JPH0663323B2 - 防水工法 - Google Patents

防水工法

Info

Publication number
JPH0663323B2
JPH0663323B2 JP18126988A JP18126988A JPH0663323B2 JP H0663323 B2 JPH0663323 B2 JP H0663323B2 JP 18126988 A JP18126988 A JP 18126988A JP 18126988 A JP18126988 A JP 18126988A JP H0663323 B2 JPH0663323 B2 JP H0663323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
adhesive
waterproof
permeable
permeable waterproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18126988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0230841A (ja
Inventor
克章 関原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP18126988A priority Critical patent/JPH0663323B2/ja
Publication of JPH0230841A publication Critical patent/JPH0230841A/ja
Publication of JPH0663323B2 publication Critical patent/JPH0663323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建造物の屋上や屋内の床面などを構成するセ
メント系下地の防水工法に関する。
〔従来の技術〕
従来、建造物の屋上におけるコンクリート下地の防水工
法としては、コンクリート下地面に、アスファルト、ゴ
ムアスファルトコンパウンド、合成樹脂などの非透湿性
の防水性接着剤の全面塗布を介して、アスファルト防水
シート、合成高分子防水シートを貼着し、その上には押
さえ保護層を設けないいわゆる露出防水工法が行われて
いる。かゝる防水工法では、太陽熱の影響により、下地
コンクリートに含まれる水分が気化膨脹して該防水シー
トを押し上げ防水層の各所に膨れを生ぜしめ、又その膨
れは、温度変化により、膨脹、収縮を繰り返し局部的に
防水シートの疲労劣化が促進される。この不都合を解消
するため、防水シートとして、その裏面に多数条の排気
用凹溝を形成したものを使用し、その凸面部でコンクリ
ート下地に上記の接着剤を介し、貼着し、下地コンクリ
ートに含まれる水分の気化した湿気は、その凹溝を介
し、外部に排出せしめて、該防水シートの局部的な膨れ
の発生を良好に防止するため、防水施工シート面の各所
に脱気筒を設置する必要があり、脱気筒と防水シートと
の間の防水施工を要し、又、脱気筒の上部に、雨水の侵
入を防止するために弁装置を付設する必要があるなど、
防水施工作業時間及び労力の増大、設備コストの増大な
どの不都合が伴う。
そこで、かゝる従来の非透湿性防水シートの使用と非透
湿性接着剤の使用に代え、透湿性プラスチックフィルム
の裏面に繊維シートを貼り合わせて成る透湿性防水シー
トをポルトランドセメントに少量のSBR系ポリマーを混
入して成るポリマーセメントペーストを介してコンクリ
ート下地に貼着し透湿性防水施工面を構成する試みが見
られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の透湿性防水シートとポリマーセメントペーストの
使用は、従来の非透湿性防水シートと非透湿性接着剤の
使用による防水シートの膨脹は防止できると解される
が、実際上、これらを使用して防水施工を行うと下記の
不都合をもたらす。
(a)防水施工面を構成する透湿性防水シートの相隣る
各重合端縁部は、下地からの湿気の排出に利用されない
無駄を生じ、従って又、防水シートの膨れ防止上不利で
ある。
(b)該ポリマーセメントペーストは、主成分がセメン
トであるため、柔軟性に欠け、コンクリート下地の動き
などによりその塗布層に亀裂を生じ、その上面のプラス
チックフィルムの破壊を生じて防水性が失われる傾向が
ある。換言すれば、長期に亘り安定した防水施工面が保
証できない嫌いがある。
(c)該ポリマーセメントは、セメントが主成分である
ため、比較的粘度が高く、展延性に劣り、均一な厚さに
下地面に塗布する作業が比較的困難である。
(d)該透湿性防水シートの重合端縁部相互の防水性接
着には、該ポリマーセメントペーストではその雨水の侵
入を防ぐことができないので、これとは別個に、非透湿
性防水性接着剤を使用する必要がある。
(e)該透湿性防水シートの表面は、透湿性プラスチッ
クフィルム面であるから、防水接着剤塗布層との接着力
