JPH0663509U - 把持具 - Google Patents

把持具

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JPH0663509U
JPH0663509U JP1135993U JP1135993U JPH0663509U JP H0663509 U JPH0663509 U JP H0663509U JP 1135993 U JP1135993 U JP 1135993U JP 1135993 U JP1135993 U JP 1135993U JP H0663509 U JPH0663509 U JP H0663509U
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輝行 福井
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エヌケーイー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を締着してなる帯状材の係止作業が容易
で、かつ物品の損傷をなくする。 【構成】 物品Bを締着してなる帯状材Cを物品外表面
bから浮き上がらせる剥離爪3aをもった帯状材剥離片
3と、上記剥離爪3aの剥離で物品外表面bから浮き上
がらせた帯状材Cを係止して上記物品Bを吊り上げる係
止爪4aをもった吊持片4とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、帯状材で締着された物品を吊持して把持する把持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば、新聞や雑誌などの物品を積層し、合成樹脂製の帯状材を巻回 して締着し、これを運搬する場合、その荷積みの揚げ下ろしを手作業で行なって いるため、その労力の軽減が強く要望されている。 上記のように帯状材で締着された物品を把持する把持具を構成する場合、帯状 材それ自体を係止爪で係止して吊持するのが最も簡便な手段である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記帯状材は物品の外表面に密接して巻回されているため、その両 者の間隙に係止爪を挿入させることがきわめて困難であり、これを強いて実行す ると、上記係止爪でもって新聞や雑誌などの物品を損傷させるおそれがある。
【0004】 この考案は上記課題を解決するためになされたもので、物品を締着してなる帯 状材の係止作業が容易で、かつ物品の損傷のおそれのない把持具を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による把持具は、物品を締着してなる帯状材を物品外表面から浮き上 がらせる剥離爪をもった帯状材剥離片と、上記剥離爪の剥離で物品外表面から浮 き上がらせた帯状材を係止して上記物品を吊り上げる係止爪をもった吊持片とを 具備したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
この構成によれば、剥離爪でもって帯状材を物品外表面から浮き上がらせたの ち、係止爪を挿入して上記帯状材に係止させるため、上記帯状材に対する上記吊 持片の係止作業が容易で、かつ物品の損傷のおそれがない。 つまり、剥離爪は帯状材を物品外表面から浮き上がらせるのに適した前すくい 角に構成するとともに、係止爪は帯状材を係止して把持するのに適した前すくい 角に構成することができる。 したがって、剥離爪でもって帯状材を物品外表面から容易に浮き上がらせ、こ の浮き上った帯状材に係止爪を挿入すれば、物品を損傷させることなく、安定し た状態で上記物品を吊持片に把持させることができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は、この考案による把持具の一例を示す正面図である。 同図において、1は把持ロッドで、この把持ロッド1の両端部には、1対の把 持用ハンドル2がスプライン1aとスプラインナット2aによって軸移動可能で かつ回転不能に嵌合されている。上記各把持用ハンドル2には、剥離爪3aをも った帯状材剥離片3と、係止爪4aをもった吊持片4とが設けられている。
【0008】 すなわち、上記各吊持片4は平板状のブラケツトを互いに対向配置して構成さ れ、その上端部4bが上記各ハンドル2に垂下して固定されるとともに、下端部 を上記ロッド1の軸方向内方Dへ折曲して係止爪4aが形成されている。 上記各吊持片4にはその中間部に軸受部材5が固定され、この軸受部材5の軸 部5aに上記帯状材剥離片3が回動可能に支持されている。上記帯状材剥離片3 は平板状のブラケツトを上記吊持片4に対向配置して構成され、その上端部3b と吊持片4との間に引っ張りばね6が架設されるとともに、下端部を上記ロッド 1の軸方向内方Dへ折曲して剥離爪3aが形成されている。
