JPH0673899B2 - 押出成形用複合アダプタ - Google Patents
押出成形用複合アダプタInfo
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- JPH0673899B2 JPH0673899B2 JP60083022A JP8302285A JPH0673899B2 JP H0673899 B2 JPH0673899 B2 JP H0673899B2 JP 60083022 A JP60083022 A JP 60083022A JP 8302285 A JP8302285 A JP 8302285A JP H0673899 B2 JPH0673899 B2 JP H0673899B2
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/49—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using two or more extruders to feed one die or nozzle
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
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- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、樹脂を多層に積層して押出成形する。たとえ
ば多層フィルム、多層シート、多層インフレーションフ
ィルム、多層フラットヤーン等の製造装置に適用される
複合アダプタに関し、特に各押出機の処理原料を変更せ
ずに簡単に希望する層数及び層構成が得られる押出成形
用の複合アダプタに関するものである。
ば多層フィルム、多層シート、多層インフレーションフ
ィルム、多層フラットヤーン等の製造装置に適用される
複合アダプタに関し、特に各押出機の処理原料を変更せ
ずに簡単に希望する層数及び層構成が得られる押出成形
用の複合アダプタに関するものである。
（従来技術） 従来、この種多層押出成形機は複数の押出機から、夫々
別の流路を通って所望の溶融樹脂が押し出され、これら
が複合アダプタ内で合流積層されてＴダイからシート状
に押し出されるものである。これを３層複合アダプタを
例にとって具体的に説明すると、第８図乃至第10図が従
来の装置を示し、１はＴダイ、２は複合アダプタを示
し、複合アダプタ２には３本の接続用導管3,4,5の一端
が接続され、各導管3,4,5より複合アダプタ２内に供給
された溶融樹脂は、複合アダプタ２内で積層され前記Ｔ
ダイ１に供給されてシート状に押し出される。
別の流路を通って所望の溶融樹脂が押し出され、これら
が複合アダプタ内で合流積層されてＴダイからシート状
に押し出されるものである。これを３層複合アダプタを
例にとって具体的に説明すると、第８図乃至第10図が従
来の装置を示し、１はＴダイ、２は複合アダプタを示
し、複合アダプタ２には３本の接続用導管3,4,5の一端
が接続され、各導管3,4,5より複合アダプタ２内に供給
された溶融樹脂は、複合アダプタ２内で積層され前記Ｔ
ダイ１に供給されてシート状に押し出される。
複合アダプタ２は、複合アダプタ本体2aにキー10を介し
て回転不能に挿入された挿入体９により３個の樹脂流路
11a,11b,11cが形成され、Ｔダイ１にボルト（図示せ
ず）によって強固に取り付けられている。6,7,8は３台
の押出機を示し、各押出機6,7,8と複合アダプタ２を連
結する３本の導管3,4,5は、複合アダプタ２の各流路位
置にその一端をボルト13によって強固に締結され、他端
を前記各押出機6,7,8に夫々接続されている。各導管3,
4,5は複合アダプタ２の取付位置と押出機の位置に合せ
るため、必要に応じて上下又は左右に曲げられた形状と
なっている。
て回転不能に挿入された挿入体９により３個の樹脂流路
11a,11b,11cが形成され、Ｔダイ１にボルト（図示せ
ず）によって強固に取り付けられている。6,7,8は３台
の押出機を示し、各押出機6,7,8と複合アダプタ２を連
結する３本の導管3,4,5は、複合アダプタ２の各流路位
置にその一端をボルト13によって強固に締結され、他端
を前記各押出機6,7,8に夫々接続されている。各導管3,
4,5は複合アダプタ２の取付位置と押出機の位置に合せ
るため、必要に応じて上下又は左右に曲げられた形状と
なっている。
このような構造からなる従来の装置を使ってシート又は
フィルムを製造するときは、上部の導管３を通して第１
の押出機６より押し出された溶融樹脂は、複合アダプタ