は容易に低下し、これら透湿性防水シートの重合端縁部
を該非透湿性接着剤で相互に接着しても、経時的な接着
力の低下が大きく、早期にその重合端縁部からの雨水の
侵入をおこす。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の透湿性防水シートとポリマーセメント
ペーストを使用する防水施工の上記の諸欠点を解消し、
塗布作業が容易で且つ同じ材料の新規な接着剤を使用し
て防水シートの膨れがなく而もその各重合端縁部におい
ても下地からの湿気の排出に利用でき、防水シートの膨
れの防止効果を向上し而も接着された重合端縁部間から
の雨水の侵入を確実に防止でき且つ安定堅牢な防水施工
法を提供するもので、セメント系下地に、透湿性防水シ
ートの複数枚を、膨潤する層状格子をもつ鉱物粉の少量
を有機接着剤に混入して成る透湿防水性接着剤の塗布を
介して貼着すると共に、その相隣る透湿性防水シートの
重合端縁部を、前記と同じ透湿防水性接着剤のその端縁
部に沿う帯状塗布層を介し、相互に接着することを特徴
とする。
〔作 用〕
本発明は、透湿防水性接着剤塗布層は、常に透湿性を有
するので、セメント系下地に含まれる水分は、下地表面
で湿気となってその接着剤に均一に混在の鉱物粉粒子間
隙を徐々に上昇し、その接着塗膜を通過してその上面の
透湿性防水シートの下面に達し、次でこれに形成されて
いる無数の微多孔を介して大気中に排出されるばかりで
なく相隣る透湿性防水シートの重合端縁部間に介在する
透湿防水性接着剤の帯状塗布層に均一に混在の鉱物粉粒
子間隙を通して該帯状塗層内を全長全幅に亘り侵入し、
その上面の該防水シートの重合端縁部層を、その全長全
幅において上昇し、その上面から大気中に排出される。
換言すれば、透湿性防水シートの相互重合端縁部を含め
て、その敷設防水シートの全面が湿気排気に利用され
る。これに加え、該帯状接着剤塗層を横断する湿気はそ
の外側面から大気中に排出される。かくして、該透湿性
防水シートの膨れは良好に防止される。降雨などで、透
湿性防水シートの重合端縁部間に介在する接着剤塗膜の
外側面に雨水が接触すると、これに含有する膨潤性鉱物
粉がその水を含んで膨潤して鉱物粉間隙は小さくなり、
湿気は依然通すが、水滴は通さない防水効果が保証さ
れ、その主成分である防水接着性有機物と共にその重合
端縁部より内方への水の侵入を良好に防止することがで
きる。
該透湿防水性接着剤は、有機接着剤を主成分とするか
ら、その粘度は比較的低いので、下地面への均一な塗布
作業が容易であり又、その塗膜も柔軟強靭である。又、
該透湿性接着剤の1種類を、防水シートの下地面への接
着と防水シートの重合端縁部間の接着との両方に共用す
るときは、防水施工作業を容易に行うことができる。
又、該透湿性防水シートとして、透湿性及び防水性の付
与されたプラスチックフィルムの両面に通気性繊維シー
トを貼着して成るものを使用することにより、その防水
シートの重合端縁部は、その上下面に繊維シート面を介
して該接着剤で相互に接着されるので、該重合端縁部間
の接着は良好に行われ、長期に亘り剥離することがな
く、安定堅牢な防水施工面が得られる。更に、透湿防水
性接着剤中の膨潤する層状格子をもつ鉱物粉としては、
膨潤性粘土鉱物粉でよいが、モンモリロナイト、パイロ
フィライトの如きモンモリロナイト型鉱物粉が良い就
中、膨潤性の大きいモンモリロナイトを主成分とするベ
ントナイトが、防水性シートの重合端縁部間の雨水時の
膨潤による防水効果が大きい。又、その接着剤の調整
は、接着性有機物乳液に膨潤性粘土鉱物粉を少量混合せ
しめることにより、接着性有機コロイド粒子の表面に膨
潤性粘土鉱物のコロイド状粒子が分散被着したものが均
一に得られ、その塗布乾燥により、塗層中に無数のこれ
らのコロイド状粒子相互接触間に、水蒸気を通す無数の
微孔な間隙が塗膜全体に亘り均一に分散し、極めて良好
な透湿性をもたらし、同時に、接着性有機物微粒子の連
接により良好な防水性と接着性をもたらす接着剤塗膜が
得られる。
この場合、モンモリロナイトを、該エマルジョンの固形
物に対し、約2〜8重量%混入して成る接着剤は、透湿
性、接着性、防水性の最適なものである。一方、透湿性
防水シートは、透湿度が1000g/m・24h)以上であ
り、且つ耐水度が1m以上であることにより、湿度の透湿
性がよく、貼着シートの膨れが防止される一方、上面か
らの水の浸透が防止される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例につき詳述する。
本発明の防水施工が施されるセメント系下地とは、通常
のコンクリート下地の他、PCコンクリート板下地、ALC
板下地などの下地を意味する。
次にその代表例として、コンクリート製建造物の屋上な
防水施工する場合につき説明する。その屋上のコンクリ
ート下地面に、透湿性防水シート、好ましくは透湿度10
000(g/m・24h)以上であり、且つ耐水度1m以上で
ある透湿性防水シートを所要の多数枚を、該下地面全面
