JPH0663544U - 半自動引出し式テープカッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】片手で容易にテープの引出しと貼付け及び切断
ができると共に、目的とするところにテープを貼付けな
がら、テープの引出し及び切断を行うことにより、ちょ
うど必要とする長さのテープの貼付けが可能なテープカ
ッターを提供する。 【構成】テープホルダー１の先端にテープ３を切断する
為の刃６を設け、ホルダー１の下部にテープ３を一時的
に固定する為の粘着リング４を設けたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各種テープの収納、貼付け及び切断するための文房具に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、テープを収納するホルダーの先端にテープを切断するための刃 を取付けたテープカッターがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ）テープを引き出すためには、テープホルダーを片手で押え、もう一方 の手でテープの先端を引き出す必要があった。 （ロ）テープを切断する場合には、目測で必要とする長さを引き出した後、 切断を行うため必要とする長さに比べて短すぎる又は長すぎるといった 不都合があった。 （ハ）テープを貼付けるためには、一端テープホルダーを下に置き、両手で テープの両端を持ちながら貼付ける必要があった。 以上のように、従来のテープカッターでは片手で必要とする長さのテープ を円滑に貼付けることが困難であった。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

本考案は、以上のような不都合を除去するために為されたもので、テープ を収納するテープホルダーの先端にテープを切断するための刃と、ホルダー の下部にテープを一時的に固定するための粘着リングを設けたものである。

【０００５】

【作用】

本考案のテープカッターを使用する場合は、まずテープホルダーを片手で 持ち粘着リングに固定されたテープの接着面を目的とするところに押し付け ながら、必要とする長さまでテープを引き出すことにより、片手で容易にテ ープの引出しと貼付けができる。また、テープの回転軸を指で固定しテープ をホルダーの先端に付いた刃に押し付けることにより、片手でテープを切断 することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図１に基づき説明する。 図１において、テープホルダー１の回転中軸２はテープ３を固定するため のものであり、テープの回転に合わせて回転するようになっている。 また、粘着リング４は中軸５によってテープホルダー１に固定されており 、自由に回転するようになっている。 本考案を使用する時は、あらかじめテープ３の先端を引出して粘着リング ４に固定しておく。この場合、テープの接着面は粘着リング４とは逆の面と する。 次に、実際にテープの貼付けを行う場合は、片手でテープホルダー１を持 ち、粘着リング４に固定されたテープの接着面を目的とするところに押し付 けながら、必要とする長さまでテープを引出しテープの貼付けを行う。この 場合粘着リング４の粘着力は、テープ３の接着力に比べ弱いものとすること によりテープの貼付けを疎外することはない。 テープを切断する場合は、ホルダーの回転中軸２を指で固定することによ り、テープの回転を止めると共に、テープホルダー１を傾けてテープ３をホ ルダーの先端に付いた刃６に押し付けることにより、片手でテープを切断す ることができる。 また、切断後のテープ３は、粘着リング４に一時的に固定される為、引き 続きテープの貼付けを行うことができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば片手で容易にテープの引出しと貼付け及び 切断ができると共に、目的とするところにテープを貼付けながらテープの引 出し及び切断を行うため、必要とする長さに比べて短かすぎる又は長すぎる といった不都合を除去することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の一部を切り欠いた図面である。

【符号の説明】

１ テープホルダー ２ 回転中軸 ３ テープ ４ 粘着リング ５ 中軸 ６ 刃

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】テープを収納するテープホルダーと、この
   ホルダーの先端に取付けた刃とホルダーの下部に取り付
   けた粘着リングからなるテープカッター