JPH0662108A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH0662108A
JPH0662108A JP21185992A JP21185992A JPH0662108A JP H0662108 A JPH0662108 A JP H0662108A JP 21185992 A JP21185992 A JP 21185992A JP 21185992 A JP21185992 A JP 21185992A JP H0662108 A JPH0662108 A JP H0662108A
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Hiroyuki Kusaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば飛行機や電車などに乗車しているとき
や自動車を運転しているときやコンサートの会場にいる
ときなど、電話に出たくても出ることができない状況に
ある場合、通話チャンネルに入ることなく、電話をかけ
てきた相手の電話番号やメッセージを自動的に記録でき
るデジタル携帯電話システムにおける電話装置を提供す
る。 【構成】 制御部7により実現される通知手段は、簡易
留守番モード時に着信したときに、発呼者側に対してメ
ッセージ情報を転送して簡易留守番モードになっている
ことを通知する。制御部7により実現される検知手段
は、通知手段からのメッセージ情報を受け取った発呼者
側からの電話番号とメッセージ情報とを検知する。メモ
リ14は、検知手段により検知された電話番号およびメ
ッセージ情報を記憶する。表示部17は、メモリ14に
記憶された電話番号およびメッセージ情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル携帯電話シ
ステム、すなわち送信情報に発呼者の電話番号およびメ
ッセージ情報についての情報が付加される通信システム
に使用される携帯型や自動車型の電話装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話システムにおける電話装
置は、いわゆる留守番電話機能のようなものを移動機内
に備えていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の携帯
電話システムにおける電話装置では、例えば飛行機や電
車などに乗車しているときや自動車を運転しているとき
やコンサートの会場にいるときなど、電話に出たくても
出ることができない状況にある場合、電話がかかってこ
ないようにする手段は一般には施されていなかった。ま
た電話装置の全機能を停止させておく方式が一部に存在
しているが、その場合、その間に電話をかけてきた相手
やメッセージの有無などを知ることができないという問
題があった。
【0004】また、電話がかかってきたときに、自動的
に通話チャンネルに入ってメッセージ処理を実行すると
いう方式が例えばISDNなどで採用されているが、こ
れでは通話チャンネルに入るので、電波の有効利用とい
う観点からは好ましくなかった。本発明はかかる事情に
鑑みて成されたものであり、例えば飛行機や電車などに
乗車しているときや自動車を運転しているときやコンサ
ートの会場にいるときなど、電話に出たくても出ること
ができない状況にある場合、通話チャンネルに入ること
なく、電話をかけてきた相手の電話番号やメッセージを
自動的に記録できるディジタル携帯電話システムにおけ
る電話装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信情報に発
呼者の電話番号およびメッセージ情報についての情報が
付加される通信システムに使用される携帯型や自動車型
の電話装置であって、簡易留守番モード時に着信したと
きに発呼者側に対してメッセージ情報を転送して簡易留
守番モードになっていることを通知する通知手段と、こ
の通知手段からのメッセージ情報を受け取った発呼者側
からの電話番号とメッセージ情報とを検知する検知手段
と、この検知手段により検知された電話番号およびメッ
セージ情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された電話番号およびメッセージ情報を報知する報知手
段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】通知手段は、簡易留守番モード時に着信したと
きに、発呼者側に対してメッセージ情報を転送して簡易
留守番モードになっていることを通知する。検知手段
は、通知手段からのメッセージ情報を受け取った発呼者
側からの電話番号とメッセージ情報とを検知する。記憶
手段は、検知手段により検知された電話番号およびメッ
セージ情報を記憶する。報知手段は、記憶手段に記憶さ
れた電話番号およびメッセージ情報を報知する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における電話装置の
構成図で、この電話装置は、アンテナ1と、受信系のR
F・IF部2と、復調器3と、受信系のTDMA処理回
路4と、D/A変換回路5と、音声処理回路6と、制御
部7と、PLL周波数シンセサイザ部8と、A/D変換
回路9と、送信系のTDMA処理回路10と、変調器1
1と、送信系のRF・IF部12と、メモリ13,14
と、リアルタイム時計部15と、キー部16と、表示部
17と、リンガー18と、スピーカ19と、マイクロホ
ン20とを備えている。受信系において、RF・IF部
2は、RFフィルタやRFアンプやMIX回路やIFフ
ィルタやIFアンプなどからなり、アンテナ1から入力
された高周波信号のうち所定の周波数帯域の信号を取り
出して増幅し、制御部7からの制御信号によりPLL周
波数シンセサイザ部8からの信号に基づいて基準クロッ
クを作出し、この基準クロックと高周波信号とをミキシ
