JPH0662591U - プリント基板取付用スペーサ - Google Patents

プリント基板取付用スペーサ

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JPH0662591U
JPH0662591U JP227793U JP227793U JPH0662591U JP H0662591 U JPH0662591 U JP H0662591U JP 227793 U JP227793 U JP 227793U JP 227793 U JP227793 U JP 227793U JP H0662591 U JPH0662591 U JP H0662591U
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
shaft
spacer
diameter
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Application number
JP227793U
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English (en)
Inventor
紳一郎 梅村
勲 清水
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板と相手部品との隙間寸法の規格
が異なる場合であっても最小限の種類のスペーサによっ
て取付けできるようにする。 【構成】 スペーサ10は、下部から順次縮径する三段
の軸部14a〜14cからなる軸体14と、下段軸14
aと中段軸14bと上段軸14cのそれぞれの上端部に
一体的に設けられた弾性係止片16a,16b,16c
とを備える一方、前記プリント基板18には前記各軸部
14a〜14cの径d1 〜d3 に応じた幅D1 〜D3
取付孔20a〜20cが開口され、前記スペーサ10を
プリント基板18に取付た状態では、前記取付孔20a
〜20cが該当する径の軸部の下端面に当接するまで挿
通され、かつ前記各軸部の直上に配置された前記弾性係
止片16の下部両側により前記プリント基板18の表面
に押圧支持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリント基板を相手部品に対して所定の間隔をもって設置するた めのスペーサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板を例えば金属製の筐体などの相手部品に所定の間隔を保って取付 けるための構造としては、相手部品に突設されたボス部にネジで取付るのが一般 的であるが、最近では図3に示すように、樹脂等により形成されたスペーサ1を 用いて固定する場合も多い。
【0003】 このスペーサ1は、軸部1aの一端に設けられたクリップ部2を、プリント基 板3に形成された取付孔4に圧入、挿通させることにより、プリント基板3上に 突出したクリップ部2が弾性拡開し、プリント基板3が軸部1aの上端面とクリ ップ部2の下端部との間に狭持されて抜止めされる構造である。
【0004】 この構造によれば、相手部品5に対する取付けがワンタッチで行えるので、取 付作業の省力化を図ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなスペーサを用いた取付構造にあっては、前記スペー サ1の軸部1aの長さによって、相手部品5とプリント基板3との隙間寸法Hが 定まってしまう。したがって、輸出仕様の製品など絶縁距離等の規格が出荷先に よって異なる場合には、それらの各々の仕様を満たす隙間寸法Hに合わせた高さ のスペーサをいちいち用意する必要があり、製作コストの点や部品在庫管理上問 題となっていた。
【0006】 そこで、この考案は、前記プリント基板と相手部品との隙間寸法の規格が異な る場合であっても最小限の種類で対応できるプリント基板取付用スペーサを提供 するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためにこの考案は、プリント基板に形成された取付孔に挿 入されて該プリント基板を対象物から所定の間隔だけ隔離させて設置するための プリント基板取付用スペーサにおいて、該スペーサは外径の異なる複数の軸部を 上方に向けて順次縮径するように階段状に連接してなる軸体と、前記各軸部の上 端部より径方向外方へ突設された弾性係止片とよりなり、前記プリント基板の前 記取付孔は階段状に連接する前記軸部の内の何れかの軸部の径より若干大きく形 成される一方、当該軸部の下方の軸部の径よりも小さい寸法に形成され、前記ス ペーサを前記プリント基板の前記取付孔に挿入したときに前記プリント基板は前 記取付孔の径よりも大きな寸法の前記軸部の上端面と前記弾性係止片とによって 狭持されるようにしてなるものである。
【0008】 好ましくは、前記弾性係止片は、その延出方向端部に一体的に突設されて前記 プリント基板に設けられた位置決め孔に係合する係止爪を有するものとする。
【0009】
【作用】
以上の構成によれば、プリント基板側の取付孔の形状寸法を前記スペーサ側の 該当する軸部の外径に対応して形成しておくことによって、プリント基板は当該 軸部の下方に位置する1個または複数個の軸部の合計長さに基づいて定められる 間隔をもって相手部品に対して取付られるとともに弾性係止片によって抜け止め されることとなり、各軸部の長さや軸部の数を適宜選択することによって、所要 の取付間隔を得ることができる。
【0010】 また、前記弾性係止片に係止爪を、プリント基板に該係止爪と係合する位置決 め孔をそれぞれ設ければ、スペーサをプリント基板に圧入した状態で係止爪を前 記位置決め孔に嵌入することにより、プリント基板がスペーサ回りに回転するこ とを防止する回り止め機能をも果たすことができる。
【0011】
【実施例】
以下この考案の一実施例につき添付図面を用いて詳細に説明する。 図1,図2は、プリント基板と取付相手部品との隙間寸法を三種類選択できる ように構成した本考案に係るプリント基板取付用スペーサを示す。
