JPH0663595B2 - 下水道本管と宅内の排水枡とを連結する取付管の洗浄、検査及び補修方法 - Google Patents

下水道本管と宅内の排水枡とを連結する取付管の洗浄、検査及び補修方法

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JPH0663595B2
JPH0663595B2 JP2218590A JP21859090A JPH0663595B2 JP H0663595 B2 JPH0663595 B2 JP H0663595B2 JP 2218590 A JP2218590 A JP 2218590A JP 21859090 A JP21859090 A JP 21859090A JP H0663595 B2 JPH0663595 B2 JP H0663595B2
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恵一郎 大場
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日総興業株式会社
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、下水道本管と宅内の排水枡とを連結する取付
管の内面に付着した汚れを洗浄する方法と、洗浄した後
取付管にクラック等が発生しているか否かを検査する方
法と、検査の結果、取付管に何等かの欠陥が発見された
場合には該取付管に更新管を挿入することにより補修す
る方法とに関するものである。
(ロ)従来の技術及び本発明が解決しようとする課題 各家庭の汚水は排水枡から取付管を経て下水道本管へと
流れる様になっているので、取付管を洗浄、検査又は補
修しようとする場合には、排水枡の蓋を開き、この排水
枡側から取付管内に洗浄ノズル又はテレビカメラ又は更
新管を挿入することにより該取付管の洗浄、検査又は補
修が一般に行われる。
しかし、戦災を受けていない地域には、上記排水枡が縁
の下等の宅内に存在する場合が尚多く見受けられ、斯か
る場合には、理論上は不可能ではないが、現実的には排
水枡側から取付管の洗浄、検査又は補修を行うことは難
しく、又、下水道本管の直径が600mm程度以下の場合
には下水道本管側から取付管の洗浄等を行うことも困難
であり、その為精巧なロボットを下水道本管内に於て稼
動させることにより洗浄ノズル等を下水道本管側から取
付管内に導入して洗浄等を行う方法も考えられるが、上
記ロボットの開発はコスト高になり勝ちとなる等の欠点
があった。
従って、現在、上記の様な取付管の洗浄、検査又は補修
は事実上不可能に近い状態である為、今後、下水道本管
と宅内の排水枡とを連結する取付管に汚物が停滞して管
内の閉塞や臭気発生の原因となったり、取付管にクラッ
クが発生して汚水が漏出する等の諸問題が多発する虞が
あるので、斯かる取付管の洗浄、検査及び補修を容易に
行うことができる様に何等かの対策を早急に講じる必要
性があった。
本発明は、上記の様な諸問題を解決する為、従来、下水
道の保守・点検に用いられている機器に大幅な改良を施
すことなく、これを利用して多大な開発費を必要とする
ことなく極めて容易に下水道本管と宅内の排水枡とを連
結する取付管の洗浄、検査及び補修を下水道本管側から
行うことができる方法を提供しようとするものである。
(ハ)課題を解決する為の手段 先ず、湾曲管とその一端に接続した延長管とをマンホー
ルから下水道本管に於ける取付管との連結箇所付近に亘
って湾曲管を先頭に挿入する。その後、遠隔操作により
制御される公知の自走式テレビカメラにより上記湾曲管
及び取付管の連結口付近を撮影し、これを映し出した地
上のモニターテレビの画像を見ながら、上記湾曲管を前
後方向へ移動調整すると共に、該湾曲管の先端の、下水
道本管の円周方向に対する向きを調整することにより、
該湾曲管の先端を取付管の連結口に合わせる。次に公知
の洗浄ノズルを上記延長管及び湾曲管内を通過させるこ
とによりこれらに案内させて取付管内に挿入して該取付
管の洗浄を行う。又は、同様に公知のテレビカメラを上
記延長管及び湾曲管内を通過させることによりこれらに
案内させて取付管内に挿入して該取付管の検査を行う。
又は、同様に公知の更新管を上記延長管及び湾曲管内を
通過させることによりこれらに案内させて取付管内に挿
