JPH066324B2 - 多層押出成形機 - Google Patents
多層押出成形機Info
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- JPH066324B2 JPH066324B2 JP61100425A JP10042586A JPH066324B2 JP H066324 B2 JPH066324 B2 JP H066324B2 JP 61100425 A JP61100425 A JP 61100425A JP 10042586 A JP10042586 A JP 10042586A JP H066324 B2 JPH066324 B2 JP H066324B2
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
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- B29C48/18—Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は多層フィルム、多層シート、多層インフレーシ
ョンフィルム等を成形するための複合ダイ用アダプタに
特徴を有する多層押出成形機に関するものである。
ョンフィルム等を成形するための複合ダイ用アダプタに
特徴を有する多層押出成形機に関するものである。
（従来の技術） 第９図、第１０図及び第１１図に従来の複合ダイ用アダ
プタを装備した押出成形機の１例を示す。
プタを装備した押出成形機の１例を示す。
先ずその構成について述べると、６１は公知の複合Ｔダ
イであり、同複合Ｔダイ６１に対して延設された各導管
６２′，６３′，６４′（第１０図）より供給された樹
脂を巾方向に拡げた後積層し、スリット６８を経て出口
６９より押出す（第１１図）。
イであり、同複合Ｔダイ６１に対して延設された各導管
６２′，６３′，６４′（第１０図）より供給された樹
脂を巾方向に拡げた後積層し、スリット６８を経て出口
６９より押出す（第１１図）。
６２，６３，６４は各押出機６５，６６，６７より押出
される溶融樹脂を前記複合ダイ６１へ導入するための導
管で、片側は押出機前面に他端は前記各導管６２′，６
３′，６４′を介して複合Ｔダイ６１にボルト等（図示
せず）により、夫々締結されている。
される溶融樹脂を前記複合ダイ６１へ導入するための導
管で、片側は押出機前面に他端は前記各導管６２′，６
３′，６４′を介して複合Ｔダイ６１にボルト等（図示
せず）により、夫々締結されている。
各押出機６５，６６，６７は公知のもので、シート（又
はフィルム）原料である樹脂を混練押出しするものであ
る。
はフィルム）原料である樹脂を混練押出しするものであ
る。
次にその作用について説明すると、３基の押出機６５，
６６，６７より押出された溶融樹脂は、各押出機に連設
された各々の導管６２，６２′、導管６３，６３′、導
管６４，６４′を通り、複合Ｔダイ６１へと導入され
る。この時第１１図に示す如く１の導管６２′の流路62
aより複合Ｔダイ６１に供給された溶融樹脂は、ダイ内
導入路62bを経てダイマニホールド62cへ入り、巾方向に
拡げられてスリット62dへ導入される。また２の導管6
3′の流路63a及び３の導管64′の流路64aより複合Ｔダ
イ６１に導入された夫々の溶融樹脂は、夫々のダイ内導
入路63b,64bを経て各ダイマニホールド６３Ｃ，６４ｃ
へ入り、巾方向に拡げられてスリット63d,64dへ導入さ
れる。
６６，６７より押出された溶融樹脂は、各押出機に連設
された各々の導管６２，６２′、導管６３，６３′、導
管６４，６４′を通り、複合Ｔダイ６１へと導入され
る。この時第１１図に示す如く１の導管６２′の流路62
aより複合Ｔダイ６１に供給された溶融樹脂は、ダイ内
導入路62bを経てダイマニホールド62cへ入り、巾方向に
拡げられてスリット62dへ導入される。また２の導管6
3′の流路63a及び３の導管64′の流路64aより複合Ｔダ
イ６１に導入された夫々の溶融樹脂は、夫々のダイ内導
入路63b,64bを経て各ダイマニホールド６３Ｃ，６４ｃ
へ入り、巾方向に拡げられてスリット63d,64dへ導入さ
れる。
このようにして各スリット62d,63d,64dへ導入された各
溶融樹脂は、ダイ内共通スリット６８へ入ると同時に積
層されて、ダイ出口６９より吐出され、冷却ロール７０
（第１０図）を経て成形される。
溶融樹脂は、ダイ内共通スリット６８へ入ると同時に積
層されて、ダイ出口６９より吐出され、冷却ロール７０