【0012】 図1において、この考案によるスペーサ10は、ナイロン,ポリエチレン,ポ リプロピレンなどの樹脂成形体であって、ボス部12の上部に一体に突設された 軸体14と、軸体14に一体に設けられた三対の弾性係止片16a,16b,1 6cとからなっている。
【0013】 軸体14は、ボス部12とその上方にこれより小径であり、かつ上部側に向け て順次縮径するように階段状に連接してなる三段の軸部、すなわち下段軸14a ,中段軸14b,上段軸14c(外径d1 >d2 >d3 )とからなっており、下 段軸14aと中段軸14bと上段軸14cのそれぞれの上端部に前記弾性係止片 16a,16b,16cが一体的に設けられている。
【0014】 本実施例にあっては、各弾性係止片16a〜16cは、側面視で略錨状をなし 、それぞれの軸部の径方向外方に下部側に向けて傾斜して設けられているととも に、その両端下部には係止爪17a〜17cがそれぞれ一体的に垂設されている 。
【0015】 以上のスペーサ10に対して、プリント基板18としては取付孔の形状寸法が 異なる三種類が用意される。すなわち、各プリント基板18のスペーサ取付位置 には、それぞれ前記各段の軸部14a〜14cの外径d1 ,d2 ,d3 に応じて 短軸方向の寸法がこれらと等しいかやや広い幅D1 ,D2 ,D3 に設定された長 孔状の角形取付孔20が開口されている。これら各取付孔20の長軸方向の寸法 は、各弾性係止片16a〜16cの両端長さと等しいかやや短く設定され、各弾 性係止片16a〜16cをその長手方向に沿って挿通あるいは弾性歪曲しつつ挿 通可能としている。
【0016】 さらに、各取付孔20の短軸方向両側において、プリント基板18の表面には 、一対の位置決め孔21が貫通形成されている。この位置決め孔21は、前記そ れぞれの係止片16a〜16cに設けられた係止爪17a〜17cに対応して形 成されたものである。
【0017】 なお、図1では取付孔20の形成箇所は一ケ所のみについて拡大して示してい るが、各取付孔20および位置決め孔21はプリント基板18を安定に支持し得 る所要数(例えばプリント基板一枚あたり四箇所に)形成すればよい。
【0018】 以上の構成において、一番大きな幅D1 を有する取付孔20aが形成されたプ リント基板18にスペーサ10を圧入すると、各弾性係止片16a〜16cは弾 性歪曲されつつプリント基板18の下面が下段軸14aの下端(下段軸14aよ りも大径のボス部12の肩部)に当接するまで挿通される。そして、挿通完了状 態では最下部の弾性係止片16aが弾性復帰してその軸部の径方向外方の端末下 部両側が前記プリント基板18の表面に当接し、この押圧支持力によってプリン ト基板18は抜止めされる。
【0019】 この状態でスペーサ10を90°回動すると、係止爪17aが位置決め孔21 に弾撥的に嵌合されてプリント基板18の回り止め機能を果たす。
【0020】 本実施例では、相手部品22とプリント基板18との隙間寸法H1 はボス部1 2の高さに対応する。
【0021】 同じく、2番目の幅D2 の取付孔20bが形成されたプリント基板18にスペ ーサ10を圧入すると、図2(b)に示すように下段軸14aの上端面に当接し 、前記と同じくスペーサ10を90°回動させることによって、係止片16bの 位置決めと回り止めがなされる。本実施例では、相手部品22とプリント基板1 8との隙間寸法H2 は、ボス部12の高さと下段軸14aの高さとの和に対応す る。
【0022】 さらに、図2(c)は一番小さな幅D3 を有する取付孔20cが形成されたプ リント基板18に前記と同様にスペーサ10を圧入した状態を示すもので、本実 施例では、相手部品22とプリント基板18との隙間寸法H3 は、ボス部12の 高さと下段軸14aおよび中段軸14bの高さとの和に対応する。
【0023】 なお、本実施例では三種類の隙間寸法H1 〜H3 について適宜選択できる構成 について説明したが、軸部の段数とそれぞれの軸部の長さとを適宜組合せること によって、種々の隙間寸法に対応できるように構成することができるのは言うま でもない。
【0024】
【考案の効果】
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案によるプリント基板取付 用スペーサによれば、プリント基板側の取付孔の形状寸法を前記スペーサ側の該 当する軸部の外径に対応して形成しておくことによって、プリント基板は当該軸 部の下方に位置する1個または複数個の軸部の合計長さに基づいて定められる間 隔をもって相手部品に対して取付られるとともに弾性係止片によって抜け止めさ れることとなり、各軸部の長さや連接する軸部の数を適宜選択することによって 、所要の取付間隔を得ることができるので、従来のように出荷先の規格仕様に応 じたスペーサを何種類も用意する必要がなく、製品コストの上昇を抑えられると ともに在庫管理が簡単になる利点がある。
【0025】 また、前記弾性係止片に係止爪を、プリント基板に該係止爪と係合する位置決 め孔をそれぞれ設ければ、スペーサをプリント基板に圧入した状態で係止爪を前 記位置決め孔に嵌入することにより、プリント基板がスペーサ回りに回転するこ とを防止する回り止め機能をも付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるプリント基板取付用スペーサと
プリント基板との関係を示す分解斜視図である。
【図2】(a),(b),(c)は本考案に係るプリン
ト基板取付用スペーサを用いてプリント基板を相手部品
に取付けた状態を示す部分側断面図である。
【図3】従来のスペーサを用いたプリント基板の取付構
造を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
10 スペーサ 12 ボス部 14 軸体 14a 下段軸 14b 中段軸 14c 上段軸 16a,16b,16c 弾性係止片 17a,17b,17c 係止爪 18 プリント基板 20a,20b,20c 取付孔 21 位置決め孔 22 相手部品 H1 〜H3 隙間寸法

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に形成された取付孔に挿入
    されて該プリント基板を対象物から所定の間隔だけ隔離
    させて設置するためのプリント基板取付用スペーサにお
    いて、 該スペーサは外径の異なる複数の軸部を上方に向けて順
    次縮径するように階段状に連接してなる軸体と、前記各
    軸部の上端部より径方向外方へ突設された弾性係止片と
    よりなり、 前記プリント基板の前記取付孔は階段状に連接する前記
    軸部の内の何れかの軸部の径より若干大きく形成される
    一方当該軸部の下方の軸部の径よりも小さい寸法に形成
    され、 前記スペーサを前記プリント基板の前記取付孔に挿入し
    たときに前記プリント基板は前記取付孔の径よりも大き
    な寸法の前記軸部の上端面と前記弾性係止片とによって
    狭持されるようにしてなることを特徴とするプリント基
    板取付用スペーサ。
  2. 【請求項2】 前記弾性係止片は、その延出方向端部に
    一体的に突設されて前記プリント基板に予め設けられた
    位置決め孔に係合する係止爪を有することを特徴とする
    請求項1に記載のプリント基板取付用スペーサ。
JP227793U 1993-02-01 1993-02-01 プリント基板取付用スペーサ Pending JPH0662591U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538503A (ja) * 2002-09-06 2005-12-15 ノキア コーポレイション コネクタ
KR20180134317A (ko) * 2018-11-14 2018-12-18 엘지이노텍 주식회사 열변환장치
WO2021141423A1 (ko) * 2020-01-08 2021-07-15 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 팩, 전자 디바이스, 및 자동차

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JP2005538503A (ja) * 2002-09-06 2005-12-15 ノキア コーポレイション コネクタ
KR20180134317A (ko) * 2018-11-14 2018-12-18 엘지이노텍 주식회사 열변환장치
WO2021141423A1 (ko) * 2020-01-08 2021-07-15 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 팩, 전자 디바이스, 및 자동차

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