【0009】 また、上記各吊持片4にはその中間部に軸受部材7が固定され、この軸受部材 7の軸部7aにロックレバー8が上記把持ロッド1にほぼ平行にして支持され、 その先端部8aに形成された係止溝8bが上記帯状材剥離片3の上端部3bに形 成された係合孔3cに係脱可能に係合されている。 なお、9は上記各吊持片4に固定されたストツパで、上記帯状材剥離片3の回 動位置を規制する。また、10は上記把持ロッド1の吊上げ用ブラケツトである 。
【0010】 つぎに、上記構成の動作について説明する。 いま、たとえば、新聞や雑誌などの物品Bを積層し、合成樹脂製の帯状材Cで 巻回して締着し、これを運搬する荷積み作業において、上記物品Bの上に把持具 Aをそのハンドル2の把持にて配置する。 すなわち、上記把持具Aを上記吊上げ用ブラケツト10を介して他の吊持装置 (図示せず)で吊持して、物品Bの上に載置し、各対応する剥離爪3aおよび係 止爪4aを帯状材Cの外方に配置する。
【0011】 この状態で、たとえば右側のハンドル2を把持ロッド1に沿って、上記ロッド 1の軸方向内方Dへ移動させると、図2の(A) で示すように、剥離爪3aでもっ て帯状材Cの端辺部dを物品外表面bから浮き上がらせることができる。 すなわち、上記剥離爪3aは、すくい角θ1が鋭角、たとえば30度に形成さ れているため、上記帯状材Cの端辺部dに当接した際、上記端辺部dに係止され て、上記帯状材Cと物品外表面bとの間に容易に食い込んで、上記帯状材Cの端 辺部dを物品外表面bから的確に浮き上がらせることができる。
【0012】 さらに、上記ハンドル2を軸方向内方Dへ移動させると、図2の(B) で示すよ うに、剥離爪3aでもって帯状材Cを物品外表面bから浮き上がらせることがで きる。 すなわち、上記帯状材剥離片3は、上端部3bの係合孔3cがロックレバー8 の係止溝8bに係合され、かつ、上記剥離爪3aは、すくい角θ1が鋭角、たと えば30度に形成されているため、上記帯状材Cの端辺部dに当接した際、上記 端辺部dに係止されて、上記帯状材Cと物品外表面bとの間に容易に食い込んで 、上記帯状材Cを物品外表面bから的確に浮き上がらせることができる。
【0013】 つぎに、上記ハンドル2を軸方向内方Dへ移動させながら、上記ロックレバー 8を矢印E方向へ回動させて、上記帯状材剥離片3との係合を解除すると、図2 の(C) で示すように、上記帯状材Cが物品外表面bへ復帰しようとする引っ張り 力Fでもって、上記帯状材剥離片3を引っ張りばね6のばね力に抗して軸部5a のまわりに矢印G方向へ回動させる。 これによって、上記剥離爪3aと帯状材Cとの係止が解除されて、図2の(D) で示すように、上記帯状材Cを吊持片4の係止爪4aの上面に載置し、この係止 爪4aに上記帯状材Cを係止させることができる。
【0014】 したがって、上記帯状材Cに対する上記吊持片4の係止作業が容易で、かつ物 品Bの損傷のおそれがない。 つまり、剥離爪3aは帯状材Cを物品外表面bから浮き上がらせるのに適した 、たとえば30度の鋭角をもったすくい角θ1に構成するとともに、係止爪4a は帯状材Cを係止して把持するのに適した、たとえば90度ないしそれ以上の鈍 角をもったすくい角θ2に構成することができる。 したがって、剥離爪3aでもって帯状材Cを物品外表面bから容易に浮き上が らせ、この浮き上った帯状材Cに係止爪4aを挿入すれば、物品Bを損傷させる ことなく、安定した状態で上記物品Bを吊持片4に把持させることができる。
【0015】 上述のことは、左側のハンドル2についても同様であるから、その詳しい説明 を省略する。 なお、上記実施例において、引っ張りばね6のばね力を強力にすれば、上記ロ ックレバー8を適宜省略することができる。 また、図3で示すように、剥離爪3aの背面に軸受部材12で支持されたロー ラ13を設けることにより、帯状材Cを物品外表面bから浮き上がらせる動作の 安定を確保することができる。
【0016】 図4は、この考案による把持具の他の例を示す要部の正面図である。 同図において、吊持片4には、その中間部に上下方向へ延びる軸部14をもっ た軸受部材15が固定されるとともに、上記軸部14に可動子16がスプリング 14aのばね力に抗して上下方向へ摺動可能に嵌合されている。 また、上記可動子16には前述した軸受部材5が固定されるとともに、この軸 受部材5の軸部5aに上記帯状材剥離片3の中間部が回動可能に支持され、さら に、上記ロックレバー8の先端部8aの下面には、上記可動子16を押圧する押 圧部8cが突設されている。 上記構成において、ロックレバー8を矢印E方向へ回動させ、その先端押圧部 8cでもって、上記軸受部材5および可動子16をスプリング14aのばね力に 抗して矢印J方向へ押し下げながら、図1におけるハンドル2を把持ロッド1に 沿って、上記ロッド1の軸方向内方Dへ移動させると、剥離爪3aでもって帯状 材Cの端辺部dを物品外表面bから一層容易かつ的確に浮き上がらせることがで きる。