（第１０図）を経て成形される。
また押出機６５から押出された溶融樹脂は、導管６２，
６２′を通って流路６２ｂへ入り、押出機６６及び押出
機６７から押出された溶融樹脂は同様にして流路63b,64
bへと供給され、各押出機から押出される樹脂は一定の
位置に供給されて一定の層構成となるものであり、例え
ば前後の層を逆転させたい場合（例えばシート又はフィ
ルム成形機の冷却ロールに接触する側の樹脂と接触しな
い側の樹脂を変更するような場合）には、対応する導管
６３と導管６４を継ぎ替えて、押出機６６より押出され
る樹脂を流路６４ｂへ、押出機６７より押出される樹脂
を流路63bへ流入させるようにするとか、或は押出機６
６の樹脂原料と押出機６７の樹脂原料を交換する等の必
要性があった。
６２′を通って流路６２ｂへ入り、押出機６６及び押出
機６７から押出された溶融樹脂は同様にして流路63b,64
bへと供給され、各押出機から押出される樹脂は一定の
位置に供給されて一定の層構成となるものであり、例え
ば前後の層を逆転させたい場合（例えばシート又はフィ
ルム成形機の冷却ロールに接触する側の樹脂と接触しな
い側の樹脂を変更するような場合）には、対応する導管
６３と導管６４を継ぎ替えて、押出機６６より押出され
る樹脂を流路６４ｂへ、押出機６７より押出される樹脂
を流路63bへ流入させるようにするとか、或は押出機６
６の樹脂原料と押出機６７の樹脂原料を交換する等の必
要性があった。
しかしながら押出機は一般にその性能上処理原料の種類
が限定され、また押出能力も限定されているため、前記
の如き前後層の逆転等の層構成の変更は事実上困難であ
る。
が限定され、また押出能力も限定されているため、前記
の如き前後層の逆転等の層構成の変更は事実上困難であ
る。
更に図示の如き３層構造の装置を使って２層或は１層の
シート（又はフィルム）を成形しようとする場合、複合
Ｔダイ内の他の流路に溶融樹脂が逆流して滞留し、その
滞留した樹脂が熱劣化して製品シート（又はフィルム）
内に流出して不良シート（又はフィルム）を生産する等
の問題点があった。
シート（又はフィルム）を成形しようとする場合、複合
Ｔダイ内の他の流路に溶融樹脂が逆流して滞留し、その
滞留した樹脂が熱劣化して製品シート（又はフィルム）
内に流出して不良シート（又はフィルム）を生産する等
の問題点があった。
（発明が解決しようとする問題点） 上記の如く従来の多層構造のシート（又はフィルム）を
押出成形する装置にあっては、いざ多層構造の各層構成
を変更しようとしても、押出機の性能上処理対象となる
樹脂の種類が限られ、更には押出能力も限定されるため
に、容易には原料変更ができず、また樹脂流路の変更も
困難であって、実際には容易に変更ができないのが現状
である。
押出成形する装置にあっては、いざ多層構造の各層構成
を変更しようとしても、押出機の性能上処理対象となる
樹脂の種類が限られ、更には押出能力も限定されるため
に、容易には原料変更ができず、また樹脂流路の変更も
困難であって、実際には容易に変更ができないのが現状
である。
また他にも例えば３層構造のシート（又はフィルム）を
成形する装置を使って、２層の製品を得ようとする場合
でも、不使用の流路に樹脂が流れ込み、この樹脂が滞留
して熱劣化し、製品シート等に流出し不良製品としてし
まう等の問題点があって、何れの場合も層構造の変更は
困難なものであった。
成形する装置を使って、２層の製品を得ようとする場合
でも、不使用の流路に樹脂が流れ込み、この樹脂が滞留
して熱劣化し、製品シート等に流出し不良製品としてし
まう等の問題点があって、何れの場合も層構造の変更は
困難なものであった。
本発明は、これらの問題点を解決すべくなされたもの
で、導管と複合Ｔダイ間に特殊なアダプタを介装し、所
望の押出機から所望の層位置へと樹脂を自在に導入し得
るようにした多層押出成形機を提供しようとするもので
ある。
で、導管と複合Ｔダイ間に特殊なアダプタを介装し、所
望の押出機から所望の層位置へと樹脂を自在に導入し得
るようにした多層押出成形機を提供しようとするもので
ある。
（問題点を解決するための手段） このため本発明は、複数の押出機より供給される溶融物
を導く複数の導管と、夫々の溶融物を巾方向に拡げた後
積層成形する複数の流路を有する複合ダイとの間に、ア
ダプタブロックを介して前記各導管より供給される溶融
物を前記複合ダイの所望の流路に分配する流路が形成さ
れた流路分配板を設け、かつ前記アダプタブロックには
側部に同ブロックの流路を水平に迂回する流路を設けた
