JPH0663251B2 - 油圧シヨベルの油圧制御装置 - Google Patents

油圧シヨベルの油圧制御装置

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JPH0663251B2
JPH0663251B2 JP29851785A JP29851785A JPH0663251B2 JP H0663251 B2 JPH0663251 B2 JP H0663251B2 JP 29851785 A JP29851785 A JP 29851785A JP 29851785 A JP29851785 A JP 29851785A JP H0663251 B2 JPH0663251 B2 JP H0663251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は油圧ショベルの油圧制御装置に関する。
B.従来の技術 ホイール式油圧ショベルを一例として従来の技術につい
て説明する。
ホイール式油圧ショベルは、第8図に示すように、走行
輪1を有する下部走行体2と、その下部走行体2の上に
旋回輪を介して接続された上部旋回体3とからなり、上
部旋回体3には、油圧シリンダ4〜6によりそれぞれ駆
動されるブーム7,アーム8,バケット9等から成る掘削用
アタッチメントが設けられている。
この種のホール式油圧ショベルはクローラ式の油圧ショ
ベルと異なり一般道路の走行が認られており、そのた
め、クローラ式の油圧ショベルに比べて速い走行速度が
要求されているが、現行国内法により最高速度が35km/
h未満に規制されている。このようなことから、ホイー
ル式油圧ショベルは最高35km/hの速度で走行できるこ
とが絶対条件である。
このような背景の下で、従来から、ホイール式油圧ショ
ベルの走行駆動装置としては、上部旋回体に搭載したエ
ンジンの出力を機械的に減速して車輪を駆動する、いわ
ゆるメカ式あるいは、エンジンにより油圧ポンプを駆動
し、それにより油圧モータを回して車輪を駆動する油圧
式があるがいずれも下で述べるような問題点がある。
C.発明が解決しようとしている問題点 メカ式走行駆動装置は、上部旋回体に搭載されたエンジ
ンの出力を下部走行体の車軸まで機械的に伝達しなくて
はならず、そのため構成部品が多くなり組立性が悪く非
常に高価である。
また、従来の油圧式走行駆動装置には以下のような問題
がある。
ホイール式油圧ショベルは特定の作業現場内にとどまら
ず一般道路走行が認められていることは前にも述べたと
おりであるが、一般道路には平坦路もあれば坂道もあ
り、種々の道路条件下でもできるだけ法定最高速度35km
/hで走行できることが好ましい。
そこで、ある必要な勾配における登坂時に35km/hの速
度を出しうるエンジンを用いれば走行性能の点について
は一応の解決がつくことになる。ホイール式油圧ショベ
ルでは、一台のエンジンを掘削と走行の双方に用いるの
が一般的であるが、掘削作業に要するエンジン馬力は走
行に要するエンジン馬力に比べて小さくてよい。このよ
うなことから、登坂時の走行性能を重視してエンジンを
高馬力にセットするのは掘削作業の面からみれば燃費,
騒音,コスト等の無駄なことであり、この反面、掘削時
の燃費,騒音,コストを重視して前者に比べてエンジン
を底馬力にセットすると登坂時に十分な走行性能が得ら
れないことになり、ホイール式油圧ショベルにおいて
は、エンジン性能に関するかぎり掘削と走行とのマッチ
ングが悪いことになる。
そのため従来から種々の考え方がとられており、その代
表的な考え方のひとつとして、平坦路走行時にのみ法令
で定められた35km/hを満足するようにしたものがあ
る。
この場合、使用する走行用油圧モータおよびミッション
の仕様から、35km/hで平坦路を走行する時の必要流量
をQ1,必要圧力P1と定めると、例えば第9図(a)のよ
うにエンジンの所要馬力PS2′が決まり、これにより、
