JP2517282Y2 - ぬいぐるみ玩具 - Google Patents

ぬいぐるみ玩具

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JP2517282Y2
JP2517282Y2 JP502093U JP502093U JP2517282Y2 JP 2517282 Y2 JP2517282 Y2 JP 2517282Y2 JP 502093 U JP502093 U JP 502093U JP 502093 U JP502093 U JP 502093U JP 2517282 Y2 JP2517282 Y2 JP 2517282Y2
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JP
Japan
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pinion
gear
stuffed toy
motion
rotational
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Application number
JP502093U
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English (en)
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JPH0663097U (ja
Inventor
晃市 関口
Original Assignee
株式会社セキグチクリエイティブハウス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ぬいぐるみ玩具、特に
手の押圧力を利用して種々の音声発生及び動作を同時に
生じさせ得る新規なぬいぐるみ玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、ぬいぐるみの一部を手
で押圧することにより、この押圧力に抗する復元力をギ
ア駆動により回転運動に変換し、回転力をフライホイー
ルで一定時間持続させながら擬音発生振動板を回転させ
つつ引っかき板を当接させて動物の鳴き声を模した音声
を出させ、一方でこの回転力をぬいぐるみの手足等に伝
達して視覚的・聴覚的に使用者の興味を喚起せしめるよ
うにしたぬいぐるみ玩具を提案(実願平4−73445
号)している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このぬ
いぐるみ玩具では、かかる視覚性・聴覚性を同時に得る
ことはできても、擬音発生振動板と引っかき板の組み合
わせによる音声では動物の擬音を出す範囲が限定されて
しまうという課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題に鑑
みて成されたものであり、手の押圧力を利用して視覚性
・聴覚性を同時に得ながら生じる動物の擬音の範囲を拡
大するため、ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を
内蔵したぬいぐるみ玩具において、手で押圧する押圧部
と、この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換す
るギア部と、この回転運動を伝達されて回転力を慣性的
に一定時間維持するフライホイールと、この慣性的な回
転力を直線往復運動に変換するクランク部と、この直線
往復運動によって圧縮・拡張を受ける空気室と、この空
気室からの空気の出入により鳴動する笛部とから成る音
声発生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具を提供す
るものである。
【0005】
【作用】本考案のぬいぐるみ玩具では、手の押圧力を回
転力に一旦変換せしめこの回転力をフライホイールで一
定時間持続させつつ、この回転力を直線往復運動に変換
することにより笛体に空気出入を起こさせて、種々の音
色を発生させることができる。かつ回転力または直線往
復運動を可動部に伝達して視覚性・聴覚性を同時に使用
者に与えることができる。
【0006】
【実施例】本考案のぬいぐるみ玩具の実施例を図1〜図
5を参照して以下に説明する。
【0007】図1は本考案のぬいぐるみ玩具の外観(一
部透視部を含む)を示し、動物(ペンギン)の外観を模
したぬいぐるみ体1と、このぬいぐるみ体1の内部に収
容された作動本体2(点線で示される)とから構成され
る。作動本体2の上部両側には、この動物の可動部分で
ある両腕内部に挿入される可動部4が連結されている。
【0008】図2(a)、(b)は図1の作動本体2の
拡大・部分断面図であり、音声発生部・駆動部等の機構
を示し、作動本体2に軸支され、指の押圧力を受けて連
設されたラック5の略直線運動(わずかに曲率を有す
る)を生じさせるための押し手3と、押し手3と作動本
体2の間に掛け渡されたスプリング6と、ラック5の略
直線運動を回転運動に変換するピニオン7と、ピニオン
7に固定されたギア8と、ギア8に噛み合うピニオン9
と、ピニオン9に固定されたシャフト10に結合した可
動部4と、ピニオン9と一の回転方向でのみ噛み合うラ
チェット11と、ラチェット11外側に設けられたギア
に噛み合うピニオン12と、作動本体2に軸支されたフ
ライホイール13と、一方ラチェット11に固定された
ピニオン14と、ピニオン14と噛み合うギア15と、
ギア15に偏心して回動自在に固定されるクランク16
と、このクランク16の一端が係合され作動本体2の下
部に設けられた円筒状部分と摺動するピストン17と、
通常の吹き笛構造を有する笛部18と、逆流防止弁19
とから構成される。
【0009】この実施例の動作を説明すると、押し手3
をスプリング6の収縮力に逆らって作動本体2側に押し
込むと、押し手3に連設されたラック5がピニオン7と
噛み合いこれを回転させ、ピニオン7と共にギア8が回
転しピニオン9並びに固定されたシャフト10が回転し
可動部4を回転運動させる。一方ピニオン9の回転はラ
チェット11を介してピニオン12に伝わりフライホイ
ール13を回転させる。この回転はラチェット11を介
してピニオン14、ギア15に伝わりクランク16が上
下運動してピストン17を上下運動させる。このピスト
ン17の上下運動に応じて、作動本体2下部の円筒状部
分との間に囲まれた空間(空気室)が圧縮、または拡張