ングし、トランジスタの非直線部分を使って発生する周
波数スペクトラムの差分のみを取り出す。復調器3は、
ゲートアレイやDSP(ディジタルシグナルプロセッ
サ)などで構成されるデータ復調回路を含んでおり、R
F・IF部2からの周波数信号をπ/4シフト4相QP
SK復調する。TDMA処理回路4は、復調器3からの
信号をTDMA処理し、音声信号部分をVSELP処理
すると共に、メッセージなどの制御データ部分に対して
復号や誤り訂正などの処理を行う。D/A変換回路5
は、TDMA処理回路4からのディジタルの音声信号を
アナログの音声信号に変換する。音声処理回路6は、D
/A変換回路5からのアナログ信号に対して増幅処理や
インピーダンス変換を施し、リンガー18やスピーカ1
9に供給する。制御部7は、TDMA処理回路4からの
制御データをメモリ13に格納し、その制御データに基
づいて処理を行う。一方、送信系において、ユーザーに
より発せられたマイクロホン20からの音声は、音声処
理回路6を介してA/D変換回路9に送られ、アナログ
の音声信号がディジタル信号に変換されるとともにVS
ELP処理が行われる。制御部7は、メモリ13内の各
種テーブルを用いて、メッセージなどのデータに対して
コード変換や誤り訂正を行う。TDMA処理回路10
は、制御部7からのデータやA/D変換回路9からの音
声信号をTDMA処理する。変調器11は、TDMA処
理回路10からの信号をπ/4シフト4相QPSK変調
する。RF・IF部12は、変調器11からの信号を設
定チャンネルに応じた信号とミキシングし、必要な周波
数成分だけを取り出し、電力増幅し、出力分だけを効率
よくアンテナ1を通して送出する。なお、メモリ13
は、各種テーブルや受信した制御データなどを例えば図
2のように記憶する。メモリ14は、ユーザーにより登
録された任意数の相手の名前と電話番号とを対応させて
例えば図3のように記憶している。リアルタイム時計部
15は、タイムスタンプ用の時計制御を行う。キー部1
6は、入力されるキーの制御を行う。表示部17は、L
EDやLCDなどの表示素子(図示せず)を制御する。
また制御部7は、簡易留守番モード時に着信したときに
相手に対してメッセージ情報を転送して簡易留守番モー
ドになっていることを通知する通知手段や、通知手段か
らのメッセージ情報を受け取った発呼者側からの電話番
号とメッセージ情報とを検知する検知手段を実現してお
り、検知手段により検知された電話番号およびメッセー
ジ情報とその検知時刻とをメモリ14に記憶させる。
【0008】次に上記電話装置の受信動作の要部につい
て、図4のフローチャートを参照しながら説明する。ユ
ーザーにより簡易留守番キーがオンされ、待ち受け中に
着信メッセージを受信すると(ステップS1)、簡易留
守番モードになっているか否かを判断する(ステップS
2)。この場合簡易留守番モードになっているので、呼
び出し音を鳴らさず、シグナルまたはキーパッドファシ
リティのメッセージを転送することによって相手側に簡
易留守番モードであることを知らせ(ステップS3)、
所定時間を計時するタイマーをスタートさせる(ステッ
プS4)。なお、シグナルおよびキーパッドファシリテ
ィは、RCR STD−27Aに準拠している。シグナ
ルは、網が端末に対してトーンや呼び出し信号を生成す
るような情報を伝達するもので、図5のような構造をし
ており、図6のような内容である。キーパッドファシリ
ティは、端末キーパッドにより設定されたIA5キャラ
クタを運ぶため、あるいはユーザーが網に対してPB信
号の送出の要求を行うために用いるもので、図7のよう
な構造をしており、図8のような内容である。次にメッ
セージや相手の発信者の電話番号を受信したか否かを判
断し(ステップS5)、受信すればそれをメモリ14に
格納する(ステップS6)。また、メモリ14を検索し
て発信者の電話番号と一致する電話番号があるか否かを
調べ、あれば相手の名前を電話番号と対応させてメモリ
14に記憶させる。次に確認メッセージを転送し(ステ
ップS7)、切断メッセージを送信および受信して(ス
テップS8)、切断状態に入る。次にメモリ14に記憶
したメッセージがあるか否かを判断し(ステップS
9)、あればLEDを点滅させると共に、メッセージの
件数をLCDに表示し(ステップS10)、待ち受け状
態に戻る。なお、ステップS9において、メモリ13に
記憶したメッセージがないと判断すれば、待ち受け状態
に戻る。またステップS5において、メッセージや相手
の発信者の電話番号を受信していないと判断すれば、タ
イマーがタイムアウトしたか否かを判断し(ステップS
11)、タイムアウトしていればステップS8に進み、
タイムアウトしていなければステップS5に戻る。また
ステップS2において、簡易留守番モードになっていな
いと判断すれば、通常の着呼動作に進んで呼び出し音を
鳴らし、通話チャンネルに入ってユーザーが話をする
(ステップS12)。
【0009】次に上記電話装置の発信動作の要部につい
て、図9のフローチャートを参照しながら説明する。先
ず発信し(ステップS21)、簡易留守番モードのメッ
セージを受信するか、呼び出し確認メッセージを受信す
るかをモニターする(ステップS22)。簡易留守番モ
ードのメッセージを受信すれば、LCDに簡易留守番モ
ードの表示をし(ステップS23)、ユーザーに通知す
る。これによりユーザーがキー入力によってメッセージ
を入力すると(ステップS24)、入力されたメッセー
ジを電話番号と共に転送し(ステップS25)、所定時
間のタイマーをスタートさせる(ステップS26)。次
に確認メッセージを受信したか否かを判断し(ステップ
S27)、受信すれば切断メッセージを送信および受信
して切断動作に入り(ステップS28)、待ち受け状態
に戻る。なお、ステップS27において確認メッセージ
を受信していないと判断すれば、タイマーがタイムアウ
トしているか否かを判断し(ステップS29)、タイム
アウトしていればステップS28に進み、タイムアウト
