JPH0663007U - 内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents

内視鏡カバー方式の内視鏡

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JPH0663007U
JPH0663007U JP427793U JP427793U JPH0663007U JP H0663007 U JPH0663007 U JP H0663007U JP 427793 U JP427793 U JP 427793U JP 427793 U JP427793 U JP 427793U JP H0663007 U JPH0663007 U JP H0663007U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンネル付き内視鏡カバーの座屈を防止
し、安価で、操作性、取り扱い性の優れた内視鏡カバー
方式の内視鏡を得る。 【構成】 内視鏡操作部固定用口体部35の手元側に
は、挿入部カバー外皮28内部に設けられた内視鏡挿入
チャンネル36の開口部37が設けられ、内視鏡操作部
固定用口体部35の先端側をカバーの先端構成部19に
連結し、送気送水ノズル26にそれぞれ連通した送気管
路38、送水管路、鉗子出口27に連通したチャンネル
39等の管路が突出している。これらの管路はPTFE
等の、可撓性が低く曲げ比較的剛性の高い軟性樹脂で構
成されており、これらの管路を合わせた時の曲げ剛性
は、挿入部カバー外皮28の曲げ剛性より高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内視鏡カバーに内視鏡を装着する内視鏡カバー方式の内視鏡に関す る。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡は医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野に 使用される内視鏡は、生体内に挿入させた場合、挿入部の先端部に設けられた観 察窓が体液等の付着により、十分に観察できなくなることがある。このため、手 元側での操作により、観察窓に流体を吹き付けて観察窓に付着した体液等を除去 できるように送気管路とか送水管路が設けてある。また、不用な体液等を吸引し て排出する吸引管路が設けられているものもある。
【0003】 また、生検鉗子による組織の採取とか、処置具による治療処置等を行うことが できるように鉗子チャンネル(処置具チャンネル)が設けられているものもある 。
【0004】 上記送気管路等の管路とか、鉗子チャンネルが設けられた内視鏡では、患者等 に使用した場合には、感染症等を確実に防ぐために洗浄とか滅菌処理が施される 。しかしながら、完全に洗浄とか滅菌処理を施こすためには時間がかかるため、 内視鏡の使用効率が低下するとか、滅菌処理などの作業が面倒である等の問題が ある。
【0005】 このため、内視鏡自体を内視鏡カバーで覆った状態で使用することにより、使 用後においても内視鏡自体は不潔にならないようにして洗浄とか滅菌処理を施こ すことを必要としない内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。
【0006】 例えば、特開平3ー29634号には内視鏡挿入部をカバー(シース)内に挿 入して、内視鏡挿入部を覆うようにしたカバーが開示されている。カバー内に内 視鏡挿入部を着脱する操作を容易にするために、カバー拡張器から内視鏡挿入部 が挿入される挿入部カバー部内に空気を送り込んで、挿入部カバー部内を膨らま すことが行われる。
【0007】 これら挿入部カバー部は、単体での取り扱い時にカバー外皮が座屈して穴があ いたり、使用中に破れたりしないように使い捨てではあるが、ある程度の強度を 持たせるためにポリウレタン等の樹脂からなるチューブで構成されている。また 機種によっては鉗子挿通用のチャンネルや、送気送水用の管路を挿入部カバー部 内に配している。