マニホールドブロックを取付け、前記流路分配板は前記
アダプタブロックの上部外面にボルトにより着脱自在に
取付けられているもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。
を導く複数の導管と、夫々の溶融物を巾方向に拡げた後
積層成形する複数の流路を有する複合ダイとの間に、ア
ダプタブロックを介して前記各導管より供給される溶融
物を前記複合ダイの所望の流路に分配する流路が形成さ
れた流路分配板を設け、かつ前記アダプタブロックには
側部に同ブロックの流路を水平に迂回する流路を設けた
マニホールドブロックを取付け、前記流路分配板は前記
アダプタブロックの上部外面にボルトにより着脱自在に
取付けられているもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。
（作用） 複数の樹脂導管からの導入樹脂を複合ダイの所望流路に
送り込むための分配流路が形成された流路分配板を適宜
交換することにより、所望の層形を持つ良質の樹脂シー
ト（又はフィルム）が簡単、かつ容易に得られる。即
ち、複合シート（又はフィルム）の層構成を変更しよう
とする場合には、流路分配板を所望のものに交換するこ
とにより可能となる。この場合はアダプタブロック上の
流路分配板を取外す必要があるが、同流路分配板はアダ
プタブロック上にボルトにより取付けられているので、
同ボルトを緩めることにより簡単に流路分配板を取外し
て、交換することができる。
送り込むための分配流路が形成された流路分配板を適宜
交換することにより、所望の層形を持つ良質の樹脂シー
ト（又はフィルム）が簡単、かつ容易に得られる。即
ち、複合シート（又はフィルム）の層構成を変更しよう
とする場合には、流路分配板を所望のものに交換するこ
とにより可能となる。この場合はアダプタブロック上の
流路分配板を取外す必要があるが、同流路分配板はアダ
プタブロック上にボルトにより取付けられているので、
同ボルトを緩めることにより簡単に流路分配板を取外し
て、交換することができる。
（実施例） 以下本発明を図面について説明すると、第１図乃至第８
図は本発明の実施例を示し、同実施例は２台の押出機６
５，６６と３層ダイ６１による２種３層シート（又はフ
ィルム）の成形機を１例として挙げたものであり、ここ
では従来との相違点を中心に説明する。３，４は２台の
押出機６５，６６より押出される溶融樹脂を複合ダイ６
１へ導入するための導管で、片側は押出機前面に他端は
アダプタブロック１１に、夫々ボルト等（図示せず）に
より締結されている。
図は本発明の実施例を示し、同実施例は２台の押出機６
５，６６と３層ダイ６１による２種３層シート（又はフ
ィルム）の成形機を１例として挙げたものであり、ここ
では従来との相違点を中心に説明する。３，４は２台の
押出機６５，６６より押出される溶融樹脂を複合ダイ６
１へ導入するための導管で、片側は押出機前面に他端は
アダプタブロック１１に、夫々ボルト等（図示せず）に
より締結されている。
このアダプタブロック１１には、例えば第３図乃至第５
図に示す如く２台の押出機から導入される各樹脂の迂回
する導入路21a,21b,21d及び直線状の導入路22aが、その
側部から中央に向けて延びて形成され、続いて上方に垂
直に延び、各開口部は後述する流路分配板１０の分配流
路に通じるようになっている。更に同アダプタブロック
１１には、前記分配流路と複合Ｔダイ６１の３つの樹脂
通路に通じる樹脂供給路21e,24b,25bが一直線上に並ん
で垂直に貫通して形成されている。
図に示す如く２台の押出機から導入される各樹脂の迂回
する導入路21a,21b,21d及び直線状の導入路22aが、その
側部から中央に向けて延びて形成され、続いて上方に垂
直に延び、各開口部は後述する流路分配板１０の分配流
路に通じるようになっている。更に同アダプタブロック
１１には、前記分配流路と複合Ｔダイ６１の３つの樹脂
通路に通じる樹脂供給路21e,24b,25bが一直線上に並ん
で垂直に貫通して形成されている。
なお、同図に示した例では、前記上方に垂直に延びる導
入路中、アダプタブロック１１の中央に形成された導入
路２１ｇは、前記中央樹脂供給路の２１ｅと合致させて
ある。
入路中、アダプタブロック１１の中央に形成された導入
路２１ｇは、前記中央樹脂供給路の２１ｅと合致させて
ある。
１０は流路分配板で、この流路分配板１０は前記アダプ
タブロック１１の上面にボルト１５により固設され、必