エンジン最高回転数N1と油圧ポンプの押除け容積q1とが
定まり、エンジン回転数−ポンプ吐出量曲線(N−Q曲
線)は例えば第10図に示すようになる。
第10図に示すN−Q曲線を有する油圧式走行駆動装置に
おける登坂路走行について考えてみると、第9図(a)
に示すように、登坂時にはポンプの吐出圧力がP2まで増
加してポンプの傾転角が小さくなるのでポンプ吐出量は
Q2まで低下し、従って、その速度は35km/hよりかなり
遅く(35km/h×Q2/Q1)なってしまい、満足のできる
走行性能が得られない。
そこで、エンジンおよび油圧機器の仕様を定めるにあた
って、予め設定した登坂勾配で35km/hの速度が得られ
るようにすることが考えられる。このように設定すれ
ば、当然のことながら、平坦路走行時にも35km/hの速
度がでる。
そこで、上述したと同様に、使用する油圧モータおよび
ミッションの仕様から、ある勾配の登坂路を35km/hで
走行するときの必要流量をQ1,必要圧力をP2(>P1)と
定めると、例えば第9図(b)のようにエンジンの所要
馬力PS2が決まり、更に、エンジンの最高回転数N2と油
圧ポンプの押除け容積q2とが定まり、例えばエンジン回
転数−ポンプ吐出量線図(N−Q線図)は第11図に示す
ようになる、 ここで、第11図に示したN−Q線図を有する油圧式走行
装置におけるエンジンの性能が第12図のように定められ
ているとする。第12図の回転数−馬力曲線(N−PS曲
線)からわかるように、ある勾配の登坂路を35km/hで
走行するに必要なポンプ吸収馬力をPS2とすればその馬
力はエンジン回転数N2のときに得られるようになってい
る。そして、そのとき燃料消費率〔g/PSh〕は、回転
数−燃料消費率曲線(N−g曲線)からg2であることが
わかる。しかるに、このような油圧式走行駆動装置によ
り平坦路を35km/hで走行する際のポンプの吸収馬力を
をPS2′(<PS2)とすれば、エンジンをフルスロットル
のまま平坦路を走行するとそのときのエンジン回転数は
N2′(>N2)となり、燃料消費率がg2′(>g2)となる
ことがわかる。すなわち、このようなエンジンおよび油
圧装置の設定では、平坦路を35km/hで走行するにはエ
ンジンをその燃料消費率の悪い領域で使用することにな
り好ましくない。また、エンジンを燃料消費率の良い領
域で使用するため、スロットルレバーを操作してエンジ
ン回転数を下げて走行すると、ポンプ吐出量が少なくな
り、所定の速度(35km/h)を出すことができない。
また、走行油圧駆動装置を備えたホイール式油圧ショベ
ルにおいては、上述したように上部旋回体に搭載した単
一のエンジンおよび単一の油圧ポンプを用いて、掘削用
アクチュエータおよび走行用の油圧モータを駆動してい
るが、登坂走行時の油圧ポンプの所要吸収馬力PS2は掘
削時の油圧ポンプの所要吸収馬力PS3に比べてかなり大
きい。
従って、第12図に示した特性を有するエンジンにおい
て、エンジン最高回転数N2のスロットルレバー位置で掘
削作業を行なう場合、油圧ポンプの所要吸収馬力をPS3
(<PS2)とすれば、エンジン回転数がN3と増加し燃料
消費率がg3(>g2)となってしまう。スロットルレバー
を操作してエンジン回転数を下げればポンプ吐出量が低
下してしまい作業速度が遅くなってしまう。
以上、ホイール式油圧ショベルを一例として従来技術の
問題点を説明したが、クローラ式油圧ショベルにおける
重負荷作業と、軽負荷作業との関係も同様である。すな
わち、重負荷作業を重視してエンジンを高馬力にセット
するのは軽作業の面から見れば燃費,騒音,コスト等の
点で無駄なことであり、その反面、軽作業を重視してエ
ンジンを低馬力にセットすると、重負荷作業時に十分な
掘削性能が得られないことになる。エンジンを高馬力に
セットして軽負荷作業時にエンジン回転数を下げればポ
ンプ吐出量が低下してしまい、所望の作業速度が得られ
ない。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解消し、重