に均一に塗布した膨潤する層状格子をもつ鉱物粉の少量
を有機接着剤に添加混合して成る透湿防水性接着剤を介
して順次貼着して敷設すると共に、その相隣る該透湿性
防水シートの重合端縁部を、前記と同じ透湿防水性接着
剤を使用し、これをその上下重合端縁部間に介在させ、
該重合端縁部の全長全幅に亘り帯状に塗布し、その帯状
塗布層を介してこれを重合端縁部を相互に押圧接着する
ことにより本発明の防水施工法を完了する。
該透湿性防水シートは、透湿性及び防水性の付与された
プラスチックフィルムとその両面に貼着された通気性繊
維シートとから成り、就中、上記のような、透湿度が10
000(g/m・24h)以上であり、且つ耐水度が1m以上
であるものが好ましい。該透湿性防水シートの該プラス
チックフィルムは、例えば、下記の任意の方法で作成し
たものが使用される。即ち、(i)ポリエチレン製スパ
ンボンド不織布を熱プレスによってフィルム状としたも
の。この場合、プレスの温度、圧力及び時間を適宜コン
トロールすることにより透湿性及び防水性が特定付与さ
れる。(ii)ポリエチレン製短繊維を主成分とする湿式
法による不織布を熱プレスによりフィルム状にしたも
の。この場合、プレスの温度、圧力及び時間を適宜コン
トロールすることにより透湿性及び防水性が特定付与さ
れる。(iii)ポリテトラフルオロエチレン製フィルム
を延伸加工し微細な孔を作ったもの。この場合、プレス
の温度、圧力及び時間を適宜コントロールすることによ
り透湿性及び防水性が特定付与される。
本法で使用する透湿性防水シートは、上記の(i)〜
(iii)のいずれかの製法により製作された所望の透湿
性及び防水性の付与されたプラスチックスフィルムの両
面に、通気性繊維シートをラミネートして成るものであ
るから、前記の相隣る該透湿性防水シートの重合端縁部
の前記透湿性膨水接着剤を介しての相互接着は、その上
下に対面する通気性繊維シートを介してなされるので、
即ち、該接着剤は上下の繊維シートの無数の通気孔への
侵入状態と無数の繊維粗面との係合状態で繊維シートと
接着するので、強固な重合結着を保証する。又、下地の
ムーブメントに対する抵抗性においても、両面に繊維シ
ートをもつ透湿性防水シートが最大であり、安定堅牢な
防水施工をもたらす。
従って、繊維シートは、不織布、織布、網布などであ
り、繊維は、有機繊維、無機繊維のいずれでもよく、合
成繊維、ガラス繊維、これらの混合繊維が好ましく使用
される。合成繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプ
ロピレン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビニ
ロン繊維、ナイロン繊維などを使用する。該繊維シート
の前記の透湿性防水プラスチックフィルムへの重合結着
の方法は、例えば、接着剤を介する相互貼着や、該繊維
シートと該フィルムの加熱加圧溶融結着により、前記の
透湿度と耐水度の条件を満足するようにラミネート式の
透湿性防水シートを製造することもできる。この場合、
その接着剤の混入量や加熱加圧融着の度合によって、そ
の製造が比較的困難であるので、前記の透湿性防水プラ
スチックフィルムと繊維シートの少なくともいずれか一
方の貼り合わせ面に、コロナ放電加工して表面を活性化
した後直ちに、シートの溶融温度以下の温度の加熱ロー
ルによるプレス加工することにより透湿性防止シートと
することが好ましい。
該透湿性防水シートの透湿度については、その透湿度を
色々に変えた透湿性防水シートをつくり、これらを一定
の条件下でコンクリート面に貼り、この状態で膨れの有
無を検べた結果、透湿度が1000(g/m・24h)以上
であるときは、膨れが全く見られないことを確認した。
その比較実験例を次に示す。
透湿度の異なる透湿性防水シートを3種用意する一方、
300mm×300mm×60mmの大きさのコンクリート板をその四
側面及び底面をエポキシ樹脂でシールした後、水中に1
週間浸漬して水を飽和含浸処理したものを3個用意し、
その各板面に前記の透湿防水接着剤として、例えばアク
リルゴムエマルジョンにベントナイトをその主成分であ
るモンモリロナイトを該アクリルゴムに対し3重量%を
混入して成る接着剤を全面塗布し、その各塗布面に前記
3種の透湿性防水シートを押圧貼着して試験体No.1、N
o.2及びNo.3を作成した。この各試験体の該接着剤塗布
膜が略乾燥した後、赤外線ランプで、その各試験体の該
透湿性防水シート表面を照射し、表面温度が80℃になる
ように調整し、この状態で3時間維持した後この各シー
トの膨れの有無を観察した。尚、透湿度は、JIS-Z0208
「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」により
測定した値である。その結果を下記表1に示す。
上記から明らかなように、透湿度が1000(g/m・24
h)以下の防湿性防水シートでは、閉じ込められた水分
が温度上昇に伴つて気化し、その体積膨脹する速度が湿