【0008】 これらの軟性樹脂によるチューブ類は、カバー内部に挿入されるカバー用内視 鏡の可撓性のバランスを崩したりしないよう極力柔軟な材料で構成するが、自身 の管腔が潰れたり座屈しない程度の剛性が必要とされ、カバー部全体ではある程 度の曲げ剛性を有している。
【0009】 つまり、挿入部カバー部は、内視鏡が挿入されていない状態では、潰れたり折 れたりし易く、一度折れぐせがつくと、その部分で繰り返し折れて、カバー外皮 にピンホールができたりして、使用できなくなる。そこで、耐性を高めるために 、カバー外皮の肉厚を上げたり、硬度を高めたりして、折れにくくしていた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、使い捨て用内視鏡カバーにおいては、1症例分の耐性があれば よく、カバー外皮の肉厚を必要以上に上げることは材料費のムダとなり、製品の 価格をつり上げる原因という問題がある。
【0011】 また、硬度を高めることは、潰れに対しては強くなっても、かえって座屈し易 くなったり、対象に合わせて調整した内視鏡の可撓性バランスを変えてしまい、 挿入性を悪化させる虞がある。
【0012】 本考案は、上述した点に鑑みてなされたもので、チャンネル付き内視鏡カバー の座屈を防止し、安価で、操作性、取り扱い性の優れた内視鏡カバー方式の内視 鏡を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案の内視鏡カバー方式の内視鏡内視鏡は、先端構成部と基端構成部とを軟 性の管状部材で気密に接続した内視鏡カバーに、内視鏡を装着する内視鏡カバー 方式の内視鏡であって、前記管状部材は、内部に軟性のチャンネル管を備え、前 記チャンネル管の剛性を前記管状部材の剛性より高くする。
【0014】
【実施例】
図1及至図5は本考案の一実施例に係わり、図1はカバー方式の内視鏡を備え たカバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図、図2はカバー用内視鏡の構成を 示す外観図、図3はカバー用内視鏡の先端部の外観を示す外観図、図4は挿入部 カバー部の先端部の外観を示す外観図、図5はカバー方式の内視鏡の主要部の構 成を示す断面図である。
【0015】 図1に示すように内視鏡カバー方式の内視鏡装置(以下、カバー方式の内視鏡 装置と略記する)1は、チャンネル付き内視鏡カバー(以下、カバーと略記する )2A及びこのカバー2Aに装着されるカバー用内視鏡2Bからなるチャンネル 付き内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバー方式の内視鏡と略記する)2と、 このカバー用内視鏡2Bに照明光を供給する光源装置3と、カバー用内視鏡2B に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、カバー2 Aのチューブを介して送気・送水などを行う流体制御装置5と、カバー2Aにカ バー用内視鏡2Bを装着するために使用されるチャンネル付き内視鏡カバー拡張 器(以下、カバー拡張器と略記する)6と、前記ビデオプロセッサ4により信号 処理された映像信号を表示するモニタ7とから構成され、光源装置3、ビデオプ ロセッサ4、流体制御装置5、拡張器6はカート8に収納され、カート8の上面 にモニタ7が載置されるようになっている。
【0016】 内視鏡検査が行われる場合、清潔なカバー2Aによって清潔なカバー用内視鏡 2Bは覆われ、検査の後にはカバー2Aは廃棄され、一方、カバー用内視鏡2B は、新しい清潔なカバー2Aによって覆われ、繰り返し使用されることが特徴と なる。
【0017】 図2に示すように、上記カバー用内視鏡2Bは、細長で可撓性を有する内視鏡 挿入部(以下、挿入部と略記する)11Bと、この挿入部11Bの基端側に形成 された内視鏡操作部(以下、操作部と略記する)12Bと、この操作部12Bの 側部から延出されたユニバーサルコード13Bとからなり、このユニバーサルコ ード13Bの末端に設けたコネクタ14を前記光源装置3に着脱自在で接続する ことができ、この光源装置3に接続することにより、ユニバーサルコード13B 内を挿通する図示しないライトガイドの末端には光源装置3内部のランプからの 照明光が供給される。また、上記コネクタ14からケーブル16が延出され、こ のケーブル16の末端の信号コネクタ17をビデオプロセッサ4に着脱自在で接 続することができる(図1参照)。さらに、挿入部11Bの外表面には抗菌剤が コーティングされている。尚、挿入部11Bの抗菌剤は、外表面にコーティング したものに限らず、外表面の材質を抗菌剤入りのものにしたものでもよい。