２内の複合アダプタ本体2aと挿入体９の間に形成された
流路11aを通り、巾方向に均一に広げられて第１の層を
形成して合流点12に達し、同じく他の押出機7,8から中
間の導管４及び下部の導管５を介して押し出されて来た
溶融樹脂の第２の層及び第３の層と合流し、３層となっ
てＴダイ１に流入し、以後は公知の如く巾方向に拡げら
れ、ダイの出口（図示せず）より３層シート又は３層フ
ィルムとして押し出される。
フィルムを製造するときは、上部の導管３を通して第１
の押出機６より押し出された溶融樹脂は、複合アダプタ
２内の複合アダプタ本体2aと挿入体９の間に形成された
流路11aを通り、巾方向に均一に広げられて第１の層を
形成して合流点12に達し、同じく他の押出機7,8から中
間の導管４及び下部の導管５を介して押し出されて来た
溶融樹脂の第２の層及び第３の層と合流し、３層となっ
てＴダイ１に流入し、以後は公知の如く巾方向に拡げら
れ、ダイの出口（図示せず）より３層シート又は３層フ
ィルムとして押し出される。
このように、複合アダプタ２内で多数の樹脂層を積層す
る場合には、１の押出機６から押し出された樹脂は上部
の導管３を通って前記流路11aへ入り、他の２台の押出
機７及び押出機８から押し出された樹脂は、同様にして
夫々の流路11b,11cへと供給され、各押出機から押し出
される樹脂は複合アダプタ２内の一定の位置で一定の層
構成をとるようになるが、例えばシート（又はフィル
ム）成形機の冷却ロールに接触する側の樹脂と接触しな
い側の樹脂を交換しようとする場合のように上下の層を
逆転させたい場合は、上部の導管３と下部の導管５を継
ぎ換えて、上部の押出機６より押し出される樹脂を複合
アダプタ２内の下部の流路11cへ、また下部の押出機８
より押し出される樹脂を同じく複合アダプタ２内の上部
の流路11aへ変更流入させるようにするか、あるいは１
の押出機６の樹脂原料と他の押出機８の樹脂原料を変更
する必要がある。
る場合には、１の押出機６から押し出された樹脂は上部
の導管３を通って前記流路11aへ入り、他の２台の押出
機７及び押出機８から押し出された樹脂は、同様にして
夫々の流路11b,11cへと供給され、各押出機から押し出
される樹脂は複合アダプタ２内の一定の位置で一定の層
構成をとるようになるが、例えばシート（又はフィル
ム）成形機の冷却ロールに接触する側の樹脂と接触しな
い側の樹脂を交換しようとする場合のように上下の層を
逆転させたい場合は、上部の導管３と下部の導管５を継
ぎ換えて、上部の押出機６より押し出される樹脂を複合
アダプタ２内の下部の流路11cへ、また下部の押出機８
より押し出される樹脂を同じく複合アダプタ２内の上部
の流路11aへ変更流入させるようにするか、あるいは１
の押出機６の樹脂原料と他の押出機８の樹脂原料を変更
する必要がある。
しかるに、押出機はその性能上、使用できる処理原料の
種類が限定され、またその押出能力にも夫々限定がある
ため、上下層を逆転する等の層構成を変更することが困
難な場合が多かった。また、押出機の数より多い積層数
のシート、フィルム等を成形する場合には、その構造が
極めて複雑化するものであった。
種類が限定され、またその押出能力にも夫々限定がある
ため、上下層を逆転する等の層構成を変更することが困
難な場合が多かった。また、押出機の数より多い積層数
のシート、フィルム等を成形する場合には、その構造が
極めて複雑化するものであった。
（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、従来のこの種成形装置では多層シート、多層
フィルム等の各層を容易には変更できず、また押出機の
台数より多い層構成のシート等を得ようとするときは装
置自体がより複雑化するという問題点があり、これらの
問題点を解決して多層シート等の多様化の要求に応える
べくなされたものである。
フィルム等の各層を容易には変更できず、また押出機の
台数より多い層構成のシート等を得ようとするときは装
置自体がより複雑化するという問題点があり、これらの
問題点を解決して多層シート等の多様化の要求に応える
べくなされたものである。
（問題点を解決するための手段） このため本発明は、複数の押出機より供給される溶融樹
脂を導く導管が夫々連結されたアダプタと、内部に溶融
樹脂を積層成形する挿入体を複数個有し、上流側挿入体
で積層された積層後の溶融樹脂の流路が、下流側挿入体
へ流入するように配置された複合アダプタとの間に挟ま
れ、同アダプタと複合アダプタを締め付けるボルトで共
締めされ、同ボルトを緩めると抜き出し可能となる平板
状の流路分配板を備え、同分配板は入口側面に前記アダ
プタの複数の樹脂流路と連通する受入口が形成され、出