気が外部へ放出される速度を上回る結果、防水シートの
膨れとなって現れる。これに対し、透湿度1000(g/m
・24h)以上の試験体No.1及びNo.3では、透湿性防水
シートに膨れは全く認められなかった。
次に、該透湿性防水シートの耐水度につき検討したが、
耐水度が1m以上あることが好ましい。その理由は、建造
物の屋上において、強風雨時において、その防水シート
の表面にかゝる水圧は水頭で25cm程度とされているの
で、長期間の安全性を考慮すれば最低1m必要とするとの
配慮からである。
この点において、上記の3種の透湿性防水シートは全て
耐水度が1m以上あり、この要求を満足していた。
本発明の防水工法を実施するに適した透湿防水性接着剤
は、その含有する膨潤性鉱物粉の混在により、その粒粒
子間の無数の微多孔を有し、これによって常に透湿性で
ある。而して、その塗膜の外面に雨水が接触した場合
は、その鉱物粉粒子中の膨潤する層状格子間に水分を含
み粒子は膨潤し、従って粒子間隙は小さくなり、依然湿
気は通すが、水滴は確実に通さなくなり、その主成分で
ある防水性接着剤と共に良好な止水作用をもたらす。従
って、本発明の上記の完成した防水施工においては、通
常の天気の良いときには、下地から上昇してくる水分は
その表面において水蒸気となり、これを含む空気、即ち
湿気は、その上面の該透湿防水性接着剤塗層を、該層内
に均一に混在の無数の膨潤性鉱物粉粒子間の微細な間隙
を介して通過し、その下地上面に接着の該透湿性防水シ
ートの微細な多孔を通して外面に達し大気中に放散され
る。更に、本法によれば、その各相隣る透湿性防水シー
トの重合端縁部間の接着にも、前記の同じ透湿防水性接
着剤で相互に接着したので、該重合端縁部においても湿
気の大気中への排出放散が生じる。即ち、該上下の重合
端縁をその全長全幅に亘り帯状に塗布されて相互接着せ
しめている該透湿性接着剤の帯状塗層は、その中に無数
の鉱物粉粒子を含み、全体に亘り均一な粒子間隙を有す
るので、下地からの湿気はこれら間隙通路を介し、この
接着剤塗装を上方と横断方向に通過し、その上面の透湿
性防水シートの重合端縁を上昇し上面に抜け、大気中に
排出される。更には、その接着塗層を横断し、その外側
面より大気中に排出される。
このように、本法により施工された防水施工面は、下地
面に接着する面域ばかりでなく、従来の防水施工法では
不可能であったその多数箇所に生じる防水シートの重合
端縁部でも、下地からの湿気の排出を可能にした。即
ち、防水施工面全面を湿気排出に利用でき、その結果、
防水シートの膨れが従来に比し、一層良好に防止できる
結果をもたらす。
而も、その防水施工に当たっては、従来は、透湿性防水
シートを下地面に接着するには、ポリマー入りセメント
ペーストを使用し得るが、該防水シート相隣る重合端縁
部の接着には、雨水侵入を防止するため、ポリマー入り
セメントペーストは使用できないので、これとは別に一
般の非透湿性の接着剤を使用する必要があり、即ち、2
種類の接着剤を用意する必要があったが、本法の防水施
工では、下地面に施すと同じ透湿防水性接着剤を該防水
シートの相隣る重合端縁部の接着にも使用するので、そ
の施工作業が簡単となる。
即ち、該相隣る防水シートの重合端縁部の接着に透湿防
水性接着剤が使用できる理由は、次の通りである。即
ち、前記したように、これに水が接触した場合、例え
ば、降雨時、その外部から雨水が該上下重合端縁部間に
介在の帯状の接着剤塗布層の外面に接触した場合、該接
着層中に均一に混在している膨潤性鉱物粉中に侵入し、
これを膨潤せしめるので、その膨潤した鉱物粉粒子間の
間隙は小さくなるが、依然湿気の通過を許容する半面湿
気中の水蒸気の粒子(粒径0.003ミクロン程度)より著
しく大きい水滴(粒径約4000ミクロン)の通過を許さ
ず、著しく大きい止水効果をもたらし、これと一体の主
成分である防水性接着剤と協働して大きい防水効果を発
揮し、かくして、重合端縁部の外側面からの雨水の侵入
を確実に防止できる。その後、再び通常の天候に戻り、
太陽熱を防水施工面が受ければ、接着剤塗層中の含有水
分は蒸発除去され、鉱物粒子は乾燥縮小して、粒子間隙
はもとの大きい間隙となり、良好な透湿性を復元する。
本発明で使用される透湿防水性接着剤は、アスファル
ト、接着性合成樹脂、接着性ゴム、ゴム化アスファル
ト、これらの混合物などの柔軟な防水接着性物質を主成
分とし、これに少量の膨潤性鉱物粉を混入して成るもの
であるから、活性が比較的低い。従って、下地面への塗
布の際、容易に延展でき、均一な肉薄の塗布層が容易に
得られる。これに対し、セメントモルタルやポリマー入
りセメントペーストは、全体が或いは主成分は無機質で
あるため、又水との混在で硬化し易い傾向があるなど、
その粘性は比較的高いため、下地面への塗布の際、その
延展が困難で、均一な肉薄の塗布層が得にくいなど、本
発明で使用する透湿防水性接着剤は下地に対する強靭柔
軟性も又、従来公知の接着剤塗布層に比し優れ、下地の
ムーブメントに対し強靭であり、無機質を主体としたも