負荷作業用に原動機が高馬力にセットされても、軽負荷
作業におけるポンプ吐出量を低下させることなく原動機
回転数を低減させ得る油圧ショベルの油圧制御装置を提
供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明は、原動機により駆動される可変容量形油圧ポン
プと、当該油圧ポンプから吐出される圧油により駆動さ
れる油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータの負荷
圧力に相応した負荷信号を得る負荷検出手段と、負荷信
号が示す負荷圧力が高くなるにつれて原動機回転数を高
くする回転数制御手段と、少なくとも原動機の軽負荷に
適した回転数を越えているとき、油圧ポンプを、所定の
吐出量が得られる範囲で、予め設定した最大押除け容積
よりも小さくしかも負荷信号が示す負荷圧力が高くなる
につれて小さくなる最大押除け容積に制御する最大押除
け容積設定手段とを具備する。
E.作用 負荷検出手段は走行用あるいは掘削用の油圧アクチュエ
ータの負荷圧力に相応した負荷信号を出力し、回転数制
御手段の制御で、負荷信号が示す負荷圧力がくなるにつ
れて原動機回転数が高くされる。そして、少なくとも原
動機の軽負荷に適した回転数をえているとき、最大押除
け容積設定手段の制御、設定されている最大押除け容積
よりも小さい値であって負荷信号が示す負荷圧力が高く
なるにつれて小さくなるような最大押除け容積に制御さ
れる。
F.実施列 −第1の実施例− 第1図は本発明を走行回路に適用した場合の一実施例を
示し、エンジン11には可変容量形油圧ポンプ13と固定容
量形油圧ポンプ15が接続され、可変容量形油圧ポンプ13
はコントロールバルブ17を介して走行モータ19に接続さ
れ、固定容量油圧ポンプ15は走行操作手段を構成する走
行ペダル21により操作されるパイロット弁23および前後
進レバー25により操作される切換弁27を介してコントロ
ールバルブ17のパイロットポート17a,17bに接続されて
いる。また、固定容量形油圧ポンプ5とパイロット弁23
との間には絞り29が設けられ、絞り29の前後圧力が電磁
弁31を介して最大傾転制御装置33に供給され得るように
なっている。一方、走行モータ19の前進走行側の入力ポ
ートの圧力が電磁弁35を介してエンジン回転数制御装置
37に供給され得るようになっている。
可変容量形油圧ポンプ13は、回路圧力によりその吐出量
を制御(例えば第5図のP−Q線図のように)するポン
プレギュレータ(不図示)を有しているが、そのレギュ
レータと関連して上述の最大傾転角制御装置33が設けら
れている。
また、エンジン11のガバナ(不図示)に関連して回転数
切換手段を構成するエンジン回転数制御装置37が設けら
れ、これによりエンジン11の回転数が後述のように制限
される。第2図(a)〜(c)を参照するに、回転数制
御装置37は、所定の部位に軸支されたレバー37aを有
し、そのレバー37aの中間点にはガバナに接続されたス
ロットルレバー12が接続されている。レバー37aの先端
にはばね37bが掛止され、ばね37bの他端は、所定の部位
に軸支されたレバー37cの一方の端部に掛止されてい
る。そのレバー37cの他方の端部は、例えばプッシュプ
ルケーブル14により運転席内のエンジンコントロールレ
バー37eと接続されている。このエンジンコントロール
レバー37eもまた回転数制御手段を構成し、エンジン回
転数N以下の領域においてエンジン回転をアイドルか
らNまで連続的に制御できる。
なお、エンジン回転数Nは上述したようにエンジンの
軽負荷に適した回転数として定められる。
更にこのエンジン回転数制御装置37は、レバー37aの回
転角を制御するアクチュエータ37dを有し、エンジン回
転数がNを越える領域では、アクチュエータ37dによ
り、走行油圧モータ19の前進側ポート圧力に応じてエン
ジン回転数を増加させるように構成されている。なお、