されるのでピストン17に設けた笛部18に空気が出入
し音を発生する。弁19は、ピストン17の下方運動に
よる空気室の圧縮時には空気口20からの空気抜けを防
止し、ピストン17の上方運動による空気室の拡張時に
は空気口20から空気室への空気の進入を妨げる。
【0010】ここで、押し込んだ押し手3への押圧力を
解放すると、押し手3はスプリング6の収縮力により押
し込まれる前の位置に引き戻される。このとき、ラック
5は押し手3を押し込んだときと逆に移動し、その逆方
向の運動(回転)はおのおのピニオン7、ギア8、ピニ
オン9(シャフト10)に伝わるが、ラチェット11で
は順方向の回転のみをピニオン12または14に伝える
ため、この逆方向の回転は通常のラチェット機構に基づ
いて断続される。従って、可動部4は順方向、逆方向共
に回転運動するが、フライホイール13、ピニオン1
4、ギア15では順方向のみの回転しかしない。これに
より、押し手3への押圧力を解放した場合にも、フライ
ホイールは一定時間(押し手3の押し込みのスピードに
依存する)回転を続け、その回転力がクランク16まで
伝わりピストン17の上下運動を持続させて笛部18か
ら暫く音声が鳴り続ける。
【0011】図3〜5は他の実施例を示し、作動本体2
2に軸支され指の押圧力を受けて連設されたラック25
の略直線運動(わずかに曲率を有する)を生じさせるた
めの押し手23と、押し手23と作動本体22の間に掛
け渡されたスプリング26と、ラック25の略直線運動
を回転運動に変換するピニオン27と、ピニオン27に
固定されたギア28と、ギア28に噛み合うピニオン2
9と、ピニオン29に一の回転方向でのみ係合するラチ
ェット30と、ラチェット30に固定されたギア31
と、ギア31と噛み合うピニオン32と、ピニオン32
に固定されシャフト24で作動本体22に軸支されたフ
ライホイール33と、一方ギア31とシャフト結合(図
示せず)したギア34と、ギア34と噛み合い、偏心し
た位置に立設させたクランク36を有するギア35と、
クランク36と係合してその円運動を上下の直線運動に
変換し、一端で蛇腹39の底部に固定されたピストン板
37と、ピストン板37に係合した可動部38と、蛇腹
39の上部に連結された笛部40とから構成される。
【0012】この実施例の動作を説明すると、押し手2
3をスプリング26の収縮力に逆らって作動本体22側
に押し込むと、押し手23に連設されたラック25がピ
ニオン27と噛み合いこれを回転させ、ピニオン27と
共にギア28が回転しピニオン29並びにこれに係合す
るラチェット30、ギア31が回転しピニオン32、フ
ライホイール33を回転させる。一方ギア31の回転は
シャフト結合したギア34、35に伝わりクランク36
の回転によりピストン板37を上下運動させる。このピ
ストン板37の上下運動に応じて、可動部38と蛇腹3
9が上下運動し、蛇腹39内の空間が圧縮、または拡張
されるので笛部40に空気が出入し音を発生する。
【0013】ここで、押し込んだ押し手23への押圧力
を解放すると、押し手23はスプリング26の収縮力に
より押し込まれる前の位置に引き戻される。このとき、
ラック25は押し手23を押し込んだときと逆に移動
し、その逆方向の運動(回転)は順にピニオン27、ギ
ア28、ピニオン29に伝わるが、ラチェット30では
順方向の回転のみをギア31に伝えるため、この逆方向
の回転は通常のラチェット機構に基づいて断続される。
従って、フライホイール33、ピニオン32、ギア31
では順方向のみの回転しかしない。これにより、押し手
23への押圧力を解放した場合にも、フライホイール3
3は一定時間(押し手23の押し込みのスピードに依存
する)回転を続け、その回転力がクランク36まで伝わ
りピストン板37の上下運動を持続させて、暫くの間可
動部38(鳥のくちばし)が動き笛部40から音声が鳴
り続ける。
【0014】なお、上記の2つの実施例では、可動部4
または38が押し手2または22の動作と共に順方向お
よび/または逆方向に回転もしくは上下運動して、動物
の腕、くちばしの動きを再現するように使用されている
が、可動部は動物の他の部分、たとえば手足、鼻(象な
ど)、耳(ウサギなど)その他の可動部分についても同
様に適用できることは言うまでもなく、それらの可動部
分は複数であっても良い。
【0015】また、これらの実施例ではクランクにより
回転運動が上下運動に変換されているが、代わりに回転
運動を前後・斜め等の種々の方向の直線往復運動に変換
し得ることも本考案からは自明なる事項である。
【0016】さらに、笛部の笛を種々選択することによ
り、種々の音色の音声を発生させることができる。
【0017】
【考案の効果】上述した如く、本考案のぬいぐるみ玩具
によれば、ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を内
蔵したぬいぐるみ玩具において、手で押圧する押圧部
と、この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換す
るギア部と、この回転運動を伝達されて回転力を慣性的
に一定時間維持するフライホイールと、この慣性的な回
転力を直線往復運動に変換するクランク部と、この直線
往復運動によって圧縮・拡張を受ける空気室と、この空
気室からの空気の出入により鳴動する笛部とから成る音
声発生・外部動作機構を有するようにしたため、手の押
圧力を利用して視覚性・聴覚性を同時に得ながら生じる
動物の擬音の範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の外観を示す説明図。
【図2】(a)、(b)は、各々図1の実施例の作動本
体を示す拡大・部分断面図およびその側面図。
【図3】本考案の他の実施例の作動本体を示す説明図。
【図4】図3の実施例の拡大・部分断面図。
【図5】図4の側面図。
【符号の説明】
1 ぬいぐるみ体 2,22 作動本体 3,23 押し手 4,38 可動部 5,25 ラック 6,26 スプリング 7,9,12,14,27,29,32 ピニオン 8,15,28,31,34 ギア 10 シャフト 11,30 ラチェット 13,33 フライホイール 16,36 クランク 17 ピストン 18,40 笛部 19 弁 20 空気室 37 ピストン板 39 蛇腹
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 29/20 A63H 29/20 C 31/08 31/08 B

