JPH04306350A - 防水施工法 - Google Patents

防水施工法

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JPH04306350A
JPH04306350A JP15084391A JP15084391A JPH04306350A JP H04306350 A JPH04306350 A JP H04306350A JP 15084391 A JP15084391 A JP 15084391A JP 15084391 A JP15084391 A JP 15084391A JP H04306350 A JPH04306350 A JP H04306350A
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waterproofing
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Katsuaki Sekihara
克章 関原
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築・土木分野におけ
る構築物のコンクリート下地の防水施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建築・土木分野における構築物の
コンクリート下地を防水施工するには、コンクリート下
地の表面が充分乾燥した状態で、該乾燥下地面に、直ち
に或いは各種所望のプライマーを塗布、乾燥後に、アス
ファルト、アスファルトを主体にした2液反応型硬化性
涯青組成物、合成ゴム、アクリル樹脂、ウレタン樹脂な
どのエマルジョン型又は溶剤型の所望の塗膜防水剤を塗
布、固化、乾燥してその防水塗膜を形成する防水施工法
或いは該コンクリートの該乾燥下地面に、直ちに或いは
各種所望のプライマーを塗布、乾燥後に、アスファルト
ルーフィング、合成ゴムシート又は合成樹脂シートから
成る防水シートを接着剤で貼着する防水施工法は公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記の防
水施工法は、いずれもコンクリート下地表面の充分な乾
燥を待って行わなければならない不便がある。即ち、現
場で打設したコンクリート下地の表面が充分乾き、上記
従来のプライマーを介し或いは介することなく、上記従
来の塗膜防水剤による防水施工或いは防水シートの貼着
による防水施工を行うことができるまでに、通常少なく
とも2〜3週間待たなければならない。そして建築など
の内装工事は、防水工事が終ってから取りかかるので、
著しく工期を要するものである。而もこの間に、降雨が
あれば、更にそれだけ防水施工期間が延びることとなり
、而も、その降雨がコンクリート下地の裏側に浸透し、
内装工事もできなくなることが屡々であった。かゝる乾
燥する期間が長くなる問題は、特にデッキプレートなど
に打設したコンクリート下地や、パーライト、人工軽量
骨剤などの吸水性の大きい骨剤を用いたコンクリート下
地に著しいが、かゝる現場において打設したコンクリー
ト下地ばかりでなく、プレキャストコンクリート板、A
LCパネルなどの降雨によって吸水乃至吸湿するもので
乾燥しなければならないもので構築したコンクリート下
地にも当てはまる問題である。
【0004】試みに、打設したばかりのコンクリート下
地の湿潤面に、上記従来のプライマーを塗布した場合、
その下地面に対する付着力が弱く、実用にならない。 又、かかる湿潤面に、直接又は該プライマーを介して上
記従来の塗膜防水剤の塗布、硬化、乾燥によりその防水
塗膜を形成し、或いは防水シートを貼着して夫々の防水
施工を行っても、該防水塗膜或いは防水シートは強固に
付着せず、又、太陽熱による温度上昇に伴って下地内か
ら上昇する水蒸気による膨れをもたらし、このように、
従来のプライマーや塗膜防水剤を使用する限り、コンク
リート下地の湿潤面に対する防水施工は困難であり、実
用性がなかった。従って、コンクリート下地の湿潤面に
も強力に付着し且つ膨れのないプライマー或いは塗膜防
水剤或いは又その組み合わせの開発が望まれる。発明者
は、鋭意研究、検討を重ねて来たが、遂に、特定のプラ
イマーと特定の塗膜防水剤との組み合わせにより、その
要望を満足する防水施工法を開発するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題を解決し、コンクリート下地の湿潤面にも強固に結着