【0018】 操作部12Bにはユニバーサルコード13Bの基端が突出される側面と反対側 に湾曲操作ノブ15が設けられ、この湾曲操作ノブ15を操作することにより、 挿入部11Bの先端側に設けた先端部18a湾曲部を湾曲できるようになってい る。また、操作部12Bには送気・送水スイッチ12a、吸引スイッチ12b、 画像切換スイッチ12c等が設けてあり、それぞれのスイッチを操作することに より、送気・送水、吸引、画像のフリーズ等を行うことができるようになってい る。
【0019】 カバー用内視鏡2Bの先端部18aは、図3に示すように、断面が半円状の先 端構成部20よりなり、その先端構成部20の端面には照明用光学系20aと観 察用光学系20bが設けられている。
【0020】 一方、カバー2Aは、図1に示すように、カバー用内視鏡2Bの挿入部11B 、操作部12B、ユニバーサルコード13Bをそれぞれ被覆する挿入部カバー部 11A、操作部カバー部12A、ユニバーサルコードカバー部(以下コードカバ ー)13Aとから構成される。
【0021】 挿入部カバー部11Aの先端部18bは、図4に示すように、先端構成部19 よりなり、図3に示したカバー用内視鏡11Bの先端部18aの半円形状に合わ せて透明のカバー観察窓21を有し、更にそのカバー観察窓21に向かって開口 する送気送水ノズル26、鉗子出口27が設けられている。この先端構成部19 にはカバー用内視鏡2Bの挿入部11Bを外部環境から隔離するための挿入部カ バー外皮28が気密的に接続されている。
【0022】 図示しないライトガイドの一方の端面に供給された光源装置3からの照明光は 、図3に示すように、挿入部11Bの先端構成部20の前記照明光学系20aの 端面から、挿入部カバー部11Aの先端部のカバー観察窓21を介して前方の被 写体側に出射される。患部等の被写体からの戻り光は、カバー観察窓21を介し て照明光学系20aに隣接して設けられた観察用光学系20bの観察窓に入射す る。
【0023】 観察用光学系20bは、図5に示すように、カバー観察窓21に対向してその 内側に設けられた観察窓22に取り付けられた対物光学系23からなり、この対 物光学系23の焦点面に光学像が結ばれる。
【0024】 この焦点面には、CCD24が配置され、結像された光学像は光電変換され、 挿入部11B及びユニバーサルコード13B内を挿通された信号ケーブル25と 及び信号ケーブル16を経てビデオプロセッサ4に入力され、信号処理された後 、標準的な映像信号が生成され、この映像信号はモニタ7に入力され、表示画面 に被写体像を表示する。
【0025】 前記挿入部カバー外皮28は、耐薬性に優れかつ比較的可撓性の高いポリウレ タン等の軟性樹脂で構成されており(例えば、内径10mm、肉厚0.2mm)、そ の先端側は先端構成部19の後端側外周のエッジ部分に被嵌して接続されている 。この挿入部カバー外皮28の手元側には所定の位置に鉗子挿入口29が設けら れ、拡張チューブ32(図1参照)を接続する拡張チューブ口体33、更にはカ バー保持具10に接続される接続部34等を有した内視鏡操作部固定用口体部3 5が気密的に接続されている。
【0026】 この内視鏡操作部固定用口体部35の手元側35aには、挿入部カバー外皮2 8内部に設けられた内視鏡挿入チャンネル36の開口部37が設けられ、更に、 内視鏡操作部固定用口体部35の先端側をカバーの先端構成部19に連結し、送 気送水ノズル26にそれぞれ連通した送気管路38(例えば、内径1.2mm、肉 厚0.3mm)、送水管路(図示はしないが、例えば、内径1.2mm、肉厚0.3 mm)、鉗子出口27に連通したチャンネル39(例えば、内径3.2mm、肉厚0 .5mm)等の管路が突出している。ここで、送気管路38、送水管路の手元側端 部は、図示しない送気源、送水源に接続されている。これらの管路はPTFE等 の、可撓性が低く曲げ比較的剛性の高い軟性樹脂で構成されており、これらの管 路を合わせた時の曲げ剛性は、前記挿入部カバー外皮28の曲げ剛性より高い。
【0027】 カバー用内視鏡2Bの挿入部11B先端には、先端構成部20に連接して複数 の非円形管状の湾曲駒40をリベット41で連結した湾曲部40aが設けられて いる。湾曲駒40には内方に突出したワイヤー挿通絞り43が湾曲方向にあわせ 設けられている。このワイヤー挿通絞り43内には先端をカバー用内視鏡2Bの 先端構成部20に連結した湾曲操作ワイヤー44が挿通され、湾曲操作ワイヤー 44の後端は操作部12B内の図示しない湾曲装置に接続されている。
【0028】 次にこれらの組立方法について述べる。
【0029】 第1に、先端構成部19に透明の観察窓21を接合した後、後端部に送気管路 38、送水管路(図示せず)、チャンネル39を接続する(PTFE、内径3. 2mm、肉厚0.5mm)。チャンネル39の後端部には内視鏡操作部固定用口体部 35が接続された時、鉗子挿入口29に対応する位置に合わせて、鉗子挿入口2 9の内径より十分に長くかつ内視鏡操作部固定用口体部35とチャンネル39の 嵌合長より短い側穴42が設けられている。
【0030】 第2に、先端構成部19の後端部外周に、カバー用内視鏡の挿入部長さに合わ せて、あらかじめ所定の長さに加工された挿入部カバー外皮28を被嵌し接続す る。
【0031】 第3に、内視鏡操作部固定用口体部35内に送気管路38、送水管路(図示せ ず)、チャンネル39を挿通し、挿入部カバー外皮28の後端部と内視鏡操作部 固定用口体部35の前端部を接続すると同時に、各管路と挿入部カバー外皮28 を内視鏡操作部固定用口体部35に気密に固定する。
【0032】 従って、挿入部カバー外皮28の1部品の長さだけで、先端構成部19と内視 鏡操作部固定用口体部35の距離が定まる組立工程であるため、挿入部カバー部 2Aの長さのばらつきが少なくできる。
【0033】 このように構成された内視鏡カバー方式の内視鏡の作用について説明する。
【0034】 一般的な内視鏡カバーの装着方法と同じように、滅菌された内視鏡カバー2A が梱包された図示しないカバーの保管用パッケージから、挿入部カバー部11A を取り出す。
【0035】 挿入部カバー部11Aにカバー用内視鏡2Bの挿入部11Bを装着する場合及 び挿入部カバー部11Aから挿入部11Bを取り外す場合には、カバー拡張器6 が使用される。
【0036】 このカバー拡張器6は基本的には、図示しない送気ポンプと送気管路で構成さ れ、送気管路の開口端部には拡張チューブ32の基端部が接続される口金が設け てある。このカバー拡張器6は通常、送気を行い続けている。このため、カバー 拡張器6の機能を使用しない場合には、図1に示すように拡張チューブ32の末 端は拡張チューブ口体33とは接続されないで、外気に開口し、空気をリークし ている。
【0037】 そして、挿入部カバー部11Aにカバー用内視鏡2Bを挿入する場合及び取り 外す場合には、拡張チューブ口体33に拡張チューブ32の末端を押し込む操作 を行うことにより気密的に内挿(嵌合)接続され、空気が拡張チューブ口体33 を経て内視鏡挿入チャンネル36に送り込まれ、内視鏡挿入チャンネル36を膨 らますことにより、内視鏡挿入部11Bの挿入と抜去を容易に行うことができる 。
【0038】 この挿入部カバー部11Aにカバー用内視鏡2Bを挿入する場合には、内視鏡 操作部固定用口体部35の上端のフランジ部がカバー保持具10に設けた半円状 の保持部10a(図1参照)で保持された状態にして、内視鏡操作部固定用口体 部35からカバー用内視鏡2Bの挿入部11Bを挿入する操作を行うことにより 容易に装着することができる。
