JPH0662388B2 - メ−キヤツプ化粧料 - Google Patents

メ−キヤツプ化粧料

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JPH0662388B2
JPH0662388B2 JP59043543A JP4354384A JPH0662388B2 JP H0662388 B2 JPH0662388 B2 JP H0662388B2 JP 59043543 A JP59043543 A JP 59043543A JP 4354384 A JP4354384 A JP 4354384A JP H0662388 B2 JPH0662388 B2 JP H0662388B2
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titanium dioxide
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solid
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重則 熊谷
福二 鈴木
重晴 武藤
和久 大野
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Shiseido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、隠蔽力があり且つ自然な仕上りとなめらかな
使用感を有するメーキャップ化粧料を提供するものであ
る。さらに詳しくは、平均粒子径が2.0乃至20μで且つ
最小粒子径が0.2μ以上である二酸化チタンを配合する
ことにより、従来の二酸化チタンのもつ欠点をなくした
優れたメーキャップ化粧料に関する。
白色顔料中最も古いものは鉛白であったが、鉛白には毒
性と硫化物による変色という欠点があり、次第に亜鉛華
がとって代った。その後、さらに隠蔽力の高い二酸化チ
タンが出現し、現在では塗料や化粧料には欠くことので
きない原料となっている。
二酸化チタン原料はアナタス型、ルチル型ともに可視光
線に対してはほとんど吸収がないので白色であり、屈折
率はアナタス型2.55、ルチル型2.70といずれも白色顔料
中最大である。また市販の顔料用二酸化チタンの粒径
は、紫外線防止剤として用いられる微粒子(通常0.1μ
以下)のものは別として、一般にアナタス型で平均0.2
μ、ルチル型で平均0.25μであり、これが最も散乱効果
の大きい粒子径とされている。
このように白色顔料用二酸化チタンは散乱効果が大き
く、しかも屈折率が大きいので、着色力、隠蔽力を必要
とされるメーキャップ化粧料には必ず配合される。とこ
ろが、このような化粧料は皮膚に塗布した場合、厚化粧
にならざるを得ず、不自然な仕上りで化粧上好ましくな
いと云われている。この原因は主として原料用二酸化チ
タンの光学的特性の背反現象として生ずるものであると
考えられる。
さらに、このような二酸化チタンを多量に配合して、中
皿等に圧縮成形した固形粉末状化粧料は、使用していく
うちにパクト表面が固化するケーキングという現象を起
しやすくパフどれが悪くなったり、使用性の面でものび
が重くなるなどの欠点を有する。
本発明者等は現在一般に使用されている白色顔料用二酸
化チタンの約2倍以上の平均粒子径、すなわち平均粒子
径が2.0から20μで且つ最小粒子径が0.2μ以上の二酸化
チタンを配合することにより上述した欠点をなくしたメ
ーキャップ化粧料を完成した。
粉白粉、固形白粉、固形ファンデーション、固形アイシ
ャドーや乳化ファンデーションあるいは口紅、頬紅に配
合される二酸化チタン量は通常10重量%以下、油性コン
パクトファンデーションやそれをスティック状にしたス
ティックファンデーションあるいはスティック状アイシ
ャドーに配合される二酸化チタン量は通常約20重量%以
下であるが、本発明に用いられる二酸化チタンは45重量
%まで配合することができ、好ましくは5から40重量%
である。
従来のメーキャップ化粧料と比較して、本発明によるメ
ーキャップ化粧料は仕上り状態が自然で、ファンデーシ
ョンで特に嫌らわれている厚化粧に見える不自然さが顕
著に改善された。また使用性の面においてものびが軽く
なめらかで、さらに固形粉末状化粧料で問題となるケー
キングも全く起すことはなかった。
以下、実施例でさらに詳細に説明する。
実施例1 固形ファンデーション マイカ 50 (重量
%) タルク 15 アナタス型二酸化チタン 20 (平均粒径2.4μ)*1 酸化鉄 3.5 流動パラフィン 6 ラノリン 4 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.5 香料 適 量 防腐剤 〃 (製法) マイカ、タルク、二酸化チタン、酸化鉄をブレンダーで
よく混合しながら、ソルビタンセスキオレイン酸エステ
ル、香料、防腐剤、ラノリンを流動パラフィンに溶解し
たものを添加したのち、粉砕し、加圧成型する。
*1 粒度分布を図1に示した。測定機は島津製作所製
セディグラフ、分散剤は0.05%ヘキサメタリン酸ソーダ
である(以下、図2〜図5についても同じ)。
比較例1 固型ファンデーション マイカ 56.5(重量%) タルク 20 市販アナタス型二酸化チタン(顔料用)*2 8.5 酸化鉄 3.5 流動パラフィン 6 ラノリン 4 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.5 香 料 適 量 防腐剤 〃 (製法)実施例1に同じ。
*2 粒度分布を図2に示した。
実施例1及び比較例1を用いて、18才から50才の女性50
名を対象とし、使用性の官能評価を行なった結果の平均
値を下記第1表に示す。評価項目は、(イ)のび、(ロ)肌へ
のつき、(ハ)つや、(ニ)カバー力(ホ)仕上りの自然さ、(ヘ)
ケーキングのしやすさ、(ト)総合評価の7項目である。
この結果は、本発明品がのび、つや、仕上りの自然さに
極めて優れており、且つケーキングを全く起さないとい
う優れた特性を有することを示している。
実施例2 油性ファンデーション (重量%) マイカ 10 カオリン 10 ルチル型二酸化チタン(平均粒径9.8μ)*3 30 酸化鉄 4.5 カルナバロウ 1.5 固形パラフィン 5.5 スクワラン 22 シリコーン油 15 ソルビタンセスキオレート 1.5 香 料 適量 防腐剤、酸化防止剤 〃 *3 粒度分布を図3に示した。
(製 法) スクワラン、シリコーン油、ソルビタンセスキオレー
ト、防腐剤、酸化防止剤を混合する。その中にマイカ、
カオリン、二酸化チタン、酸化鉄を添加し分散する。カ
ルナバロウ、固形パラフィンを添加し、加熱溶解後、十
分混合する。その後、脱気し、香料を添加して中皿に充
填する。
実施例2は、仕上りが自然であると同時にのびが非常に
よくなめならかな使用性であった。一般にファンデーシ
ョンののびを改良るためには球状の有機粉末を配合する
が、本発明の二酸化チタンを配合したものは有機粉末よ
りものびが良好であった。
実施例3 固形白粉 (重量%) タルク 39 マイカ 15 ルチル型二酸化チタン(平均粒径19μ)*5 40 流動パラフィン 4 ラノリン 2 顔 料 適量 香 料 〃 *5 粒度分布を図5に示した。
(製 法) 実施例1に準じる。
実施例3で得られた白粉は小さな皮膚の欠点を覆いかく
す傾向があり且つ不自然さのない仕上りで脂浮きを抑え
る効果があった。
比較例2 実施例3の平均粒径19μの二酸化チタンに代えて平均
粒径30μのルチル型二酸化チタンを40%配合した以
外は実施例3と同様にして比較例2を得た。
実施例1、比較例1と同様に、実施例3、比較例2につ
いて使用性の官能評価をおこなった。結果を下記表2に
示す。
表2からわかるように、本発明は二酸化チタンを40%
と多量に配合しても使用性等が良好であるが、二酸化チ
タンの粒径が30μまで大きくなるとつきが悪くなり、
のびについてはザラついた感じが出てきて好ましくな
い。
【図面の簡単な説明】
図1、3、4は本発明で用いる二酸化チタンの粒度分
布、図2は一般市販の二酸化チタンの粒度分布を示す図
面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−114505(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒子径が2.0乃至20μで且つ最小
    粒子が0.2μ以上である薄片状以外の二酸化チタンを
    含有することを特徴とするメーキャップ化粧料。
JP59043543A 1984-03-07 1984-03-07 メ−キヤツプ化粧料 Expired - Fee Related JPH0662388B2 (ja)

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