口側面に前記複合アダプタの樹脂導入口と対応する部分
に供給口が形成され、同受入口と供給口の所望のものを
結んで樹脂流路を形成すると共に、同受入口が２個の樹
脂供給口に連通しているものは、同受入口と夫々の供給
口とを連通する流路長を等しく形成してなるもので、こ
れを問題点解決のための手段とするものである。
脂を導く導管が夫々連結されたアダプタと、内部に溶融
樹脂を積層成形する挿入体を複数個有し、上流側挿入体
で積層された積層後の溶融樹脂の流路が、下流側挿入体
へ流入するように配置された複合アダプタとの間に挟ま
れ、同アダプタと複合アダプタを締め付けるボルトで共
締めされ、同ボルトを緩めると抜き出し可能となる平板
状の流路分配板を備え、同分配板は入口側面に前記アダ
プタの複数の樹脂流路と連通する受入口が形成され、出
口側面に前記複合アダプタの樹脂導入口と対応する部分
に供給口が形成され、同受入口と供給口の所望のものを
結んで樹脂流路を形成すると共に、同受入口が２個の樹
脂供給口に連通しているものは、同受入口と夫々の供給
口とを連通する流路長を等しく形成してなるもので、こ
れを問題点解決のための手段とするものである。
（作 用） 複数の押出機から押し出される溶融樹脂は、各押出機に
接続された夫々の導管を通って流路分配板の各樹脂受入
口へと導入される。流路分配板には、その一面に複数の
樹脂受入口が、他面には前記受入口よりも数の多い樹脂
供給口が設けられ、前記任意の受入口と所望の供給口が
連通するように夫々流路が形成されている。このような
流路分配板が複数枚準備され、そのうちの所望のものを
選択して前記導管と複合アダプタ間に介入配設する。こ
のことにより前記した流路分配板の樹脂受入口に達した
溶融樹脂は、流路分配板に形成された前記各流路を流れ
て、所望の樹脂供給口へと導かれる。各樹脂供給口へ達
した夫々の樹脂は、複合アダプタ内の対応する樹脂流路
内に入り、同じく複合アダプタ内に形成された合流点で
所望の層構成に積層合流されて、以後は通常のようにダ
イからシート状で吐き出される。層数及び層構成を変更
したいときは、流路分配板の中から所望のものを選択し
て、先の流路分配板と交換すればよい。
接続された夫々の導管を通って流路分配板の各樹脂受入
口へと導入される。流路分配板には、その一面に複数の
樹脂受入口が、他面には前記受入口よりも数の多い樹脂
供給口が設けられ、前記任意の受入口と所望の供給口が
連通するように夫々流路が形成されている。このような
流路分配板が複数枚準備され、そのうちの所望のものを
選択して前記導管と複合アダプタ間に介入配設する。こ
のことにより前記した流路分配板の樹脂受入口に達した
溶融樹脂は、流路分配板に形成された前記各流路を流れ
て、所望の樹脂供給口へと導かれる。各樹脂供給口へ達
した夫々の樹脂は、複合アダプタ内の対応する樹脂流路
内に入り、同じく複合アダプタ内に形成された合流点で
所望の層構成に積層合流されて、以後は通常のようにダ
イからシート状で吐き出される。層数及び層構成を変更
したいときは、流路分配板の中から所望のものを選択し
て、先の流路分配板と交換すればよい。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。第１図乃至第７図は本実施例を示すもので、第１図
は成形機の概略平面図、第２図は同側面図、第３図は本
実施例の主要部を示す詳細側断面図、第４図は第３図の
Ｂ−Ｂ矢視断面図、第５図は流路分配板を示し、第３図
のＣ−Ｃ矢視断面図、第６図は流路分配板の他の例を示
し、第７図は第６図のＤ−Ｄ矢視断面図である。
る。第１図乃至第７図は本実施例を示すもので、第１図
は成形機の概略平面図、第２図は同側面図、第３図は本
実施例の主要部を示す詳細側断面図、第４図は第３図の
Ｂ−Ｂ矢視断面図、第５図は流路分配板を示し、第３図
のＣ−Ｃ矢視断面図、第６図は流路分配板の他の例を示
し、第７図は第６図のＤ−Ｄ矢視断面図である。
まず、第１図及び第２図について、本実施例の概要を説
明すると、21は公知のＴダイであり、このＴダイ21の樹
脂導入側に複合アダプタ22の樹脂供給側がボルト等の固
着手段によって固設される。24はアダプタであって、図
示例では３台の押出機25,26,27に夫々接続された導管2
8,29,30の一端がアダプタ24内の樹脂流路入口に連結さ
れている。そして、このアダプタ24の樹脂供給側と前記
複合アダプタ22の樹脂導入側とは本発明の主要部分であ
る流路分配板23を介して固着連結される。複合アダプタ
22、流路分配板23及びアダプタ24の構造及びその配設構
造が第３図乃至第７図に詳しく示してある。
明すると、21は公知のＴダイであり、このＴダイ21の樹
脂導入側に複合アダプタ22の樹脂供給側がボルト等の固