していなければステップS27に戻る。またステップS
22において呼び出し確認メッセージを受信すれば、通
常の発信動作に入り、通話チャンネルに移行する(ステ
ップS30)。
【0010】以上の動作の概略を図10に示す。着呼側
のユーザーは、LEDの点滅によりメッセージの受信を
知ることができ、またLCDの表示によりメッセージの
件数を知ることができる。したがって、例えばカーソル
キーにより、メモリ14の内容を上位から順番にLCD
に表示させる。このとき、時刻と電話番号との間、およ
び電話番号とメッセージとの間には、記憶するときにそ
れぞれ終了コードが書き込まれているので、それを読み
取ることによって認識できる。
【0011】このように、簡易留守番モード時に着信し
たときに発呼者側に対してメッセージ情報を転送して簡
易留守番モードになっていることを通知する通知手段
と、通知手段からのメッセージ情報を受け取った発呼者
側からの電話番号とメッセージ情報とを検知する検知手
段とを制御部7により実現し、検知手段により検知され
た電話番号およびメッセージ情報をメモリ14に記憶
し、メモリ14に記憶された電話番号およびメッセージ
情報をLCDにより表示するので、例えば飛行機や電車
などに乗車しているときや自動車を運転しているときや
コンサートの会場にいるときなど、電話に出たくても出
ることができない状況にある場合、電話をかけてきた相
手の電話番号やメッセージを自動的に記録でき、後でそ
の内容を確認できることから、電話をかけてきた相手や
用件を随時知ることができるので非常に便利である。し
かも通話チャンネルに入ることなく上記の処理を実行す
るので、通話チャンネル用の周波数を使用することがな
く、電波の有効利用を図ることができる。
【0012】また本実施例のように、電話番号から相手
の名前を検索して記憶するように構成すれば、相手の電
話番号を覚えておく必要がないので非常に便利である。
また本実施例のように、電話番号やメッセージと共に着
信時刻を記憶して表示すれば、いつ電話がかかってきた
かを知ることができるので非常に便利である。またメモ
リ14の記憶内容を利用して、電話をかけてきた相手に
後で自動的に発信することも容易に行える。
【0013】また上記実施例ではメモリ14の内容をL
CDにより表示したが、本発明はこのような構成に限定
されるものではなく、例えば音声により報知してもよ
く、あるいはLCD表示と音声報知とを任意に切り換え
可能に構成してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信情報に発呼者の電話番号およびメッセージ情報につい
ての情報が付加される通信システムに使用される携帯型
や自動車型の電話装置であって、簡易留守番モード時に
着信したときに発呼者側に対してメッセージ情報を転送
して簡易留守番モードになっていることを通知する通知
手段と、通知手段からのメッセージ情報を受け取った発
呼者側からの電話番号とメッセージ情報とを検知する検
知手段と、検知手段により検知された電話番号およびメ
ッセージ情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶さ
れた電話番号およびメッセージ情報を報知する報知手段
とを備えたので、例えば飛行機や電車などに乗車してい
るときや自動車を運転しているときやコンサートの会場
にいるときなど、電話に出たくても出ることができない
状況にある場合、電話をかけてきた相手の電話番号やメ
ッセージを自動的に記録でき、後でその内容を確認でき
ることから、電話をかけてきた相手や用件を随時知るこ
とができるので非常に便利である。しかも通話チャンネ
ルに入ることなく上記の処理を実行するので、通話チャ
ンネル用の周波数を使用することがなく、電波の有効利
用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電話装置の構成図で
ある。
【図2】受信データなどの記憶内容の説明図である。
【図3】電話帳の記憶内容の説明図である。
【図4】本発明の一実施例における電話装置の受信動作
の要部を説明するフローチャートである。
【図5】シグナルの構造の説明図である。
【図6】シグナルの内容の要部の説明図である。
【図7】キーパッドファシリティーの構造の説明図であ
る。
【図8】キーパッドファシリティーの内容の要部の説明
図である。
【図9】本発明の一実施例における電話装置の発信動作
の要部を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例における電話装置の動作の
概略の説明図である。
【符号の説明】
7 制御部 13 メモリ 14 メモリ 17 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信情報に発呼者の電話番号およびメッ
    セージ情報についての情報が付加される通信システムに
    使用される携帯型や自動車型の電話装置であって、 簡易留守番モード時に着信したときに発呼者側に対して
    メッセージ情報を転送して簡易留守番モードになってい
    ることを通知する通知手段と、 前記通知手段からのメッセージ情報を受け取った発呼者
    側からの電話番号とメッセージ情報とを検知する検知手
    段と、 前記検知手段により検知された電話番号およびメッセー
    ジ情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された電話番号およびメッセージ情
    報を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする電話
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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