入して該取付管の補修を行う。
(ニ)作用 湾曲管とその一端に接続した延長管は、マンホールから
下水道本管に於ける取付管との連結箇所付近に亘って湾
曲管を先頭に挿入される。従って、延長管の端部を人力
又は機械的に押すか又は引っ張ることにより、湾曲管を
前後方向へ移動調整することは可能である。
又、湾曲管の先端の、下水道本管の円周方向に対する向
きを変えることも困難なことではない。
従って、遠隔操作により制御される公知の自走式テレビ
カメラにより湾曲管及び取付管の連結口付近を撮影し、
これを映し出した地上のモニターテレビの画像を見なが
ら、上記の様に湾曲管を前後方向へ移動調整すると共
に、該湾曲管の先端の、下水道本管の円周方向に対する
向きを調整することにより、該湾曲管の先端を取付管の
連結口に合わせることができる。そして、湾曲管の先端
を取付管の連結口に合わせれば、公知の洗浄ノズル又は
テレビカメラ又は更新管を上記延長管及び湾曲管内を通
過させることによりこれらに案内させて取付管内に挿入
することが可能となり、よって下水道本管と宅内の排水
枡とを連結する取付管の洗浄、検査及び補修を行うこと
ができることとなる。
(ホ)実施例 本発明の実施例を図面に付き説明すれば下記の通りであ
る。
第1図、第2図及び第3図に示す様に、直径200〜6
00mm程度の下水道本管(1)の左側にこれに連通する
マンホール(2)が設けられ、これより右側へ相当離れ
た箇所に取付管(3)の下端が連結され、この取付管
(3)の上端は縁の下等の宅内に存在する排水枡(4)
に連結されている。
斯かる場合に上記取付管(3)の洗浄、検査及び補修を
行うときは、先ず、マンホール(2)に降りた作業員が
該マンホール(2)内に於て、下水道本管(1)の直径
より稍短い高さの湾曲管(5)の一端に、マンホール
(2)から下水道本管(1)内に挿入し得る長さの複数
本の延長管(6)…(6)を順次接続しながら前進させ
て上記湾曲管(5)を取付管(3)との連結箇所付近迄
挿入する。その後、下水道本管(1)内に於ける上記湾
曲管(5)の右側に対向させた、遠隔操作により制御さ
れる公知の自走式テレビカメラ(7)により上記湾曲管
(5)及び取付管(3)の連結口(8)付近を撮影し、
これを映し出した地上のモニターテレビ(図面には示し
てない)の画像を見ながら、延長管(6)の左側端部を
人力又は機械的に押すか又は引っ張ることにより湾曲管
(5)を前後方向(第1図乃至第3図に於て左右方向)
へ移動調整すると共に、上記自走式テレビカメラ(7)
に於ける回転機能を有するカメラヘッド(9)に一体に
固定した左右一対の挟み腕(10)(10)で上記湾曲
管(5)を挟んで必要な角度だけ回動させることによ
り、該湾曲管(5)の先端を取付管(3)の連結口
(8)に合わせる。この場合、湾曲管(5)と延長管
(6)との接続を回動自在とすれば、挟み腕(10)
(10)で湾曲管(5)の先端の、下水道本管(1)の
円周方向に対する向きを容易に変えることが可能であ
る。次に、第1図に示す様に公知の下水管の洗浄装置
(11)、即ち、タンク(12)内の水をポンプ(1
3)により可撓ホース(14)を経て洗浄ノズル(1
5)に送り、そのノズル孔から高圧水を斜め後方へ向け
噴出する式の下水管の洗浄装置(11)に於ける上記洗
浄ノズル(15)を延長管(6)内に位置させてそのノ
ズル孔から高圧水を斜め後方へ向けて噴出させれば、そ
の推進力により洗浄ノズル(15)は前進し、湾曲管
(5)を経て取付管(3)内を上昇して上端部に到達す
るので、このときノズル孔から高圧水を噴出したままの
状態で可撓ホース(14)を巻きもどすことにより洗浄
ノズル(15)を後退させて行けば、取付管(3)の内
面の洗浄と除去された汚泥等の移送及び収集とを行うこ
とができるものである。
この様にして取付管(3)の内面を洗浄したら、次に第
2図に示す様に公知の管内検査用テレビカメラ装置(1
6)、即ち、カメラ制御器(17)にケーブル(18)
を接続し、このケーブル(18)の先端に小径管用のテ
レビカメラ(19)を設けてなる管内検査用テレビカメ
ラ装置(16)に於ける上記テレビカメラ(19)を延
長管(6)に挿入すると共に、ケーブル(18)を押す
ことにより前進させて行けば、該テレビカメラ(19)
は湾曲管(5)を経て取付管(3)内に挿入されるの
で、これによりカメラ制御器(17)のモニターテレビ