要に応じて交換されるものであり、そのため第７図に示
す如く多種類の流路分配板10a,10b,10c,10dが用意され
ている。
タブロック１１の上面にボルト１５により固設され、必
要に応じて交換されるものであり、そのため第７図に示
す如く多種類の流路分配板10a,10b,10c,10dが用意され
ている。
例えば、このうちの流路分配板10aについて、第３図乃
至第７図(イ)に基いて説明すると、同流路分配板１０ａ
は下面略中央に円柱状突部10a′を持つ矩形板であり、
同突出部10a′は前記アダプタブロック１１の中央に形
成された前記樹脂供給路２１ｅの上部である１の導入路
２１ｇ部分を閉塞する。また同流路分配板１０ａの下面
側には他の垂直導入路２２ｂ並びに２つの樹脂供給路24
b,25bの上部開口部を直結するようにして溝状の樹脂分
配流路が形成されている。
至第７図(イ)に基いて説明すると、同流路分配板１０ａ
は下面略中央に円柱状突部10a′を持つ矩形板であり、
同突出部10a′は前記アダプタブロック１１の中央に形
成された前記樹脂供給路２１ｅの上部である１の導入路
２１ｇ部分を閉塞する。また同流路分配板１０ａの下面
側には他の垂直導入路２２ｂ並びに２つの樹脂供給路24
b,25bの上部開口部を直結するようにして溝状の樹脂分
配流路が形成されている。
従ってこの流路分配板１０ａを前記アダプタブロックに
取付けるときは、２つの押出機により送り込まれる樹脂
のうち、１つの流れａは導入路21a,21b,21c,21d,21eを
通って流路分配板１０ａの分配流路を通ることなく、直
接複合Ｔダイ６１の中央に存在するダイマニホールド６
２ｃに導入される。また他の流れｂは導入路２２ａ，２
２ｂを流れ、分配流路入口で左右に分岐して各分配流路
２３ａ，２３ｂを通ってアダプタブロック１１の各樹脂
供給流路２４ｂ，２５ｂに導入され、複合Ｔダイ６１の
左右のダイマニホールド63c,64cに入る。
取付けるときは、２つの押出機により送り込まれる樹脂
のうち、１つの流れａは導入路21a,21b,21c,21d,21eを
通って流路分配板１０ａの分配流路を通ることなく、直
接複合Ｔダイ６１の中央に存在するダイマニホールド６
２ｃに導入される。また他の流れｂは導入路２２ａ，２
２ｂを流れ、分配流路入口で左右に分岐して各分配流路
２３ａ，２３ｂを通ってアダプタブロック１１の各樹脂
供給流路２４ｂ，２５ｂに導入され、複合Ｔダイ６１の
左右のダイマニホールド63c,64cに入る。
この樹脂の流れを簡単に示したものが第８図であり、前
記例に対応するものは第８図(イ)に示されている。な
お、図示の例では前記アダプタブロック１１と複合Ｔダ
イ６１の間には、アダプタブロック１１内の樹脂供給路
21e,24b,25b並びに複合Ｔダイ６１の各樹脂流路と夫々
連通する樹脂流路２１ｆ，２４ｃ，２５ｃが形成された
接続ブロック１３が介装されている。１９，２０は同接
続ブロック１３をアダプタブロック１１及び複合Ｔダイ
６１に固設するための締結ボルトである。
記例に対応するものは第８図(イ)に示されている。な
お、図示の例では前記アダプタブロック１１と複合Ｔダ
イ６１の間には、アダプタブロック１１内の樹脂供給路
21e,24b,25b並びに複合Ｔダイ６１の各樹脂流路と夫々
連通する樹脂流路２１ｆ，２４ｃ，２５ｃが形成された
接続ブロック１３が介装されている。１９，２０は同接
続ブロック１３をアダプタブロック１１及び複合Ｔダイ
６１に固設するための締結ボルトである。
他の流路分配板１０ｂ，１０ｃ，１０ｄについて、第７
図(ロ)(ハ)(ニ)及び第８図(ロ)(ハ)(ニ)により概説すると、流
路分配板１０ｂではアダプタブロック１１中央の導入路
２１ｇからの樹脂を中央のダイマニホールド６２Ｃへ流
すとともに、図示右側の樹脂供給路２４ｂに分配すべく
分配流路２６ａが形成され、他の導入路２２ｂからの樹
脂は図示左側の樹脂供給路２５ｂに流すべく分配流路２
３ｃが形成されている。このときの樹脂流れは第８図
(ロ)に示すようになる。
図(ロ)(ハ)(ニ)及び第８図(ロ)(ハ)(ニ)により概説すると、流
路分配板１０ｂではアダプタブロック１１中央の導入路
２１ｇからの樹脂を中央のダイマニホールド６２Ｃへ流
すとともに、図示右側の樹脂供給路２４ｂに分配すべく
分配流路２６ａが形成され、他の導入路２２ｂからの樹
脂は図示左側の樹脂供給路２５ｂに流すべく分配流路２
３ｃが形成されている。このときの樹脂流れは第８図
(ロ)に示すようになる。
流路分配板１０ｃの場合は前記分配板１０ｂと左右逆に
なるように分配流路２３ｄ，２６ｂが形成され、樹脂は
第８図(ハ)の如く流れる。流路分配板１０ｄは１つの樹
脂導入路２２ｂが閉塞されるとともに、他の導入路をア
ダプタブロック１１内の全ての樹脂供給路２１ｅ，２４
ｂ，２５ｂに通じるように分配流路２６ｃ，２６ｄを形
成している。この場合には第８図(ニ)に示す如く、一方
の樹脂のみで三層のシート（又はフィルム）を成形する
ことになる。なお、図中１２はマニホールドブロック
で、アダプタブロック１１と組合せて流路２１ｃを形成
し、ボルト１６によりアダプタブロック１１に取付けら
れる。１４ａ〜１４ｅはヒータであり、流路分配板１
０、アダプタブロック１１及び接続ブロック１３を加熱
するためのもので、夫々温度が調節できるようになって
いる。また１７，１８は夫々アダプタブロック１１に対
する流路分配板１０及びブロックマニホールド１２の位
置決め用のピンである。
なるように分配流路２３ｄ，２６ｂが形成され、樹脂は
第８図(ハ)の如く流れる。流路分配板１０ｄは１つの樹
脂導入路２２ｂが閉塞されるとともに、他の導入路をア
ダプタブロック１１内の全ての樹脂供給路２１ｅ，２４
ｂ，２５ｂに通じるように分配流路２６ｃ，２６ｄを形
成している。この場合には第８図(ニ)に示す如く、一方
の樹脂のみで三層のシート（又はフィルム）を成形する
ことになる。なお、図中１２はマニホールドブロック
で、アダプタブロック１１と組合せて流路２１ｃを形成
し、ボルト１６によりアダプタブロック１１に取付けら
れる。１４ａ〜１４ｅはヒータであり、流路分配板１
０、アダプタブロック１１及び接続ブロック１３を加熱
するためのもので、夫々温度が調節できるようになって
いる。また１７，１８は夫々アダプタブロック１１に対
する流路分配板１０及びブロックマニホールド１２の位
置決め用のピンである。
以上の構成において作用を説明すると、各押出機６５，
６６から各導管３，４を通り、アダプタブロック１１ま
で溶融樹脂が達する。まず流路分配板１０ａを使用した
場合（第７図(イ)及び第８図(イ)）について説明すると、
アダプタブロック１１の樹脂受入れ口２１ａより流入し
た樹脂は、導入路２１ｂ，２１ｃ，２１ｄ，２１ｅを経
て接続ブロック１３の中央の流路２１ｆを通り、複合Ｔ
ダイ６１のダイマニホールド６２ｃに流入する。
６６から各導管３，４を通り、アダプタブロック１１ま
で溶融樹脂が達する。まず流路分配板１０ａを使用した
場合（第７図(イ)及び第８図(イ)）について説明すると、
アダプタブロック１１の樹脂受入れ口２１ａより流入し
た樹脂は、導入路２１ｂ，２１ｃ，２１ｄ，２１ｅを経
て接続ブロック１３の中央の流路２１ｆを通り、複合Ｔ
ダイ６１のダイマニホールド６２ｃに流入する。
一方アダプタブロック１１の別の導入路２２ａより流入
した樹脂は、導入路２２ｂを経て流路分配板１０ａの分
配流路に入り、２つの流路２３ａ，２３ｂに均等に分流
される。流路分配板１０ａの一方の分配流路２３ａに分
流した樹脂は流路２４ａを経てアダプタブロック１１内
の供給流路２４ｂ，接続ブロック１３の流路２４ｃを通
り、ダイ６１の一方の表層用ダイマニホールド６４ｃに
入る。また前記流路分配板１０ａで分流され、他方の分
配流路２３ｂに分流した樹脂は、流路２５ａを経てアダ
プタブロック１１の流路２５ｂ、接続ブロック１３の流
路２５ｃを通り、複合Ｔダイ６１の他方の表層用ダイマ
ニホールド６３ｃへ流入する。
した樹脂は、導入路２２ｂを経て流路分配板１０ａの分
配流路に入り、２つの流路２３ａ，２３ｂに均等に分流
される。流路分配板１０ａの一方の分配流路２３ａに分
流した樹脂は流路２４ａを経てアダプタブロック１１内
の供給流路２４ｂ，接続ブロック１３の流路２４ｃを通
り、ダイ６１の一方の表層用ダイマニホールド６４ｃに
入る。また前記流路分配板１０ａで分流され、他方の分
配流路２３ｂに分流した樹脂は、流路２５ａを経てアダ
プタブロック１１の流路２５ｂ、接続ブロック１３の流
路２５ｃを通り、複合Ｔダイ６１の他方の表層用ダイマ
ニホールド６３ｃへ流入する。
以後は公知の如くダイ６１内で巾方向に均一に押し拡げ
られ、３層に積層されてシート（又はフィルム）として
押出される。
られ、３層に積層されてシート（又はフィルム）として
押出される。
ここで層構成の変更をしたい場合は、第７図(ロ)(ハ)(ニ)
に示す如く、アダプタブロック１１の導入路の開口部と
供給流路口の接続を変更した各流路分配板１０ｂ，１０
ｃ，１０ｄのうちから必要なものを選択し、これと取換
えれば第８図(ロ)(ハ)(ニ)に示すような層構成の多層シー