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ぬいぐるみ体に音声発生・外部動作機構を
    内蔵したぬいぐるみ玩具において、 手で押圧する押圧部と、 この押圧部に加えられる押圧力を回転運動に変換するギ
    ア部と、 この回転運動を伝達されて回転力を慣性的に一定時間維
    持するフライホイールと、 この慣性的な回転力を直線往復運動に変換するクランク
    部と、 この直線往復運動によって圧縮・拡張を受ける空気室
    と、 この空気室からの空気の出入により鳴動する笛部とから
    成る音声発生・外部動作機構を有するぬいぐるみ玩具。
  2. 【請求項2】ギア部で変換された回転運動を伝達され外
    部動作を行う可動部を有する請求項1記載のぬいぐるみ
    玩具。
  3. 【請求項3】クランク部で変換された直線往復運動を伝
    達され外部動作を行う可動部を有する請求項1記載のぬ
    いぐるみ玩具。
JP502093U 1993-02-17 1993-02-17 ぬいぐるみ玩具 Expired - Lifetime JP2517282Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP502093U JP2517282Y2 (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ぬいぐるみ玩具

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JP502093U JP2517282Y2 (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ぬいぐるみ玩具

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Publication Number Publication Date
JPH0663097U JPH0663097U (ja) 1994-09-06
JP2517282Y2 true JP2517282Y2 (ja) 1996-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200486710Y1 (ko) * 2016-11-23 2018-06-22 정진 가변형 엠블럼

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JPH0663097U (ja) 1994-09-06

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