JPH0662154U - 車両用キー装置 - Google Patents

車両用キー装置

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Publication number
JPH0662154U
JPH0662154U JP275793U JP275793U JPH0662154U JP H0662154 U JPH0662154 U JP H0662154U JP 275793 U JP275793 U JP 275793U JP 275793 U JP275793 U JP 275793U JP H0662154 U JPH0662154 U JP H0662154U
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JP
Japan
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key
code
magnet
vehicle
preset
Prior art date
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Pending
Application number
JP275793U
Other languages
English (en)
Inventor
史男 田中
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Publication date
Application filed by 株式会社カンセイ filed Critical 株式会社カンセイ
Priority to JP275793U priority Critical patent/JPH0662154U/ja
Publication of JPH0662154U publication Critical patent/JPH0662154U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくして機械的構造を簡単にす
ることができるとともに、組立作業を簡単にすることの
でき、しかも機械的故障をなくすことのできる車両用キ
ー装置を提供する。 【構成】 車両に設けたキーシリンダ20に差し込まれ
るキー10に、予め設定したIDコードをマグネット1
5a,15b…の配列で形成したコード部を設けた車両用
キー装置であって、コード部13,14のマグネット1
5a,15b…を検出する磁気抵抗素子22a〜22f,23
a〜23fをキーシリンダ20に設け、磁気抵抗素子22
a〜22f,23a〜23fの検出からIDコードを求める
とともに、この求めたIDコードと予め設定したIDコ
ードとを照合するエンジン始動制御装置33を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンの始動に用いられ車両用キー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両用キー装置として図5に示すものが知られている。図5におい て、1は車両に設けられたキーシリンダで、このキーシリンダ1はシリンダ本体 2とキー溝3aが形成されたロータ3とを備えている。
【0003】 ロータ3には複数のピン孔4…が設けられており、シリンダ本体2には、ロー タ3のピン孔4…と対向した位置にピン孔5…が設けられている。各ピン孔5内 にはマグネットピン6が移動可能に配置され、各マグネットピン6はスプリング 7によってピン孔4に挿入するように付勢されている。
【0004】 ロータ3のキー溝3aに差し込まれるキー8には、ピン孔4…と対向した位置 にマグネット9…がそれぞれ埋め込まれている。そして、各マグネット9の磁力 により各マグネットピン6に斥力が働くと、各マグネットピン6がスプリングに 抗してピン孔5内に退避した状態となる。これにより、ロータ3がキー8操作に より回転可能となり、エンジンを始動させることができることとなる。
【0005】 また、マグネットピン6の1つでもピン孔4に入った状態にあるとロータ3は 回転不能となり、キー8操作によりエンジンを始動させることができないように なっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両用キー装置にはっては、各ピン孔5内にマグネ ットピン6を移動可能に配置するとともにスプリング7によってピン孔4に挿入 するように付勢し、ピン6の移動によってロータ3を回転可能にしたり回転不能 にしたりしているので部品点数が多く、機械的構造が複雑になるという問題があ った。また、各ピン孔5の径が小さいのでその組立作業が非常に厄介であるとい う問題もあった。
【0007】 さらに、マグネットピン6を移動させるため、長期間の使用によりその移動が スムーズに行われなくなり、機械的故障が多い等の問題があった。
【0008】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、部品点数を少 なくして機械的構造を簡単にすることができるとともに、組立作業を簡単にする ことのでき、しかも機械的故障をなくすことのできる車両用キー装置を提供する ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するため、車両に設けたキーシリンダに差し込ま れるキーに、予め設定したIDコードをマグネットの配列で形成したコード部を 設けた車両用キー装置であって、 前記コード部のマグネットを検出する検出手段を前記キーシリンダに設け、 前記検出手段の検出からIDコードを求めるとともに、この求めたIDコード と予め設定したIDコードとを照合する照合手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