(17′)に映し出される取付管(3)の内面の画像に
より取付管(3)にクラック等が発生しているか否かの
検査が行われるものである。
そして、検査の結果、取付管(3)に何等かの欠陥が発
見された場合にはこれを補修する必要が生じるが、その
補修方法の一例として更新管を挿入する方法が考えられ
る。即ち、第3図に示す様にマンホール(2)の入口の
上方に配置したドラム(20)から繰り出される帯材
(21)を、動力ユニット(22)により作動するマン
ホール(2)の底部に設置した製管機(23)により更
新管(24)に加工しつつ延長管(6)…(6)内を前
進させて行けば、該更新管(24)は湾曲管(5)を経
て取付管(3)内に挿入されるので、取付管(3)の全
長に亘って更新管(24)が挿入されたとき、該更新管
(24)を連結口(8)の箇所で切断すれば、取付管の
更新が容易に行われるものである。
尚、延長管(6)は可撓性のものでもよく、この場合に
は、長尺の延長管をマンホール(2)から下水道本管
(1)内に挿入し得るから、湾曲管(5)とその一端に
接続した1本の長尺の延長管とをマンホール(2)から
下水道本管(1)に於ける取付管(3)との連結箇所付
近に亘って湾曲管(5)を先頭に挿入する方法がある。
又、湾曲管(5)の先端の、下水道本管(1)の円周方
向に対する向きを変える為の方法は、上記実施例で示し
た方法に限定されない。その他、例えば遠隔操作により
制御され、上記公知の自走式テレビカメラ(7)と同様
な自走機能と回転駆動部とを有し、且つ該回転駆動部に
湾曲管(5)を挟む左右一対の挟み腕を一体に固定して
なる装置を使用する方法とか、又は、上記公知の自走式
テレビカメラ(7)の前端部に回転駆動部を設け、該回
転駆動部に湾曲管(5)を挟む左右一対の挟み腕を一体
に固定して該挟み腕を使用する方法等がある。
(ハ)発明の効果 上記の様に本発明は、従来、下水道本管と宅内の排水枡
とを連結する取付管の洗浄、検査及び補修を行うことが
極めて困難であったのに対し、これを多大な開発費を必
要とすることなく、僅かな設備費を導入すると共に、既
存の機器に多少の改良等を施すことにより解決すること
ができるから、当業界に大きな貢献を為し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は取付管の洗浄方法を示す一部切欠き正面図。 第2図は取付管の検査方法を示す一部切欠き正面図。 第3図は取付管の補修方法を示す一部切欠き正面図。 第4図は第1図に示すA−A線の断面図である。 図中 (1)は下水道本管。 (2)はマンホール。 (3)は取付管。 (4)は排水枡。 (5)は湾曲管。 (6)は延長管。 (7)は自走式テレビカメラ。 (8)は連結口。 (15)は洗浄ノズル。 (19)はテレビカメラ。 (24)は更新管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲管とその一端に接続した延長管とをマ
    ンホールから下水道本管に於ける取付管との連結箇所付
    近に亘って湾曲管を先頭に挿入した後、遠隔操作により
    制御される公知の自走式テレビカメラにより上記湾曲管
    及び取付管の連結口付近を撮影し、これを映し出した地
    上のモニターテレビの画像を見ながら、上記湾曲管を前
    後方向へ移動調整すると共に、該湾曲管の先端の、下水
    道本管の円周方向に対する向きを調整することにより、
    該湾曲管の先端を取付管の連結口に合わせ、次に公知の
    洗浄ノズル又はテレビカメラ又は更新管を上記延長管及
    び湾曲管に案内させることにより取付管内に挿入して、
    該取付管の洗浄又は検査又は補修を行うことを特徴とす
    る、下水道本管と宅内の排水枡とを連結する取付管の洗
    浄、検査及び補修方法。
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DE4417265C1 (de) * 1994-05-17 1995-08-31 Trienekens Entsorgung Gmbh Spül- und Inspektionsvorrichtung für Drainagerohre in Deponien
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