し、而も下地内からの水蒸気の外部への透過を許容して
膨れのない安定した防水層を形成できる防水施工法に係
り、その手段は、湿潤コンクリート下地の湿潤面に、プ
ライマーとしてエポキシ基を有するアクリル樹脂エマル
ジョンを塗布、乾燥させた後、該プライマーを介しスト
レートアスファルト100重量部に対しベントナイト8
〜12重量部を用いて乳化させて成るアスファルト含有
率45〜55重量%のアスファルトエマルジョンとセメ
ントと末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリ
マーとの混合物を塗布し硬化させて透湿性防水塗膜を形
成することを特徴とする。
【0006】
【作用】該コンクリート下地の湿潤面に、プライマーと
してエポキシ基を有するアクリル樹脂エマルジョンを塗
布、乾燥せしめるときは、該湿潤面に良く浸透し且つ湿
潤面に強固に結着する。而もその塗膜は下地内の水蒸気
の透過を許容し、膨れのない安定堅牢な下塗り塗膜を形
成し、又、特に、その上面に塗布される下記特定の混合
物の防水塗膜の強固な結着をもたらす。該混合物は、該
プライマー塗膜に塗布するに当たり、該アスファルトエ
マルジョンとセメントと末端イソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマーとを予め混合した後、塗布される
ので、該ウレタンプレポリマーと該アスファルトエマル
ジョン中の水との反応により生ずる炭酸ガスは、殆どセ
メントに捕捉され炭酸カルシウムなどのカルシウム塩に
変えられる他、その混合操作で外部に放出されるので、
炭酸ガスを含まない状態で而も均一に前記三成分が混和
した状態で、該プライマー塗膜を介して該下地に塗られ
る。この間、該アスファルトエマルジョンの無数のアス
ファルト粒子は、乳化剤であるベントナイトの主要な構
成物質であるモンモリロナイトのコロイドサイズの微小
な結晶粒子により被包された状態で、硬化反応により生
成した三次元の網状組織のポリウレタン組織中に均一に
分散し、而もポリウレタン網状組織とその中にアスファ
ルト及びセメントが結合して複合硬化体となり良好な透
湿性防水塗膜を生成する。かくして、無数のアスファル
ト粒子を被包する無数のベントナイト、即ちモンモリロ
ナイト粒子は、水分を吸収し膨潤しているが、その硬化
塗膜の乾燥過程で水分を放出して容積を減じるので、そ
の外周に極めて微細な間隙を生成し、その結果、該硬化
生成塗膜に透湿性能をもたらし、その後の該コンクリー
ト下地内の水分の蒸発による乾燥を許容する。又、その
後、降雨があるときは、水の分子が大きいので塗膜の微
細な間隙に入り込むことは困難であり、且つ該ベントナ
イト粒子は吸水膨潤して水蒸気の間隙通路を閉じるので
、雨水が該塗膜を通して内部に侵入することを完全に防
止し、該下地コンクリートに対し良好な防水塗膜として
作用する。該セメントは、上記炭酸ガス捕捉作用の他、
水と反応して該防水塗膜の機械的強度の向上などに役立
つ。この場合、該アスファルトエマルジョンは、ストレ
ートアスファルト100重量部に対しベントナイト8〜
12重量部を用いて乳化させたものを用いることにより
、アスファルトの乳化を良好に行うことができると共に
、該防水塗膜の優れた透湿性及び防水性を良好に維持す
ることができる。
【0007】尚、この場合、該混合物においてセメント
の添加量を該末端イソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマー100重量部に対し、5〜50重量部とする
ことにより、該混合物を調製するときに発生する炭酸ガ
スの捕捉を良好に行うことができると共に防水塗膜の優
れた防水性を良好に維持することができる。又、該アス
ファルトエマルジョン中のアスファルトの添加量を該末
端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー10
0重量部に対し25〜100重量部を配合するときは、
該防水塗膜の透湿性を良好に維持することができると共
に混合時における硬化速度を適当な速度に維持でき、防
水施工作業を円滑に行うことができ好ましい。
【0008】更に、本発明によれば、上記の透湿性を有
する防水塗膜を形成後、直ちにその上面にベンチレーシ
ョン型防水シートを部分貼着し、更に必要によりその上
に防水シートを重ね貼りし、且つ脱気装置を設ける防水
施工法を行うようにするときは、湿潤コンクリート面に
直接ベンチレーション型防水シートを部分貼着する場合
と異なり充分な接着が得られ、而も二重の防水層が得ら
れ、該防水シートは、該防水塗膜を外界からの損傷や雨
水による濡れから保護する一方、該防水シート下面の非
接着部を介しての水蒸気の排出ができ、従って、該コン
クリート下地及び該防水塗膜の乾燥が連続的に良好に行
うことができると共に該防水シートの膨れもなく安定良
好な二重の防水層が形成できる。
【0009】更に、本発明によれば、該防水塗膜面に、
該防水塗膜と該コンクリート下地の乾燥後、該防水シー
トを貼着することにより、安定堅牢な二重の防水層が得
られる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を詳述する。コンクリー
ト製の建築物又は構築物を構築するに当たり、そのコン
クリート下地の形成は、プレキャストコンクリートなど
の予め作製したコンクリート板を敷設したものでも良い
が、以下は、コンクリート建造物を構築する施工現場に
おいて、打設により形成した屋上の床面を構成するコン
クリート下地につき説明する。
【0011】常法により打設、脱型した直後の該コンク
リート下地は、未だ湿潤状態に在る。こゝで湿潤コンク
リートの目安として、該下地に含まれる水分を高周波水
分計を使用して測定し、例えば、モルタル水分計CH−
2(ケット科学研究所製)による測定値が10%以上で
ある場合を湿潤状態にあると判断した。本発明によれば
、かゝるコンクリート下地の湿潤面に、プライマーとし
てエポキシ基を有するアクリル樹脂エマルジョンを塗布
する。該エボキシ基を有するアクリル樹脂エマルジョン
とは、グリシジルメタクリレートとアクリル酸エステル
、アクリロニトリルスチレン、塩化ビニリデンなどとの
共重合体エマルジョンであり、エポキシ基が開環して生
ずる水酸基が湿潤コンクリート面に対する強力な水素結
合を形成して高い接着力を発現すると考えられる。従っ
て、このエポキシ基を付加したアクリル樹脂のエマルジ
ョンは、該湿潤コンクリート面に対する浸透性、接着性
が非常に良好であることが確認された。かくして、これ
をしばらく放置して乾燥すれば、該コンクリート下地の
湿潤面に強固に結着した下塗り塗膜が得られる。
【0012】本発明は、かゝるプライマー塗膜上に、下
記組成の混合物を塗布硬化することにより、該湿潤下地
面に強力に結着した透湿性防水塗膜を形成することがで
きることが判った。
【0013】即ち、該混合物は、予め、混合容器内にベ
ントナイトを乳化剤として含むアスファルトエマルジョ
ンとセメントと末端イソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーの三成分を適定の配合割合で添加し、撹拌
混合して調製したもので、その混合物調製後、これを該
プライマー塗膜の施されたコンクリート下地面に均一な
厚さに塗布、硬化させて防水塗膜を形成するものである
。施工後24時間程度放置し完全硬化させる。
【0014】該混合物の配合成分である本発明のアスフ
ァルト含有率45〜55重量%のアスファルトエマルジ
ョンのアスファルトは、ストレートアスファルトでなけ
ればならない。その針入度は60〜200のものが何れ
も使用できるが、就中、針入度80〜120のものが好
適である。本発明のアスファルトエマルジョンを調製す
るには、一般に、ストレートアスファルトを120〜1
30℃に加熱溶融したものを、100重量部に対しベン
トナイト8〜12重量部の割合で、該ベントナイトを予
め約10倍量の水と混合し、且つ60〜70℃の温度に
保ったものと共にコロイドミル又はホモジナイザーを通
過させて乳化して成るものである。
【0015】該ベントナイトの添加量が、アスファルト
100重量部に対し8重量部未満であると乳化が不完全
となり安定したエマルジョンが得られない。又、12重
量部を越えると、前記の硬化防水塗膜の強度が低下し、
防水性が低下する。このことは、後記する表2中の水浸
漬後の引張強さの値が15Kgf/cm2以下となるこ
とからも明らかである。
【0016】又、該混合物の配合成分であるセメントと
しては、ポルトランドセメント、アルミナセメント、コ
ロイドセメント、フライアッシュセメント、シリカセメ
ントなど、いずれも好適に使用できるが、通常はポルト
ランドセメントを用いればよい。該セメントの該混合物
を調製する際の添加量は、ウレタンプレポリマー100
重量部に対し、5〜50重量部、好ましくは25〜40
重量部である。5重量部未満では、ウレタンプレポリマ
ーが水と反応して発生する炭酸ガスを捕捉し、カルシウ
ム塩に変える炭酸ガス除去効果が充分でなく、防水塗膜
に炭酸ガスの放出跡に気孔を生じ、塗膜の機械的強度並
に防水性の劣化をもたらす。又、50重量部を越えると
、前記のアスファルトエマルジョンとセメント及びウレ
タンプレポリマーによる反応生成物である防水塗膜の防
水性を低下させるので好ましくない。
【0017】又、該混合物の配合成分である末端イソシ
アネート基を有するウレタンポリマーは、平均分子量が
1,000〜20,000でエチレンオキサイドの含有
量が20重量%以下のポリオキシアルキレンポリオール
に有機ポリイソシアネートを反応させて得られるもので
ある。ポリオキシアルキレンポリオールは、プロピレン
グリコール、エチレングリコール、グリセリン、ペンタ
エリスリトールなどの多価アルコールにプロピレンオキ
サイド、エチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイ
ドを付加重合して得られるもので、前記したように、平
均分子量1,000〜20,000でエチレンオキサイ
ド含有量が20重量%以下のものである。有機ポリイソ
シアネートは、トリレンジイソシアネート(TDI),
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI),ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート、トリフェニルメタ
ントリイソシアネートなどである。
【0018】本発明において、乳化剤としてベントナイ
トを使用したアスファルトエマルジョン、セメント及び
ウレタンプレポリマーの混合物は、塗布に使用される直
前に調製される。その混合は、先ずウレタンプレポリマ
ーとセメントを攪拌し均一に混合せしめた後、アスファ
ルトエマルジョンを添加して更に撹拌混合する。このと
き、ウレタンプレポリマーがアスファルトエマルジョン
に含まれている水と反応してポリウレタンを生成する際
に炭酸ガスを発生するが、該炭酸ガスは、該混合物中に
均一に混在するセメントにより捕捉され、炭酸カルシウ
ムなどのカルシウム塩に変えられるが、この際捕捉し切
れない炭酸ガスがあっても撹拌により、外部に排除され
るので、炭酸ガスを含まない、即ち発泡のない良質の防
水塗膜を下地面に形成することができる。
【0019】この場合、アスファルトエマルジョンのウ
レタンプレポリマーに対する配合量は、該ウレタンプレ
ポリマー100重量部に対して、アスファルトの量で2
5〜100重量部が好ましい。25重量部未満の場合は
、生成する防水塗膜の透湿性が低くなり、生成する防水
塗膜に下地からの水蒸気の影響で膨れが発生する。10
0重量部を越えた場合は、相対的に水の量も増大するの
で、硬化反応が速すぎて、混合液が増粘し塗布作業性を
悪くするので好ましくない。
【0020】上記のように夫々の好ましい配合割合で、
上記のように混合調製した混合物を、該湿潤コンクリー
ト下地の湿潤面に予め施されたプライマーの塗布乾燥膜
上に塗布する。然るときは、反応硬化により得られたポ
リウレタンの三次元網状組織に均一に分散された硬化セ
メントとベントナイトで被包された無数のアスファルト
粒子とから成る、即ち、ポリウレタンとアスファルトに
よる適度の弾性を有し且つセメントによる機械的強度の
大きい防水性の極めて優れた防水塗膜が該プライマーで
あるエポキシ基を有するアクリル樹脂塗膜に強固に結着
して得られる。而して、遊離した水分は、その後蒸発し
て乾燥した防水塗膜が得られる。
【0021】この防水塗膜には、アスファルトの乳化剤
として使用したベントナイトが、その防水塗膜を構成す
る無数のアスファルト粒子の周面を被包した状態で塗膜
全面に均一に混在しているが、該塗膜が未乾状態では、
該ベントナイトの主要な構成物質である粒径2μm以下
のコロイド状の微細な結晶であるモンモリロナイトが含
水膨潤しているが、塗膜の乾燥の進行に伴い、その水分
を放出して容積を縮小するので、無数のアスファルト粒
子の外周に微細な間隙を生じ、防水塗膜が乾燥した状態
では、該塗膜全体は水蒸気を透す無数の間隙を有する透
湿性防水塗膜となる。従って、その後は、該防水塗膜の
下面の湿潤コンクリート下地に含有する水分は、水蒸気
となって該防水塗膜を通過し外部に放出される。かくし
て、2〜3週間経過して該コンクリート下地の乾燥を許
容すると同時に、水蒸気による該防水塗膜の膨れは全く
なく、安定堅牢な防水塗膜をもたらす。
【0022】ところで、該防水塗膜施工後、降雨があっ
ても水の分子が大きいため、雨水が該防水塗膜の微細な
水蒸気を透過する間隙に入ることは困難であり、且つ該
モンモリロナイトは、該雨水を吸収して膨脹してその間
隙を閉塞するので、内部への雨水の侵入を完全に阻止す
るに役立つ。従って、一旦該防水塗膜による防水施工を
行った後に降雨があっても、該コンクリート下地は濡れ
ることがないので、従来、降雨の心配によりできなかっ
た内装工事を行うことができ、有利である。
【0023】上記のように、本発明によれば、該コンク
リート下地面が湿潤状態であっても上記のプライマーと
混合物の組み合わせにより、強固に結着し且つ膨れのな
い安定堅牢な防水塗膜を形成できる。而して、更に必要
に応じ、次のように各種の防水シートを該防水塗膜の上
面に貼着して2重の防水層から成る防水施工を行うよう
にしても良い。
【0024】即ち、通常の平坦な防水シートを施す場合
は、約2〜3週間放置して該湿潤コンクリート下地が乾
燥した後に、該防水塗膜上に防水シートを全面貼着し、
又、下地が乾燥する前に該防水塗膜上にベンチレーショ
ン型防水シートを部分貼着し、更に必要によりその上に
防水シートを貼着し、且つ脱気装置を設けることにより
二重の防水層から成る防水施工を完成する。
【0025】防水シートとしては、アスファルトルーフ
ィング、合成ゴム又は/及び合成樹脂による改質アスフ
ァルトルーフィング、ゴムシート、塩ビ樹脂シートなど
があげられ、いずれも好適に使用することができるが、
特にアスファルトルーフィング、改質アスファルトルー
フィングが最適である。これらアスファルト系防水シー
トは、熱アスファルト又は接着剤、粘着剤で貼り着けら
れるが、厚手の改質アスファルトルーフィングなどはト
ーチバーナーでルーフィングの裏面を加熱溶融させ乍ら
貼り着けることができる。ベンチレーション型の防水シ
ートとしては、いわゆるあなあき防水シート、裏面に水
蒸気排気用凹路、即ちベンチレーション用通路を形成し
、その凸部で貼着されるように形成された防水シートを
部分的に貼着することができる。尚、あなあき防水シー
トを用いる場合は、更にその上に防水シートを重ね貼り
しなければならない。
【0026】特に、該ベンチレーション型防水シートを
使用する場合は、該湿潤コンクリート下地面に、上記の
ように、該防水塗膜を形成した後、24時間位放置して
該防水塗膜上に、直ちに部分貼着することができる。更
に必要によりその上に防水シートを重ね貼りし、且つ脱
気装置を設ける。かくして、該湿潤コンクリート下地に
含まれる水分は、該防水塗膜を通過した後、該ベンチレ
ーション型防水シートの裏面の非貼着面部分、或いはベ
ンチレーション通路を介して該脱気装置により外部に排
出されるので、該ベンチレーション型防水シート及び必
要によりその上面に重ね貼りしたその上の防水シートが
コンクリート下地から上昇してくる該水蒸気により膨れ
ることなく、良好な二重防水層から成る防水施工を短期
間で完成することができる。
【0027】次に、本発明の防水施工法の特徴とする前
記特定のプライマーと該混合物から成る塗膜防水剤との
組み合わせ使用が、コンクリート下地の湿潤面に対して
特に付着強度が優れていることを比較例と共に比較試験
により明らかにする。
【0028】比較試験例1 タテ5m、ヨコ3m及び高さ200mmの型枠の底面及
び四側面に、内側よりアスファルトルーフィングを貼り
着けておき、コンクリートを打設した試験体を複数個用
意し、打設後24時間後に、該コンクリートの湿潤面に
下記表1に示すように、プライマーを施さない試験体N
o.1と各種のプライマーを0.2Kg/m2の塗布量
の割合で施し、これら試験体No.1〜No.4の夫々
に、表1に示す混合物とウレタン2成分系の2種類の塗
膜防水剤を1Kg/m2の塗布量の割合で塗布して夫々
の防水塗膜を形成し、1週間後に夫々の試験体につき、
夫々の防水塗膜の膨れの有無を観察した。一方、JIS
  A  6910(複層仕上塗材)の付着強さ試験に
準拠して、表1に示すと同様の試験体No.1〜No.
4を作製して、接着力を測定した。その結果は表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、試験体No.2
が示すように、プライマーとしてエポキシ基を有するア
クリル樹脂エマルジョンと塗膜防水剤として該混合物と
を組み合わせたときに始めて、該コンクリート湿潤面に
対し、9.7Kgf/cm2という強大な付着力を発揮
し、而も膨れが全くない安定堅牢な防水層を形成するこ
とができることが認められる。このことは、その他の試
験体No.1,No.3,No.4では、同じ混合物を
該コンクリート湿潤面に直接塗布した場合(試験体No
.1)、或いは他のプライマーと組み合わせ使用した場
合(試験体No.3)、従来のプライマーと塗膜防水剤
を組み合わせた場合(試験体No.4)のいずれも、付
着力として少なくとも必要な5Kg/m2にも達しない
ことから明らかである。
【0031】次に、本発明の混合物の夫々の組成分であ
るウレタンプレポリマー、セメント、アスファルトエマ
ルジョンとの配合割合並に、アスファルトエマルジョン
中のベントナイトの添加量と、該混合物の硬化防水塗膜
の濡れたときの引張強さの変化状況及び可使時間との関
係、更には該混合物をエポキシ基を有するアクリル樹脂
エマルジョンのプライマーを介して塗布し、硬化形成し
た防水塗膜の膨れの有無との関係につき、種々検討した
。その結果を下記表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】試験においてアスファルトエマルジョンは
、50重量部のアスファルトを含有するものを使用した
。尚、表2中のアスファルトエマルジョンの欄の()内
の数字は、アスファルト量100重量部に対するベント
ナイトの重量部を示す。該引張強さは、JIS  A 
 6021(屋根用塗膜防水材)に規定する試験方法に
よった。水浸漬後の引張強さは、試料を20℃の水中に
1週間浸漬後の試験結果である。該膨れの有無の試験は
、表2に示すように配合成分の配合割合を夫々変えた混
合物、即ち試験体No.1〜No.11の夫々について
次のように行つた。即ち、プラスチック製の容器(10
0mm×150mm×30mm)内にセメントモルタル
を充填し、蓋をして水分が外気中へ放出されない密閉状
態で硬化し、24時間後開蓋し、エポキシ基含有アクリ
ル樹脂エマルジョンを塗布し、1時間乾燥させてから上
記の夫々の混合物試験体No.1〜No11を塗布し、
硬化させた。1週間経過後、各試験体を80±2℃に調
整した加熱恒温槽の中に放置し、5時間後の塗膜表面の
膨れの有無を観察した。該可使時間は、該混合物の塗布
可能な限界を20℃における粘度100,000cps
とし、20℃で上記の1),2),3)の三成分を混合
した時点から、硬化反応が進み、増粘し、粘度がB型粘
度計で100,000cpsに達する時間を可使時間と
した。
【0034】上記の表2に示す試験結果から明らかなよ
うに、セメントの添加量は、ウレタンプレポリマー10
0重量部に対して5重量%未満では、セメントモルタル
の湿潤面(これはコンクリート下地の湿潤面に相当する
)に対する湿潤状態における引張強度が、所要の15K
gf/cm2以下となり、実用に適さない。これは、ウ
レタンプレポリマーがアスファルトエマルジョンと反応
して発生する炭酸ガスを捕捉する量としては不足する。 その結果、該防水塗膜は乾燥状態でもやっと所要の15
Kgf/cm2の下限値を示し、吸水により15Kgf
/cm2以下となるからである。一方、添加量が50重
量%を越え60重量%となると、防水性が低下し、吸水
により実用的な引張強度以下となる。従って、セメント
の添加量は約5〜50重量%の範囲が好ましい。
【0035】アスファルトエマルジョンの添加量は、ウ
レタンプレポリマー100重量部に対し50重量部未満
の30重量部では、アスファルトの含有量が25重量部
未満の15重量部と極めて少ないため、ベントナイト粒
子で被包されるアスファルト粒子の絶対量が不足する。 その結果、透湿性が低下し、防水塗膜に膨れを生ずるこ
とゝなる。一方、アスファルトエマルジョンの添加量が
250重量%、従って、水分量が110重量%を越える
125重量%と水の量が多くなると、ウレタンプレポリ
マーの硬化反応が早く進み、増粘速度が早く、可使時間
が20分以下の18分と短いので、塗布作業性が悪くな
る。従って、50重量%のアスファルトを含有するアス
ファルトエマルジョンの添加量は、ウレタンプレポリマ
ー100重量部に対し50〜200重量部(アスファル
ト25重量部〜100重量部)の範囲が好ましいことが
判った。
【0036】アスファルトを乳化させるベントナイトの
添加量は、アスファルト100重量部に対して8重量部
以下の場合は、乳化が不完全となり安定したアスファル
トエマルジョンは得られないので、試験の対象にならな
かった。一方、その添加量が12重量%を越え、15重
量部とすると、防水塗膜の水浸漬後の引張強度が15K
gf/cm2以下となり、防水性がなくなり実用性がな
い。従って、その添加量は、アスファルト100重量部
に対して8〜12重量部が最適である。
【0037】次に、本発明の更に具体的な実施例を説明
する。 実施例1 デッキプレートの上に型枠を設け、150mmの厚さの
コンクリートを打設した。該コンクリートの打設後、2
4時間経過してからプライマーとしてグリシジルメタク
リレート共重合体エマルジョンを200g/m2の割合
で塗布し、その塗膜を乾燥させた。一方、塗膜防水剤と
しての混合物を下記のように調製した。即ち、保土谷化
学工業株式会社製の末端イソシアネート基を有するウレ
タンプレポリマー100重量部に対し、ポルトランドセ
メント35重量部の割合で混ぜ、ポリバケツ中でハンド
ミキサーで約1分間撹拌した。次にこれにアスファルト
エマルジョンを該ウレタンプレポリマー100重量部に
対し65重量部を添加し、約3分間撹拌混合して均一な
混合物を調製した。尚、該アスファルトエマルジョンは
、予め次のような組成のものである。即ち、針入度80
〜100のストレートアスファルト100重量部、クニ
ミネ工業株式会社製ベントナイト(モンモリロナイト含
有量90%)10重量部、及び水90重量部から成る。 上記のように調製した混合物を、前記のプライマー塗膜
上に1Kg/m2の塗布量の割合でゴムこてで塗布して
その防水塗膜形成した。このようにして本発明の防水施
工を完了した。このようにして施工した後、直射日光に
より、その防水塗膜表面の温度が約60℃に上昇したが
、その防水塗膜に膨れがなかった。防水施工後、2週間
程で該コンクリート下地は乾燥していた。その後、この
防水塗膜の表面に散水して様子をみたが、該防水塗膜は
完全な防水性を示し、水の浸透を阻止し、該下地コンク
リートの乾燥状態が良好に保護されていた。
【0038】実施例2 実施例1と同様にして、該コンクリートの湿潤面に、グ
リシジルメタクリレート共重合体エマルジョンと上記と
同じの塗膜防水剤である混合物の反応硬化防水塗膜とを
形成した後、2週間経過させ、該コンクリート下地を充
分乾燥させた後、該防水塗膜上に、防水シートとしてア
スファルトルーフィング30Kg品を熱溶融アスファル
トで全面貼着した。約1ケ月後、施工した防水シートの
表面を観察したが、全く膨れがなく、全体として該コン
クリート下地に良く接着された膨れの全く見られない二
重の防水層から成る本発明の防水施工体が得られた。
【0039】実施例3 実施例1と同様にして防水施工して、該コンクリートの
湿潤面に、該プライマー塗膜を介して該防水塗膜を形成
した後、直ちに、該防水塗膜上に、防水シートとして裏
面に縦横に格子状の通気路が形成されたベンチレーショ
ン型アスファルトルーフィングをその裏面で接着剤を介
して部分貼着した。その防水施工面積約150m2のほ
ぼ中央に脱気筒を設置した。約1ケ月後、施工した該防
水シートの表面を観察したが、全く膨れがなかった。一
方、そのコンクリート下地は、上記防水施工後2週間程
で乾燥していた。かくして、安定堅牢な二重の防水層か
ら成る防水施工体が得られた。
【0040】
【発明の効果】このように本発明によるときは、コンク
リート下地の湿潤面に、プライマーとしてエポキシ基を
有するアクリル樹脂エマルジョンを塗布し乾燥し、該プ
ライマー塗膜を形成後、その上面に、アスファルト含有
量45〜55重量%を含有し且つアスファルト100重
量部に対し、乳化剤としてベントナイト約8〜12重量
部を用いて成るアスファルトエマルジョンと、セメント
と末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
の混合物を塗膜防水剤として塗布し、その硬化防水塗膜
を形成したので、該コンクリート下地の湿潤面に、強固
に結着した透湿性を有する該防水塗膜から成る防水層が
得られ、従来のように、該湿潤面コンクリート下地の表
面が充分乾燥するまで待ってから、防水施工しなければ
ならない不都合を解消する効果をもたらし、一旦、該防
水塗膜を形成した後は、その透湿性のため、該湿潤コン
クリート下地の水分の蒸発乾燥が可能となると共に、降
雨があっても、該防水塗膜の透湿性は、該ベントナイト
の吸水膨潤作用によって、雨水の侵入を完全に阻止する
ので、該コンクリート下地が雨水によって濡れることか
ら保護でき、従って又、該防水塗膜を形成した後は、降
雨があっても内装工事を行うことができる便利をもたら
し、従来のように、湿潤コンクリート下地の乾燥を待つ
間に、降雨があれば、防水施工が更に延びると共に、内
装工事ができない不都合を解消することができ、工期が
著しく短縮される効果をもたらす。
【0041】この場合、本発明で使用する混合物中の末
端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー10
0重量部に対し、セメントの添加量を5〜50重量部と
するときは、混合時発生する炭酸ガスの捕捉効果が充分
で且つ優れた防水性を有する防水塗膜を得ることができ
、又、該アスファルトエマルジョンの添加量を、末端イ
ソシアネート基を有するウレタンブレポリマー100重
量部に対し、その含有するアスファルトの量として25
〜100重量部とするときは、防水塗膜に適当な透湿性
を付与することができると共に混合物の硬化速度が適度
で塗布作業を容易になし得る効果をもたらす。
【0042】更に、本発明によれば、該防水塗膜形成後
、その上面に、ベンチレーション型防水シートを直ちに
貼着し、更に必要によりその上に防水シートを重ね貼り
し、且つ脱気装置を設けるか或いは該湿潤下地の乾燥後
、防水シートを貼着することにより、膨れのない二重の
防水層から成る安定良好な防水施工面を構成できる効果
をもたらす。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  湿潤コンクリート下地の湿潤面に、プ
    ライマーとしてエポキシ基を有するアクリル樹脂エマル
    ジョンを塗布、乾燥させた後、該プライマーを介しスト
    レートアスファルト100重量部に対しベントナイト8
    〜12重量部を用いて乳化させて成るアスファルト含有
    率45〜55重量%のアスファルトエマルジョンとセメ
    ントと末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリ
    マーとの混合物を塗布し硬化させて透湿性防水塗膜を形
    成することを特徴とする防水施工法。
  2. 【請求項2】  該混合物は、該末端イソシアネート基
    を有するウレタンプレポリマー100重量部に対し該セ
    メントを5〜50重量部と該アスファルトエマルジョン
    を、アスファルト量として25〜100重量部を配合し
    て成るものである請求項1の防水施工法。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2の防水施工法により形
    成した該防水塗膜面に該防水塗膜の硬化後、直ちにベン
    チレーション型防水シートを部分貼着し、更に必要によ
    りその上に防水シートを重ね貼りし、且つ脱気装置を設
    けることを特徴とする防水施工法。
  4. 【請求項4】  請求項1又は2の防水施工法により形
    成した該防水塗膜面に、コンクリート下地の乾燥後、防
    水シートを貼着して成る防水施工法。
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