のにしばしば見られる亀裂等の発生が防止される。
尚、本発明の透湿防水性接着剤は有機溶剤に溶かした接
着剤或いは加熱熔融したアスファルトなどに、少量の膨
潤鉱物粉を添加し混合したものでもよいが、特にアスフ
ァルト系エマルジョン、合成樹脂エマルジョン、ゴムラ
テックスなどの接着性有機物を乳液状としたものに、膨
潤性鉱物粉を懸濁状に混入したものが好ましい。
膨潤性鉱物粉としては、ベントナイト型の膨潤性粘土鉱
物粉が好ましく、特に、膨潤性の大きいモンモリロナイ
トを主成分とするベントナイトが推奨される。この場
合、該鉱物粉の添加量であるが、主成分である接着剤の
大きい接着力を失わず、且つ良好な透湿性を発揮するに
足る条件を満足するには、接着剤に対し、2〜8重量%
程度が好ましく、又この場合、耐水接着性は最小2kg/c
mを有すれば足りることが多くの比較試験の結果明ら
かになった。
次に、本発明の好ましい透湿防水性接着剤につき詳述す
る。
該透湿防水性接着剤は、アスファルト系エマルジョン、
合成樹脂エマルジョン又はゴムラテックスなどの接着性
有機物乳液に、膨潤性粘土鉱物粉として、特に、ベント
ナイトを混入したものである。アスファルト系エマルジ
ョンとしては、アスファルト、ゴム化アスファルトなど
のエマルジョンがあげられ、合成樹脂エマルジョンとし
ては、アクリル系共重合樹脂、エチレン酢ビ共重合樹
脂、エポキシ樹脂などのエマルジョンがあげられ、ゴム
ラテックスとしては、天然ゴム、SBR、NBR、クロロプレ
ンなどのラテックスがあげられ、いずれも好適に使用で
きる。特に、かかるエマルジョンやラテックス型の接着
剤乳液を使用するときは、膨潤性鉱物粉と混合したと
き、鉱物粉はゲル状又はゾル状となり、これら接着剤の
コロイド状粒子と均一に細く混り合い、かゝる混合液を
下地に塗布乾燥したとき、その乾燥塗膜は耐水性、耐候
性に優れ、又下地と防水シートとの接着性に優れると共
に塗膜全体に均一に混在した微細な鉱物粒子間によっ
て、湿気透湿性の微細間隙が生ずると共に全面に均一な
接着性を有する透湿防水性接着剤塗布層が得られる。
膨潤性鉱物粉のうち、特に水や有機溶媒中でゾル状又は
ゲル状に分散し、分散液に大きな粘性を示すモンモリロ
ナイト又はそのモンモリナイトを主成分とするベントナ
イトが最も好ましい。実用面からは、モンモリロナイト
の単離は困難であり又、高純度のものは、製造コスト、
生産性などの観点より、ベントナイトを使用することが
一般であり好ましい。
ベントナイトを使用する場合、前記の各種接着剤エマル
ジョン又はゴムラテックスに対するその混入量は、下記
の試験例に明らかなように、その接着剤固形分に対しそ
の主成分であるモンモリロナイトの量として、少なくと
も2重量%の添加が、その透湿性防水シートの膨れを防
止するに足りる透湿性付与に必要であり、8重量%を越
えると、防水シート相互の耐水接着強度が不充分となる
傾向もある。
次に、その添加量と透湿性防水シートの膨れの有無との
関係を調べた比較試験を試験例1として示す。
試験例1 下記表2に示すように、モンモリロナイトの添加量の異
なる4種類の接着剤を用意し、別途に300mm×300mm×60
mmの大きさのコンクリート板の四側面及び底面をエポキ
シ樹脂の塗膜でシールして成る下地板の4枚を水中に1
週間浸漬して水を飽和含浸処理したものを用意し、その
各下地板の上面に、前記の各接着剤を全面塗布し、その
各塗膜の上面に、透湿度1000(g/m・24h)の透湿
性防水シートを押圧して下地に貼着して4種類の試験体
を作成した。この試験体を赤外線ランプでその防水シー
ト表面を照射し、表面温度が80℃になるように調整し、
この状態で3時間維持した後、その各試験体の防水シー
トの膨れの有無を観察した。その結果は、下記表2に示
す通りであった。
上記から明らかなように、モンモリロナイトの添加量が
2重量%以上であれば、接着剤は防水シートの膨れを防
止するに足る透湿性をもつことが判る。
次に、その添加量と接着剤の耐水接着強さ(kg/cm
との関係を調べた比較試験を試験例2として示す。
試験例2 下記表3に示すように、モンモリロナイトの添加量の異
なる8種類の接着剤を用意し、別途に、浸透度4320(g
/m・24h)の透湿性防水シートを16枚用意し、前記
の各接着剤を使用して、JIS K 6850(接着剤の引張り剪
断接着強さ試験方法)により、前記の透湿性防水シート
を2枚づつその重合端部を貼り合わせ、1週間養生後、
更に1週間水中に浸漬してから夫々の試験体を取り出
し、表面に付着している水分を拭き取り、同試験方法に
より耐水接着強さを測定した。尚、参考のため、前記の
透湿性防水シートを2枚づつ、前記の各接着剤で貼り合
わせ、1週間養生した後の夫々の試験体の常態接着強さ
を同様にして測定した。その結果は下記表3に示す通り
であった。
耐水接着強さは、多くの比較試験の結果、2kg/cm
上あることが好ましく、この点に鑑み、ベントナイトの
添加量は、そのモンモリナイトの量で最大8重量%まで