ト（又はフィルム）が任意に成形できることになる。従
って本発明によれば、層構成の変更にあたり、流路分配
板１０ａ〜１０ｄを交換すればよく、従来の如く導管を
継ぎ替えたり、或は押出機の処理原料を変更したりする
必要がない。
に示す如く、アダプタブロック１１の導入路の開口部と
供給流路口の接続を変更した各流路分配板１０ｂ，１０
ｃ，１０ｄのうちから必要なものを選択し、これと取換
えれば第８図(ロ)(ハ)(ニ)に示すような層構成の多層シー
ト（又はフィルム）が任意に成形できることになる。従
って本発明によれば、層構成の変更にあたり、流路分配
板１０ａ〜１０ｄを交換すればよく、従来の如く導管を
継ぎ替えたり、或は押出機の処理原料を変更したりする
必要がない。
（発明の効果） 以上詳細に説明した如く本発明によると、近年のシート
及びフィルム等の多層化と、その層構成の多様化に対
し、即座に応じられるものであり、従って多品種少量生
産の工場にあっては、本発明の効果は大きい。即ち、本
発明によれば、従来の如く押出機の処理原料を変更した
り、導管の継ぎ替えをすることなく、希望の層構成を簡
単に得ることが可能であり、希望する層数及び希望する
樹脂をロール面（ツヤ出し面）側に配設することが可能
となる。またアダプタ回りが簡潔な構造となり、特に積
層数が３層を越えるような場合には、作業性がよくなっ
てその効果は大きい。また本発明は、アダプタブロック
の側部に流路を水平に迂回する流路を設けたマニホール
ドブロックを取付け、かつ流路分配板をアダプタブロッ
クの上部外面にボルトにより着脱自在に取付けたので、
ボルトを緩めれば流路分配板を簡単に取外して交換する
ことができ、しかも流路分配板の大きさが小さくできる
ことにより軽量となり、同流路分配板の取換え作業が極
めて容易となる。
及びフィルム等の多層化と、その層構成の多様化に対
し、即座に応じられるものであり、従って多品種少量生
産の工場にあっては、本発明の効果は大きい。即ち、本
発明によれば、従来の如く押出機の処理原料を変更した
り、導管の継ぎ替えをすることなく、希望の層構成を簡
単に得ることが可能であり、希望する層数及び希望する
樹脂をロール面（ツヤ出し面）側に配設することが可能
となる。またアダプタ回りが簡潔な構造となり、特に積
層数が３層を越えるような場合には、作業性がよくなっ
てその効果は大きい。また本発明は、アダプタブロック
の側部に流路を水平に迂回する流路を設けたマニホール
ドブロックを取付け、かつ流路分配板をアダプタブロッ
クの上部外面にボルトにより着脱自在に取付けたので、
ボルトを緩めれば流路分配板を簡単に取外して交換する
ことができ、しかも流路分配板の大きさが小さくできる
ことにより軽量となり、同流路分配板の取換え作業が極
めて容易となる。
第１図は本発明の実施例を示す多層押出成形機の押出し
アダプタ組立体部分の上面図、第２図は同押出しアダプ
タ組立体部分の側面図、第３図は第１図におけるIII〜I
II断面図、第４図は第３図におけるIV矢視図、第５図は
第３図におけるＶ〜Ｖ断面図、第６図は第３図と別の層
構成を示す第１図のIII〜III断面図、第７図(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)は流路分配板の流路形状の各種実施例を示す第３図
のVII〜VII断面図、第８図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は第７図におけ
る各流路分配板の使用時の樹脂流れを示す説明図、第９
図は従来の多層押出成形機における複合アダプタ部分の
上面図、第１０図は同側面図、第１１図は第９図のXIV
〜XIV断面図である。 図の主要部分の説明 ３，４…導管、10,10a〜10e…流路分配板 11,11a…アダプタブロック 12,12a…マニホールドブロック 65,66…押出機
アダプタ組立体部分の上面図、第２図は同押出しアダプ
タ組立体部分の側面図、第３図は第１図におけるIII〜I
II断面図、第４図は第３図におけるIV矢視図、第５図は
第３図におけるＶ〜Ｖ断面図、第６図は第３図と別の層
構成を示す第１図のIII〜III断面図、第７図(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)は流路分配板の流路形状の各種実施例を示す第３図
のVII〜VII断面図、第８図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は第７図におけ