【0017】 図5は、この考案による把持具のさらに他の例を示す正面図である。 同図において、図1と相違する点は、左右の各ハンドル2をエアシリンダ17 でもって駆動する構成としたことにあり、同一部分には同一の符号を付して、そ の詳しい説明を省略する。 すなわち、一方の把持用ハンドル2には可動台18を介してエアシリンダ17 が固定され、他方の把持用ハンドル2には可動台19を介して上記エアシリンダ 17のピストンロッド20が固定されている。 上記エアシリンダ17には、他方の把持用ハンドル2に固定されたエア切換弁 21およびエアパイプ22を介して、エアHが上記エアシリンダ17に供給され 、上記両ハンドル2を順次軸方向内方Dへ往復移動させることができ、その往復 移動の労力を一層軽減することができる。
【0018】 上記各実施例においては、帯状材剥離片3を軸部5aのまわりに回動させるも のについて説明したけれども、図6で示すように、上記帯状材剥離片3を短寸に 形成し、この剥離片3に軸方向内方Dへ延びる軸部23を固定するとともに、こ の軸部23を吊持片4に摺動可能に嵌合し、上記剥離片3と吊持片4との間にス プリング24を介装して、軸方向内方Dへ往復移動させる構成とすることができ る。 上記構成において、吊持片4を軸方向内方Dへ移動させ、剥離爪3aを帯状材 Cに当接させると、上記帯状材剥離片3が軸部23の案内でスプリング24のば ね力に抗して、その剥離爪3aでもって帯状材Cの端辺部dを物品外表面bから 浮き上がらせることができる。 さらに、上記吊持片4を軸方向内方Dへ移動させると、剥離爪3aが後退して 、物品外表面bから浮き上がった帯状材Cを吊持片4の係止爪4aの上面に載置 し、この係止爪4aに上記帯状材Cを係止させることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、物品の帯状材を剥離片でもって、物品外表 面から浮き上がらせたのち、上記帯状材を係止爪に係止させて、上記物品を吊持 片で吊り上げるものであるから、上記物品の吊持作業が容易で、かつ物品の損傷 のおそれのない把持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による把持具の一例を示す正面図であ
る。
【図2】同把持具の動作説明図である。
【図3】同把持具の要部の変形例を示す正面図である。
【図4】同把持具の他の例を示す要部の正面図である。
【図5】同把持具のさらに他の例を示す要部の正面図で
ある。
【図6】同把持具の要部の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
3 帯状材剥離片 3a 剥離爪 4 吊持片 4a 係止爪 A 把持具 B 物品 C 帯状材 b 物品外表面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を締着してなる帯状材を物品外表面
    から浮き上がらせる剥離爪をもった帯状材剥離片と、上
    記剥離爪の剥離で物品外表面から浮き上がらせた帯状材
    を係止して上記物品を吊り上げる係止爪をもった吊持片
    とを具備したことを特徴とする把持具。
JP1993011359U 1993-02-18 1993-02-18 把持具 Expired - Lifetime JP2573463Y2 (ja)

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JPH0663509U true JPH0663509U (ja) 1994-09-09
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007089A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Howa Mach Ltd 吊り具
JP2014073898A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Nippon Steel & Sumitomo Metal 長尺リンク吊具

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JP2009007089A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Howa Mach Ltd 吊り具
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