であることが好ましい。換言すれば、常態接着強さも最
小2kg/cmあれば充分であり、上記試験体No.5〜No.12
は、これを全て満足するが、モンモリロナイトが10重量
%も含む場合は、耐水接着強さにおいて2kg/cm以下
となるので、充分満足できる最適の接着剤とは言えなく
なる傾向が見られる。
従って、モンモリロナイトを2〜8重量含有の接着剤
は、透湿性、下地が乾いている場合の接着性及び下地が
濡れている場合の接着性のいずれにおいても優れている
ことが判る。従って、建造物の屋上における防水施工時
期を早めるために、未だ乾燥していないセメント系下地
にも直ちに施して強力に接着された防水施工面を構成す
ることができ都合が良い。
次に、モンモリロナイトを2〜8重量%の範囲で各種接
着剤と混入して成る本発明の透湿防水性接着剤を使用
し、乾燥下地と湿潤下地に透湿性防水シートを貼着した
場合のはく離接着強さを試験した。これを試験例3とし
て下記詳述する。
試験例3 下記表4に示す5種類の本発明の透湿防水性接着剤を用
意し、透湿度4320(g/m・24h)の透湿性防水シー
トを、JIS K 6854(接着剤のはく離接着強さ試験方法)
に従って、予め用意された厚さ10mmのスレート板の5枚
に、その上面に夫々塗布形成した接着剤塗布面を介して
夫々貼着し、1週間養生後、その180度はく離接着強さ
を測定した。又一方、厚さ10mmのスレート板の5枚を、
1週間水中に浸漬後取り出して得た夫々のスレート板の
表面に付着した水を布等で拭き取って湿潤常態の下地面
としたものに、前記の各接着剤を夫々塗布し、その塗布
面に夫々前記の透湿性防水シートを貼着し、湿度100%
の恒湿槽で1週間養生後、180度はく離接着強さを測定
した。その結果は、下記表4に示す通りであった。
はく離接着強さは、多くの比較試験の結果、2.5kgf/25
mm以上あれば、充分であることを確認した。従って、上
記のいずれの接着剤も、下地面が湿潤していても極めて
大きい充分な接着力を保持していることが認められた。
尚、恒湿槽から取り出し、室内又は室外に放置した試験
体について観察すると、その下地の湿潤面に塗布された
接着剤塗膜は、その中に大きい膨潤性をもつモンモリロ
ナイを主成分とするベントナイトを均一に含んでいる
が、その下地の湿潤面の水分によっては、膨潤してその
ベントナイト粒子間の無数の湿気通気用間隙が小さくな
るが、依然その下地中の水分を徐々に通過せしめること
ができ、遂にその各含水スレート板は、全て乾燥スレー
ト板となり、乾燥下地に貼着された場合と同様のはく離
接着強さに増大していたことが認められた。
次に、本発明の防水施工の1例を詳述する。
実施例1 デッキプレート上に、型枠を設け、100mmの厚さのコン
クリートを打設した。該コンクリート層の硬化後末だそ
の下地面が湿潤常態にあるときに、その表面に予めゴム
アスファルトエマルジョンに、クニミネ工業(株)製ベ
ントナイト(モンモリロナイト含有量90%)を、該ゴム
アスファルト固形物に対し、5重量%添加後、良く攪拌
し均一に混合された透湿防水製接着剤を作製し、これを
1kg/mの割合で塗布し、その塗布面に直ちに、微多
孔性ポリテトラフルオロエチレンフィルムの両面に、ポ
リエステル織布をラミネートして成る透湿度4020(g/
・24h)、耐水度5mの透湿性防水シートの多数枚数
を、その相隣る端縁部が100mm程度の幅で互いに重合せ
しめるようにして順次押圧貼着すると共に、その各相隣
る上下の重合端縁部においては、その下層シートの重合
端縁部の上面に、その全長に亘り且つその上層シートの
重合端縁部が重なる略100mmの幅に帯状に前記の透過防
水性接着剤を塗布し、その塗布面上に該上層シートの重
合端縁部をその下層シートの重合端縁部に押圧貼着して
本発明の防水工法作業を完了する。
該施工後、直射日光によりその防水施工面全面に亘り防
水シートの表面の温度が約60℃まで上昇したが、その全
面に亘り防水シートの膨れは全く見られなかった。その
後、降雨により、その各上下重合端縁部間の接着剤は、
その含有するベントナイトの膨潤により透湿性微孔は小
さくなるが、透湿性を失わないと共に内部への雨水の侵
入は全く認められなかった。天候が回復し、防水シート
全面が太陽熱により温められると、重合端縁部間の接着
剤中の水分は蒸発し、再びもとの大きい透湿性を回復し
た。
〔発明の効果〕
このように、本発明の防水工法は、膨潤性鉱物粉の少量
を接着性有機物に混入して成る透湿防水性接着剤を、セ
メント系下地面に塗布しこれを介して透湿性防水シート
の複数枚を敷設押圧貼着すると共に同じ透湿防水性接着
剤を使用し、その各相隣る透湿性防水シートの上下重合
端縁部間にその全長に亘り且つ帯状に塗布し、その帯状
塗布層を介して該重合端縁部を相互に接着するようにし
たので、その施工防水施工面全面を、即ちその各重合端
縁部を含めて、下地からの湿気の排出面に利用でき、そ
れだけ防水シートの膨れ防止効果を向上できると共に、
降雨時には、その雨水によって、その各重合端縁部間に