【0039】 このように本実施例のカバー方式の内視鏡装置1によれば、送気管路、送水管 路、チャンネル等の管路を合わせた時の曲げ剛性は、挿入部カバー外皮の曲げ剛 性より高くしているので、カバー用内視鏡の挿入部の可撓性バランスを崩すこと なく、安価で、挿入部カバー部が座屈しにくい構造にすることができ、操作性及 び取り扱い性を向上させることができる。また、カバー外皮の耐性を使い捨て用 として必要十分なものに抑えることができるので、製造原価を低減させるできる 。
【0040】 さらに、カバー外皮の先端側で、先端構成部19の後端側外周のエッジ部分を 被嵌して覆っているため、エッジ部分が外部に露出せず、体腔内を傷つけること がない。
【0041】 次に第2実施例について説明する。図6は本考案の第2実施例に係るカバー方 式の内視鏡の主要部の構成を示す断面図である。
【0042】 第2実施例は、第1実施例と殆ど同じであるので、異なる構成のみ説明し、同 一の構成には同じ符号を付け、説明は省略する。
【0043】 図6に示すように、第2実施例の挿入部カバー部の先端部18bは、先端構成 部19に接続された第1の送気管路38a、送水管路(図示せず)、チャンネル 39aはその後端部を内視鏡操作部固定用口体部35aに接続している。チャン ネル39aの外周面には、螺旋上に溝50が設けられている。更に第2の送気管 路38b、送水管路(図示せず)、チャンネル39bが、内視鏡操作部固定用口 体部35aの後端部から突出している。ここで、先端構成部19の後端面51と 内視鏡操作部固定用口体部35aの前端面52との間の第1の送気管路38a、 送水管路(図示せず)、チャンネル39aの各管路の距離L1に対し、カバー外 皮28の距離L2は若干長く設定されている。その他の構成、作用は第1実施例 と同じである。
【0044】 このように構成された第2実施例のカバー方式の内視鏡装置によれば、挿入部 カバー部内のチャンネルに螺旋上の溝を設けたので、カバー部の座屈耐性を向上 させるためチャンネルの剛性を高めても、カバー部全体の可撓性を低くすること がなく、ひいては装着時カバー用内視鏡の可撓性バランスを崩して、挿入性を悪 化させることがない。
【0045】 また、チャンネル等の管路の距離L1より、カバー外皮の距離L2を長くした ためチャンネル等の管路が、カバー部内で弛んでカバー用内視鏡の装着性を悪く することがない。
【0046】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の内視鏡カバー方式の内視鏡によれば、管状部材は 、内部に軟性のチャンネル管を備え、前記チャンネル管の剛性を前記管状部材の 剛性より高くしたので、チャンネル付き内視鏡カバーの座屈を防止することがで き、安価で、取り扱い性に優れ、挿入部の操作性が向上するという効果がある。
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案の内視鏡カバー方式の内視鏡は、先端構成部と基端構成部とを軟性の管 状部材で気密に接続した内視鏡カバーに、内視鏡を装着する内視鏡カバー方式の 内視鏡であって、前記管状部材は、内部に軟性のチャンネル管を備え、前記チャ ンネル管の剛性を前記管状部材の剛性より高くする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 この内視鏡操作部固定用口体部35の手元側35aには、挿入部カバー外皮2 8内部に設けられた内視鏡挿入チャンネル36の開口部37が設けられ、更に、 内視鏡操作部固定用口体部35の先端側をカバーの先端構成部19に連結し、送 気送水ノズル26にそれぞれ連通した送気管路38(例えば、内径1.2mm、肉 厚0.3mm)、送水管路(図示はしないが、例えば、内径1.2mm、肉厚0.3 mm)、鉗子出口27に連通したチャンネル39(例えば、内径3.2mm、肉厚0 .5mm)等の管路が突出している。ここで、送気管路38、送水管路の手元側端 部は、図示しない送気源、送水源に接続されている。これらの管路はPTFE等 の、可撓性が低く曲げ剛性の比較的高い軟性樹脂で構成されており、これらの管 路を合わせた時の曲げ剛性は、前記挿入部カバー外皮28の曲げ剛性より高い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 このように本実施例のカバー方式の内視鏡装置1によれば、送気管路、送水管 路、チャンネル等の管路を合わせた時の曲げ剛性は、挿入部カバー外皮の曲げ剛 性より高くしているので、カバー用内視鏡の挿入部の可撓性バランスを崩すこと なく、安価で、挿入部カバー部が座屈しにくい構造にすることができ、操作性及 び取り扱い性を向上させることができる。また、カバー外皮の耐性を使い捨て用 として必要十分なものに抑えることができるので、製造原価を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るカバー方式の内視鏡