着手段によって固設される。24はアダプタであって、図
示例では３台の押出機25,26,27に夫々接続された導管2
8,29,30の一端がアダプタ24内の樹脂流路入口に連結さ
れている。そして、このアダプタ24の樹脂供給側と前記
複合アダプタ22の樹脂導入側とは本発明の主要部分であ
る流路分配板23を介して固着連結される。複合アダプタ
22、流路分配板23及びアダプタ24の構造及びその配設構
造が第３図乃至第７図に詳しく示してある。
第３図及び第４図において、複合アダプタ22は、２分割
されたブロック31,32から構成され、両者はボルト47等
で１体にされる。複合アダプタ22内には、その中心に側
部間を貫通する２個の孔40,40aが並列して穿設され、各
孔40,40a内に表面に３個所の流路と、その合流部が形成
された略円筒状の２個の挿入体50,51がキー52,53を介し
て回転不能に挿入され、各挿入体50,51を夫々パッキ
ン、袋ナット等によって前記複合アダプタ22本体に固設
している。そして、前記２個の孔40,40a間はその中央部
で互いに樹脂流路57で連結されている。更に複合アダプ
タ22には、その樹脂導入側（後面側）と樹脂供給側（前
面側）には夫々５個の垂直線上に並んだ樹脂導入口とス
リット状の１個の樹脂供給口が開口しており、これらの
開口のうち、上下中間部の開口部及び中央の開口部は図
面右側の孔40と挿入体50との間に形成される樹脂流路55
a,55c及び55b間を結ぶ樹脂流路54b,54d及び54cで連通さ
れ、最上下部の開口は図面左側の孔40aと挿入体51によ
って形成される上下の樹脂流路59a,59bに樹脂流路54a,5
4eを介して連通され、更に前記２個の孔40,40a間を結ぶ
樹脂流路57は前記挿入体51の中央樹脂流路に連結してい
る。そして、複合アダプタ22の樹脂供給側の前記開口部
は図面左側の孔40aの樹脂合流点60と樹脂流路を介して
連通される。一方、アダプタ24は第３図及び第４図に示
すとおり、３本の導管28,29,30と前記複合アダプタ22を
連結するもので、その内部に３方からの樹脂入口と夫々
の出口を備えた樹脂流路37a,37b,37cが形成されてい
る。図示実施例にあっては、３個の樹脂出口が水平線上
に並んで設けられている。このアダプタと前記各導管と
は、その各樹脂流路が一致する如くボルト47で一体に固
設される。そして、このアダプタ24の樹脂流出側は、後
に詳しく説明する流路分配板23を介して複合アダプタ22
の樹脂供給側とボルト46等によって固着一体化される。
されたブロック31,32から構成され、両者はボルト47等
で１体にされる。複合アダプタ22内には、その中心に側
部間を貫通する２個の孔40,40aが並列して穿設され、各
孔40,40a内に表面に３個所の流路と、その合流部が形成
された略円筒状の２個の挿入体50,51がキー52,53を介し
て回転不能に挿入され、各挿入体50,51を夫々パッキ
ン、袋ナット等によって前記複合アダプタ22本体に固設
している。そして、前記２個の孔40,40a間はその中央部
で互いに樹脂流路57で連結されている。更に複合アダプ
タ22には、その樹脂導入側（後面側）と樹脂供給側（前
面側）には夫々５個の垂直線上に並んだ樹脂導入口とス
リット状の１個の樹脂供給口が開口しており、これらの
開口のうち、上下中間部の開口部及び中央の開口部は図
面右側の孔40と挿入体50との間に形成される樹脂流路55
a,55c及び55b間を結ぶ樹脂流路54b,54d及び54cで連通さ
れ、最上下部の開口は図面左側の孔40aと挿入体51によ
って形成される上下の樹脂流路59a,59bに樹脂流路54a,5
4eを介して連通され、更に前記２個の孔40,40a間を結ぶ
樹脂流路57は前記挿入体51の中央樹脂流路に連結してい
る。そして、複合アダプタ22の樹脂供給側の前記開口部
は図面左側の孔40aの樹脂合流点60と樹脂流路を介して
連通される。一方、アダプタ24は第３図及び第４図に示
すとおり、３本の導管28,29,30と前記複合アダプタ22を
連結するもので、その内部に３方からの樹脂入口と夫々
の出口を備えた樹脂流路37a,37b,37cが形成されてい
る。図示実施例にあっては、３個の樹脂出口が水平線上
に並んで設けられている。このアダプタと前記各導管と
は、その各樹脂流路が一致する如くボルト47で一体に固
設される。そして、このアダプタ24の樹脂流出側は、後
に詳しく説明する流路分配板23を介して複合アダプタ22
の樹脂供給側とボルト46等によって固着一体化される。
次に、前記流路分配板23の構成を第５図乃至第７図につ
いて以下詳しく説明する。
いて以下詳しく説明する。
流路分配板23は、全体が略矩形状をした板状体であっ
