ウエストゲートバルブ22を図2中矢印C方向に回動 させてウエストゲート8を開く。
【0015】 この場合、アーム23は支軸21を中心に回動し、従って、アーム23とロッ ド24の連結部分は連結ロッド機構15の径方向に距離L(図2)だけ変位する 。この変位は、ボールジョイント25の球体25cがシート25dに対して回動 し、ロッド24が出力ロッド13dに対して回動するので吸収され、従って、出 力ロッド13dには伝わらない。このため、出力ロッド13dは、前記径方向の 変位に影響されずにガイド18に案内されて円滑に往復動する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、アクチュエータとウエストゲートバル ブを連結する連結ロッド機構を、アクチュエータ及びウエストゲートバルブから 延びる第1及び第2ロッドと、第1及び第2ロッドを連結するユニバーサルジョ イントとを備えて構成したので、ウエストゲートバルブの回動に起因した第2ロ ッドの径方向の変位が第1ロッドに伝わることがなく、アクチュエータの作動を 円滑なものにすることができると共に、耐久性を向上させることができる等の優 れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したウエストゲート開閉装置の一
実施例を示す断面図である。
【図2】図1の連結ロッド機構の変位状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ターボチャージャ 8 ウエストゲート 11 ウエストゲート開閉装置 13 アクチュエータ 13d 出力ロッド 14 ウエストゲートバルブ 15 連結ロッド機構 24 ロッド 25 ボールジョイント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターボチャージャによる加給圧の増加に
    応じて作動するアクチュエータにより連結ロッド機構を
    その軸線方向に移動させ、ウエストゲートを閉塞するウ
    エストゲートバルブを当該ウエストゲートから離れる方
    向に回動させて、エンジンの排気の一部をバイパス通路
    に迂回させるターボチャージャのウエストゲート開閉装
    置において、 前記連結ロッド機構は、アクチュエータ及びウエストゲ
    ートバルブから延びる第1及び第2ロッドと、第1及び
    第2ロッドを連結するユニバーサルジョイントとを備え
    ることを特徴とするターボチャージャのウエストゲート
    開閉装置。
JP448993U 1993-02-15 1993-02-15 ターボチャージャのウエストゲート開閉装置 Withdrawn JPH0663834U (ja)

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JP448993U JPH0663834U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 ターボチャージャのウエストゲート開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP448993U JPH0663834U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 ターボチャージャのウエストゲート開閉装置

Publications (1)

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JPH0663834U true JPH0663834U (ja) 1994-09-09

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ID=11585512

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JP448993U Withdrawn JPH0663834U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 ターボチャージャのウエストゲート開閉装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970508