JPH0662611U - Ｂｓアンテナの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ＢＳアンテナの方位角および仰角の調整を自在
に行え、ＢＳアンテナを取付ける固定杆の建屋等への取
付け角度がいかようであってもアンテナの向きを常に適
正に対応させられる。 【構成】支持枠４を、主体部片５の一方の片面側に設け
た挾持部片６，６と他の一方の片面側に設けた支持部片
７，７とで構成する。挾持部片６，６間に建屋等に設け
た固定杆１の先端部を挾持させ、これら第一ボルト杆８
と第一締付ナット９によって締付け自在に組付ける。す
なわち、支持枠４の固定杆１に対する横方向の角度（Ｂ
Ｓアンテナの方位角）を自在に設定できることになる。
支持部片６，６間にはＢＳアンテナＡに設けた取付部片
１０を介在させ、支軸１１とナット１２によって締付け
自在にする一方、支持部片６，６に設けた前記支軸１１
を中心とする円弧状の長孔１３に第二ボルト杆１４を通
して該ボルト杆１４に螺合した第二締付ナット１５によ
って締付け可能としてある。すなわち、ＢＳアンテナは
支軸１１を中心にして回動せられ、仰角調整が自在に行
われる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はＢＳアンテナを建屋壁面あるいはベランダの桟、笠木等を利用して取 付けるためのＢＳアンテナの支持装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、実公昭５７−３３６１７号公報所載のもののようにアンテナの仰角を 調整するようにした構造のものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の従来例は仰角調整しかできず、方位角の調整装置を備えていないため、 適切な方位に設定できる個所にしかアンテナを設置できず、また、設置個所を得 られたとしてもアンテナの支持材を適切な方位に一致させて建屋等に取付けねば ならないため支持材の建屋等への取付け作業が煩雑となる。

【０００４】 本考案は斯様な従来例の欠点を除去した、ＢＳアンテナの支持装置を提供する ことを目的とする。

【０００５】

【課題が解決するための手段】

主体部片の一方の片面側に一対の挾持部片を縦方向に、他の一方の片面側に一 対の支持部片を横方向にそれぞれ並べて突設して金属製の支持枠を構成し、この 支持枠の挾持部片間に係合した固定杆の先端部と挾持部片に、一方の挾持部片側 より貫通させて他の一方の挾持部片側より突出させた第一ボルト杆の先端に、挾 持部片を固定杆先端部に締付け可能にして第一締付けナットを螺合すると共に、 支持部片間にＢＳアンテナに設けた取付部片を係合して支軸によって回動可能に 枢着し、前記支持部片それぞれに設けた、支軸を中心とする円弧状の長孔に一方 を通じて前記取付部片に第二ボルト杆を貫通させ、他の一方の長孔より、突出す る第二ボルト杆の先端に前記支持部片を取付部片に締付け可能に第二締付けナッ トを螺合した構成とする。

【０００６】

【実施例】

図面は本考案に係るＢＳアンテナの支持装置の一実施例を示し、図１は正面図 、図２は図１の一部拡大図、図３は図２の平面図、図４は第二実施例の正面図で ある。

【０００７】 １は一端に台盤２を備えた固定杆で、固定杆１はＵ字ボルト３を用いてベラン ダの笠木８０に前記台盤２において固定してある。本考案は、このように建屋側 に固定した固定杆１の先端部に金属製の支持枠４を用いてＢＳアンテナＡを支持 するものであって、支持枠４は金属板４を二次加工して成形したもので、主体部 片５の一方の片面側に一対の挾持部片６，６を縦方向に並設し、他の一方の片面 側に一対の支持部片７，７を横方向にして並設して構成したものである。

【０００８】 この支持枠４の挾持部片６，６間に前記固定杆１の先端部を係合するようにし て組合わせ、一方の挾持部片６を通じて固定杆１の先端部に第一ボルト杆８を貫 通させ、他の一方の挾持部片６より突出する第一締付ナット９を締付け可能に螺 合して支持枠４を固定杆１先端部に組付ける。前記のＢＳアンテナＡの背面に取 付部片１０を設け、この取付部片１０を固定杆１に組付けた支持枠４の前記支持 部片７，７間に係合し、ボルト杆より成る支軸１１を一方の支持部片７を通じて 取付部片１０に貫通させ、他の一方の支持部片７より突出する支軸１１の先端に ナット１２を螺合して組付けると共に、支持部片７，７に設けた支軸１１を中心 とする円弧状の長孔１３，１３の一方から第二ボルト１４を支持部片７および前 記取付部片１０を貫通させ、他の一方から突出する第二ボルト杆１４の第二締付 ナット１５を締付け可能に螺合することによってＢＳアンテナＡを支持枠４に組 付ける。

【０００９】 なお、図４で示す第２実施例のものは、第一実施例が固定杆１を水平方向に配 してあるに対し垂直方向に配し、該固定杆１の先端に溝状の補助枠１６をボルト １７およびナット１８によって締付け、該補助枠１６に支持枠４の挾持部片６を 組付けるようにしたものである。

【００１０】 しかして、第一ボルト杆８を中心にしてＢＳアンテナＡを組付けた支持枠４を 回動させて方位角を決めた後、第一締付ナット９によって挾持部片６を固定杆８ 先端部に締付け固定して前記の方位角設定状態を維持させた後、第二ボルト杆１ ４を中心にＢＳアンテナＡを回動させて仰角を決めた後、ナット１２を締付ける と共に、第二締付ナット１５を締付けて支持部片７を取付部片１０に固定して前 記の仰角設定状態を維持させるのである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は前記の通りの構成であるからＢＳアンテナの方位角および仰角の調整 を自在に行うことができるので、固定杆の建屋等への取付け角度がいかようであ ってもアンテナの向きを常に適正に対応させられ、従って、ＢＳアンテナの設置 場所を自由に選択することができ実用的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図。

【図２】図１の一部拡大図。

【図３】図２の平面図。

【図４】第二実施例の正面図。

【符号の説明】

１ 固定杆 ４ 支持枠 ５ 主体部片 ６ 挾持部片 ７ 支持部片 ８ 第一ボルト杆 ９ 第一締付ナット １０ 取付部片 １１ 支軸 １３ 長孔 １４ 第二ボルト杆 １５ 第二締付ナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主体部片の一方の片面側に一対の挾持部
   片を縦方向に、他の一方の片面側に一対の支持部片を横
   方向にそれぞれ並べて突設して金属製の支持枠を構成
   し、この支持枠の挾持部片間に係合した固定杆の先端部
   と挾持部片に、一方の挾持部片側より貫通させて他の一
   方の挾持部片側より突出させた第一ボルト杆の先端に、
   挾持部片を固定杆先端部に締付け可能にして第一締付け
   ナットを螺合すると共に、支持部片間にＢＳアンテナに
   設けた取付部片を係合して支軸によって回動可能に枢着
   し、前記支持部片それぞれに設けた、支軸を中心とする
   円弧状の長孔に一方を通じて前記取付部片に第二ボルト
   杆を貫通させ、他の一方の長孔より、突出する第二ボル
   ト杆の先端に前記支持部片を取付部片に締付け可能に第
   二締付けナットを螺合した、ＢＳアンテナの支持装置。