を備えたカバー方式の内視鏡装置の構成を示す全体図で
ある。
【図2】本考案の第1実施例に係るカバー用内視鏡の構
成を示す外観図である。
【図3】本考案の第1実施例に係るカバー用内視鏡の先
端部の外観を示す外観図である。
【図4】本考案の第1実施例に係る挿入部カバー部の先
端部の外観を示す外観図である。
【図5】本考案の第1実施例に係るカバー方式の内視鏡
の主要部の構成を示す断面図である。
【図6】本考案の第2実施例に係るカバー方式の内視鏡
の主要部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式の内視鏡 2A…カバー 2B…カバー用内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッッサ 5…流体制御装置 6…カバー拡張器 7…モニタ 8…カート 10…カバー保持具 11A…挿入部カバー部 11B…挿入部 12A…操作部カバー部 12B…操作部 13A…ユニバーサルコードカバー部 13B…ユニバーサルコード 14…コネクタ 15…湾曲走査ノブ 19…挿入部カバー部の先端構成部 20…カバー用内視鏡の先端構成部 21…カバー観察窓 22…観察窓 23…対物光学系 24…CCD 27…鉗子出口 28…挿入部カバー外皮 29…鉗子挿入口 33…拡張チューブ口体 35…内視鏡操作部固定用口体部 36…内視鏡挿入チャンネル 37…開口部 38…送気管路 39…チャンネル 40…湾曲駒 41…リベット 40a…湾曲部 43…ワイヤー挿通絞り 44…湾曲操作ワイヤー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式の内視鏡 2A…カバー 2B…カバー用内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッッサ 5…流体制御装置 6…カバー拡張器 7…モニタ 8…カート 10…カバー保持具 11A…挿入部カバー部 11B…挿入部 12A…操作部カバー部 12B…操作部 13A…ユニバーサルコードカバー部 13B…ユニバーサルコード 14…コネクタ 15…湾曲操作ノブ 19…挿入部カバー部の先端構成部 20…カバー用内視鏡の先端構成部 21…カバー観察窓 22…観察窓 23…対物光学系 24…CCD 27…鉗子出口 28…挿入部カバー外皮 29…鉗子挿入口 33…拡張チューブ口体 35…内視鏡操作部固定用口体部 36…内視鏡挿入チャンネル 37…開口部 38…送気管路 39…チャンネル 40…湾曲駒 41…リベット 40a…湾曲部 43…ワイヤー挿通絞り 44…湾曲操作ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端構成部と基端構成部とを軟性の管状
    部材で気密に接続した内視鏡カバーに、内視鏡を装着す
    る内視鏡カバー方式の内視鏡であって、 前記管状部材は、内部に軟性のチャンネル管を備え、 前記チャンネル管の剛性は、前記管状部材の剛性より高
    いことを特徴とする内視鏡カバー方式の内視鏡。
JP1993004277U 1993-02-12 1993-02-12 内視鏡カバー方式の内視鏡 Expired - Lifetime JP2587238Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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