介在の該接着剤塗層中に混在の膨潤性鉱物粉は膨潤して
無数の鉱物粒子間の微孔間隙は小さくなるが、湿気の通
気を許容するが、内部への雨水の侵入を阻止し、その主
成分である接着性有機物の防水性と協働して防水効果を
もたらし、更に又、該透湿性防水シートは、透湿性及び
防水性の付与されたプラスチックフィルムとその両面に
貼着された通気性繊維シートとから成る場合は、その重
合端縁部を介して相互に接着せしめられるので、これら
重合端縁部とこれらに介在した接着剤の塗布層との接着
防水性が向上し安定堅牢な防水性をもたらし、従来の防
水工法に伴う先に述べた諸欠点を解消でき有利であり、
更に、本発明によれば、その透湿性接着剤は、接着性有
機物を主成分とするため、下地のムーブメントに対し追
従性に優れ、その結果防水シートの亀裂破断の防止効果
を向上し、長期に亘り防水施工面を良好な状態に保持で
きる効果を存する。この場合、その透湿性接着剤の主成
分である有機質接着剤として特にエマルジョン型又はラ
テックス型の液状物を使用し、これに膨潤性鉱物粉とし
て特にモンモリロナイトを主成分とするベントナイトな
どを添加するときは、均一に微細に混じり合った微細な
透湿用間隙を無数に均一にもつ透湿防水性接着剤の塗膜
を形成でき、更にこの場合、モンモリロナイトを、該接
着性有機物エマルジョン又はラテックス中に、その固形
物に対し、2〜8重量%混入したものは、透湿性と下地
に対し、優れた接着力をもつ塗膜が得られる効果を有
し、又、これを、透湿性防水シートとして透湿度1000
(g/m・24h)以上を有し且つ耐水度1m以上である
ものと併用するときは、極めて優れた雨水に対する防水
効果と膨れ防水効果を発揮し、長期に亘り安定した防水
施工面を得られる等の効果を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント系下地に、透湿性防水シートの複
    数枚を、膨潤する層状格子をもつ鉱物粉の少量を有機接
    着剤に混入して成る透湿防水性接着剤の塗布を介して貼
    着すると共に、その相隣る透湿性防水シートの重合端縁
    部を、前記と同じ透湿性防水接着剤のその端縁部に沿う
    帯状塗布層を介し、相互に接着することを特徴とする防
    水工法。
  2. 【請求項2】該透湿性防水シートは、透湿性及び防水性
    の付与されたプラスチックフィルムとその両面に貼着さ
    れた通気性繊維シートとから成り、その相隣る上下重合
    端縁部を、その対向する通気性繊維シート面に塗布した
    該透湿防水性接着剤を介して相互に接着することを特徴
    とする請求項1に記載の防水工法。
  3. 【請求項3】該透湿性防水シートは、透湿度が1000(g
    /m・24h)以上であり、且つ耐水度が1m以上である
    請求項1又は2に記載の防水工法。
  4. 【請求項4】該透湿防水性接着剤中の膨潤する層状格子
    をもつ鉱物粉は、モンモリロナイトを主成分とするベン
    トナイトその他の所望の膨潤性粘土鉱物粉である請求項
    1に記載の防水工法。
  5. 【請求項5】該透湿防水性接着剤は、アスファルト系エ
    マルジョン、合成樹脂エマルジョン、ゴムラテックスな
    どの接着性有機物乳液に膨潤性粘土鉱物粉を少量添加
    し、混合せしめて成ることを特徴とする請求項1に記載
    の防水工法。
  6. 【請求項6】該透湿防水性接着剤は、接着性有機物の乳
    液に、モンモリロナイトをその乳液中の固形物に対し、
    2〜8重量%混入して成るものであることを特徴とする
    請求項1に記載の防水工法。
JP18126988A 1988-07-20 1988-07-20 防水工法 Expired - Fee Related JPH0663323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18126988A JPH0663323B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 防水工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18126988A JPH0663323B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 防水工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0230841A JPH0230841A (ja) 1990-02-01
