JPH0613890Y2 - 下水管工事用循環排水装置 - Google Patents

下水管工事用循環排水装置

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JPH0613890Y2
JPH0613890Y2 JP6712090U JP6712090U JPH0613890Y2 JP H0613890 Y2 JPH0613890 Y2 JP H0613890Y2 JP 6712090 U JP6712090 U JP 6712090U JP 6712090 U JP6712090 U JP 6712090U JP H0613890 Y2 JPH0613890 Y2 JP H0613890Y2
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JP
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pipe
manhole
sewer pipe
sewer
pump
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JP6712090U
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JPH0426295U (ja
Inventor
信夫 加藤
Original Assignee
株式会社エヌ・ケイエンジニアリング
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地中に埋設される人間がマンホールに入れる
程度の各種下水管の内部に滞積した土砂、汚泥及び異物
等の除去清掃と、各下水管の損傷箇所等の交換又は補修
等をするための下水管工事用循環排水装置に関するもの
である。
(従来の技術) 近年産業の発展に伴い都市及びその周辺の人口の増加は
著しくなり、従って下水設備は漸時大型化される現状で
ある。そして、下水管の内部に於ける土砂、汚泥及び異
物の滞積が著しいものである。それに伴う清掃方法につ
いては、従来は、推進工法や、オープンカツト工法、人
間が入つて作業する工法もあるが、これ等は作業期間中
に下水の使用を中止しなければならない欠点があるため
非常に不便であると共に、ガス抜き等の作業もあり、附
近の住民は大変に不自由を感ずるものである。そして、
現在では下水掃除に対して決定的な清掃方法が無い現状
である。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上述の問題点を解決するためのものであつ
て、下水管の補修期間中でも流動物を停止することなく
流出でき、且つ下水管内の土砂、汚泥及び異物等の清掃
作業期間中でも停止することなく使用できたら大変に便
利であると共に、清掃作業が安心してできるようにした
ものである。
また、1スパンの区間の補修及び掃除をも容易にできる
循環排水装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案における循環排水装
置は、マンホール(12)とマンホール(12)との間の下水管
(1)を補修するのに、前記マンホール(12)とマンホール
(12)との補修しない下水管(1)(1)の端部に各々止水気密
部材(2)(2)を装設する。
前記止水気密部材(2)の一方に送流管(3)を連通すると共
に、該送流管(3)を地上に延設してある。そして、前記
送流管(3)の先端に点検スクリーン箱(4)とポンプ(5)を
連結する。このポンプ(5)に排流管(6)を連結すると共
に、この排流管(6)の先端を他方のマンホール(12)に挿
通し、その排流管(6)の先端を前記他方のマンホール(1
2)内の下水管(1)に装設してある該止水気密部材(2)に連
通するようにしたものである。
(作用) 本考案は上述の如き構成よりなり、今この用法を説明す
ると、マンホール(12)と(12)との間に沈滞した土砂等を
排除又は補修する場合には、図面に示す如く、マンホー
ル(12)(12)の補修しない下水管(1)(1)の端部に止水気密
部材(2)(2)を装設して流出を防止する。この止水気密部
材(2)(2)には略中央に挿通した吸入管(8)を経て、流入
側よりの流出量が所定量に達すると溜水量センサー(7)
が作動して地上に設置したポンプ(15)を回転して溜水を
吸入管(8)よりバイパスの役目をする送流管(3)を経て他
方のマンホール(12)内にポンプ(15)によつて排流管(6)
に送られる。排流管(6)に送られた排水は他方のマンホ
ール(12)に装設してある止水気密部材(2)の吸入管(8)が
排出側となつて補修しない下水管(1)に排出する。従っ
て、この間に地上より掘土して下水管(1)(1)を交換した
り補修したりする。また、下水管(1)の内部の滞積物を
掻き出すものである。そして、この作業中でも流出物は
連続して排水されマンホール(12)(12)間の作業が完了し
た後に、不用となつた止水気密部材(2)の空気を抜いて
小さく分解して、次のスパン間に順次前記操作を繰り返
して移行し、下水管の補修をするものである。なお、該
止水気密部材(2)の近傍には溜水の量に応じて作動する
溜水量センサー(7)が装設され、常時作動するため流出
量の心配は皆無となる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面について説明すると、第1
図に示す如く、各種の下水管(1)(1)は、マンホール(12)
(12)に連通埋設され、このマンホール(12)とマンホール
(12)とのスパン間の補修下水管部(10)の下水管(1)を補
修する場合には、マンホール(12)(12)内の補修しない下
水管(1)に各々止水気密部材を膨張圧接する。この止水
気密部材(2)は、合成樹脂、合成護謨等の材料より構成
され、外周は円形のチユーブ状になつている。また、こ
の止水気密部材(2)は、略中央に貫通した吸入管(8)を挿