て、その長辺方向一側部に断面方向に突出する係止部が
設けられている。これは、流路分配板23を複合アダプタ
22とアダプタ24の間に挿入係止して位置を固定するため
のものである。また、この流路分配板23の平面部には、
その一面に前記アダプタ24に設けられた３個の樹脂出口
の夫々に対応する部位に夫々樹脂受入口62a,62b,62cが
開口し、他面には複合アダプタ22の前記樹脂導入口と対
応する部位に夫々５個の樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63
eが開口している。そして、これらの樹脂受入口62a,62
b,62cと、樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63eとは、そのい
ずれか所望の受入口と供給口を結んで樹脂流路が形成さ
れる。第５図に示す例では、図面右側の樹脂受入口62a
は最上部の樹脂供給口63aと最下部の樹脂供給口63eに、
中央の樹脂受入口62bは同じく中央の樹脂供給口63cに、
また左側の樹脂受入口62cは上下中間部の樹脂供給口63
b,63dに夫々樹脂流路64a,64b,64c,64d,64eを介して連通
している。そして樹脂流路64aと64b、64dと64eは夫々流
路長が等しくなっている。第６図及び第７図に示す流路
分配板23aは他の例であって、この例にあっては図面右
側の樹脂受入口62aと最上下部の樹脂供給口63a,63e−１
とが夫々樹脂流路64a−1,64b−１で連通され、中央の樹
脂受入口62bと上下中間部の樹脂供給口63a,63d−１とが
樹脂流路64d−1,64e−１で、更に左側の樹脂受入口62c
−１と中央の樹脂供給口63c−１とが樹脂流路64c−１で
夫々連通されている。
て、その長辺方向一側部に断面方向に突出する係止部が
設けられている。これは、流路分配板23を複合アダプタ
22とアダプタ24の間に挿入係止して位置を固定するため
のものである。また、この流路分配板23の平面部には、
その一面に前記アダプタ24に設けられた３個の樹脂出口
の夫々に対応する部位に夫々樹脂受入口62a,62b,62cが
開口し、他面には複合アダプタ22の前記樹脂導入口と対
応する部位に夫々５個の樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63
eが開口している。そして、これらの樹脂受入口62a,62
b,62cと、樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63eとは、そのい
ずれか所望の受入口と供給口を結んで樹脂流路が形成さ
れる。第５図に示す例では、図面右側の樹脂受入口62a
は最上部の樹脂供給口63aと最下部の樹脂供給口63eに、
中央の樹脂受入口62bは同じく中央の樹脂供給口63cに、
また左側の樹脂受入口62cは上下中間部の樹脂供給口63
b,63dに夫々樹脂流路64a,64b,64c,64d,64eを介して連通
している。そして樹脂流路64aと64b、64dと64eは夫々流
路長が等しくなっている。第６図及び第７図に示す流路
分配板23aは他の例であって、この例にあっては図面右
側の樹脂受入口62aと最上下部の樹脂供給口63a,63e−１
とが夫々樹脂流路64a−1,64b−１で連通され、中央の樹
脂受入口62bと上下中間部の樹脂供給口63a,63d−１とが
樹脂流路64d−1,64e−１で、更に左側の樹脂受入口62c
−１と中央の樹脂供給口63c−１とが樹脂流路64c−１で
夫々連通されている。
したがって、図示実施例にあっては、２個の樹脂受入口
が夫々２個の樹脂供給口、すなわち都合４個の樹脂供給
口に樹脂を分岐供給することになり、３台の押出機から
押し出される樹脂によって合計５層の多層シート又は多
層フィルムが得られるものである。なお、前記樹脂流路
は、第７図に示すように流路分配板23aの平面部に溝加
工を行って形成することができるものである。本発明に
あっては、これらの流路分配板23,23a…が複数枚用意さ
れて、樹脂層の層数及び層構成によって所定の流路をも
つ流路分配板を選び出し、先にセットされている流路分
配板と交換して使用されるものである。この交換にあた
って、流路分配板を機械から取り外すときは、アダプタ
24の取付ボルト46を緩めて前記流路分配板を抜き取るこ
とによって行い、新たな流路分配板を取り付けるとき
は、前記ボルト46を緩めた状態のままで、前記新たな流
路分配板を複合アダプタ22とアダプタ24の間に挿入し、
ボルト46を複合アダプタに強固に締付け固定する。な
お、図中44,45は夫々複合アダプタ22とアダプタ24の外
側面に配設されたヒータであって、各アダプタ内の溶融
樹脂の冷却を防止して適温を保つために設けられるもの
である。
が夫々２個の樹脂供給口、すなわち都合４個の樹脂供給
口に樹脂を分岐供給することになり、３台の押出機から
押し出される樹脂によって合計５層の多層シート又は多
層フィルムが得られるものである。なお、前記樹脂流路
は、第７図に示すように流路分配板23aの平面部に溝加
工を行って形成することができるものである。本発明に
あっては、これらの流路分配板23,23a…が複数枚用意さ
れて、樹脂層の層数及び層構成によって所定の流路をも
つ流路分配板を選び出し、先にセットされている流路分
配板と交換して使用されるものである。この交換にあた
って、流路分配板を機械から取り外すときは、アダプタ
24の取付ボルト46を緩めて前記流路分配板を抜き取るこ
とによって行い、新たな流路分配板を取り付けるとき
は、前記ボルト46を緩めた状態のままで、前記新たな流
路分配板を複合アダプタ22とアダプタ24の間に挿入し、
ボルト46を複合アダプタに強固に締付け固定する。な
お、図中44,45は夫々複合アダプタ22とアダプタ24の外
側面に配設されたヒータであって、各アダプタ内の溶融
樹脂の冷却を防止して適温を保つために設けられるもの
である。
以下、本実施例による作用を説明すると、３台の押出機
25,26,27から押し出される溶融樹脂は各導管28,29,30を
通り、アダプタ24の樹脂入口に達する。アダプタ24の３
本の樹脂流路37a,37b,37cから流入した各種の溶融樹脂
は、夫々流路分配板23の各受入れ口62a,62b,62cを経
て、５本の樹脂流路64a,64b,64c,64d,64eに分配され
て、５個の樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63eから複合ア
ダプタ22内の５個の流路54a,54b,54c,54d,54eに流入す
る。
25,26,27から押し出される溶融樹脂は各導管28,29,30を
通り、アダプタ24の樹脂入口に達する。アダプタ24の３
本の樹脂流路37a,37b,37cから流入した各種の溶融樹脂
は、夫々流路分配板23の各受入れ口62a,62b,62cを経
て、５本の樹脂流路64a,64b,64c,64d,64eに分配され
て、５個の樹脂供給口63a,63b,63c,63d,63eから複合ア
ダプタ22内の５個の流路54a,54b,54c,54d,54eに流入す
る。
中間部の３本の流路54b,54c,54dに流入した溶融樹脂
は、夫々が複合アダプタ22の孔40と挿入体50によって形
成され、流路55a,55b,55cに入り、順次巾方向に拡げら
れると共に合流点56で３層に積層され、複合アダプタ22
の並列する孔40,40aを結ぶ樹脂流路57を通り、図面左側
の孔40aに挿入された挿入体51の中央に形成された樹脂
流路58へと流入する。このとき、複合アダプタ22内の最
上下部に形成された樹脂流路54a,54eへ流入した溶融樹
脂は、夫々が複合アダプタ22の孔40aと図面左側の挿入
体51間に形成された樹脂流路59a,59bへ入り、順次巾方
向に拡げられると共に合流点60で前記中央の樹脂流路58
より押し出されて来る積層樹脂と合流して５層となっ
て、流路61を通りＴダイ21に流入して行く。以後は公知
の如くダイ21内で幅方向に均一に押し広げられ、ダイ21
の出口より５層のシート（又はフィルム）として押し出
される。
は、夫々が複合アダプタ22の孔40と挿入体50によって形
成され、流路55a,55b,55cに入り、順次巾方向に拡げら
れると共に合流点56で３層に積層され、複合アダプタ22
の並列する孔40,40aを結ぶ樹脂流路57を通り、図面左側
の孔40aに挿入された挿入体51の中央に形成された樹脂
流路58へと流入する。このとき、複合アダプタ22内の最
上下部に形成された樹脂流路54a,54eへ流入した溶融樹
脂は、夫々が複合アダプタ22の孔40aと図面左側の挿入
体51間に形成された樹脂流路59a,59bへ入り、順次巾方
向に拡げられると共に合流点60で前記中央の樹脂流路58
より押し出されて来る積層樹脂と合流して５層となっ
て、流路61を通りＴダイ21に流入して行く。以後は公知
の如くダイ21内で幅方向に均一に押し広げられ、ダイ21
の出口より５層のシート（又はフィルム）として押し出
される。
ここで、シートの層数又は層構成を変更したい場合は、
流路分配板を所定の樹脂流路が形成された新たな流路分
配板と上述のように交換するだけで足り、導管を継げか
えたり、押出機内の樹脂原料を入れ変える必要がない。
流路分配板を所定の樹脂流路が形成された新たな流路分
配板と上述のように交換するだけで足り、導管を継げか