この考案は、上記構成により、検出手段がコード部のマグネットを検出し、照 合手段がその検出からIDコードを求めるとともに、この求めたIDコードと予 め設定したIDコードとを照合する。
【0011】
【実施例】
以下、この考案に係る車両用キー装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1および図2において、10は車両に設けた樹脂製のキーシリンダ20に差 し込まれるキーで、このキー10はキー本体11と把手部12とを有している。
【0013】 キー本体11の上側と下側(図1において)には、コード部13,14が設け られ、このコード部13,14に孔13a〜13f,14a〜14fが形成されている 。孔13a,14aはヘッダー用の孔で孔13aにはマグネット15aが設けら、孔 14aにはマグネットは設けられていない。
【0014】 そして、孔13b〜13f,14b〜14fがIDコード用の孔であり、これら孔 13b〜13f,14b〜14fに設けるマグネットの有無の組合せ、すなわちマグ ネットの配列によりIDコードを設定するものである。この実施例では、例えば 孔13b〜13eと孔14b,14c,14fにマグネット15b〜15e,16b,16c, 16fが設けられている。また、この実施例では孔13b〜13f,14b〜14fが 10個あるので1024通りのIDコードを設定することが可能である。
【0015】 キーシリンダ20には、キー10をステアリングロック位置に差し込んだ際に キー10の各孔13a〜13f,14a〜14fと対向する位置に孔21aがそれぞれ 形成され、これら孔21aに強磁性体からなる導磁板21がそれぞれ設けられて いる。そして、キーシリンダ20の外周側であって導磁板21に当接する位置に は磁気抵抗素子(検出手段)22a〜22f,23a〜23fの蒸着板が設けられて いる。24,25はキーシリンダ20に組み付けられたガラス基板で、磁気抵抗 素子22a〜22f,23a〜23fはこのガラス基板24,25に蒸着させて形成し たものである。
【0016】 このように、磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fを蒸着させたガラス基 板24,25をキーシリンダ20に組み付けたものであるから、その組み付け作 業は至って簡単なものとなる。
【0017】 磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fは磁界によって抵抗値が変化するも のである。すなわち、マグネットの有無により抵抗値が変わる。
【0018】 31,32は磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fの抵抗値の変化を検出し てマグネットの有無を判断する判断回路、33は判断回路31,32が判断した マグネットの有無からマグネットの配列を求めるとともにその配列のIDコード を求め、この求めたIDコードと予め設定したIDコードとを参照して、その求 めたIDコードが設定したIDコードと一致した場合にエンジン始動許可信号を 出力するエンジン始動制御装置(照合手段)である。
【0019】 次に、上記実施例のキー装置の作用について説明する。
【0020】 キー10をキーシリンダ20のロック位置に差し込むと、すなわち、キー本体 11が図2に示すようにキーシリンダ20の所定位置まで差し込まれると、磁気 抵抗素子22a〜22f,23a〜23fと孔13a〜13f,14a〜14fとがそれぞ れ対向した状態となる。このとき、磁気抵抗素子22aがマグネット15aを検出 し、かつ、磁気抵抗素子23aがマグネットを検出しないので、この条件を満た したとき、エンジン始動制御装置33はキー本体11が所定位置まで差し込まれ たと判断する。
【0021】 一方、磁気抵抗素子22b〜22f,23b〜23fはマグネットの有無により抵 抗値が変化し、判断回路31,32がその抵抗値の変化からマグネットの有無を 判断する。
【0022】 エンジン始動制御装置33は、キー本体11が所定位置まで差し込まれたと判 断すると、判断回路31,32が判断したマグネットの有無により、マグネット の配列を求めるとともにこの配列のIDコードを求め、この求めたIDコードと 予め設定したIDコードとを参照して、それらIDコードが一致した場合にエン ジン始動許可信号を出力する。そして、キー10をスタート位置へ回すと、エン ジン始動装置(図示せず)はエンジン始動許可信号の出力を条件にエンジンを始動 させる。
【0023】 判断回路31,32が判断したマグネットの有無により求めたIDコードが予 め設定したIDコードとが一致していない場合、エンジン始動制御装置33はエ ンジン始動許可信号を出力しない。したがって、キー10をスタート位置へ回し てもエンジン始動装置はエンジンを始動させない。
【0024】 ところで、この実施例では、磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fにより キー10に設けたマグネットの有無を抵抗値の変化として検出させ、この抵抗値 の変化からマグネットの有無を判断して、IDコードを求めるようにしたもので あるから、従来のように機械的に移動するマグネットピンを設ける必要がなく、 またマグネットピンを移動させるためのスプリングを設ける必要がない。このた め、部品点数を減らすことができるとともに、機械的な移動部がないことにより 機械的構造が簡単なものとなり、その組立作業は簡単なものとなる。また、機械 的移動部がないため、機械的な故障は生じないこととなる。
【0025】 図3は第2実施例を示したもので、これはマグネット35…をキー本体11の 上下(図3において)に対称に配列し、磁気抵抗素子22a〜22fを片側だけに 設けてキー10を上下逆に差し込んでもIDコードが読めるようにしたものであ る。
【0026】 図4は第3実施例を示したもので、この実施例では、キー本体11の片側にマ グネット41…を配列し、キーシリンダ20の両側(上下)に磁気抵抗素子22 a〜22f,23a〜23fを設けたものである。このものも、キー10を上下逆に 差し込んでもIDコードが読めるようにしたものである。
【0027】 なお、図3および図4に示すものは、マグネットの配置位置がヘッダー用を除 いていずれも5箇所なので、IDコードは32通りとなる。
【0028】 上記実施例は、磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fでマグネットを検出 しているが、これに限らず例えばホール素子で検出するようにしてもよいことは 勿論である。
【0029】 また、マグネットをキー本体11に設けているが、把手部12の傾斜部12a に設けてもよい。この場合、磁気抵抗素子22a〜22f,23a〜23fをその傾 斜部12aと対向する位置に設ける。
【0030】
【考案の効果】
この考案によれば、マグネットを検出する検出手段をキーシリンダに設け、こ の検出手段の検出からIDコードを求めるとともに、この求めたIDコードと予 め設定したIDコードとを照合する照合手段を設けたものであるから、従来のよ うに機械的に移動するマグネットピンを設ける必要がなく、またマグネットピン を移動させるためのスプリングを設ける必要がない。このため、部品点数を減ら すことができるとともに、機械的な移動部がないことにより機械的構造が簡単な ものとなり、その組立作業は簡単なものとなる。また、機械的な移動部がないこ とにより機械的な故障は生じないこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるキーの構成を示した断面図、
【図2】この考案のキー装置の実施例の構成を示したブ
ロック図、
【図3】第2実施例の構成を示したブロック図、
【図4】第3実施例の構成を示したブロック図、
【図5】従来の車両用キー装置の構成を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
10 キー 15a〜15f マグネット 16b〜16e マグネット 20 キーシリンダ 22a〜22f 磁気抵抗素子(検出手段) 23a〜23f 磁気抵抗素子(検出手段) 33 エンジン始動制御装置(照合手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けたキーシリンダに差し込まれる
    キーに、予め設定したIDコードをマグネットの配列で
    形成したコード部を設けた車両用キー装置であって、 前記コード部のマグネットを検出する検出手段を前記キ
    ーシリンダに設け、 前記検出手段の検出からIDコードを求めるとともに、
    この求めたIDコードと予め設定したIDコードとを照
    合する照合手段を設けたことを特徴とする車両用キー装
    置。
JP275793U 1993-02-04 1993-02-04 車両用キー装置 Pending JPH0662154U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP275793U JPH0662154U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 車両用キー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP275793U JPH0662154U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 車両用キー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0662154U true JPH0662154U (ja) 1994-09-02

Family

ID=11538219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP275793U Pending JPH0662154U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 車両用キー装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0662154U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118186A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Sensatec Co Ltd 電子錠前
WO2008129788A1 (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Nobuyuki Yamamoto 電子ロックシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118186A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Sensatec Co Ltd 電子錠前
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