通してある。該吸入管(8)には、マンホール(12)内に縦
設した送流管(3)を連結してある。この送流管(3)はマン
ホール(12)より地上に延設され、地面(11)に設置されて
点検できる点検スクリーン箱(4)に接続される。この点
検スクリーン箱(4)には、ポンプ(5)が連結されている。
該ポンプ(5)には、排流管(6)を連結してある。該排流管
(6)は、他方のマンホール(12)に地面より縦挿され、補
修しない下水管(1)の端部に装設された止水気密部材(2)
の該吸入管(8)に連結してある。この他方のマンホール
(12)に位置する吸入管(8)は、この場合には排出管の役
目を果たすようになつている。符号(7)は、溜水量セン
サーであつて、該止水気密部材(2)に隣接して装設さ
れ、下水管(1)に流入する排水量を所定水位になると作
動するようになつている。(10)は、工事区間の補修下水
管部を示し、モーター(14)は、該送流管(3)と排流管(6)
との間に位置する該ポンプ(5)を作動するものである。
(15)は、分電配電盤であつて、各々マンホール(12)(12)
を通じて該止水気密部材(2)(2)にゴムホース(18)を経て
空気を注入するコンプレツサー(17)及びマンホール(12)
(12)内に空気を送風機(19)の各々の導電線(16)(16)を接
続している。符号(20)は、該送風機(19)に連結されたマ
ンホール(12)内に送る排風管を示したものである。
(考案の効果) 本考案の工事用循環排水装置によれば、マンホールとマ
ンホールとの1スパンを容易に区切ってその間の土砂、
汚泥及び異物等を容易に排除する作業と、下水管の取換
補修作業も排水を継続流動しながらでもできると云う従
来にない優れた効果がある。
また、本考案の下水管の取換作業は、排水の少ない時又
は停止をした時間内に作業をすると云う制約がないと云
う非常に優れた効果がある。そして、止水気密部材の一
方に送流管を連通し、この送流管を地上に延設して、そ
の先端を他方の排流管に連結して排流するようにしたも
ので、下水管の掘り換えや、下水管内の各種固形物を容
易に排除できると共に、管内に邪魔する流出管等が無い
ため清掃等が極めて容易にできる効果がある。また、送
流管の先端を地上に設置した点検スクリーン及びポンプ
に連結しているので、接続作業が簡単であると共に、故
障等の際には修理が容易にできる効果と、狭いマンホー
ル内の作業でないので作業能力が著しく向上する効果が
ある。更に、該ポンプに他方のマンホールに挿通する排
流管を連結したことによつて、補修下水管部には、何等
障害となることなく、下水管の交換又は内部の除去清掃
が極めて安全確実にできる効果と、該排流管の先端を他
方のマンホールに設置した止水気密部材に対して容易に
接続するだけで所期の目的を容易に達成できると云う従
来にない優れた作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の循環排水装置の全体の一部欠除した縦
断面図、第2図は同じく一部欠除した要部の拡大した側
面図である。符号(1)は下水管、(2)は止水気密部材、
(3)は送流管、(4)は点検スクリーン箱、(5)はポンプ、
(6)は排流管、(7)は溜水量センサー、(8)は吸入管、(1
0)は補修下水管部、(11)は地面、(12)はマンホール、(1
5)は分電配電盤、(17)はコンプレーサー、(20)は排風管
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホールとマンホールとの間の下水管を
    補修する下水管工事用循環排水装置に於いて、前記マン
    ホールとマンホールとの補修しない下水管の端部に各々
    止水気密部材を装設し、該止水気密部材の一方に送流管
    を連通すると共に、該送流管を地上に延設し、前記送流
    管の先端に点検スクリーン箱及びポンプを連結し、該ポ
    ンプに排流管を連結すると共に、該排流管の先端を他方
    のマンホールの該止水気密部材に連通したことを特徴と
    する下水管工事用循環排水装置。
JP6712090U 1990-06-25 1990-06-25 下水管工事用循環排水装置 Expired - Lifetime JPH0613890Y2 (ja)

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JPH0426295U JPH0426295U (ja) 1992-03-02
JPH0613890Y2 true JPH0613890Y2 (ja) 1994-04-13

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ID=31600416

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997012098A1 (fr) * 1995-09-27 1997-04-03 Komatsu Ltd. Installation mobile d'epuisement pour travaux d'installation sur des sections d'egouts
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JP2013189811A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Tohoku Turbo Kogyo:Kk 下水管の止水栓装置,下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法
JP5694594B1 (ja) * 2014-08-12 2015-04-01 環境技術サービス株式会社 止水栓装置、下水管の排水システム、及び下水の排水方法

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