る各流路分配板の使用時の樹脂流れを示す説明図、第９
図は従来の多層押出成形機における複合アダプタ部分の
上面図、第１０図は同側面図、第１１図は第９図のXIV
〜XIV断面図である。 図の主要部分の説明 ３，４…導管、10,10a〜10e…流路分配板 11,11a…アダプタブロック 12,12a…マニホールドブロック 65,66…押出機
Claims (1)
- 【請求項１】複数の押出機より供給される溶融物を導く
複数の導管と、夫々の溶融物を巾方向に拡げた後積層成
形する複数の流路を有する複合ダイとの間に、アダプタ
ブロックを介して前記各導管より供給される溶融物を前
記複合ダイの所望の流路に分配する流路が形成された流
路分配板を設け、かつ前記アダプタブロックには側部に
同ブロックの流路を水平に迂回する流路を設けたマニホ
ールドブロックを取付け、前記流路分配板は前記アダプ
タブロックの上部外面にボルトにより着脱自在に取付け
られていることを特徴とする多層押出成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61100425A JPH066324B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 多層押出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61100425A JPH066324B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 多層押出成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62256627A JPS62256627A (ja) | 1987-11-09 |
| JPH066324B2 true JPH066324B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=14273609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61100425A Expired - Fee Related JPH066324B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 多層押出成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066324B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5110276A (en) * | 1989-12-28 | 1992-05-05 | Farnsworth John T | Extrusion die assembly |
| US6398535B1 (en) * | 2000-03-21 | 2002-06-04 | Cloeren Incorporated | Layer sequence selecting device |
| CN102310538B (zh) * | 2011-07-22 | 2013-07-10 | 张建群 | 双层复合塑料网材成型机头 |
| JP6561254B2 (ja) * | 2015-07-10 | 2019-08-21 | 川上産業株式会社 | 合成樹脂製中空板、その製造装置及び製造方法、並びに押出成形装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55222A (en) * | 1978-06-07 | 1980-01-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | Marking with powder |
| US4336012A (en) * | 1980-10-20 | 1982-06-22 | The Standard Oil Company | Coextrusion device |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP61100425A patent/JPH066324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62256627A (ja) | 1987-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |