JPH0663097U - ぬいぐるみ玩具 - Google Patents
ぬいぐるみ玩具Info
- Publication number
- JPH0663097U JPH0663097U JP502093U JP502093U JPH0663097U JP H0663097 U JPH0663097 U JP H0663097U JP 502093 U JP502093 U JP 502093U JP 502093 U JP502093 U JP 502093U JP H0663097 U JPH0663097 U JP H0663097U
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- stuffed toy
- pinion
- gear
- pressing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】手の押圧力を利用して視覚性・聴覚性を同時に
得ながら生じる動物の擬音の範囲を拡大したぬいぐるみ
玩具を提供する。 【構成】ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を内蔵
したぬいぐるみ玩具において、手で押圧する押圧部と、
この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギ
ア部と、この回転運動を伝達されて回転力を慣性的に一
定時間維持するフライホイールと、この慣性的な回転力
を直線往復運動に変換するクランク部と、この直線往復
運動によって圧縮・拡張を受ける空気室と、この空気室
からの空気の出入により鳴動する笛部とから成る音声発
生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具。
得ながら生じる動物の擬音の範囲を拡大したぬいぐるみ
玩具を提供する。 【構成】ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を内蔵
したぬいぐるみ玩具において、手で押圧する押圧部と、
この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギ
ア部と、この回転運動を伝達されて回転力を慣性的に一
定時間維持するフライホイールと、この慣性的な回転力
を直線往復運動に変換するクランク部と、この直線往復
運動によって圧縮・拡張を受ける空気室と、この空気室
からの空気の出入により鳴動する笛部とから成る音声発
生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具。
Description
【0001】
本考案は、ぬいぐるみ玩具、特に手の押圧力を利用して種々の音声発生及び動 作を同時に生じさせ得る新規なぬいぐるみ玩具に関する。
【0002】
本出願人は先に、ぬいぐるみの一部を手で押圧することにより、この押圧力に 抗する復元力をギア駆動により回転運動に変換し、回転力をフライホイールで一 定時間持続させながら擬音発生振動板を回転させつつ引っかき板を当接させて動 物の鳴き声を模した音声を出させ、一方でこの回転力をぬいぐるみの手足等に伝 達して視覚的・聴覚的に使用者の興味を喚起せしめるようにしたぬいぐるみ玩具 を提案(実願平4−73445号)している。
【0003】
しかしながら、このぬいぐるみ玩具では、かかる視覚性・聴覚性を同時に得る ことはできても、擬音発生振動板と引っかき板の組み合わせによる音声では動物 の擬音を出す範囲が限定されてしまうという課題を有していた。
【0004】
本考案は、上記課題に鑑みて成されたものであり、手の押圧力を利用して視覚 性・聴覚性を同時に得ながら生じる動物の擬音の範囲を拡大するため、 ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を内蔵したぬいぐるみ玩具において、 手で押圧する押圧部と、この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギ ア部と、この回転運動を伝達されて回転力を慣性的に一定時間維持するフライホ イールと、この慣性的な回転力を直線往復運動に変換するクランク部と、この直 線往復運動によって圧縮・拡張を受ける空気室と、この空気室からの空気の出入 により鳴動する笛部とから成る音声発生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具 を提供するものである。
【0005】
本考案のぬいぐるみ玩具では、手の押圧力を回転力に一旦変換せしめこの回転 力をフライホイールで一定時間持続させつつ、この回転力を直線往復運動に変換 することにより笛体に空気出入を起こさせて、種々の音色を発生させることがで きる。かつ回転力または直線往復運動を可動部に伝達して視覚性・聴覚性を同時 に使用者に与えることができる。
【0006】
本考案のぬいぐるみ玩具の実施例を図1〜図5を参照して以下に説明する。
【0007】 図1は本考案のぬいぐるみ玩具の外観(一部透視部を含む)を示し、動物(ペ ンギン)の外観を模したぬいぐるみ体1と、このぬいぐるみ体1の内部に収容さ れた作動本体2(点線で示される)とから構成される。作動本体2の上部両側に は、この動物の可動部分である両腕内部に挿入される可動部4が連結されている 。
【0008】 図2(a)、(b)は図1の作動本体2の拡大・部分断面図であり、音声発生 部・駆動部等の機構を示し、作動本体2に軸支され、指の押圧力を受けて連設さ れたラック5の略直線運動(わずかに曲率を有する)を生じさせるための押し手 3と、押し手3と作動本体2の間に掛け渡されたスプリング6と、ラック5の略 直線運動を回転運動に変換するピニオン7と、ピニオン7に固定されたギア8と 、ギア8に噛み合うピニオン9と、ピニオン9に固定されたシャフト10に結合 した可動部4と、ピニオン9と一の回転方向でのみ噛み合うラチェット11と、 ラチェット11外側に設けられたギアに噛み合うピニオン12と、作動本体2に 軸支されたフライホイール13と、一方ラチェット11に固定されたピニオン1 4と、ピニオン14と噛み合うギア15と、ギア15に偏心して回動自在に固定 されるクランク16と、このクランク16の一端が係合され作動本体2の下部に 設けられた円筒状部分と摺動するピストン17と、通常の吹き笛構造を有する笛 部18と、逆流防止弁19とから構成される。
【0009】 この実施例の動作を説明すると、押し手3をスプリング6の収縮力に逆らって 作動本体2側に押し込むと、押し手3に連設されたラック5がピニオン7と噛み 合いこれを回転させ、ピニオン7と共にギア8が回転しピニオン9並びに固定さ れたシャフト10が回転し可動部4を回転運動させる。一方ピニオン9の回転は ラチェット11を介してピニオン12に伝わりフライホイール13を回転させる 。この回転はラチェット11を介してピニオン14、ギア15に伝わりクランク 16が上下運動してピストン17を上下運動させる。このピストン17の上下運 動に応じて、作動本体2下部の円筒状部分との間に囲まれた空間(空気室)が圧 縮、または拡張されるのでピストン17に設けた笛部18に空気が出入し音を発 生する。弁19は、ピストン17の下方運動による空気室の圧縮時には空気口2 0からの空気抜けを防止し、ピストン17の上方運動による空気室の拡張時には 空気口20から空気室への空気の進入を妨げる。
【0010】 ここで、押し込んだ押し手3への押圧力を解放すると、押し手3はスプリング 6の収縮力により押し込まれる前の位置に引き戻される。このとき、ラック5は 押し手3を押し込んだときと逆に移動し、その逆方向の運動(回転)はおのおの ピニオン7、ギア8、ピニオン9(シャフト10)に伝わるが、ラチェット11 では順方向の回転のみをピニオン12または14に伝えるため、この逆方向の回 転は通常のラチェット機構に基づいて断続される。従って、可動部4は順方向、 逆方向共に回転運動するが、フライホイール13、ピニオン14、ギア15では 順方向のみの回転しかしない。これにより、押し手3への押圧力を解放した場合 にも、フライホイールは一定時間(押し手3の押し込みのスピードに依存する) 回転を続け、その回転力がクランク16まで伝わりピストン17の上下運動を持 続させて笛部18から暫く音声が鳴り続ける。
【0011】 図3〜5は他の実施例を示し、作動本体22に軸支され指の押圧力を受けて連 設されたラック25の略直線運動(わずかに曲率を有する)を生じさせるための 押し手23と、押し手23と作動本体22の間に掛け渡されたスプリング26と 、ラック25の略直線運動を回転運動に変換するピニオン27と、ピニオン27 に固定されたギア28と、ギア28に噛み合うピニオン29と、ピニオン29に 一の回転方向でのみ係合するラチェット30と、ラチェット30に固定されたギ ア31と、ギア31と噛み合うピニオン32と、ピニオン32に固定されシャフ ト24で作動本体22に軸支されたフライホイール33と、一方ギア31とシャ フト結合(図示せず)したギア34と、ギア34と噛み合い、偏心した位置に立 設させたクランク36を有するギア35と、クランク36と係合してその円運動 を上下の直線運動に変換し、一端で蛇腹39の底部に固定されたピストン板37 と、ピストン板37に係合した可動部38と、蛇腹39の上部に連結された笛部 40とから構成される。
【0012】 この実施例の動作を説明すると、押し手23をスプリング26の収縮力に逆ら って作動本体22側に押し込むと、押し手23に連設されたラック25がピニオ ン27と噛み合いこれを回転させ、ピニオン27と共にギア28が回転しピニオ ン29並びにこれに係合するラチェット30、ギア31が回転しピニオン32、 フライホイール33を回転させる。一方ギア31の回転はシャフト結合したギア 34、35に伝わりクランク36の回転によりピストン板37を上下運動させる 。このピストン板37の上下運動に応じて、可動部38と蛇腹39が上下運動し 、蛇腹39内の空間が圧縮、または拡張されるので笛部40に空気が出入し音を 発生する。
【0013】 ここで、押し込んだ押し手23への押圧力を解放すると、押し手23はスプリ ング26の収縮力により押し込まれる前の位置に引き戻される。このとき、ラッ ク25は押し手23を押し込んだときと逆に移動し、その逆方向の運動(回転) は順にピニオン27、ギア28、ピニオン29に伝わるが、ラチェット30では 順方向の回転のみをギア31に伝えるため、この逆方向の回転は通常のラチェッ ト機構に基づいて断続される。従って、フライホイール33、ピニオン32、ギ ア31では順方向のみの回転しかしない。これにより、押し手23への押圧力を 解放した場合にも、フライホイール33は一定時間(押し手23の押し込みのス ピードに依存する)回転を続け、その回転力がクランク36まで伝わりピストン 板37の上下運動を持続させて、暫くの間可動部38(鳥のくちばし)が動き笛 部40から音声が鳴り続ける。
【0014】 なお、上記の2つの実施例では、可動部4または38が押し手2または22の 動作と共に順方向および/または逆方向に回転もしくは上下運動して、動物の腕 、くちばしの動きを再現するように使用されているが、可動部は動物の他の部分 、たとえば手足、鼻(象など)、耳(ウサギなど)その他の可動部分についても 同様に適用できることは言うまでもなく、それらの可動部分は複数であっても良 い。
【0015】 また、これらの実施例ではクランクにより回転運動が上下運動に変換されてい るが、代わりに回転運動を前後・斜め等の種々の方向の直線往復運動に変換し得 ることも本考案からは自明なる事項である。
【0016】 さらに、笛部の笛を種々選択することにより、種々の音色の音声を発生させる ことができる。
【0017】
上述した如く、本考案のぬいぐるみ玩具によれば、ぬいぐるみ体に音声発生・ 外部動作機構を内蔵したぬいぐるみ玩具において、手で押圧する押圧部と、この 押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギア部と、この回転運動を伝達 されて回転力を慣性的に一定時間維持するフライホイールと、この慣性的な回転 力を直線往復運動に変換するクランク部と、この直線往復運動によって圧縮・拡 張を受ける空気室と、この空気室からの空気の出入により鳴動する笛部とから成 る音声発生・外部動作機構を有するようにしたため、手の押圧力を利用して視覚 性・聴覚性を同時に得ながら生じる動物の擬音の範囲を拡大することができる。
【図1】本考案の実施例の外観を示す説明図。
【図2】(a)、(b)は、各々図1の実施例の作動本
体を示す拡大・部分断面図およびその側面図。
体を示す拡大・部分断面図およびその側面図。
【図3】本考案の他の実施例の作動本体を示す説明図。
【図4】図3の実施例の拡大・部分断面図。
【図5】図4の側面図。
1 ぬいぐるみ体 2,22 作動本体 3,23 押し手 4,38 可動部 5,25 ラック 6,26 スプリング 7,9,12,14,27,29,32 ピニオン 8,15,28,31,34 ギア 10 シャフト 11,30 ラチェット 13,33 フライホイール 16,36 クランク 17 ピストン 18,40 笛部 19 弁 20 空気室 37 ピストン板 39 蛇腹
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 29/20 C 9012−2C 31/08 B 9012−2C
Claims (3)
- 【請求項1】ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を
内蔵したぬいぐるみ玩具において、 手で押圧する押圧部と、 この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギ
ア部と、 この回転運動を伝達されて回転力を慣性的に一定時間維
持するフライホイールと、 この慣性的な回転力を直線往復運動に変換するクランク
部と、 この直線往復運動によって圧縮・拡張を受ける空気室
と、 この空気室からの空気の出入により鳴動する笛部とから
成る音声発生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具。 - 【請求項2】ギア部で変換された回転運動を伝達され外
部動作を行う可動部を有する請求項1記載のぬいぐるみ
玩具。 - 【請求項3】クランク部で変換された直線往復運動を伝
達され外部動作を行う可動部を有する請求項1記載のぬ
いぐるみ玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502093U JP2517282Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ぬいぐるみ玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP502093U JP2517282Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ぬいぐるみ玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663097U true JPH0663097U (ja) | 1994-09-06 |
JP2517282Y2 JP2517282Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=11599836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP502093U Expired - Lifetime JP2517282Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ぬいぐるみ玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517282Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200486710Y1 (ko) * | 2016-11-23 | 2018-06-22 | 정진 | 가변형 엠블럼 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP502093U patent/JP2517282Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200486710Y1 (ko) * | 2016-11-23 | 2018-06-22 | 정진 | 가변형 엠블럼 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2517282Y2 (ja) | 1996-11-20 |
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