最高回転数Nは上述したと同様にエンジンの重負荷に
適した回転数である。
なお、第2図(a)はエンジンアイドル状態、第2図
(b)はエンジン回転数をエンジンコントロールレバー
37eにより所定値Nに制御した状態、第2図(c)は
フルスロットルの状態を示す。この実施例ではエンジン
コントロールレバー37eを一杯に引いたときにエンジン
回転数はNを越えた値N′となるようにされ、アク
チュエータ37dが駆動されてもエンジンコントロールレ
バー37eは動かないようになっている。第1図に示すよ
うに、アクチュエータ37dは電磁弁35を介して走行モー
タ19およびタンクに接続されている。
更に、エンジン11の出力軸に関連させてエンジン回転数
を検出する回転数センサ39が設けられている。この回転
数センサ39は回転数検出手段を構成し、コントロールユ
ニット41に接続され、後述するプログラムによってエン
ジン回転数が所定値Nと大小判定される。そして、コ
ントロールユニット41の出力ポートには電磁弁31,35が
接続されており、エンジン回転数がNを越えるときに
両電磁弁31,35が励磁されて後続の各装置33,37に圧油が
供給される。
すなわち第3図を参照すると、ステップS1では、回転数
センンサ39からの信号に基づいてエンジン回転数N
読込み、ステップS2において、そのエンジン回転数N
と、予めROMに格納されているエンジン回転数の所定値
(エンジンの軽負荷に適した回転数)との大小を判
別する。現在のエンジン回転数Nが所定値Nを越え
ている(N>N)ならばステップS3に進み、N
下(N≦N)ならばステップS4に進む。ステップS3
では電磁弁31,35をオンし、ステップS4では電磁弁31,35
をオフする。
このような手順により、回転数センサ39からの信号によ
り検出されたエンジン回転数NがNを越えていると
判定されたときに電磁弁31,35が励磁され、絞り29の前
後の圧力が最大傾転角制御装置33に、走行用油圧モータ
の前進側ポートの圧力が回転数制御用シリンダ37dにそ
れぞれ入力される。また、エンジン回転数NがN
下となったときに電磁弁31,35が消磁され、油圧ポンプ1
3の最大傾転角によって定まる最大押除け容積がq
制御されるとともに、回転数制御用アクチュエータ37d
が第2図(a),(b)の位置まで縮退する。
このように構成された本実施例の作用について説明す
る。
(1)エンジン回転数が軽負荷に適した回転数N以下
の場合 エンジン回転数が所定値N以下の場合には、電磁弁3
1,35がオフされており、ポンプ最大傾転角制御装置33の
2つの入力ポートの圧力が等しく、このときに設定され
るポンプ最大傾転角により油圧ポンプ13の最大押除け容
積はqとなる。エンジン回転数は、運転席のエンジン
コントロールレバー16の操作に応じてスロットルレバー
が動かされることにより制御されることになる。その場
合、第4図のN−Q線図からわかるように、ポンプ吐出
量Qはエンジン回転数Nに比例して増加する。エンジン
回転数をNとし場合のP−Q線図は第5図に一点鎖線
Eで示すようになる。
(2)エンジン回転数が軽負荷に適した回転数 Nを越える場合 エンジンコントロールレバー37eの操作によりエンジン
回転数が所定値Nを越えると、電磁弁31が励磁され、
ポンプ最大傾転角制御装置33の2つの入口ポートに絞り
29の前後圧力がそれぞれかかることになる。絞り29の前
後の圧力差は、固定容量形油圧ポンプ15の吐出量、すな
わちエンジン回転数の関数で表わすことができるので、
エンジン回転数が所定値Nからエンジン最高回転数N
までの間では、最大傾転角が押除け容積qからq
(<q)相当の間でエンジン回転数に応じて連続的に
減少するように制御される。この場合、最大傾転角制御
装置33および絞り29の絞り量を適切に定めることによ
り、第4図のN−Q線図に示すように、エンジン回転数
がNよりも大きい領域でポンプ吐出量が一定となる。
エンジン回転数がNの場合のP−Q線図は第5図に実
線Pで示すようになる。ここで、エンジン最高回転数N
は、例えばポンプの傾転角に対応して必要最小馬力で
所望の勾配における登坂路走行時に35km/hが得られる
ように定められるもので、エンジンの重負荷に適した回
転数である。なお、最大傾転角を切換制御しない従来の
油圧ポンプのP−Q線図を第13図に示す。従来のもので
は、軽作業時にエンジン回転数をN→N′に下げる
とポンプ吐出量量もQ→Q′に低下して作業速度が
遅くなってしまう。
このように本実施例では、エンジン回転数が軽負荷に適
した回転数N以下の低馬力領域ではポンプ最大傾転角
で定まる最大押除け容積をqとし、Nを越える高馬
力領域では、油圧モータ19の負荷圧力に応じてエンジン
回転数を増加させるとともに、そのようなエンジン回転
数の増加につれてポンプ最大傾転角を小さくして最大押
除け容積をqから連続的に小さくするようにしたの
で、エンジンを高馬力にセットしても、軽負荷時にはエ
ンジン回転数を下げれば低馬力にセットしたと同等の低
燃料消費率の領域でエンジンが運転され、しかも、この
ような制御がエンジンコントロールレバー37eの操作量
に応じてなされるので操作性が極めてよい。
また、エンジン回転数がNを越えた領域のポンプ吐出
量が負荷に拘らず一定とされており、予め設定した勾配
の坂道(ポンプ吐出圧Pm以下,第5図)では登坂時に走
行速度が変らず走行フィーリングが良い。
第12図のエンジン性能曲線により詳述すると、例えば平
坦路走行時の所要馬力をPS2′とすれば、エンジン回転
数がN0でその馬力を得ることができ、また、掘削時
の所要馬力をPS3とすれば、エンジン回転数がN0で
その馬力を得ることができるが、本実施例では回転数が
以下の領域ではエンジン回転数がNを越えた高馬
力領域に比べてポンプの最大押除け容積が大きくされて
いるので、作業速度(走行速度)を犠牲にすることなく
低燃料消費率の領域で作業することが可能となる。ま
た、ある勾配における登坂路走行時の所要馬力をPS2と
すれば、エンジン回転数N2においてその馬力を得ること
ができるが、本実施例では、エンジン回転数がNを越
える領域ではエンジン回転数の上昇に従ってポンプ最大
押除け容積が小さくされてポンプ吐出量は増加しないか
ら、そのままの状態で平坦路を走行しても走行速度が法
定速度を越えない。
−第2の実施例− 第6図を参照して第2の実施例について説明する。本実
施例では、油圧モータ19の前進側ポートの圧力を圧力セ
ンサ43で検出し、エンジン回転数がNを越えた領域
で、その圧力センサ43からの出力電圧に応じてエンジン
回転数を制御するようにしたものであり、他の構成につ
いては第1の実施例と全く同様である。
すなわち、回転数制御用の油圧シリンダ37dに代え、例
えばリニアソレノイド装置47dを用いてレバー37aの回転
角を制御する。例えば、圧力センサ43の出力電圧をコン
トロールユニット41で検出して、それに応じた信号をリ
ニアソレノイド47dに出力することによりエンジン回転
数が制御される。
本実施例では、圧力センサ43の出力電圧をいったんコン
トロールユニット41に入力し、その入力電圧に基づいて
リニアソレノイド47dへの信号を得ているので、油圧モ
ータ19の前進側ポートの圧力の変動が非常に激しい場合
等においては、その変動に従ってエンジン回転数が変動
しないようにすることもでき、より好ましい。
−第3の実施例− 第7図を参照して第3の実施例について説明するが、第
1図と同様な箇所には同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施例では、本発明を掘削回路に適用した場合を
示し、エンジン回転数がNを越える領域で掘削用シリ
ンダの入出力ポートの圧力に応じてエンジン回転数を制
御するようにしたものである。
すなわち、コントロールバルブ17には掘削用シリンダ51
が接続され、シリンダ51の入出力ポートがシャトル弁53
を介して電磁弁31に接続されている。そして、コントロ
ールバルブ17は、固定容量油圧ポンプ15から供給圧力を
受けている掘削用パイロット弁55によって切換制御され
る。その他の構成については第1図に示したものと全く
同様である。
本実施例においても、エンジン回転数がN以下の領域
では回転数制御装置37および最大傾転角制御装置33が作
動せず、エンジン回転数は運転席に設けられたエンジン
コントロールレバーによって制御され、油圧ポンプ13の
最大傾転角で定まる最大押除け容積がqに制御され、
その結果、N−Q線図は第4図に示したようになる。ま
た、回転数NにおけるP−Q線図は第5図に一点鎖線
Eで示すようになる。
一方、エンジン回転数がNを越える領域においては回
転数制御装置37および最大傾転角制御装置33が働き、エ
ンジン回転数は掘削用シリンダ51の入出力ポート圧力が
大きくなるにつれて高くなるように制御され、油圧ポン
プ13の最大傾転角によって定まる最大押除け容積も油圧
ポンプ15の吐出量,すなわちエンジン回転数が高くなる
につれて小さくなるように制御される。この時、上述し
たと同様、油圧ポンプ13が吐出量が一定となるように最
大傾転角が制御される。
本実施例でも第1の実施例と同等の効果が得られ、エン
ジン回転数が軽負荷に適した回転数Nを越えた領域を
重掘削に、N以下の領域を軽掘削に自動的に使い分け
ることができ、負荷に応じたエンジン出力およびポンプ
吸収馬力が得られ、これにより、燃費,騒音,操作性の
点で極めて優れた油圧ショベルの掘削回路を提供でき
る。
また、エンジン回転数が軽負荷に適した回転数を越えた
領域においては、負荷が変動してもポンプ13の吐出量が
一定に制御されているので、作業速度が変化せず極めて
優れた運転フィーリングが得られるともに、負荷の変動
に伴ってブームやアーム等の掘削用アタッチメントの動
きが急激に変らず安全性にも優れる。
なお、第2実施例と同様に掘削用シリンダ51の入出力ポ
ートの圧力を圧力センサにより検出してもよい。
以上の説明では、エンジン回転数の判定をコントロール
ユニット内のプログラムに沿って行なったが、プログラ
ムによらず比較器等を用いて判定してもよい。また、回
転数センサによりエンジン回転数を検出する代りに、運
転席内のエンジンコントロールレバーやエンジン側のス
ロットルレバーがエンジン回転数Nを越えた位置まで
動いたときに切換わるスイッチを用いて間接的にエンジ
ン回転数を判定するように回転数検出手断を構成しても
よい。
また、最大傾転角制御装置の制御にも電磁式のアクチュ
エータを用いることができる。
G.発明の効果 本発明によれば、走行用あるいは掘削用の油圧アクチュ
エータの負荷圧力に応じてエンジン回転数を増加させる
とともに、油圧ポンプの最大押除け容積を、少なくとも
原動機の回転数が軽負荷に適した回転数を越えた領域で
は、今まで設定されていた最大押除け容積よりも小さい
値であって負荷圧力に応じた値に制御したので作業速度
や走行速度を犠牲にすることなく軽負荷作業に必要なポ
ンプ吸収馬力となるように原動機出力を低減して燃料消
費率が最も有利な状態で油圧ショベルを運転できるのに
加えて、上記油圧アクチュエーの負荷圧力によって原動
機回転数を制御することにより、原動機回転数が軽負荷
に適した回転数を越えた領域で走行ペダルや掘削用操作
レバー等の操作手段の操作量に応じて原動機回転数を増
加させる場合に生じる負荷変動に伴なう作業速度の変動
が防止され運転フィーリングが向上する。また、軽負荷
に適した回転数を越えた領域のポンプ吐出量を、軽負荷
に最適な回転数時のポンプ吐出量とほぼ同一のレベルに
制御することにより、負荷が急に小さくなっても油圧ア
クチュエータの速度が急に早くならず安全性の面でも効
果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図(a)〜(c)は第1図に示したエンジン回転数制御
装置の一例を示す正面図であり、第2図(a)はスロッ
トルレバーがアイドル位置、第2図(b)はスロットル
レバーがエンジン回転数Nの位置、第2図(c)はス
ロットルレバーがフルスロットル位置の場合をそれぞれ
示し、第3図は本発明の一実施例における電磁弁制御用
プログラムの一例を示すフローチャート、第4図は本実
施例におけるエンジン回転数Nとポンプ吐出量Qとの関
係を示すグラフ、第5図は本実施例におけるポンプのP
−Q線図を示す図、第6図は本発明の第2の実施例を示
すブロック図、第7図は本発明の第3の実施例を示すブ
ロック図、第8図はホイール式油圧ショベルの一例を示
す側面図、第9図(a),(b)は従来のP−Q線図の
2例を示す図、第10図および第11図は従来のホイール式
油圧ショベルにおけるエンジン回転数Nとポンプ吐出量
Qとの関係をそれぞれ示すグラフ、第12図はエンジン性
能曲線を示す図、第13図は従来のホイール式油圧ショベ
ルのポンプにおけるP−Q線図を示す図である。 1:走行輪、2:下部走行体 3:上部旋回体 4〜9:掘削用アタッチメント 11:エンジン 13:可変容量形油圧ポンプ 15:固定容量形油圧ポンプ 17:コントロールバルブ、19:油圧モータ 29:絞り、31,35:電磁弁 33:最大傾転角制御装置 37:回転数制御装置 39:回転数センサ、43:圧力センサ 51:掘削用シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機により駆動される可変容量形油圧ポ
    ンプと、当該油圧ポンプから吐出される圧油により駆動
    される油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータ
    の負荷圧力に相応した負荷信号を得る負荷検出手段と、
    前記負荷信号が示す負荷圧力が高くなるにつれて原動機
    回転数を高くする回転数制御手段と、少なくとも原動機
    の軽負荷に適した回転数を越えているとき、前記油圧ポ
    ンプを、所定の吐出量が得られる範囲で、予め設定した
    最大押除け容積よりも小さくしかも前記負荷信号が示す
    負荷圧力が高くなるにつれて小さくなる最大押除け容積
    に制御する最大押除け容積設定手段とを具備したことを
    特徴とする油圧ショベルの油圧制御装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記回転数制御手段は、少なくとも軽負荷に適した
    回転数を越えているときに動作するように構成されてい
    ることを特徴とする油圧ショベルの油圧制御装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記回転数制御手段は、運転席内に設けられエンジ
    ンスロットルレバーと接続されたエンジンコントロール
    レバーと、前記負荷信号に応じて原動機回転数を制御す
    る回転数制御用アクチュエータとを含み、エンジン回転
    数が前記原動機の軽負荷に適した回転数以下の領域では
    前記エンジンコントロールレバーにより原動機回転数が
    制御され、原動機回転数が前記軽負荷に適した回転数を
    越えた領域では前記回転数制御用アクチュエータにより
    原動機回転数が制御されるように構成したことを特徴と
    する油圧ショベルの油圧制御装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    の項に記載の装置において、原動機回転数が前記軽負荷
    に適した回転数よりも大きい場合と軽負荷に適した回転
    数である場合とのポンプ吐出量がほぼ等しくなるよう
    に、原動機回転数が前記軽負荷に適した回転数を越えて
    いる場合の前記最大押除け容積を制御するようにしたこ
    とを特徴とする油圧ショベルの油圧制御装置。
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