JPH0663323B2 true JPH0663323B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=16097741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18126988A Expired - Fee Related JPH0663323B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 防水工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0663323B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006008804A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Bridgestone Corp 接着剤、その製造方法および使用方法、および、この接着剤を用いたホース
JP4521001B2 (ja) * 2007-01-23 2010-08-11 セーレン株式会社 モルタル下地シート
JP4851394B2 (ja) * 2007-06-12 2012-01-11 三機工業株式会社 蓄熱装置
BR112018006559B1 (pt) 2015-09-29 2021-07-13 Gcp Applied Technologies Inc Membrana à prova dágua para aplicações de concreto pós-moldado, método para produzir um curso de membrana monolítica e método para fabricar uma membrana à prova dágua

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0230841A (ja) 1990-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5979133A (en) Reinforced waterproofing system for porous decks
KR101680061B1 (ko) 방수막
US20050214496A1 (en) Self-adhering vapor permeable air and moisture barrier membrane
ES2908402T3 (es) Composición adhesiva y uso de la misma para proporcionar sistemas de techado adheridos autoregenerables
GB2099474A (en) Forming a waterproofing layer on a surface using preformed flexible laminates
FI59284B (fi) Kombinerat appliceringsfoerfarande foer framstaellning av ett bituminoest vaermeisolerande sammansatt belaeggnings- eller vattentaett skikt
GB1400385A (en) Preformed sheet-like structures
US20230175266A1 (en) Permeable water-resistive sloped roof underlayment/air barrier
EP3266845A1 (en) Adhesive composition and adhered roofing system prepared using the adhesive composition
EP0953090B1 (en) Composite roof system
JPH0663323B2 (ja) 防水工法
JP2001064881A (ja) 屋根用下葺材
JPH02261102A (ja) 低温で適用するに適した防水用積層物
JPS5930545B2 (ja) 複合シ−ト
JP3012229B2 (ja) 透湿性防水シート
US20200407972A1 (en) Permeable water-resistive self adhesive underlayment/air barrier building membrane
JPH11350674A (ja) 屋根用下葺材
GB2122133A (en) Improved waterproof sheet
JPH04306350A (ja) 防水施工法
US12024893B2 (en) Permeable water resistive roof underlayment
JP3580747B2 (ja) コンクリートの養生防水シートおよび養生防水工法
JPH11152860A (ja) 防水工法および防水構造体
JPH0722425Y2 (ja) 脱気断熱防水構造
JPH0643322Y2 (ja) 目地被覆用テープ
GB2312695A (en) Composite roof system

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees