JP4611238B2 - 合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム - Google Patents
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また、この放流管渠への流入部に適当な高さの越流堰を設け、越流堰で雨水流入量を調整するようにしているが、降雨初期の増水に伴って河川、海域、湖沼等やその他の施設への越流水には、汚水の一部が未処理の状態で、さらには合流式管渠では道路面のごみや汚物等を含んでおり、これらは、越流部分から直接河川、海域、湖沼等や貯留池へと流れ込むため、利水における障害となったり、放流水域を汚濁する。
これを防止するため、合流管渠の主幹線から越流雨水幹への落ち口である雨水吐き室内にごみや汚物等の夾雑物の公共水域への流出を防止するための除塵装置を配設している。
また、下記特許文献1に示されるように、スクリーンが稼働中にライトを点灯させるなどの方法もあるが、降雨時の確認は可能であっても、降雨終了時には機器が停止してしまうため、スクリーンが稼働していたかを確認することができなかった。
そして、データ収集に際しては、マンホール蓋の開放のみで、マンホール内での作業がなく、酸欠測定や照明灯設備の準備も必要がなく、周辺の交通規制等も短時間で行うことが可能となる。
そして、データ収集に際しては、マンホール蓋の開放のみで、マンホール内での作業がなく、酸欠測定や照明灯設備の準備も必要がなく、周辺の交通規制等も短時間で行うことが可能となる。
また、越流堰14の下流側でかつスクリーンSにて濾過された越流水の放流水路12との間には、スクリーンSを経て放流水路12に流下する越流水の流下水圧にて回転する水車3を配設し、前記回転ブラシBをこの水車3により回転するように構成している。
なお、雨水吐き室10の上部には、水車3やスクリーンS等の装置の設置及び点検用のマンホール2が形成されている。
稼働検出手段41は、本実施例では磁気回転センサを用いており、水車3の回転を磁気誘導にて電気パルスに変換して回転数や走行距離とし、表示手段42に数値として表示することができる。
このような稼働検出手段41や表示手段42としては、例えば、自転車用のスピードメータ機器を利用し、走行距離から水車3の回転数を割り出すことが可能であり、簡単に設置でき電源の供給や特別な制御機器も不要である。
また、他の稼働検出手段41としては、水車3又は回転ブラシBの回転時間を検出したり、あるいは水車3又は回転ブラシBに設置した発電機6の発電量を検出したりすることにより、水車3又は回転ブラシBの回転状態を量的に検出することができる。
なお、このスクリーン部材Soを越流堰14の上方位置にて、ブラシ軸Boを回転可能に配設する際、越流雨水の水位は、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、スクリーン部材Soの中心位置付近になるように設定し、これにより、スクリーン部材Soの上部は水面位置より上部に突出し、下部は水面に没するようにし、越流雨水に含まれるごみ(夾雑物)を濾過により除去できるようにした濾過部とする。
一方、ケーブル8aは、発電機6にて発電される電力を蓄電池等の内部電源装置へ給電することもでき、この場合、発電機6からの給電にて内部電源装置へ充電できるよう充電回路(図示省略)を形成するようにする。
データ収集手段5の上部には、稼働検出手段41の表示手段42が配設されており、稼働検出手段41の検出結果と、水位及び流速検出手段7の検出結果が、マンホール2の蓋を開けると目視確認することができる。
この場合、ケーブル8cは、発電機6にて発電され、蓄電池等の内部電源装置へ給電、充電した電力を、カメラ9に給電するようにしている。
雨水等が合流式管渠1の流水路11を流れ込み、流水路11に接続された雨水吐き室10内に流入するが、この流入水の液面を常に水位及び流速検出手段7にて監視されているので、雨天時など多量の雨水が流れ込むことにより、水位が上昇して設定された水位に達すると、雨水吐き室10内に形成した越流堰14を経て越流雨水幹へ流れ落ちる。
この越流水は、まず越流堰14の上方位置に配設されたスクリーン部材Soの内側から外側方向に向かって流れ、その間に濾過が行われ、越流水中に含まれていたごみはスクリーン部材Soの内表面に付着し、回転するブラシ軸Boで除去されるとともに、この越流堰14を経て越流雨水幹へ流れ落ちる越流水の水圧を受けて水車3はゆっくりと回転する。
水車3とブラシ軸Bo間にはチェン又はタイミングベルト等を張架しているので、この動力伝達手段を介して水車3の回転駆動力がブラシ軸Boに伝達されてブラシ軸Boはゆっくりと回転する。
なお、水位及び流速検出手段7にて検出されたデータは、ケーブル8bを介してデータ収集手段5に伝えられ、記録される。
表示手段42は、水車3のトータルの積算回転数と、リセット後の積算回転数(運転回転数)をデジタル表示することができる。
また、水車3の回転にて発電機6も稼働されるようになり、データ収集手段5に内蔵された内部電源装置にケーブル8aを介して充電される。この内部電源装置の電力にて外部電力を用いることなく各種のデータがデータ収集手段5に記録することができる。
なお、データ収集手段5に記録された画像データは、定期検査時にデータ収集手段5から出力して検証するほか、無線又は有線の通信手段を介して、随時検証できるようにすることもできる。
そして、データ収集に際しては、マンホール蓋21の開放のみで、マンホール2内での作業がなく、酸欠測定や照明灯設備の準備も必要がなく、周辺の交通規制等も短時間で行うことが可能となる。
この場合、稼働検出手段41が、水車3又は回転ブラシBの回転数や回転時間、あるいは水車3又は回転ブラシBに設置した発電機6の発電量を検出することにより、水車3又は回転ブラシBの回転状態を量的に検出することができる。
そして、データ収集に際しては、マンホール蓋21の開放のみで、マンホール2内での作業がなく、酸欠測定や照明灯設備の準備も必要がなく、周辺の交通規制等も短時間で行うことが可能となる。
10 雨水吐き室
11 流入路
12 放流水路
13 遮集水路
14 越流堰
2 マンホール
21 蓋
3 水車
41 稼働検出手段
42 表示手段
5 データ収集手段
6 発電機
7 水位及び流速検出手段
8a ケーブル
8b ケーブル
8c ケーブル
9 カメラ
B 回転ブラシ
Bo ブラシ軸
S スクリーン
So スクリーン部材
Claims (5)
- 合流式管渠内の越流堰の上方位置に配設したスクリーンの目詰まりを防止する回転ブラシを、越流堰の下流側でかつスクリーンにて濾過された越流水の放流部との間に配設され、スクリーンを経て放流部に流下する越流水の流下水圧にて回転する水車にて回転するように構成した無動力式スクリーンにおいて、水車又は回転ブラシの回転状態を量的に検出する稼働検出手段と、マンホールの入口に設置され、該稼働検出手段の検出結果を量的に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム。
- 稼働検出手段が、水車又は回転ブラシの回転数を検出することを特徴とする請求項1記載の合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム。
- 稼働検出手段が、水車又は回転ブラシの回転時間を検出することを特徴とする請求項1記載の合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム。
- 稼働検出手段が、水車又は回転ブラシに設置した発電機の発電量を検出することを特徴とする請求項1記載の合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム。
- 合流式管渠内の越流堰の上方位置に配設したスクリーンの目詰まりを防止する回転ブラシを、越流堰の下流側でかつスクリーンにて濾過された越流水の放流部との間に配設され、スクリーンを経て放流部に流下する越流水の流下水圧にて回転する水車にて回転するように構成した無動力式スクリーンにおいて、合流式管渠内に設置したカメラによりスクリーンの稼働状態を撮影し、データ収集手段に記録するようにしたことを特徴とする合流式管渠におけるスクリーンの稼働管理システム。
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