えたり、押出機内の樹脂原料を入れ変える必要がない。
（発明の効果） 以上、詳細に説明した如く、本発明によると次の諸効果
を奏するものである。
を奏するものである。
（１）複合アダプタと導管との間に流路分配板を交換可
能に設置し、適宜交換することにより積層シート（又は
フィルム）の層数及び層構成が簡単に変更出来る。
能に設置し、適宜交換することにより積層シート（又は
フィルム）の層数及び層構成が簡単に変更出来る。
（２）層数及び層構成を変更する場合、従来のように導
管を継ぎ替えたり、押出機の処理樹脂を変更することな
く行えるので、作業時間を大幅に縮少することができ
る。
管を継ぎ替えたり、押出機の処理樹脂を変更することな
く行えるので、作業時間を大幅に縮少することができ
る。
（３）アダプタ回りが簡潔となり、ダイ調整のため等の
作業スペースが大きくなり、作業姓が一段と向上する。
作業スペースが大きくなり、作業姓が一段と向上する。
（４）流路分配板が平板で構成されているため流路の加
工が容易となり、かつ経済的である。
工が容易となり、かつ経済的である。
（５）従来、複合アダプタの上下部に導管を接続してい
たが、本発明の場合はアダプタに両後側部から直接継ぐ
ことが出来、複雑な導管を必要とせず経済的である。
たが、本発明の場合はアダプタに両後側部から直接継ぐ
ことが出来、複雑な導管を必要とせず経済的である。
（６）流路分配板の流路を任意に形成するとともに、同
分配板の供給口の個数に対応した樹脂流路を形成した複
合アダプタを使用することにより、押出機の台数以上の
任意の積層数、好ましくは４層以上のフィルム又はシー
トが成形できる。
分配板の供給口の個数に対応した樹脂流路を形成した複
合アダプタを使用することにより、押出機の台数以上の
任意の積層数、好ましくは４層以上のフィルム又はシー
トが成形できる。
（７）流路分配板は締付ボルトを緩めるのみで外部から
挿入、取外しができると共に、受入口が２個の樹脂供給
口に連通しているものは、同受入口と夫々の供給口とを
連通する流路長を等しく形成してあるので、１台の押出
機から入る樹脂を２つに分配する場合には、夫々の供給
口に圧力差が出ず、同一量を夫々に流すことができる。
挿入、取外しができると共に、受入口が２個の樹脂供給
口に連通しているものは、同受入口と夫々の供給口とを
連通する流路長を等しく形成してあるので、１台の押出
機から入る樹脂を２つに分配する場合には、夫々の供給
口に圧力差が出ず、同一量を夫々に流すことができる。
第１図は本発明の実施例を示す成形機の概要平面図、第
２図は同側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ矢視詳細断面
図、第４図は第３図のＢ−Ｂ矢視断面図、第５図は流路
分配板を示し第３図のＣ−Ｃ矢視断面図、第６図は他の
流路分配板を示し同じく第３図のＣ−Ｃ矢視断面図、第
７図は第６図のＤ−Ｄ矢視断面図、第８図は従来装置の
概要平面図、第９図は同側面図、第10図は第８図のＸ−
Ｘ矢視詳細断面図である。 図の主要部分の説明 21……Ｔダイ、22……複合アダプタ 23……流路分配板、24……アダプタ 25,26,27……押出機、28,29,30……導管 40,40a……孔、50,51……挿入体 62a,62b,62c……樹脂受入口 63a,63b,63c,63d,63e……樹脂供給口 64a,64b,64c,64d,64e……樹脂流路
２図は同側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ矢視詳細断面
図、第４図は第３図のＢ−Ｂ矢視断面図、第５図は流路
分配板を示し第３図のＣ−Ｃ矢視断面図、第６図は他の
流路分配板を示し同じく第３図のＣ−Ｃ矢視断面図、第
７図は第６図のＤ−Ｄ矢視断面図、第８図は従来装置の
概要平面図、第９図は同側面図、第10図は第８図のＸ−
Ｘ矢視詳細断面図である。 図の主要部分の説明 21……Ｔダイ、22……複合アダプタ 23……流路分配板、24……アダプタ 25,26,27……押出機、28,29,30……導管 40,40a……孔、50,51……挿入体 62a,62b,62c……樹脂受入口 63a,63b,63c,63d,63e……樹脂供給口 64a,64b,64c,64d,64e……樹脂流路
Claims (1)
- 【請求項１】複数の押出機より供給される溶融樹脂を導
く導管が夫々連結されたアダプタと、内部に溶融樹脂を
積層成形する挿入体を複数個有し、上流側挿入体で積層
された積層後の溶融樹脂の流路が、下流側挿入体へ流入
するように配置された複合アダプタとの間に挟まれ、同
アダプタと複合アダプタを締め付けるボルトで共締めさ
れ、同ボルトを緩めると抜き出し可能となる平板状の流
路分配板を備え、同分配板は入口側面に前記アダプタの
複数の樹脂流路と連通する受入口が形成され、出口側面
に前記複合アダプタの樹脂導入口と対応する部分に供給
口が形成され、同受入口と供給口の所望のものを結んで
樹脂流路を形成すると共に、同受入口が２個の樹脂供給
口に連通しているものは、同受入口と夫々の供給口とを
連通する流路長を等しく形成してなることを特徴とする
押出成形用複合アダプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60083022A JPH0673899B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 押出成形用複合アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60083022A JPH0673899B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 押出成形用複合アダプタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61241121A JPS61241121A (ja) | 1986-10-27 |
| JPH0673899B2 true JPH0673899B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=13790610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60083022A Expired - Fee Related JPH0673899B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 押出成形用複合アダプタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673899B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011069661A1 (de) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik | Koextrusionsadapter |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5190711A (en) * | 1988-06-09 | 1993-03-02 | American National Can Company | Methods for processing polymers |
| US5211898A (en) * | 1988-07-27 | 1993-05-18 | Tomy Machinery Manufacturing Co., Ltd. | Method and apparatus for feeding a plurality of molten resin jet streams into T die |
| US4911628A (en) * | 1988-10-05 | 1990-03-27 | American Maplan Corporation | Triwall siding apparatus |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4336012A (en) * | 1980-10-20 | 1982-06-22 | The Standard Oil Company | Coextrusion device |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP60083022A patent/JPH0673899B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011069661A1 (de) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik | Koextrusionsadapter |
| CN102652054A (zh) * | 2009-12-10 | 2012-08-29 | 莱芬豪舍机器制造公司 | 共挤出适配器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61241121A (ja) | 1986-10-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |